11 / 137
1章 夢現ダンジョン
10話【少年と少女】
しおりを挟む
「俺は梶原宗次郎。中3で、ヒナとは幼馴染なんだ」
僕たちに何度もお礼を言って、真っ赤な目をした少年は、ようやく名乗って少女との関係を説明した。
「助けてくれてありがとうございます。綾川雛実です。宗次郎くんのひとつ下の中2です」
少女も涙を拭いながら自己紹介をする。
彼らもやはり、自宅の布団で眠った途端、白い部屋で説明を受け、見知らぬ大人2人とパーティーを組んで1階を何とか協力して攻略したらしい。
亡くなった大人2人は白木真大学生《戦士》、三峰綾香OL《炎魔術師》。小部屋での戦闘後、開けた宝箱にモンスターを呼ぶ罠があり、既に怪我を負っていた白木が死に、三峰が何とか奮戦するもモンスターと相打ち。
残り1体を宗次郎くんが雛実ちゃんを庇いながらなんとか最後の1体を倒したが、2人とも瀕死の重傷を負っていて、意識を失ったらしい。HPが宗次郎くんより少ない雛実ちゃんは回復魔術が間に合わなかったようだ。
それでもギリギリだった。雛実ちゃんだけでも、助けられてよかった。
「白木…さんと綾姉さんは……」
「残念だけど、私達が来た時にはもう手遅れだったんだ。すまない」
原国さんが詫びる。僕らがもっと早く着いていれば、と思うが、それは驕りかもしれない。
後からこうすればよかった、と思うことはあっていい。だけどそれは次のためのことであって、自分を責める材料にするな、というのが僕の母の教えだった。
全てを自分の思うままにすることなど出来ないし、それを出来たかもしれないと今と未来を潰すのは最悪の驕りだよ、と言っていたのを思い出す。
「じゃあ、もう2人とも目が覚めたのかな……?」
雛実ちゃんがぽつりと呟く。
彼らはこれがただの夢だと思っている。ここで死亡した人間が、現実でも死亡することを、知らない。
僕たちは、何も言わなかった。
今しがた死ぬような目にあって、パーティーメンバーを失った子供に、それを告げることは余りに残酷すぎる。
だから僕らは、その呟きに真実も、嘘も
――何も、言えなかった。
僕たちもそれぞれ、彼らに自己紹介をする。 どうやら2人とも僕らの高校が志望校らしい。2人が少し笑顔を見せてくれた。
原国さんは職業を明かし、武藤さんは職業を伏せた。
宗次郎くんはサッカー少年らしく、スキルは攻撃時にモンスターからアイテムを奪うスティール、職業は《盗賊レベル2》、個体レベルは3だった。
装備は初期装備の短刀で攻撃力+5で防具はなし。
雛実ちゃんはサッカー部のマネージャーで、スキルは任意の1人のスピードを上げるスピードバフ、職業は《補助師レベル3》職業スキルで敵1体のスピードを落とすスピードデバフを職業スキルで得ていて、個体レベルは同じく3だった。
こちらは初期装備はなかった。
どうやら攻撃系スキルがないと初期装備は得られないらしい。僕も有坂さんも初期装備はなにもなかった。
「坊主、嬢ちゃんだとちょっと誰かわかんねーよなあ……ンー……坊主、嬢ちゃん、宗次郎、雛実ちゃん、って呼ぶがいいか?」
僕、有坂さん、宗次郎くん、雛実ちゃんの順に指差しながら呼び名を確認する。
「じゃあ僕らも、宗次郎くん、雛実ちゃんて呼ぶね」
少し笑って言ってみる。武藤さんは、空気が重い時、率先して明るく振舞ってくれる。それに僕はほっとする。
こんな兄がいたなら、きっと毎日とても楽しいだろうと思う。
2人が頷いて、小さく照れたように笑う。
ほんの少し和やかな空気になった。原国さんはそれを眺めて、微笑む。
宗次郎君も雛実ちゃんも、ここで死んだ人間が現実で死ぬと思ってはいない。死んだら目が覚めるだけだと、ただの、リアルな夢なんだと思っている。
既にパーティーメンバーが死亡しているので、真実を今は伝えない。
ショックが大きすぎて、動けなくなる恐れがあるからだ。
もし伝えるのであれば、クリア直前だろうか。
原国さんが部屋に散らばったモンスターコインを拾い、2人に渡す。
僕と有坂さんは上着を2人に渡した。少し大きいが、2人の制服は血まみれで、破けたり穴が開いている。そのままでは辛いだろう。
志望校の制服の上着を着て、彼らが何だか少し嬉しそうで、ほっとする。
