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高級スーパーで買い物するだけ

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「あ、月代さん……
私あんなに下品に精液飲み込みましたけど、引きましたよね…でも、これからもっと下品でヘンタイな子になっちゃうと思うから…
嫌いになったら言ってください…」
…フォトンちゃん…
「ううん、俺…フォトンちゃんが本当に淫魔だとしても、好きだよ」
「…!!ほ、ほんとですか…!?」
「うん、好きだよ」
彼女は満面の笑みを浮かべた
ふふ、やっぱり彼女はこうでなくちゃ。
「えへへっ…♡私も月代さんがヘンタイお兄さんだとしても好きですよっ♡」ぎゅーーー
「えぇっ…!?俺やっぱりそう思われてたの…!?」
「思ったことはないですっ!例えですよたとえ!」
うぅ…でも実際に思われるのも時間の問題かも…。
「月代さん、今日はこれくらいにしといてあげます♡精液ごちそー様でした♡」
え、今日は、って…
「次はもっとすごいことしましょーね…♡パイズリとか足コキとか素股とか…♡」
ちょ・・・ちょっと!!年頃の女子がそんなこと言っちゃダメだよ!!
と慌てていると、彼女は俺の耳元に寄り、、、
「もちろん、セックスも…♡」
…っ
「フォトンちゃん!それはマジでダメ!!」
「ふふっ…♡抵抗してもムダです♡
じゃあ、次は現実で会いましょうねっ!おやすみなさい」
と俺の頬にキスをして…
「ま、待ってフォトンちゃん…!」
そう彼女を求める俺の声も虚しく、意識の中にまどろんでいった。


…はっ
アラームの音で目覚めた
夢の記憶が鮮明に残っている
恐る恐る下半身を確認したが、夢精はしていなかった
はぁ…なんだか寝る前より疲れた気がする…。
スーツを着て、髪をてきとーに整えて出勤した。
「………月代?」
「ぼーー…」
「…おいっ」
!!
「あ…アークくん、おはよ……」
「…お前大丈夫?寝不足?」
寝不足……そう見えてるのか。
「うん……なんかすごい夢みて……」
「(すごい夢……?はっ、まさかフォトンがコイツの夢に出てピーなことを……???)へぇ…今すごーくお前を殴りたい気分なんだけど、いいよな?」
!?あ、アークくん、彼女が夢に出たってこと分かったの!?
「な、なんで!?じ…実家のペットが無限増殖する夢だったから君にはカンケーないよ!!」
咄嗟に嘘ついてしまった。俺ってこういうことできたんだな…
「そりゃすごいな…もふもふじゃん」
まぁ、実家のペットは熱帯魚だけなんだけどね…。
アークくんはちょっと不機嫌なままコートを脱いで俺に預けてきた
高ギャラな彼は普段こんな番組出ないが、今日は映画の告知のため食レポ番組に出ることになった
ホテルのレストランバイキングをレビューするらしい。いいなー俺も食べたい…
共演している男性アイドルも一緒だ
司会「今日は俳優のアーク様と~、アイドルのメイ君に来てもらいました~!」パチパチパチ
「よろしくお願いします」
「がんばりまーすっ☆」
「立派なホテルのエントランスに佇む2人!かっこいいですね~♡」
「アークさんっ!早速行こうよ!」
「そうだな」
とメイくんがはしゃぐが、彼が階段でコケたのでアークくんが支えた
「おっと、危ないぞ」
きゅーーーーん♡♡
え……何今の?
「あ…ありがとう!」
「いえいえ(ノアヤキモチやくかな…?妬いた姿かわいいんだよな~♡)」
…なにニヤニヤしてんのあの人?

「さて!レストランに着きました~
すごい眺め~!」
「そしてバイキングの品数もすごいな」
「わ~!デザートもある!ねえアークさんどれから取ったらいいんだろ?」
「好きな物から取ってけばいいんじゃないか?」
と彼はお皿をメイくんに渡す
年下と一緒に出演するとお兄ちゃんっぽいよね…。
「あ!このサラダ美味しそうっ!アークさんの皿に取ってあげるよ!」
と、メイくんが盛り付けたのは、、
ブロッコリーのサラダーー!!
「、、ありがとう、、」
え…!?この子アークくんがブロッコリー苦手って知らないんだよな…??
「…じゃあ俺はこれをメイくんに盛ってあげよう」
と、にんじんのサラダを皿に乗せた
「うげー!アークさん僕にんじん嫌いなのー!」
「あ、そうだった?じゃ後で俺が1口食べてあげるよ」
「む~…」

「いただきまーす」
美味しそうな料理が沢山載ったお皿が2つ、美青年が2人。そして後ろには絶景…。
その光景に誰もが息を飲んだ、らしい。←
あー美味しそうだなー…俺変な夢見たせいで朝ごはん食べてないし…
「アークさんっ!ほらにんじん食べてください!アーン」
「アーン」
…はぁ。
「じゃメイくんにはこのブロッコリーをあげるよ。アーン」
…こういうの、割としょっちゅうやってるけどさ…ノアくんはよく耐えられるよね。
お兄さんが出てる番組あまり見ないのかな?
「さて、告知ですが……
この映画は新任の女性教師が俺たち含むイケメンからモテるお話です!」
「僕、メイは生徒役!アークさんは先輩教師役で出てまーす!みんな見てね~♡」
……
やっと仕事も終わり、2人で帰路についてきた
「アークくん、今日は随分帰るの早いけど稽古行かなくていいの?」
「ん?うーん…今日稽古場空いてなかったし、明日△先輩と一緒にやる予定だからいいかな」
アークくんはあまり稽古をしない…。のに、数多くの台本をすぐに覚えてくる
これが天才俳優…
……俺は、マネージャーという仕事は向いているのだろうか。
新卒入社した頃に比べれば上手くやれるようになったと思うけど、それでもアークくんを困らせることもたまにある。
俺の方が年上なのに…。
「あ!そうだ月代、食材買いたいからスーパー寄っていい?」
「え…いいけど、、俺も行く必要ある?」
「月代の分も買ってやるよ」
え!行きます。
5つ年下の俳優に食材を奢ってもらう俺…。
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