428 / 430
【続編②】青空
しおりを挟む
~翌日~
「そっか、ここで暮らすのか。」とユキトが言った。
空とレオが心配だったユキトは、一人でクヌギの家までやって来たのだった。
「うん。色々考えたけど、それが1番安全かなって。」
空はそう答えた。
「ボクはちょっと不満があるけど、ソラの事を考えるとそれが良いのかなって。」
レオは少し不服そうに言った。
「はは、珍しいな。いつもクールなレオが膨れてる。」
ユキトはレオの様子を見て笑った。
「レオってさ、意外と子供っぽいところあるんだよ?」
空もくすりと笑って言った。
「どうせ子供ですよ。」
レオは、ぷいとそっぽを向いた。
空は「いじけないで」と言いながらレオの頬を人差し指でぷにぷにとつついた。
「じゃあ俺は帰るよ。他にもやらなきゃいけない案件が盛り沢山だからさ。何かあったらいつでも連絡してな!」
「うん、本当に色々とありがとう!」
「元気でね!」
ユキトと別れた空とレオが家に戻ろうとすると、調度クヌギがでてきた。
「友達とお別れは済んだのか?」
「うん!」と空は答えた。
「よし、じゃあ今日から3人での生活だ。バーの経営、しっかり手伝ってもらうからな。」
「ボク達、未成年だからお酒は飲めませんよ?」
「従業員は飲まなくていいさ。しかし、酒の味も知らんとは、やっぱり子供だな。」
「理性がポッキー並みのクヌギさんに言われたくありません。」
クヌギとレオはまたバチバチになる。
こんな感じでやっていけるのかなと空は不安になるが、それ以上に楽しみだった。
「ケンカしないで仲良くやろうよっ」
空は2人に笑顔を振りまく。
その笑顔があまりにも可愛くて、レオもクヌギも何も言えなくなってしまう。
空は、ようやく手に入れた自由を噛み締め、空を見上げた。
そこには雲ひとつない清々しいほどの空が無限に広がっていた。
END
作者です。
これでひとまず一区切りとなります。
またそのうち続きを書きたいと思っています。
見たいシチュエーションなどございましたら、是非コメントをお願いします。
ここまで読んで頂き、本当にありがとうございます!
「そっか、ここで暮らすのか。」とユキトが言った。
空とレオが心配だったユキトは、一人でクヌギの家までやって来たのだった。
「うん。色々考えたけど、それが1番安全かなって。」
空はそう答えた。
「ボクはちょっと不満があるけど、ソラの事を考えるとそれが良いのかなって。」
レオは少し不服そうに言った。
「はは、珍しいな。いつもクールなレオが膨れてる。」
ユキトはレオの様子を見て笑った。
「レオってさ、意外と子供っぽいところあるんだよ?」
空もくすりと笑って言った。
「どうせ子供ですよ。」
レオは、ぷいとそっぽを向いた。
空は「いじけないで」と言いながらレオの頬を人差し指でぷにぷにとつついた。
「じゃあ俺は帰るよ。他にもやらなきゃいけない案件が盛り沢山だからさ。何かあったらいつでも連絡してな!」
「うん、本当に色々とありがとう!」
「元気でね!」
ユキトと別れた空とレオが家に戻ろうとすると、調度クヌギがでてきた。
「友達とお別れは済んだのか?」
「うん!」と空は答えた。
「よし、じゃあ今日から3人での生活だ。バーの経営、しっかり手伝ってもらうからな。」
「ボク達、未成年だからお酒は飲めませんよ?」
「従業員は飲まなくていいさ。しかし、酒の味も知らんとは、やっぱり子供だな。」
「理性がポッキー並みのクヌギさんに言われたくありません。」
クヌギとレオはまたバチバチになる。
こんな感じでやっていけるのかなと空は不安になるが、それ以上に楽しみだった。
「ケンカしないで仲良くやろうよっ」
空は2人に笑顔を振りまく。
その笑顔があまりにも可愛くて、レオもクヌギも何も言えなくなってしまう。
空は、ようやく手に入れた自由を噛み締め、空を見上げた。
そこには雲ひとつない清々しいほどの空が無限に広がっていた。
END
作者です。
これでひとまず一区切りとなります。
またそのうち続きを書きたいと思っています。
見たいシチュエーションなどございましたら、是非コメントをお願いします。
ここまで読んで頂き、本当にありがとうございます!
33
お気に入りに追加
2,384
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる