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〜第6章〜ラドン編
67話
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はてさてどうしたものか。我は外皮より柔らかい顎から生える白い鱗をさすりながうーむと唸る。
広い地底湖は眼下の下でめいいっぱいに広がっており、ヒカリゴケの光を反射して黄緑色に光っておる。栄養がないためか奥が見えるほど透明で生き物らしき姿は見当たらない。
しかし中央に、浮島のようにポツンと陸があった。人一人分くらいだろう。我はそちらを見てまた唸った。
「俺はぜってぇここらから降りねぇ・・・」
「ガルム!いつまでそこにいるつもりだ!」
「そうですよ!そんな情けないSランカーなんて見たくありません!」
「・・・所詮人か」
「失望した。」
「狂犬。ダサいぞ。」
「なんとでも言え。俺は絶対にここから離れない」
「・・・どうしたものかのぅ」
「キィ?」
「きゅーん・・・」
悲しげに鳴くフィンの鼻先を撫でつつ、我はため息を吐くのであった。
なぜこのようなことが起きたのか。わりといつもな気がするが時を遡る。
その日、我は宿敵巨大ミミズとの死闘を終えた後、地上へ通じる洞窟を探す探検に出ていたのだ。
なぜ我一人か?なぜならいわゆるぼっちだったからである。シオンとサエラはシング族の女性たちから料理を学び、ベタとガマはラスと遊びに行ってしまった。結果取り残されたのは我一人というわけである。
全く、遭難していれというのに呑気な連中だ。最年長の我がしっかりしなければな。ははは、は。
ちくしょうべつに寂しくなんてないのである。と、謎の敗北感を味わっていた時、それは起きた。
グラグラとあたりが揺れ、頭上から野太い人ならざるような断末魔が聞こえてきたのだ。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
何事かと反射的に岩の天井を見上げると、泣き叫びながら赤髪の少女が降ってきているではないか。というかあれ魔女である。メアリーである。
彼女は無数の瓦礫とごちゃ混ぜになりながら落下している最中であった。助けなければと翼を広げ、巨大化の呪文を脳内に流そうとした時、落ちる瓦礫を足場にぴょんぴょんと跳ねながら移動する白い狼が見えた。
ガルムの従魔であるフィンだ。フィンはチワワサイズから3メートルを超える巨体に変化し、しかし身軽な身のこなしで宙を飛び跳ねていた。
フィンは落ちる魔女の両足の間に自身の体を通して背中に乗せ、そのまま「とっ」という軽い着地音と共に我の目の前に降り立った。
犬というより山猫のようだ。フィンの背後に瓦礫が崩れる音と砂煙が舞い上がる。
「わん!」
派手な登場のわりに、フィンはお座りしてピンク色の舌を出しながら一声鳴いた。斜めになった背中を滑り台のように魔女が滑り落ちていく。ぺたんと膝を地につけた魔女は涙声で「た、たすかったぁ」と呟いた。
相変わらず弱々しい魔女だ。
「ううぅ、死ぬかと思った・・・二、三度は死んだかも・・・ここって天国?」
「位置的には地獄ではないかね?」
「んひゃあ!?」
我が声をかけると魔女は空中に3メートルほどの高さまでジャンプし、横回転しながら後方に跳んで距離をとった。ずざぁ!と砂煙が舞う。
おぉ、さすがSランカーガルムの元パーティメンバー。凄まじい身体能力であるな。
「な、なにやつ!?」
「我である」
「ひっ!?・・・ウロボロス?」
フィンの背中からひょっこり顔を半分だけ出して確認する魔女。我はうむと頷いてみせた。途端に魔女はフィンの背中によじ登り、腰に手を当て大きな声で笑った。
「はははっ!なんだ竜王か脅かせてくれたな。まぁ貴殿でなくともそこらの竜程度やつかれの敵ではないがな。ふははは」
「ふむ、そうか」
「・・・皆はどうした?」
