上 下
33 / 128
温泉旅行編

[番外編]弟の入学式

しおりを挟む
[アーク視点]

俺は今日…………
ノアの高校の入学式にしゃしゃり出てきた!!
サングラスとかつけて変装しようと思ったが、
室内だし…
ま、ちょっとだけだしそのままでもいっk「あの人俳優のアークくんに似てない…?」「隣の女の子、モデルのフォトンちゃんでは…?」
まぁ、バレるよな☆
保護者席がザワザワするなか、入学式が始まった
俺は早速、望遠レンズ付き高画質カメラを使って
最前列でのノアを収録する
んーーー…ノアの席がちょっとよくないなぁ…
「ヒソヒソ…あの人のカメラすごくない…?」
「隣の子の双眼鏡も…」
なんか聞こえる気がするが、まあいい。
あぁ…♡理事長の話を真面目に聞くノアかわいい……♡
……やっぱり制服姿かわいいいい♡♡♡
おっと俺としたことが取り乱してしまった。
手ブレの原因になる。
今日の朝なんて…
「の、の…ノア…♡
制服すっごく似合うよ♡かわいいなぁ…♡」
弟が中学生の時もしてたが、高校生になっても
制服姿で犯してほしい。
そんで俺のメスイキ精液で制服を汚して怒られたい…♡
「まったく大げさですね…
高等部に上がっただけでしょう」
…そう。ノアは中高一貫校のエスカレーターを
登っただけである…が
「何言ってるんだ!!人生でたった3年しかない
高校生活がこれから始まるんだぞっ」
ちなみに俺は高校生のとき何してたっけ?
…オジサンたちに身体売りまくっては毎日ノアの
寝顔でしこってたな……
「…兄さん顔色悪くないですか」

…朝からこれだったから、俺はもう可愛い弟に
会いたくなって来る
「お兄ちゃんっ!ノアくん喋るよ!」
!!!
隣で双眼鏡を覗くフォトンに言われ、レンズの
倍率を確認する
どうにもノアは入試の順位がトップだったらしく、入学生の挨拶を任されていた
壇上にカメラを向ける
あぁ……♡台本まで覚えてあんな堂々と…♡
ノア好き…♡
喋り終わるなり拍手が沸き起こった
「ノアくんかっこいいね♡」
「かっこいいな…♡さすがノア…ぐすっ」
「…え?泣いてるの…!?」
実はつい先日あった中学の卒業式でも、ノアの
人生の節目に立ち会えた感動で普通に泣いた。
多分本人より泣いてたと思う
(その時の答辞は生徒会長がやったので、
ノアの出番はなかったけどな)
…ほんと、あんなにかわいい上に賢いなんて…♡
モテたらどうするんだよ………
………ん?
俺がノアに手を出したのが11月頃…。
でそのまま付き合って、毎日のようにセックス…。
………。
俺、めちゃくちゃノアの受験勉強邪魔したんじゃね?
「…お兄ちゃん、また顔色わるいよ…?」

[ノア視点]

退屈な入学式も終わり、ボクたちは教室に向かう
ことになった
…なんか強烈な視線を2人分感じたけど…。
………春休み中、兄さんとエッチなことたくさん
するのかと…思ってたけど、実際には兄さんは
すごく忙しそうでそんな暇なかった
…だから、すごく血が足りない……
帰ったらすぐにでも兄さんの首筋にかじりつきたい…
かしゃん!
…!!
ぼーっとしすぎて、ボールペンを落としてしまったらしい
「ノアくん…だよね」
あ……さっき入学式で隣に座っていた女子が拾ってくれた
「ええ、ありがとうございます」
と、受け取ろうとしたが…
「っ!?……ノアくん…?」 
彼女の細い手首を見て、つい掴んでしまっていた
「…!ごめんなさい」
…あ、危ないところだった…

はぁ…入学初日から大変だった…。
早く帰って兄さんの「あのっ……」
ん?さっきの女子だった
「どうしました?」
「えっと………あのね、一緒に帰って欲しくて…」
……??
「ボク今日はアイツと帰る予定なんですが…」
と遠くの友人を指さす
「………!そ、そうだよね…ごめんねっ」
……???

