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壁を背にした彼は、正面に向かい合わせて立つように促し、私はそれに従いました。
視線を逸らすことなく私を見続ける彼を直視出来ず、伏目がちでそこにいると
「まず顔上げようか」
ゆっくり顔を上げてみたものの、目が合っただけで、恥ずかしさで直ぐに逸らしてしまいます。
そんな気持ちを知っているのか
「とりあえずきちんと顔を見て挨拶しよう」
そう言われると、失礼な気にもなり、顔を上げると、目が合った彼が
「はじめまして」
と、穏やかに言ってくれました。
反射的に私も軽く頭を下げて
「はじめまして」
と、顔を上げた時には微笑む事が出来たのです。
その後の少しの沈黙に、息苦しさを感じ、再び目を逸らしてしまいそうになった時
「ダメだよ…きちんと顔を見せて…このまま話を聞くんだ…いいね?」
私の行動が分かっているような彼の言葉は、まるで暗示のようで、驚いた表情で頷くと、それから視線を逸らそうとは思いませんでした。
しばらく見つめ合ったままでいた事でその緊張にも慣れ、ゆっくり力も抜けていく頃、
あたり前のように
「ストールを広げて服を見せて」
彼だけを見続けていた事で、周りの人や喧騒が気にならなくなっていたのか、彼からいただいた服を彼に見せるのは、あたり前の事だと思えたからか、ストールの端を持った両手をゆっくりと広げていく事に抵抗はありませんでした。
もしかしたら、望んでいたのかもしれません
彼の身体の幅程に広げると、両乳房の間を人差し指でなぞられながら、ニットでは隠せきれていない自分の突起を確認されて、僅かに緩んだ彼の口元に、カッと恥ずかしくされたのに
「見てもらいたそうに主張してるな…」
さらに羞恥を煽るような言葉をかけられて、閉じそうになった腕を
「ダメだ…ほら…喜んでなきゃこんなに勃たないだろ?」
恥ずかしさなのか、興奮なのか、両腕も両脚も震えました。
でも、彼が突起を見て言ったように、喜びかもしれないとも思えたのです。
「こんな恥ずかしい格好で、遥々逢いに来るなんて…本当にスケベなんだな…」
私の泣きそうな顔と、主張をしている突起を交互に見ながら、彼が何かを取り出し、そのスイッチを入れると
「ハッ…んんっ!」
クリトリスに当たるソレが振動をはじめました。
私の両脇に両手を差し込み、引き上げ立たせて、腰を引く姿勢になる事を阻止しつつも、何度かスイッチを押して振動を変える彼
長い距離をその姿で移動してきた私のソコは、彼に逢う前から充分に潤っており、振動は、尿意に似た快感をもたらし続けます。
力の入らない脚に、私から彼の腕を掴み頼ると、両脇に差し込んだ左右の親指で私の乳房の横をニット越しに優しくツツツ…と這わせはじめました。
こんな所で止めて欲しいと懇願する表情で訴えると
「こんなに人がいる場所で、こんなに乳首勃たせてる事だけでも恥ずかしいのに…そんなに欲しそうな顔までするのか?」
その間も彼の親指は私の乳房の横を微かに這い、ローターも何度か振動を変え続けているのです。
「こんな所で…イキたそうだぞ」
その言葉に懸命に首を振ると、親指もローターもピタリと動きを止めました。
やっと細かい呼吸を整え直していると、ちょっと満足気に
「頭と身体がチグハグだ…」
言われた意味がわからないまま、彼は私の腕を取り、自分の腕に組ませ歩き出しました。
視線を逸らすことなく私を見続ける彼を直視出来ず、伏目がちでそこにいると
「まず顔上げようか」
ゆっくり顔を上げてみたものの、目が合っただけで、恥ずかしさで直ぐに逸らしてしまいます。
そんな気持ちを知っているのか
「とりあえずきちんと顔を見て挨拶しよう」
そう言われると、失礼な気にもなり、顔を上げると、目が合った彼が
「はじめまして」
と、穏やかに言ってくれました。
反射的に私も軽く頭を下げて
「はじめまして」
と、顔を上げた時には微笑む事が出来たのです。
その後の少しの沈黙に、息苦しさを感じ、再び目を逸らしてしまいそうになった時
「ダメだよ…きちんと顔を見せて…このまま話を聞くんだ…いいね?」
私の行動が分かっているような彼の言葉は、まるで暗示のようで、驚いた表情で頷くと、それから視線を逸らそうとは思いませんでした。
しばらく見つめ合ったままでいた事でその緊張にも慣れ、ゆっくり力も抜けていく頃、
あたり前のように
「ストールを広げて服を見せて」
彼だけを見続けていた事で、周りの人や喧騒が気にならなくなっていたのか、彼からいただいた服を彼に見せるのは、あたり前の事だと思えたからか、ストールの端を持った両手をゆっくりと広げていく事に抵抗はありませんでした。
もしかしたら、望んでいたのかもしれません
彼の身体の幅程に広げると、両乳房の間を人差し指でなぞられながら、ニットでは隠せきれていない自分の突起を確認されて、僅かに緩んだ彼の口元に、カッと恥ずかしくされたのに
「見てもらいたそうに主張してるな…」
さらに羞恥を煽るような言葉をかけられて、閉じそうになった腕を
「ダメだ…ほら…喜んでなきゃこんなに勃たないだろ?」
恥ずかしさなのか、興奮なのか、両腕も両脚も震えました。
でも、彼が突起を見て言ったように、喜びかもしれないとも思えたのです。
「こんな恥ずかしい格好で、遥々逢いに来るなんて…本当にスケベなんだな…」
私の泣きそうな顔と、主張をしている突起を交互に見ながら、彼が何かを取り出し、そのスイッチを入れると
「ハッ…んんっ!」
クリトリスに当たるソレが振動をはじめました。
私の両脇に両手を差し込み、引き上げ立たせて、腰を引く姿勢になる事を阻止しつつも、何度かスイッチを押して振動を変える彼
長い距離をその姿で移動してきた私のソコは、彼に逢う前から充分に潤っており、振動は、尿意に似た快感をもたらし続けます。
力の入らない脚に、私から彼の腕を掴み頼ると、両脇に差し込んだ左右の親指で私の乳房の横をニット越しに優しくツツツ…と這わせはじめました。
こんな所で止めて欲しいと懇願する表情で訴えると
「こんなに人がいる場所で、こんなに乳首勃たせてる事だけでも恥ずかしいのに…そんなに欲しそうな顔までするのか?」
その間も彼の親指は私の乳房の横を微かに這い、ローターも何度か振動を変え続けているのです。
「こんな所で…イキたそうだぞ」
その言葉に懸命に首を振ると、親指もローターもピタリと動きを止めました。
やっと細かい呼吸を整え直していると、ちょっと満足気に
「頭と身体がチグハグだ…」
言われた意味がわからないまま、彼は私の腕を取り、自分の腕に組ませ歩き出しました。
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