我のドライな反応が意外と傷ついたのか、しょんぼりと肩と帽子を下げたメアリーが両手の人差し指を突き合わせながら尋ねてきた。別にいじわるしたつもりは無いのだがな。メアリーの実力ならば魔法を使う下位の竜ならば良い勝負ができそうだと思っただけだ。
「シオンとサエラ、ベタとガマもティも無事である。そちらは?フィンがいるということはガルムもいるのだろう?」
我がそうたずねると、ピシッと石のように硬直して目を泳がせながら顔を横へ向けた。何か言おうと口をもごもごさせているが、何かあったのだろうか。
ガルムがそう簡単に崩落やヤゴでやられるとは思えんし、なにより奴にベタ惚れの魔女が悲しんでいる様子もないので悪いことが起きたわけではなさそうだが。
やがて覚悟を決めたように魔女が我を見ると、けれども目をそらしながら重そうな口を開いた。
「ガルムは・・・無事・・・無事?うん無事だたぶん」
なんだその要領を得ない言い方は。
「やつかれたちは地下の通路を移動していたんだが、途中急な斜面になって滑り落ちてしまった。表面がツルツルしてて、止まれなかった」
おそらく我らがいた通路と同じものだろう。我らがいた所も少しだけ坂ができていたが、ガルムと魔女がいた場所は立てないほどの傾斜ができていたらしい。
長いトンネルで、蟻の巣のように道が分岐していたという。最後は広い洞窟につながっていて、あるところは天井から真っ逆さま。あるところは横から飛び出て軽く尻を打ちそうなくらいの出口となっているとのこと。
「滑り落ちてる最中、通路が複数あったせいで途中ガルムと別れてしまって、それでもやつかれたちは無事に着地したのだが・・・」
「ガルムは怪我でもしたのか?」
魔女たちは比較的緩やかに傾斜の終わりにたどり着いたが、ガルムは打ち所が悪かったのか、はたまたスピードを維持したまま放り出されたのか。しかし魔女はふりふりと首を横に降る。
「見ればわかる。・・・少し協力してくれないか?」
「構わんがの、どうすれば良いのだ?」
「説得」
そう。まさかガルムが落ちた場所が地底湖の小さな陸の上で、なおかつガルムがカナヅチで泳げず動けなくなっていたなど想像もしていなかったのだ。
広い地底湖は眼下の下でめいいっぱいに広がっており、ヒカリゴケの光を反射して黄緑色に光っておる。栄養がないためか奥が見えるほど透明で生き物らしき姿は見当たらない。
しかし中央に、浮島のようにポツンと陸があった。人一人分くらいだろう。我はそちらを見てまた唸った。
「俺はぜってぇここらから降りねぇ・・・」
「ガルム!いつまでそこにいるつもりだ!」
「そうですよ!そんな情けないSランカーなんて見たくありません!」
「・・・所詮人か」
「失望した。」
「狂犬。ダサいぞ。」
「なんとでも言え。俺は絶対にここから離れない」
「・・・どうしたものかのぅ」
「キィ?」
「きゅーん・・・」
悲しげに鳴くフィンの鼻先を撫でつつ、我はため息を吐くのであった。
なぜこのようなことが起きたのか。わりといつもな気がするが時を遡る。
その日、我は宿敵巨大ミミズとの死闘を終えた後、地上へ通じる洞窟を探す探検に出ていたのだ。
なぜ我一人か?なぜならいわゆるぼっちだったからである。シオンとサエラはシング族の女性たちから料理を学び、ベタとガマはラスと遊びに行ってしまった。結果取り残されたのは我一人というわけである。
全く、遭難していれというのに呑気な連中だ。最年長の我がしっかりしなければな。ははは、は。
ちくしょうべつに寂しくなんてないのである。と、謎の敗北感を味わっていた時、それは起きた。
グラグラとあたりが揺れ、頭上から野太い人ならざるような断末魔が聞こえてきたのだ。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
何事かと反射的に岩の天井を見上げると、泣き叫びながら赤髪の少女が降ってきているではないか。というかあれ魔女である。メアリーである。
