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自殺
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昨日、自殺しようと思った。理由は、簡単だ、生きることが無意味過ぎるから。
大学生、二十歳。男。彼女無し。
アルバイトと、親のちょっとした仕送りで、ボロい部屋を借りて、なんとか生活をしている。つまらない。バイト先、大学、ボロい部屋、この三地点を行き来するだけの生活。つまらない。
何でこんな単調な繰り返しをしているんだろう?と考えてみた。そこに、意味なんて、無かった。ただ、何となく、集団に合わせている自分が居るだけだった。
そんな思いに駆られた時、不意に自殺しようと思った。
首吊りをする事にした。こういう場合、遺書とか書くのかなぁと思っていたら、両親の顔が浮かんできた。こんな事じゃ、思い止まってしまうので、両親は死んだ事にした。
部屋の、玄関前に丁度良い、帽子掛があったので、それに決めた。
帽子掛にネクタイを掛けて、自分の首にも巻きつけていく。一回、二回と、巻きつけると、苦しくなってきた。しかし、全然、呼吸ができて、このままじゃ、当分死にそうにない。そこで、巻く力を強めると、喉から、ギュェと音が無意識に出た。頭が、ぽーと熱くなって、視界もボヤけ始めた。ここで、思いも寄らぬ、妨害が入った。
何と、股間が膨れ始めたのだ。これも、勿論、無意識に。結局、この妨害は、私の自殺へのエネルギーを、器用に性へのエネルギーへと変換させ、自殺を思いとどまらせるに至った。
驚いたのは、自分が変態であった事。何と、首を締め付けて(しかもセルフ)、興奮してしまう、ドエムの変態であったとは。自分でも、この隠れた一面は、知ることもなかった。
そんなこんなで、自殺は有耶無耶になってしまった。まぁ、自殺は保留にして置くことにした。
それから、明日から、日記をつけることにした。いつ死んでもいいように、遺書の練習を兼ねて、日記を書くのだ。とても、前向きな、自殺志願者では、ないだろうか?
大学生、二十歳。男。彼女無し。
アルバイトと、親のちょっとした仕送りで、ボロい部屋を借りて、なんとか生活をしている。つまらない。バイト先、大学、ボロい部屋、この三地点を行き来するだけの生活。つまらない。
何でこんな単調な繰り返しをしているんだろう?と考えてみた。そこに、意味なんて、無かった。ただ、何となく、集団に合わせている自分が居るだけだった。
そんな思いに駆られた時、不意に自殺しようと思った。
首吊りをする事にした。こういう場合、遺書とか書くのかなぁと思っていたら、両親の顔が浮かんできた。こんな事じゃ、思い止まってしまうので、両親は死んだ事にした。
部屋の、玄関前に丁度良い、帽子掛があったので、それに決めた。
帽子掛にネクタイを掛けて、自分の首にも巻きつけていく。一回、二回と、巻きつけると、苦しくなってきた。しかし、全然、呼吸ができて、このままじゃ、当分死にそうにない。そこで、巻く力を強めると、喉から、ギュェと音が無意識に出た。頭が、ぽーと熱くなって、視界もボヤけ始めた。ここで、思いも寄らぬ、妨害が入った。
何と、股間が膨れ始めたのだ。これも、勿論、無意識に。結局、この妨害は、私の自殺へのエネルギーを、器用に性へのエネルギーへと変換させ、自殺を思いとどまらせるに至った。
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そんなこんなで、自殺は有耶無耶になってしまった。まぁ、自殺は保留にして置くことにした。
それから、明日から、日記をつけることにした。いつ死んでもいいように、遺書の練習を兼ねて、日記を書くのだ。とても、前向きな、自殺志願者では、ないだろうか?
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