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火曜日
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今日は、大学もバイトも休みだったので、ぶらぶらと、散歩することにした。
電車で一駅行った所に、小高い山があるので、そこらに一人ピクニックに行くことにした。
コンビニで、おにぎりとお茶を買って、しばらく、電車に揺られていると、電車が不意に急停止した。車内のアナウンスによると、近くの駅で、人身事故があったということだった。多分、自殺だ、ホームから、飛び降りたんだろう。
私は一度ホームから人が飛び降りる場面に出くわしたことがある。飛び降りた人は、ごく普通のサラリーマンで、年の頃はもう少しで退職、といったところだった。その、サラリーマンは、汽笛がホーム一杯に鳴り響く中、その警告を無視して、足から崩れる様に、線路に飛び降りた。というより、崩れ堕ちた様だった。その時なんと、私は、そのサラリーマンの隣に立っていたのだ。そのせいで、一度、嫌疑をかけられる羽目になった。勿論、その疑いは直ぐに晴れたが、そんな事より、衝撃的だったことは、そのサラリーマンの親父は、その崩れ堕ちて、線路に落ちる瞬間に、なんと、空中で、向きをグワッ!と替え、私の方を見たのだった。今でも、覚えている、その何秒後かに、肉片と化した、親父のその表情は、悲痛に歪んで、そこから、恐怖と、不安と、後悔が、見え隠れしていた。目は、輝いていた。あの表情は、死ぬまで忘れられないだろう。あんな、不安で歪んだ顔を私は、見たことが無かったのだから、そして、今後も見ることはないだろう。幸か不幸か、その悲痛の顔は、幾分か私の自殺を食い止めるに至った。
そんな昔の事を回想していると、アナウンスは、目的の駅への到着を告げた。
私は駅から離れ、町からも離れた。山へ向かう。山といっても、そこには、大昔にデカイ城が建立されていた場所で、その復元した城が、小高い山の頂上を占めており、さらに、公園がその下にも広がっているという、自然公園らしいものだ。そこの、城跡に行くには、吊り橋を渡らないといけない。その吊り橋は、横幅は広いが、長さはかなりある。しかも、結構、谷が深いので、高所恐怖症の方は遠慮願いますと看板が立っている程。
私は、その吊り橋まで来た。私は、なんとなく、吊り橋の下の渓谷に降りてみることにした。多分、呼ばれたんだろう。その吊り橋から、落ちて死んだ自殺者の霊に。私から、同じ、自殺者特有の匂いを感じ取って。
私は、遠回りして、やっとのことで下まで降りた。そこは、川幅の狭い、緩やかな川が流れており、河原のようになっていた。上を見上げてみるが、下からは人間の姿を確認できない。吊り橋の下の、こちらの世界は、まさに、上と下で世界が分けられてしまったかの様に、静かで、自然のままの形を留めている。
私は、ふと、前方のちょうど橋の下の死角の所に、人影を発見した。相手は、こちらに背を向けているため、こちらには、気づいていない様だ。
もう少し近づいてみると、違和感を感じていた、それは、やはり見間違いではなかった。その、彼?彼女?は、スクール水着なのである。女性物の。まさか、川に入るのか?とも思ったが、そんな、水深も川幅も、この小川には無い。
私は、危険な輩であったらどうしよう?と思って、引き返すことにした。しかし、そうはさせてはもらえなかった。うまい具合に、足元の近くにあった石の重なりが、ガラガラッと崩れ落ちたのだ。相手は、首だけを、グルッとものすごい勢いで、こちらに回転させた。私のことを、頭から足先まで満遍なく見定める様に、見つめると、唐突に、こんなことを言い放った。
「あなたですか?あなたですよね?そうですよね?」
それは、哀願する様な調子だった。
「は?なんのことですか?」
私は、訳が分からず尋ねた。
「何を言っているんですか?あなたが、『林檎ボーイ』さんですよね?『共同自殺書き込み版』というサイトで、私と、今日ここで、一緒に自殺してくれるという契約を交わした、共同自殺人の、『林檎ボーイ』さんですよね?私です、わたしが、『リスカ姫』です!そうですよね!『林檎ボーイ』さんですよね!」
「いや、違いますよ?」
私は、余りの、唐突さに、すぐには話が飲み込めなかった。
それにしても、『林檎ボーイ』とは、それこそ、自殺志願者らしからぬ名前じゃないか!(逆に、自殺志願者らしい名前とは、何だろう?)
