或る日 【R18】

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[自分の家から荷物を取りに行ける範囲内の郵便局をどこでも良いから教えて欲しい］

その日の為にお仕事のお休みを調整する中、彼からそんなメッセージが届きました

郵便局留で届いた荷物には、

ニーハイタイプのストッキング

飾り紐が交差しただけの物は、丁度クリトリスに当たる部分所だけ丸いポケットが付いていて、そこには送られて来た時からスイッチの無いローターが装着されており
今現在震える事も無く、ショーツとしての役割をほぼほぼ果たされないまま使用されています。

ブラだと思われた物は、姿勢矯正とバストアップを両立させる物であり、それを装着する事で、姿勢が伸び、バストを下と横から寄せて上げて、強調させる事が可能になるのですが、肝心の乳房を覆う物はありません。

それに真っ白なタイトめのニットワンピース

剥き出しのバストの上から着るそれは、胸の突起を押さえることは出来ず、一緒に送られて来た、オレンジがかった茶色の大判のストールが、公共の場で恥ずかしい私を唯一覆い隠してくれている存在でした。

そんな姿で、電車に揺られている。

鼓動は治ることはありません、でも、どこか興奮と喜びも感じていました。

気づかれているかもしれない…
気づかれてしまったらどうなってしまうのだろう…
でも、心の隅の隅の方で気づいて欲しい…と思っている自分がいたのです。

気を紛らわせる為に、私はスマホを見続けていました。

彼からのメッセージはなく、少し不安も覚える頃、間も無く待ち合わせの駅に到着するアナウンスが流れたので、彼にメッセージを送ると

［もうすぐ到着します］

すると、思っていたより早く既読がつき

［◇◇◇で待ち合わせよう。分かるかな？］

急いで検索してみると、そこは、その駅で待ち合わせ場所としてメジャーな場所だと分かりました。

［大丈夫だと思います］

地図もあるし、早く会いたい気持ちで返信すると

［僕もまだ着いてないから、慌てないで気をつけておいで］

［はい］

早く会いたい気持ちを見透かされ、優しく嗜められたように思えて、ちょっと照れくさく感じました。

いろいろな状況が胸を高鳴らせ、感情がごちゃごちゃで、挙動不審だったかもしれません。

それでも、地元よりも沢山人の増えたそこでは、あまり目立たなかったのだと思います。