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【続編】衆人環視②
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「…離してっ」
空は、顎を掴んでいた鷹取の手をパチンと払った。
続けて空は今までの怒りをぶつけるように放った。
「もうこんなの沢山だ!売るとかものにするとか…僕は人間だ!僕はあなたたちのこと絶対に…絶対に許さない!」
空は怒りに唇を震わせていた。
その様子を見た鷹取は悲しそうな顔をして言った。
「ここまで嫌われるとは…残念ですよ、空くん。あんなに気持ちいい思いをさせてあげたというのに」
「ふざけないで!あんなの無理矢理したことでしょ!僕は望んでいないし、何度も嫌だって言ったのに無理矢理…!あなたのこと軽蔑します…!」
普段声を荒らげることなどない空の魂の叫びだった。
鷹取は静かにその場に暫く佇んでいたが、無言で立ち上がり、部屋の電話を手に取った。
「空くんが目を覚ましました。準備をお願いします。」
電話口の相手にそう伝えると、ほどなく男が2人部屋に入ってきた。先程空を羽交い締めにした男達だった。
空は鷹取が離れた途端に立ち上がろうとしたものの、足がガクガクして思うように動けなかった。普段運動をしない空が全速力で山を駆け下りた、その反動だった。
「空くん、君の気持ちは痛いほどわかりました。これから君は商品として舞台に立ちます。時間もあまりありません。空くんのために新調したこの衣装を着てください。」
鷹取がそう言うと、男のうちの一人が淡い水色のスクール水着を手に近付いてきた。
「嘘…、やだ!そんなの絶対に着ない!や、離して!離してよぉ…!」
なりふり構わず暴れる空を二人の男たちは難なく押さえ込み、着せ替え人形のように容易く空にスクール水着を着せた。
そして嫌がる空を無理矢理、鷹取の正面に立たせた。
「ふふ、いいですね。とてもいやらしくて可愛いですよ、空くん。色も空くんのために私が選んだんです。今夜の舞台にピッタリだ。少し透明がかった薄い生地なので、空くんの可愛い体が見えそうで見えない、そこがまた観客の興奮を誘う。でも空くんの体のラインはしっかりわかる。小さな乳首も縦長のおへそもその下の可愛らしいおちんちんも、ね。ハイレグ具合も素晴らしい。足の付け根や脇がとてもエロティックです。」
鷹取は、品定めするように空をつま先からてっぺんまで興奮気味にまくし立てた。
「やだぁ…」
空は全身を真っ赤にして羞恥に耐える。
「さぁ、彼を運んでください。今夜のオークションは盛り上がりますよ。」
空は、顎を掴んでいた鷹取の手をパチンと払った。
続けて空は今までの怒りをぶつけるように放った。
「もうこんなの沢山だ!売るとかものにするとか…僕は人間だ!僕はあなたたちのこと絶対に…絶対に許さない!」
空は怒りに唇を震わせていた。
その様子を見た鷹取は悲しそうな顔をして言った。
「ここまで嫌われるとは…残念ですよ、空くん。あんなに気持ちいい思いをさせてあげたというのに」
「ふざけないで!あんなの無理矢理したことでしょ!僕は望んでいないし、何度も嫌だって言ったのに無理矢理…!あなたのこと軽蔑します…!」
普段声を荒らげることなどない空の魂の叫びだった。
鷹取は静かにその場に暫く佇んでいたが、無言で立ち上がり、部屋の電話を手に取った。
「空くんが目を覚ましました。準備をお願いします。」
電話口の相手にそう伝えると、ほどなく男が2人部屋に入ってきた。先程空を羽交い締めにした男達だった。
空は鷹取が離れた途端に立ち上がろうとしたものの、足がガクガクして思うように動けなかった。普段運動をしない空が全速力で山を駆け下りた、その反動だった。
「空くん、君の気持ちは痛いほどわかりました。これから君は商品として舞台に立ちます。時間もあまりありません。空くんのために新調したこの衣装を着てください。」
鷹取がそう言うと、男のうちの一人が淡い水色のスクール水着を手に近付いてきた。
「嘘…、やだ!そんなの絶対に着ない!や、離して!離してよぉ…!」
なりふり構わず暴れる空を二人の男たちは難なく押さえ込み、着せ替え人形のように容易く空にスクール水着を着せた。
そして嫌がる空を無理矢理、鷹取の正面に立たせた。
「ふふ、いいですね。とてもいやらしくて可愛いですよ、空くん。色も空くんのために私が選んだんです。今夜の舞台にピッタリだ。少し透明がかった薄い生地なので、空くんの可愛い体が見えそうで見えない、そこがまた観客の興奮を誘う。でも空くんの体のラインはしっかりわかる。小さな乳首も縦長のおへそもその下の可愛らしいおちんちんも、ね。ハイレグ具合も素晴らしい。足の付け根や脇がとてもエロティックです。」
鷹取は、品定めするように空をつま先からてっぺんまで興奮気味にまくし立てた。
「やだぁ…」
空は全身を真っ赤にして羞恥に耐える。
「さぁ、彼を運んでください。今夜のオークションは盛り上がりますよ。」
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