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ついに兄弟喧嘩編

許してくれない弟

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やっと仕事が終わり、家に帰ってきた
もう21時になる
フォトンもノアももう寝る準備してるよな?
「ただいま~」
バタバタ
「お、お兄ちゃんっ!」
ん?なんだ?妹が慌てた様子で来た
「ノアくんが帰ってこないの!」
…!!!!
「そ、そんな…電話は?」
「それが繋がらなくて…」
、、俺の能力でも探してみるが、まずは捜索願を…
ガチャ
!!!
「ノア!?」
玄関にすっ飛んでいくと、可愛い可愛い弟が靴を脱いでいた
「こんな時間まで何してたんだよっ」
「……」すっ
……え?俺今シカトされた?
振り向くと、リビングでフォトンがノアを抱きしめていた
「も~!どこ行ってたの!?」
「ね、姉さん…!カフェで勉強してただけですよ」
「電話かけても繋がらないんだもんっ!心配したよ~」
「あぁ…電池切れてましたからね」
…、、
「ノア、勉強はいいがさすがに帰るのが遅すぎるぞ」
と近づいたが
「ボクお風呂入ります」
と行ってしまった
「…お兄ちゃん、避けられてない?」
「だよな…俺なんかしたっけ………」

という話を月代にした
「…アークくん、ほんとに先週の飲み会のこと覚えてないの?」
…え、俺そこで変なことしたのか…?
「……はぁ、アークくんってお酒強い方だと思ってたけど、酔うと酒癖悪いよね」
は?どういう事だっ
「……酔ったアークくんをこないだ家に送ったんだけど、きみその時ノアくんの目の前で俺にキスしようとしてたよ!」
……!?
「お、俺がそんなことするわけないだろっ」
と目の前のマネージャーを睨む。
クソが…無駄に整った顔しやがって…俺ほどじゃないけどな!
「別に信じたくないならそうすればいいよ」
ぐぬぬ…
「しかし、なんでよりによってお前にキスだなんて…」
「きみ俺とノアくんの事見間違えてたよ」
はぁ~?可愛い可愛いノアと、お前を見間違えるわけないだろ
「……信じたくないならいいけど」
うぐ…
そ、そういうことなら弟に謝るしかない。
ノア、許してくれるかな…?
高級プリンを買って、家に帰った
「ただいまー」
お!ソファにノアが座っている。チャンス!
「ノアー♡」
と抱きつ…スカッ
弟はソファをすぐに立って自分の部屋に入ろうとしていた
「ちょ、ちょっと待てよ!おれお前に謝りたい事が…」
なんとか弟を捕まえた
「…ボクはあなたと話すことなんて無いですけど」
バタン
う、うぅ…完全に嫌われている…
…。今の俺がノアに何か言ったところで、許してくれないのかもな。
俺たち1度距離を置いた方がいいのかも…

ノアとキスもハグもセックスもしなくなって、1週間が過ぎた
まだ余裕だが、俺ノアとのセックス中毒だったし、あと1ヶ月この生活が続けばヤバい気がする
…もし限界がきたらノアを襲うしかない。その時までは互いに距離を置いて、頭を冷やそう…
「ん、おはよ」
ノアが起きてきてリビングで支度をしているので、声をかけた
…いつも通り、彼は俺をちらりと一瞥し朝飯も食わずに家を出ていった。
うぅ…
「お兄ちゃんおはよー…ノアくんまた先に家出たの?」
「フォトン…俺マジでもうダメかも…ノアに嫌われてるんだよ…!」
「えぇ…!?お兄ちゃんとノアくん、前まであんなにラブラブだったじゃん!
何かあったの?」
…。酔った俺が間違えて月代にキスしそうになったと言えば、この妹にも嫌われるだろう
一応…いちおう!アイツ妹のカレシだしな。
はぁ……

それからさらに1週間後
溜まりまくった俺は、ついに色気ダダ漏れになってきた。
こんなこと、前にもあったな…。
このままではマズイ。周りに要らん迷惑をかけてしまう…
マネージャーが3mくらい離れた場所からスケジュールの説明をしてくる
「え、なんだって!?」
「だから…お前遠いんだよ!」
「だって君のそばに居たら変な気分になるの!
それで今日の午後はファッションショーのリハーサルだから!」
…やっぱり色気が悪い影響をもたらしている…。
リハーサルでは、現地で明日の本番を想定して通しで練習を行った
俺の番になったので、前を向いてランウェイを歩く
誰もいない観客席に向かって胸を張り、振り返って袖に戻る
「アークくんすごい色気だね!いいよー!明日はお客さんドキドキしちゃうかもね!」
オジサンが話しかけてきた
「ありがとうございます」
「っ…ところで、美味しいワインバーがあるんだけど…良ければ今日一緒にどうかな!?」
…はぁ?このオッサン何言ってんの?本番の前日ってこと分かってる?
「プロデューサー、すみませんがアークくんは本番前なので」
と月代が止めてくれた
「しょうがないな~♡じゃ、打ち上げの時は俺の御相手頼むよ♡」
うげえ……俺、1年前まではこんなオッサン相手に枕営業してたんだよな…我ながらよくやったな…
「ん、マネージャーの君もなかなか綺麗な顔してるし、君が相手してくれてもいいよ♡」
………ブフッwww無理だろコイツはw
「…ご冗談を…
…アークくん!笑いすぎでしょ…!」

家に帰ってきた。
…玄関にノアの靴はあるし、もう帰ってきているようだ
「ただいまー」
ノアはキッチンでお茶を入れているようだ
「…!」
弟、ぎょっとした顔で俺を見てる…。
そんなに色気漏れてんのか…?
「ノア、俺風呂入る…うぉ」
弟は俺を避けようとしたのかキッチンを出ようとして、ぶつかってしまった
あ…………
弟に触れた途端、体が熱くなってつい床に座り込んだ
「はぁっ……、はぁ………♡ご、ごめ…ノア……っ♡♡」
や、ヤバい…ノアが欲しい……欲しい…っ
「っ………」ぱっ
弟は、座り込んで発情している俺を見て去っていってしまった。
……。。
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