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第4章〜不死〜
44話
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バサ、バサ、とコウモリの羽を力強く羽ばたきながらバンパイアロードが現れた。
身体から噴き出す黒い霧・・・瘴気の量もかなり増えていると見れる。この様子では、残っていた笛を全て使ってしまったのかもしれない。
それほどまでにあやつの身には、大地を凌駕するほどの膨大な魔力が宿っていた。
「はぁ・・・こんな事で笛を使い切るなんて。まぁいいや、代わりにリメットの人間を全員殺せばいいだけの話だし」
独り言なのだろう。バンパイアロードが頭を抱えて呟いたが、後半の部分でニヤリと笑った。
だがここにいるのは皆実力者揃いである。彼が何を言い、何を想像したかはすぐに察知することができた。
「全員殺す?どういうことよ」
ゴードンが今まで見せたことのない怒りを滲ませながら、バンパイアロードを睨みつける。
威圧感のある怒気をまともに受けたバンパイアロード・・・ルーデスはまるで気にならないといった様子でニヤリと笑ってみせた。
「あぁ、あんたは魔法使いじゃないんだ。教えておくと、生き物からも生命の魔力を抽出できるんだよ」
つまり土地に住まう動植物、命を皆殺しにすれば、土地とほぼ同等の魔力を手に入れることができるのだという。
なるほどな、だから豪快に笛を使い切って自身を強化したのか。
言われてみれば周囲の雰囲気がメイズに似てきた気がしないでもない。生命の気配を感じない、時が止まったかのような硬い空気である。
このままではリメットが荒廃するのも時間の問題だ。くそ、次々に問題を引き起こしおって・・・。
「我の同胞も、その笛で蘇らせたのか」
我が問うと、すでに喋れることを知っていたらしいルーデスは「ご名答」と手をポンと叩いた。
「まさか、竜の死骸がここにあるとは思わなかったけどね。利用しない理由はないよ」
「・・・貴様」
人と魔族が戦っていた時代の竜だろう。魂を弄ぶ行為を直に目撃してしまった我は苛立ちから歯を食いしばる。
「さぁやれ、スケルトン・ドラゴン。あいつらを潰して糧にしてやるんだ!」
『『『『『キィィィィィィィィ!!』』』』』
オーケストラの演奏を操る指揮者のように、骨竜を我らにけしかけた。
10メートルは下らん巨大な身体は、哀れにも後に自分が餌になることを知らずに大口を開けた。
肉や皮がなくなった白い骨格は胃袋もないくせにどうやって獲物を食べようというのか。知性のかけらもない骨に向かって、サエラが矢を射った。
「『スプリガン』!」
放たれた矢が巨大化し、かぶりつこうとした口内の中にすっぽりと入ると、皮の制限がなくなった骨の首がぐわんと後ろに傾く。そしてそのまま前足が浮くと背後からゆっくりと地面に倒れこんだ。
「・・・なるほど、軽いんだ」
二頭目の骨竜の追撃を避けつつ、呟きを漏らしたサエラ。敵の弱点を見つけて攻略の糸口を探しているようだ。
標的に避けられた骨竜はスピードを落とすことなく、硬い地面に顔面を激突させた。
今のが生きているドラゴンなら、サエラの避けた方へ首を曲げて追ったはずである。
「頭もそんなに良くないっと」
サエラは石の道に牙を突き立て、動けなくなった骨竜を見て判断したらしい。
脳みそがないからな。
「なら耐久力はどうかしらぁ!」
鉄のゴーレムのような姿をしたゴードンが骨竜の顔面側面を殴りつけた。
ゴォォンと鈍く鼓膜の揺れる音を出し、骨竜が殴り飛ばされる。それがドミノみたいに隣にいる骨竜にぶつかり巻き込んで、一頭目の時と同じように転んでしまった。
しかも今回は二匹同時に。
「ちぃ!かったいわね!」
傷は与えられなかったらしい。ゴードンは逆に入ってしまった自身の拳のヒビを見て悔しそうに呟いた。
竜の骨の強度はそれこそ未知数だが、実はある弱点があるのだ。
「関節を狙うのだ!肉や皮膚をなくしたドラゴンは骨と骨の隙間がめっぽう弱いぞ!」
大声で叫んで皆に情報を伝える。ドラゴンの骨はたしかに硬いが、骨同士の接触面、つまり関節が他の生き物に比べて未発達なのだ。
ドラゴンは自身の体重や骨自体の強度の高さのせいで、下手に骨同士をつなぐと曲げた際に大きな負担がかかってしまう。
だから竜は軟骨や靭帯がない代わりに、骨の周りを覆う強靭な筋肉と皮膚でカバーするのである。
通常、ドラゴンは骨の隙間に脂肪があるのだが、骨竜は魔力をねじ込んで代用しているらしい。
皮も肉もない骨など竜にとって弱点を剥き出しにしているも同然である。
「む?」
と、次の瞬間我の後ろからジュルルルという奇妙な音が聞こえてきた。
すごい速さで近づいてきてる。我は振り返らずに横に避け、先ほどまで我がいた場所を貫いたモノの正体を目にする。
赤い粘液だ。それが突風のように渦を巻きながら我に襲いかかってきたのだ。
「ちっ!」
「やっぱり君から処理した方がいいね。とかげさん」
腕に粘液を貼り付けたルーデスが、ニヤリと笑った。
「ほう?貴様程度が我の相手になると?」
「見くびるなよ?僕は力を手に入れたんだ」
「面白い。紛い物の力でどこまでやれるか、見てやろうではないか」
翼を羽ばたかせて助走をつけてから、我は牙をむき出しにしてルーデスの元に突撃する。
こやつを始末して、シオンの呪いを解いてやる!