「はぁっ!?ばかじゃないの??」
電車に乗り、さっきあったことを友人に話すなり
怒られた
「あぁ…まあ新しく友人を作るチャンスだったかもしれないですね」
「いや…ていうか、あわよくば付き合えるのでは?」
…え?付き合う………??
…………友人になら、言ってもいいかな。
「…ボク、お付き合いしている人がいるんですが…」
「…………!?!?!?!?
なんだよ~!先に言ってよー!
てか全然知らなかった…」
こうなると次に聞かれるのは…
「僕の知ってる人??」
まあ、俳優さんだし………。
「ええ、知ってると思いますy「だれだれだれだれだれ!?!?」・・・・・。
どうしようか…。別に兄さんが恋人なことを話してもいいのだが、それがふとした時に周りに漏れて
兄さんが嫌な目に遭うのは避けたい
と考えていると、ちょうど友人が降りる駅に着いた
「絶対教えてよ!じゃあねー」
「また明日」
はぁ…
自分も次の駅で降り、改札を抜けた
……ん?なんだあの怪しい人…
………ん?? 
「兄さん…?」
「お!おかえりー。待ってたんだぞ!」
…?
「もー、ライン送ったのに見てないのか?」
…見てなかった。スマホを取りだしてみると、
確かにボクとお昼ご飯を食べたいとメッセージが
来ていた
「…で、そんな変な格好で待ち伏せしてたんですか」
サングラスにマスクに帽子……。ハイブランド不審者?逆に目立ちそう。
「ところで姉さんは…?」
入学式のとき一緒じゃなかったのか
「ん?フォトンは午後から撮影だって。事務所の人が迎えに来てたぞ」
姉さん、忙しいのに入学式を見に来てくれたのか。
…兄さんなら、ボクと付き合っているからと言って、姉さんをひとりぼっちにするような事なんて
しないはずなのに…。何を心配していたんだろう
「さて、飯くいに行こうぜ!」
「…ふふ、そうですね」
…。
ただの個室居酒屋じゃないか…!!
え…?この人昼から酒飲むの……?
と思ったそばから彼はハイボールを注文していた
えぇ……。
あ、そうだ。
「あの…兄さん」
「ん?」
ボクを見る兄さんがかっこいい…。
…。兄さんとお付き合いしていることを、
友人に言っていいか聞こうと思ったが……
ダメに決まってるよな。
「…いえ、入学式どうでした?」
「…!ノアかっこよかったぞ…♡
兄ちゃん頑張って撮影したから家で鑑賞しような♡♡」
いやそれはいいかな…、、
と思っているとハイボールがきた
「これこれ!美味そうだ」
……!!「待って兄さん!」
不思議そうにボクを見た兄さんの肩を掴み、
強引に首筋にかじりついた
「っ……!」
その薄い皮膚を破り、熱い血液を舌に感じる
ん……おいし…♡
「のあっ……♡こんな、とこで…ぇ♡
…んっ……ん…♡」
吸血時に与えられる快感に喘ぐ兄さん…えろ……
ぷは……美味しかった♡♡
ボクのお昼ご飯これで充分かも?
と兄さんを見ると
「…………」げっそり
・・・汗。吸いすぎた…?
「に、兄さん急に吸ってごめんなさい…
お酒飲んでから吸ったらボクも酔っ払いそうで」
「……っ!ああ、いいんだよこれくらい
さて、さっそく次の料理選ぼうぜ
(久しぶりの吸血が気持ちよすぎたけど、
魔力吸われるしちんぽはギンギンだし…帰れるかな?
このためにラブホって存在するのかぁ~。
俺は週刊誌が張り付いてるから無理だけど。)」



ご覧頂きありがとうございました!
次回から「弟成長編」が始まります
弟の体がアーク兄さんと同じくらいに成長してしまいます!!!
楽しみですね!!!!!!!!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪意か、善意か、破滅か

野村にれ
恋愛
婚約者が別の令嬢に恋をして、婚約を破棄されたエルム・フォンターナ伯爵令嬢。 婚約者とその想い人が自殺を図ったことで、美談とされて、 悪意に晒されたエルムと、家族も一緒に爵位を返上してアジェル王国を去った。 その後、アジェル王国では、徐々に異変が起こり始める。

自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!

ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。 ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。 そしていつも去り際に一言。 「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」 ティアナは思う。 別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか… そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。

二人の公爵令嬢 どうやら愛されるのはひとりだけのようです

矢野りと
恋愛
ある日、マーコック公爵家の屋敷から一歳になったばかりの娘の姿が忽然と消えた。 それから十六年後、リディアは自分が公爵令嬢だと知る。 本当の家族と感動の再会を果たし、温かく迎え入れられたリディア。 しかし、公爵家には自分と同じ年齢、同じ髪の色、同じ瞳の子がすでにいた。その子はリディアの身代わりとして縁戚から引き取られた養女だった。 『シャロンと申します、お姉様』 彼女が口にしたのは、両親が生まれたばかりのリディアに贈ったはずの名だった。 家族の愛情も本当の名前も婚約者も、すでにその子のものだと気づくのに時間は掛からなかった。 自分の居場所を見つけられず、葛藤するリディア。 『……今更見つかるなんて……』 ある晩、母である公爵夫人の本音を聞いてしまい、リディアは家族と距離を置こうと決意する。  これ以上、傷つくのは嫌だから……。 けれども、公爵家を出たリディアを家族はそっとしておいてはくれず……。 ――どうして誘拐されたのか、誰にひとりだけ愛されるのか。それぞれの事情が絡み合っていく。 ◇家族との関係に悩みながらも、自分らしく生きようと奮闘するリディア。そんな彼女が自分の居場所を見つけるお話です。 ※この作品の設定は架空のものです。 ※作品の内容が合わない時は、そっと閉じていただければ幸いです。 ※執筆中は余裕がないため、感想への返信はお礼のみになっております。……本当に申し訳ございませんm(_ _;)m

悪逆第四皇子は僕のお兄ちゃんだぞっ! ~商人になりたいので悪逆皇子の兄と組むことにします~

野良猫のらん
BL
剣と魔法の世界で異端扱いされてきた科学者お兄ちゃん×この世界で唯一科学を理解できる異世界転生者弟! 皇子様からそこら辺の農夫までほとんど攻略可能のオープンワールドBLゲー『黄昏の刻を歩んで』に転生した僕。僕は何を隠そうそのゲームで行商人プレイを何より愛する行商依存症だった。第五皇子という身分にありながら行商人になることを目指す僕は誰からも煙たがられ疎まれている悪逆皇子に媚びを売ることにし――――悪逆マッドサイエンティスト皇子と行商依存症ショタの最強コンビが誕生することになった! ※第二部は5/1より更新開始です。

悪の皇帝候補に転生したぼくは、ワルワルおにいちゃまとスイーツに囲まれたい!

野良猫のらん
BL
極道の跡継ぎだった男は、金髪碧眼の第二王子リュカに転生した。御年四歳の幼児だ。幼児に転生したならばすることなんて一つしかない、それは好きなだけスイーツを食べること! しかし、転生先はスイーツのない世界だった。そこでリュカは兄のシルヴェストルやイケオジなオベロン先生、商人のカミーユやクーデレ騎士のアランをたぶらかして……もとい可愛くお願いして、あの手この手でスイーツを作ってもらうことにした! スイーツ大好きショタの甘々な総愛されライフ!

【R18】ひとりで異世界は寂しかったのでペット(男)を飼い始めました

桜 ちひろ
恋愛
最近流行りの異世界転生。まさか自分がそうなるなんて… 小説やアニメで見ていた転生後はある小説の世界に飛び込んで主人公を凌駕するほどのチート級の力があったり、特殊能力が!と思っていたが、小説やアニメでもみたことがない世界。そして仮に覚えていないだけでそういう世界だったとしても「モブ中のモブ」で間違いないだろう。 この世界ではさほど珍しくない「治癒魔法」が使えるだけで、特別な魔法や魔力はなかった。 そして小さな治療院で働く普通の女性だ。 ただ普通ではなかったのは「性欲」 前世もなかなか強すぎる性欲のせいで苦労したのに転生してまで同じことに悩まされることになるとは… その強すぎる性欲のせいでこちらの世界でも25歳という年齢にもかかわらず独身。彼氏なし。 こちらの世界では16歳〜20歳で結婚するのが普通なので婚活はかなり難航している。 もう諦めてペットに癒されながら独身でいることを決意した私はペットショップで小動物を飼うはずが、自分より大きな動物…「人間のオス」を飼うことになってしまった。 特に躾はせずに番犬代わりになればいいと思っていたが、この「人間のオス」が私の全てを満たしてくれる最高のペットだったのだ。

【R18】ショタが無表情オートマタに結婚強要逆レイプされてお婿さんになっちゃう話

みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。 ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで

B L小説を書いたことないけど書いてみた

りいだん
BL
兄弟同士のエッチ。

処理中です...