「まあ呼び方も決まったことだし、俺たちと一緒に行こうぜ」
武藤さんの声に2人が頷く。
皆に言って、僕らの防具をいくつか彼らに渡し、装備して貰った。
武器も僕が最初に装備した、星3のナイフを宗次郎くんに渡す。
「あの、こんな装備、1階にあったんですか?」
宗次郎君が防具や武器に驚いて言う。
「その辺は秘密だな。保護する代わりってことで。後、別に敬語とかはいいぞ。しゃべりやすい話し方でいいからな」
さらりと武藤さんがかわした。さすがだ。僕は隠し事が苦手なのでもごもごしてしまった。
それを見て有坂さんが笑う。
「宝箱の中身をとったら、進みましょう」
原国さんがまとめる声に頷いて、宗次郎くんが宝箱からアイテムをとる。
スキルスクロール気配察知。何と3つ目だ。案外出やすいスキルなのか、それともある種の必須スキルなのか。
宗次郎くんがスキルを覚え、僕たちは殺戮のあった小部屋を後にした。
僕たちに何度もお礼を言って、真っ赤な目をした少年は、ようやく名乗って少女との関係を説明した。
「助けてくれてありがとうございます。綾川雛実です。宗次郎くんのひとつ下の中2です」
少女も涙を拭いながら自己紹介をする。
彼らもやはり、自宅の布団で眠った途端、白い部屋で説明を受け、見知らぬ大人2人とパーティーを組んで1階を何とか協力して攻略したらしい。
亡くなった大人2人は白木真大学生《戦士》、三峰綾香OL《炎魔術師》。小部屋での戦闘後、開けた宝箱にモンスターを呼ぶ罠があり、既に怪我を負っていた白木が死に、三峰が何とか奮戦するもモンスターと相打ち。
残り1体を宗次郎くんが雛実ちゃんを庇いながらなんとか最後の1体を倒したが、2人とも瀕死の重傷を負っていて、意識を失ったらしい。HPが宗次郎くんより少ない雛実ちゃんは回復魔術が間に合わなかったようだ。
それでもギリギリだった。雛実ちゃんだけでも、助けられてよかった。
「白木…さんと綾姉さんは……」
「残念だけど、私達が来た時にはもう手遅れだったんだ。すまない」
原国さんが詫びる。僕らがもっと早く着いていれば、と思うが、それは驕りかもしれない。
後からこうすればよかった、と思うことはあっていい。だけどそれは次のためのことであって、自分を責める材料にするな、というのが僕の母の教えだった。
全てを自分の思うままにすることなど出来ないし、それを出来たかもしれないと今と未来を潰すのは最悪の驕りだよ、と言っていたのを思い出す。
「じゃあ、もう2人とも目が覚めたのかな……?」
雛実ちゃんがぽつりと呟く。
彼らはこれがただの夢だと思っている。ここで死亡した人間が、現実でも死亡することを、知らない。
僕たちは、何も言わなかった。
今しがた死ぬような目にあって、パーティーメンバーを失った子供に、それを告げることは余りに残酷すぎる。
だから僕らは、その呟きに真実も、嘘も
――何も、言えなかった。
僕たちもそれぞれ、彼らに自己紹介をする。 どうやら2人とも僕らの高校が志望校らしい。2人が少し笑顔を見せてくれた。
原国さんは職業を明かし、武藤さんは職業を伏せた。
宗次郎くんはサッカー少年らしく、スキルは攻撃時にモンスターからアイテムを奪うスティール、職業は《盗賊レベル2》、個体レベルは3だった。
装備は初期装備の短刀で攻撃力+5で防具はなし。
雛実ちゃんはサッカー部のマネージャーで、スキルは任意の1人のスピードを上げるスピードバフ、職業は《補助師レベル3》職業スキルで敵1体のスピードを落とすスピードデバフを職業スキルで得ていて、個体レベルは同じく3だった。
こちらは初期装備はなかった。
どうやら攻撃系スキルがないと初期装備は得られないらしい。僕も有坂さんも初期装備はなにもなかった。
「坊主、嬢ちゃんだとちょっと誰かわかんねーよなあ……ンー……坊主、嬢ちゃん、宗次郎、雛実ちゃん、って呼ぶがいいか?」
僕、有坂さん、宗次郎くん、雛実ちゃんの順に指差しながら呼び名を確認する。
「じゃあ僕らも、宗次郎くん、雛実ちゃんて呼ぶね」
少し笑って言ってみる。武藤さんは、空気が重い時、率先して明るく振舞ってくれる。それに僕はほっとする。