身体から噴き出す黒い霧・・・瘴気の量もかなり増えていると見れる。この様子では、残っていた笛を全て使ってしまったのかもしれない。
それほどまでにあやつの身には、大地を凌駕するほどの膨大な魔力が宿っていた。
「はぁ・・・こんな事で笛を使い切るなんて。まぁいいや、代わりにリメットの人間を全員殺せばいいだけの話だし」
独り言なのだろう。バンパイアロードが頭を抱えて呟いたが、後半の部分でニヤリと笑った。
だがここにいるのは皆実力者揃いである。彼が何を言い、何を想像したかはすぐに察知することができた。
「全員殺す?どういうことよ」
ゴードンが今まで見せたことのない怒りを滲ませながら、バンパイアロードを睨みつける。
威圧感のある怒気をまともに受けたバンパイアロード・・・ルーデスはまるで気にならないといった様子でニヤリと笑ってみせた。
「あぁ、あんたは魔法使いじゃないんだ。教えておくと、生き物からも生命の魔力を抽出できるんだよ」
つまり土地に住まう動植物、命を皆殺しにすれば、土地とほぼ同等の魔力を手に入れることができるのだという。
なるほどな、だから豪快に笛を使い切って自身を強化したのか。
言われてみれば周囲の雰囲気がメイズに似てきた気がしないでもない。生命の気配を感じない、時が止まったかのような硬い空気である。
このままではリメットが荒廃するのも時間の問題だ。くそ、次々に問題を引き起こしおって・・・。
「我の同胞も、その笛で蘇らせたのか」
我が問うと、すでに喋れることを知っていたらしいルーデスは「ご名答」と手をポンと叩いた。
「まさか、竜の死骸がここにあるとは思わなかったけどね。利用しない理由はないよ」
「・・・貴様」
人と魔族が戦っていた時代の竜だろう。魂を弄ぶ行為を直に目撃してしまった我は苛立ちから歯を食いしばる。
「さぁやれ、スケルトン・ドラゴン。あいつらを潰して糧にしてやるんだ!」
『『『『『キィィィィィィィィ!!』』』』』
オーケストラの演奏を操る指揮者のように、骨竜を我らにけしかけた。
10メートルは下らん巨大な身体は、哀れにも後に自分が餌になることを知らずに大口を開けた。
肉や皮がなくなった白い骨格は胃袋もないくせにどうやって獲物を食べようというのか。知性のかけらもない骨に向かって、サエラが矢を射った。
「『スプリガン』!」
放たれた矢が巨大化し、かぶりつこうとした口内の中にすっぽりと入ると、皮の制限がなくなった骨の首がぐわんと後ろに傾く。そしてそのまま前足が浮くと背後からゆっくりと地面に倒れこんだ。
「・・・なるほど、軽いんだ」
二頭目の骨竜の追撃を避けつつ、呟きを漏らしたサエラ。敵の弱点を見つけて攻略の糸口を探しているようだ。
標的に避けられた骨竜はスピードを落とすことなく、硬い地面に顔面を激突させた。
今のが生きているドラゴンなら、サエラの避けた方へ首を曲げて追ったはずである。
「頭もそんなに良くないっと」
サエラは石の道に牙を突き立て、動けなくなった骨竜を見て判断したらしい。
脳みそがないからな。
「なら耐久力はどうかしらぁ!」
鉄のゴーレムのような姿をしたゴードンが骨竜の顔面側面を殴りつけた。
ゴォォンと鈍く鼓膜の揺れる音を出し、骨竜が殴り飛ばされる。それがドミノみたいに隣にいる骨竜にぶつかり巻き込んで、一頭目の時と同じように転んでしまった。
しかも今回は二匹同時に。
「ちぃ!かったいわね!」
傷は与えられなかったらしい。ゴードンは逆に入ってしまった自身の拳のヒビを見て悔しそうに呟いた。
竜の骨の強度はそれこそ未知数だが、実はある弱点があるのだ。
「関節を狙うのだ!肉や皮膚をなくしたドラゴンは骨と骨の隙間がめっぽう弱いぞ!」
大声で叫んで皆に情報を伝える。ドラゴンの骨はたしかに硬いが、骨同士の接触面、つまり関節が他の生き物に比べて未発達なのだ。
ドラゴンは自身の体重や骨自体の強度の高さのせいで、下手に骨同士をつなぐと曲げた際に大きな負担がかかってしまう。
だから竜は軟骨や靭帯がない代わりに、骨の周りを覆う強靭な筋肉と皮膚でカバーするのである。
通常、ドラゴンは骨の隙間に脂肪があるのだが、骨竜は魔力をねじ込んで代用しているらしい。
皮も肉もない骨など竜にとって弱点を剥き出しにしているも同然である。
「む?」
と、次の瞬間我の後ろからジュルルルという奇妙な音が聞こえてきた。
すごい速さで近づいてきてる。我は振り返らずに横に避け、先ほどまで我がいた場所を貫いたモノの正体を目にする。
赤い粘液だ。それが突風のように渦を巻きながら我に襲いかかってきたのだ。
「ちっ!」
「やっぱり君から処理した方がいいね。とかげさん」
腕に粘液を貼り付けたルーデスが、ニヤリと笑った。
「ほう?貴様程度が我の相手になると?」
「見くびるなよ?僕は力を手に入れたんだ」
「面白い。紛い物の力でどこまでやれるか、見てやろうではないか」
翼を羽ばたかせて助走をつけてから、我は牙をむき出しにしてルーデスの元に突撃する。
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