彼女は無数の瓦礫とごちゃ混ぜになりながら落下している最中であった。助けなければと翼を広げ、巨大化の呪文を脳内に流そうとした時、落ちる瓦礫を足場にぴょんぴょんと跳ねながら移動する白い狼が見えた。
ガルムの従魔であるフィンだ。フィンはチワワサイズから3メートルを超える巨体に変化し、しかし身軽な身のこなしで宙を飛び跳ねていた。
フィンは落ちる魔女の両足の間に自身の体を通して背中に乗せ、そのまま「とっ」という軽い着地音と共に我の目の前に降り立った。
犬というより山猫のようだ。フィンの背後に瓦礫が崩れる音と砂煙が舞い上がる。
「わん!」
派手な登場のわりに、フィンはお座りしてピンク色の舌を出しながら一声鳴いた。斜めになった背中を滑り台のように魔女が滑り落ちていく。ぺたんと膝を地につけた魔女は涙声で「た、たすかったぁ」と呟いた。
相変わらず弱々しい魔女だ。
「ううぅ、死ぬかと思った・・・二、三度は死んだかも・・・ここって天国?」
「位置的には地獄ではないかね?」
「んひゃあ!?」
我が声をかけると魔女は空中に3メートルほどの高さまでジャンプし、横回転しながら後方に跳んで距離をとった。ずざぁ!と砂煙が舞う。
おぉ、さすがSランカーガルムの元パーティメンバー。凄まじい身体能力であるな。
「な、なにやつ!?」
「我である」
「ひっ!?・・・ウロボロス?」
フィンの背中からひょっこり顔を半分だけ出して確認する魔女。我はうむと頷いてみせた。途端に魔女はフィンの背中によじ登り、腰に手を当て大きな声で笑った。
「はははっ!なんだ竜王か脅かせてくれたな。まぁ貴殿でなくともそこらの竜程度やつかれの敵ではないがな。ふははは」
「ふむ、そうか」
「・・・皆はどうした?」
我のドライな反応が意外と傷ついたのか、しょんぼりと肩と帽子を下げたメアリーが両手の人差し指を突き合わせながら尋ねてきた。別にいじわるしたつもりは無いのだがな。メアリーの実力ならば魔法を使う下位の竜ならば良い勝負ができそうだと思っただけだ。
「シオンとサエラ、ベタとガマもティも無事である。そちらは?フィンがいるということはガルムもいるのだろう?」
我がそうたずねると、ピシッと石のように硬直して目を泳がせながら顔を横へ向けた。何か言おうと口をもごもごさせているが、何かあったのだろうか。
ガルムがそう簡単に崩落やヤゴでやられるとは思えんし、なにより奴にベタ惚れの魔女が悲しんでいる様子もないので悪いことが起きたわけではなさそうだが。
やがて覚悟を決めたように魔女が我を見ると、けれども目をそらしながら重そうな口を開いた。
「ガルムは・・・無事・・・無事?うん無事だたぶん」
なんだその要領を得ない言い方は。
「やつかれたちは地下の通路を移動していたんだが、途中急な斜面になって滑り落ちてしまった。表面がツルツルしてて、止まれなかった」
おそらく我らがいた通路と同じものだろう。我らがいた所も少しだけ坂ができていたが、ガルムと魔女がいた場所は立てないほどの傾斜ができていたらしい。
長いトンネルで、蟻の巣のように道が分岐していたという。最後は広い洞窟につながっていて、あるところは天井から真っ逆さま。あるところは横から飛び出て軽く尻を打ちそうなくらいの出口となっているとのこと。
「滑り落ちてる最中、通路が複数あったせいで途中ガルムと別れてしまって、それでもやつかれたちは無事に着地したのだが・・・」
「ガルムは怪我でもしたのか?」
魔女たちは比較的緩やかに傾斜の終わりにたどり着いたが、ガルムは打ち所が悪かったのか、はたまたスピードを維持したまま放り出されたのか。しかし魔女はふりふりと首を横に降る。
「見ればわかる。・・・少し協力してくれないか?」
「構わんがの、どうすれば良いのだ?」
「説得」
そう。まさかガルムが落ちた場所が地底湖の小さな陸の上で、なおかつガルムがカナヅチで泳げず動けなくなっていたなど想像もしていなかったのだ。
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