どうやら、自殺志願者を募って、共同で、自殺をする、というサイトがあるらしい。この目の前にいる、なぜか、スクール水着のいっけん可愛らしい、顔の小さい、『リスカ姫』なる彼女は、その『共同自殺書き込み版』で自殺を共にする契約をした『林檎ボーイ』とやらと、二人で、この吊り橋の下で自殺を図るということらしかった。それにしても、『林檎ボーイ』とかフザケた名前に対して、『リスカ姫』とは、なんと自殺に前向きな、名前だろうか!さらに、そんな素晴らしいサイトがあったとは!
「じゃぁ、あなたは、誰なんですか!」
女は、突然、謎の逆ギレをしてきた。
「自分は、ただの通行人です!あなたの方こそ、なんですか!その・・・服装は・・・?」
ちょっと腹が立ったので、こう言ってやった。すると、女は、自分の格好に今、気がついたみたいで、顔を赤らめた。そして、それを隠すかの様に、早口に喋り出した。
「これは・・・ちょっと訳があって、こんな格好なんです。それより、あなたこそ、関係無いんだったら、帰って下さい!人が死んでるところ、見たく無いでしょう!」
女は、可愛らしいその顔からは、似つかない様な、口調で警告してきた。
「わかった、帰るよ。でも、最後に、なんで、あなたが、スクール水着なのか?それだけ、教えてもらっても、良いですか?」
私は、遂に、気になっていたことを口にした。
「わかりました。説明したら、直ぐに立ち去って下さい・・・・・・。私は、『林檎ボーイ』さんに、このコスチュームを要求されたんです・・・。それから、『林檎ボーイ』さんは、死ぬ前に童貞を卒業したいという事で、セックスも要求しました。ようは、死ぬ前に、最後に、自然の中で、セックスしようじゃないか、という事なんです。スクール水着の女性と、セックスを最後に、死にたいと・・・そういう『林檎ボーイ』さんの要求なんです。私は、二つ返事で了解しましたよ。だって、死んだら、どうせ、何もかも終わりでしょ?そうでしょ?」
「そうですか・・・。うん・・・、となると、その『林檎ボーイ』は、男性ですよね?」
「当たり前じゃないですか?それが、どうかしたんですか?」
「どうかしたって、あなた!その『林檎ボーイ』が、あなたの体、目当てだったら、どうするんですか?」
「そんな訳ないでしょ!だって、『林檎ボーイ』さんは、傷心の私を半年間も慰めていてくれたんだから!」
「それは、もっとも、怪しいよ!だって、自殺しようと、している人間は、人を慰めたりなんか、絶対しない!絶対できない!まず、そんな余裕はないから」
「たしかに・・・・・・」
彼女は、自殺志願者は、人を慰めたりなんかできないという、私の実体験を、自殺志願者らしく、体感してくれたらしい。
「たしかに、妙に、年齢とか、身長とか、客観的に見て自分が可愛いか、どうかとか、しつこく聞いてきてた。それって、絶対、自殺を本気で志願してる人からしたら、全然気になってならないっていうか、関係無いっていうか?」
「そうだろう!なら、早く、考えが変わらない内に、逃げて、早く!奴が来るよ!」
「はい!、ありがとうございます!」
彼女は、そう言って、手早く、服に着替えると、吊り橋の上まで、猛ダッシュで上がっていった。
私は、自殺志願者。なんと、自殺志願者が、自殺志願者を救ってしまった。なんとも、皮肉なことだ。
私は、なんだか疲れて、城跡の方まで行かず家に帰った。
電車で一駅行った所に、小高い山があるので、そこらに一人ピクニックに行くことにした。
コンビニで、おにぎりとお茶を買って、しばらく、電車に揺られていると、電車が不意に急停止した。車内のアナウンスによると、近くの駅で、人身事故があったということだった。多分、自殺だ、ホームから、飛び降りたんだろう。