こんな兄がいたなら、きっと毎日とても楽しいだろうと思う。
2人が頷いて、小さく照れたように笑う。
ほんの少し和やかな空気になった。原国さんはそれを眺めて、微笑む。
宗次郎君も雛実ちゃんも、ここで死んだ人間が現実で死ぬと思ってはいない。死んだら目が覚めるだけだと、ただの、リアルな夢なんだと思っている。
既にパーティーメンバーが死亡しているので、真実を今は伝えない。
ショックが大きすぎて、動けなくなる恐れがあるからだ。
もし伝えるのであれば、クリア直前だろうか。
原国さんが部屋に散らばったモンスターコインを拾い、2人に渡す。
僕と有坂さんは上着を2人に渡した。少し大きいが、2人の制服は血まみれで、破けたり穴が開いている。そのままでは辛いだろう。
志望校の制服の上着を着て、彼らが何だか少し嬉しそうで、ほっとする。
「まあ呼び方も決まったことだし、俺たちと一緒に行こうぜ」
武藤さんの声に2人が頷く。
皆に言って、僕らの防具をいくつか彼らに渡し、装備して貰った。
武器も僕が最初に装備した、星3のナイフを宗次郎くんに渡す。
「あの、こんな装備、1階にあったんですか?」
宗次郎君が防具や武器に驚いて言う。
「その辺は秘密だな。保護する代わりってことで。後、別に敬語とかはいいぞ。しゃべりやすい話し方でいいからな」
さらりと武藤さんがかわした。さすがだ。僕は隠し事が苦手なのでもごもごしてしまった。
それを見て有坂さんが笑う。
「宝箱の中身をとったら、進みましょう」
原国さんがまとめる声に頷いて、宗次郎くんが宝箱からアイテムをとる。
スキルスクロール気配察知。何と3つ目だ。案外出やすいスキルなのか、それともある種の必須スキルなのか。
宗次郎くんがスキルを覚え、僕たちは殺戮のあった小部屋を後にした。
21
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
追放された無能テイマーの英雄譚〜騎士団に雇われてスライム無双を始めたら落ちぶれた元仲間が戻ってこいと言ってきたので、返り討ちにしてやります〜
無名 -ムメイ-
ファンタジー
「アルト。お前のような役立たずは俺のパーティーには必要ない。出て行ってくれ」
俺とカインは昔からの友人で、ともに冒険者になろうと誓い合った仲だ。しかしFランク冒険者である俺は若くしてSランクに昇格したカインにパーティーから追い出されることになる。
故郷に帰った俺だったが何もかもが嫌になり、家に引きこもるようになっていた。数ヶ月のときが経ち、俺の前に女騎士が姿を現す。
「――勇者アルト! キミにはぜひとも私たちと一緒に、魔物と戦ってもらいたい」
「あなたにしか出来ないことです。どうか、私たちに力を貸してはもらえませんか?」
ん? 俺が勇者だって? 何のことか分からないまま、俺は女騎士に戦場へ連れて行かれてしまう。
だが、俺には【魔物生産】というスキルがあった。冒険者時代にはまともに使わせてもらえなかったスキルだが、引きこもっている間にひっそりと練習していた。
「……アルトさん。これ、気のせいかもしれないんですけど、スライムたち連携して戦っていませんか?」
「よく分かったな。あいつらには役割があって、主に四つに分かれてる。陽動・防御・攻撃。そして、司令塔。まあ、司令塔が居なくてもあいつらは意識的に繋がってるから何の問題もないけど」
「アルトさん。もしかしてあのスライムの群れ、私たち騎士団より強いのではないでしょうか?」
「かもしれないな。あいつら、魔物を倒すたびに強くなってるし」
俺は自分の魔力を消費して千に迫る数のスライムを作り出し、数百を超える魔物の群れを一気に殱滅する。そして俺は女騎士たちと行動をともにするようになった。
そんな俺とは裏腹に、俺をパーティーから追放したカインは、暴力事件を起こしたせいで牢屋に収監されていた。
これは役立たずだとパーティーから追放された俺が女だらけの騎士団に雇われて、魔物に日常を脅かされている人々を助ける英雄譚。
この作品は小説家になろうにも投稿しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる