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2人して女装してデート編

治安悪くて草

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どんっ
「きゃ!」
後ろからきたオジサンと姉さんがぶつかった
ちょ…あの人わざとぶつかってきただろ!
ムカついてオジサンを掴んで捕まえる
「ちょっと…!今わざとぶつかりましたよね!?」
うぅ…女の声慣れない……
と思ったら。
むにぃ
「……ひゃあ!?」
なんとオジサンはボクのおしりを触ってきたぁ……!きも、ちわる………っ
すると……
ドゴッ!!!!
えぇ……??
なんと兄さんがオジサンを蹴り飛ばした
ざわざわ………
「え、なに…?ちかん?」
「あのオジサンなんかしたの?」
わわっ…
兄さんは追い打ちをかけるのか、オジサンに近づき…
「待ってお姉ちゃん!
ふ、2人とも行こっ」
姉さんに手を引かれて、人だかりから逃げた

はぁはぁ………
「ノアくん大丈夫?」
「え、えぇ…
それより姉さん、いつもあんな事起こってるんですか?」
………姉さんは、うつむいて首を縦に振った
そ、そんな…!
「はぁ!?俺やっぱあのオヤジ殺してくるわ…」
「ま、まってお兄ちゃん…!」
「待ってられっか!アイツノアの、け、ケツまで触って……!!重罪にも程があるぞ!」
と美女がすごい顔をしている。
「落ち着いてよお兄ちゃん…たしかにノアくんまで触ってきたのはムカつくけど、、
あ、そーだ!美味しい杏仁豆腐のお店あるから行こっ?」
「………そうですね…。さっきの事ばっか気にしててもしょうがないし」

確かに杏仁豆腐はとても美味しかった。
でも、、甘ったるいドリンクと、謎の辛い鶏肉まで食べさせられてお腹痛くなりそう、、
「美味しかったね~♡」
「うぷ…フォトンどう考えても食いすぎだろ」
前から思ってたけど、姉さん思ったより胃が大きい…?大食い系美女?
「え?甘いものなら無限に食べられるでしょ!」
えぇ………それ姉さんだけだから。
なんて話してると
「きみ暇!?
かわいーねー!」
……え!これってナンパ!?
「……」つーん
わ……姉さん、ナンパをかわしている!手馴れたもんだな………って、ん……?
後ろ(兄さんの方)からすごいオーラが…
「…あ、あれ?そこの美人さん、お友達?やだなーそんな怖い顔しないでくださいよぉ」
「あ、あの…姉さん、行きましょう」
「そうだね、お会計しよっか」
「え!?その黒髪の子も可愛い…!
百合3P!?挟まりてぇーーー」
キモイ…………さっさと席を立ってその場を離れた
「はあ…さっきから思ってましたけど、女ってだけで舐められませんか?」
「だよな?俺も思った」
「しょうがないよ………」
「しょうがなくないだろ…!フォトンはムカつかないのかよ!?」
「ムカつくけど…」
・・・。
「あの、これから何します……?」
空気に耐えられなくなって、つい次の予定を聞いた
「んー…私は大体気が済んだかな!」
「そうだな、外にいたってムカつく事が起こるだけだし帰るか」
はぁ…兄さんと姉さんと、楽しいお出かけになると思ったんだけどな…
「お兄ちゃん、私はこれから友達の家にお泊まりするよ♡」
「は!?聞いてないんだが!」
「今日決まったの!テスト近いから勉強会も兼ねて!いいでしょ?」
姉さん、そのうちそう言ってカレシの家に泊まりに行ったりしないだろうか…
「む………なら友達の家まで送ってくぞ!」
「え~いいのにー!」
……。
「姉さん、心配だから送らせてください」
「……もぉ~わかったよー!じゃあ行こっか!」

……
姉さんの友達の家
「え…フォトン!?誰その美女2人!?」
まぁ、こうなるだろうな……
「えっと…従姉妹だよ!」
「キャー♡すごい美人じゃない!?」
「いつもフォトン姉さんがお世話になってます
今日はお願いしますね」
「かわいーー♡キミもお泊まりする?」
げっ………
「いえいえ!ボク………わたしたちはこれで!失礼します!」
ぴゅーーーーー
はぁ……疲れた。
「俺一言も喋れなかったけど、感じ悪くなかったかな?」
「まぁ仕方ないんじゃないですか?
疲れた…早く帰りましょう」
「そうだな……」
と、兄さんは手を繋いできた
うぅ……やっぱり兄さん、すごく綺麗だ。
……。
「あ、俺トイレ行ってきていい?」
あぁ…
「今度は女子トイレ行けますよね?」
「いや、広いトイレあるっぽいからそこ行く」
意地でも女子トイレには行かないのか…。
とにかくボクは待っていることにした
「あの…すみませんっ」
…?
知らない男の人が話しかけてきた
「××駅に行きたいんですが…どこにあるんでしょうか?」
「…スマホで調べればいいんじゃないでしょうか」
「それが僕方向音痴で…よければ駅まで一緒に行ってほしいんですが」
えぇ……?

「お願いしますっ…僕マップ見てるはずが5回もここに戻ってきちゃってるんですよ…!」
それは生活に支障をきたすレベルの方向音痴では?
「はぁ…仕方ないですね
あ、その前に連れがお手洗いにいるので少し待って……」
「ホントですか!?じゃあ行きましょう!」
えっ…えぇっ!?この人強引じゃないか!?
「あ、あそこ通ったら近道になりそうじゃないですか?」
と、彼は路地裏を指さす
えー……てかこの人、こういう訳分からん道通るから迷うんじゃないか?
と立っていると、手を引かれた
「ちょ………!!」
うぅ……さむっ…!ホントにここ通るの…?
と思ってると、路地の中ほどで歩を止めた
………??
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