私は一度ホームから人が飛び降りる場面に出くわしたことがある。飛び降りた人は、ごく普通のサラリーマンで、年の頃はもう少しで退職、といったところだった。その、サラリーマンは、汽笛がホーム一杯に鳴り響く中、その警告を無視して、足から崩れる様に、線路に飛び降りた。というより、崩れ堕ちた様だった。その時なんと、私は、そのサラリーマンの隣に立っていたのだ。そのせいで、一度、嫌疑をかけられる羽目になった。勿論、その疑いは直ぐに晴れたが、そんな事より、衝撃的だったことは、そのサラリーマンの親父は、その崩れ堕ちて、線路に落ちる瞬間に、なんと、空中で、向きをグワッ!と替え、私の方を見たのだった。今でも、覚えている、その何秒後かに、肉片と化した、親父のその表情は、悲痛に歪んで、そこから、恐怖と、不安と、後悔が、見え隠れしていた。目は、輝いていた。あの表情は、死ぬまで忘れられないだろう。あんな、不安で歪んだ顔を私は、見たことが無かったのだから、そして、今後も見ることはないだろう。幸か不幸か、その悲痛の顔は、幾分か私の自殺を食い止めるに至った。
そんな昔の事を回想していると、アナウンスは、目的の駅への到着を告げた。
私は駅から離れ、町からも離れた。山へ向かう。山といっても、そこには、大昔にデカイ城が建立されていた場所で、その復元した城が、小高い山の頂上を占めており、さらに、公園がその下にも広がっているという、自然公園らしいものだ。そこの、城跡に行くには、吊り橋を渡らないといけない。その吊り橋は、横幅は広いが、長さはかなりある。しかも、結構、谷が深いので、高所恐怖症の方は遠慮願いますと看板が立っている程。
私は、その吊り橋まで来た。私は、なんとなく、吊り橋の下の渓谷に降りてみることにした。多分、呼ばれたんだろう。その吊り橋から、落ちて死んだ自殺者の霊に。私から、同じ、自殺者特有の匂いを感じ取って。
私は、遠回りして、やっとのことで下まで降りた。そこは、川幅の狭い、緩やかな川が流れており、河原のようになっていた。上を見上げてみるが、下からは人間の姿を確認できない。吊り橋の下の、こちらの世界は、まさに、上と下で世界が分けられてしまったかの様に、静かで、自然のままの形を留めている。
私は、ふと、前方のちょうど橋の下の死角の所に、人影を発見した。相手は、こちらに背を向けているため、こちらには、気づいていない様だ。
もう少し近づいてみると、違和感を感じていた、それは、やはり見間違いではなかった。その、彼?彼女?は、スクール水着なのである。女性物の。まさか、川に入るのか?とも思ったが、そんな、水深も川幅も、この小川には無い。
私は、危険な輩であったらどうしよう?と思って、引き返すことにした。しかし、そうはさせてはもらえなかった。うまい具合に、足元の近くにあった石の重なりが、ガラガラッと崩れ落ちたのだ。相手は、首だけを、グルッとものすごい勢いで、こちらに回転させた。私のことを、頭から足先まで満遍なく見定める様に、見つめると、唐突に、こんなことを言い放った。
「あなたですか?あなたですよね?そうですよね?」
それは、哀願する様な調子だった。
「は?なんのことですか?」
私は、訳が分からず尋ねた。
「何を言っているんですか?あなたが、『林檎ボーイ』さんですよね?『共同自殺書き込み版』というサイトで、私と、今日ここで、一緒に自殺してくれるという契約を交わした、共同自殺人の、『林檎ボーイ』さんですよね?私です、わたしが、『リスカ姫』です!そうですよね!『林檎ボーイ』さんですよね!」
「いや、違いますよ?」
私は、余りの、唐突さに、すぐには話が飲み込めなかった。
それにしても、『林檎ボーイ』とは、それこそ、自殺志願者らしからぬ名前じゃないか!(逆に、自殺志願者らしい名前とは、何だろう?)
どうやら、自殺志願者を募って、共同で、自殺をする、というサイトがあるらしい。この目の前にいる、なぜか、スクール水着のいっけん可愛らしい、顔の小さい、『リスカ姫』なる彼女は、その『共同自殺書き込み版』で自殺を共にする契約をした『林檎ボーイ』とやらと、二人で、この吊り橋の下で自殺を図るということらしかった。それにしても、『林檎ボーイ』とかフザケた名前に対して、『リスカ姫』とは、なんと自殺に前向きな、名前だろうか!さらに、そんな素晴らしいサイトがあったとは!
「じゃぁ、あなたは、誰なんですか!」
女は、突然、謎の逆ギレをしてきた。
「自分は、ただの通行人です!あなたの方こそ、なんですか!その・・・服装は・・・?」
ちょっと腹が立ったので、こう言ってやった。すると、女は、自分の格好に今、気がついたみたいで、顔を赤らめた。そして、それを隠すかの様に、早口に喋り出した。
「これは・・・ちょっと訳があって、こんな格好なんです。それより、あなたこそ、関係無いんだったら、帰って下さい!人が死んでるところ、見たく無いでしょう!」
女は、可愛らしいその顔からは、似つかない様な、口調で警告してきた。
「わかった、帰るよ。でも、最後に、なんで、あなたが、スクール水着なのか?それだけ、教えてもらっても、良いですか?」
私は、遂に、気になっていたことを口にした。
「わかりました。説明したら、直ぐに立ち去って下さい・・・・・・。私は、『林檎ボーイ』さんに、このコスチュームを要求されたんです・・・。それから、『林檎ボーイ』さんは、死ぬ前に童貞を卒業したいという事で、セックスも要求しました。ようは、死ぬ前に、最後に、自然の中で、セックスしようじゃないか、という事なんです。スクール水着の女性と、セックスを最後に、死にたいと・・・そういう『林檎ボーイ』さんの要求なんです。私は、二つ返事で了解しましたよ。だって、死んだら、どうせ、何もかも終わりでしょ?そうでしょ?」
「そうですか・・・。うん・・・、となると、その『林檎ボーイ』は、男性ですよね?」
「当たり前じゃないですか?それが、どうかしたんですか?」
「どうかしたって、あなた!その『林檎ボーイ』が、あなたの体、目当てだったら、どうするんですか?」
「そんな訳ないでしょ!だって、『林檎ボーイ』さんは、傷心の私を半年間も慰めていてくれたんだから!」
「それは、もっとも、怪しいよ!だって、自殺しようと、している人間は、人を慰めたりなんか、絶対しない!絶対できない!まず、そんな余裕はないから」
「たしかに・・・・・・」
彼女は、自殺志願者は、人を慰めたりなんかできないという、私の実体験を、自殺志願者らしく、体感してくれたらしい。
「たしかに、妙に、年齢とか、身長とか、客観的に見て自分が可愛いか、どうかとか、しつこく聞いてきてた。それって、絶対、自殺を本気で志願してる人からしたら、全然気になってならないっていうか、関係無いっていうか?」
「そうだろう!なら、早く、考えが変わらない内に、逃げて、早く!奴が来るよ!」
「はい!、ありがとうございます!」
彼女は、そう言って、手早く、服に着替えると、吊り橋の上まで、猛ダッシュで上がっていった。
私は、自殺志願者。なんと、自殺志願者が、自殺志願者を救ってしまった。なんとも、皮肉なことだ。
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