17 / 128
弟に女装させたと思ったら女体化した編
[番外編]風邪をひいてしまう弟と死にそうなくらい心配する兄
しおりを挟む
[アーク視点]
「…ノア?大丈夫か?」
なんだか、弟の顔色が悪い。
…俺が話しかけたのに、朝食のヨーグルトも食わずぼーっとしている
「ノア」
「っ…だ、大丈夫です」
……。
「おい、具合悪いんじゃないのか?」
「…!大丈夫ですってば!」
「ノアくん体調悪いの?」
姉さんまで…
「もぅっ…大丈夫ですから!行ってきます!」
あ…………
「大丈夫かなぁ…」
[ノア視点]
大丈夫じゃなかった。
授業が始まって直ぐに頭がクラクラしてきて、集中できない。
休み時間にマスクをつけると、友人が声をかけてきた
「ん?どしたんマスクなんて」
「すこし体調が悪くて…」
「えぇ?大丈夫なの?」
「だ、だいじょう…げほ、げほっ」
「もう~、無理してくるから行けないんでしょ~。保健室行くよ」
はぁ…?
「大丈夫ですからっ…て、引っ張らないでください!」
こうしてボクは保健室へ連れてかれたが。
やはり酷い熱があった
「すこし休んだ方がいいな」
「せ、先生……ボク」
「休みなさい!」
うぅ…
「どうしてそんなに強がるんだ?1日休めば治るだろう」
「……」
だって、ボクの具合が悪いと知ったら、ブラコンの兄さんは心配して仕事を休もうとしてくるだろう。
ただでさえ忙しいのに…
「ふーん?そんなに忙しい仕事なのか」
「まぁ…」
「でもお前には休んでもらうからな。お兄さんに連絡するが、都合がつかなければフォトンに早退してもらう」
姉さん…
保健室のベッドでぼーっと寝ていると、先生が保護者へ連絡している声が聞こえた…
兄さんは絶対に嫌だから、マネージャーの月代さんが来るのだろうか…
あの人あまりあった事ないんだよな…
とか思ってたら。
ドタドタドタ
…?
ガラッ
「ノア!!大丈夫か!?」
…は?
「ちょ…あ、あなたは俳優のアークさん?
もしかして、ノアのお兄さんって…」
「あ、いきなり来てすいません。ノアの兄のアークです
ノア~大丈夫か?だから朝言ったじゃんかよ~」
「に、兄さんっ、どういうつもりで…げほげほ」
「ノア~~~~」
話にならない…
すると後から保健室に入ってきた男性が…
「月代、さん?」
「ああ。ノア君久しぶり。迎えにきたよ
アーク君!練習抜け出すなんて無茶言うなよ!
練習中だからまだ良かったものの収録中だったらどうしてたんだ!」
と、彼は兄さんの耳たぶを引っ張る…
「あだだだ!だって可愛いノアが心配で~」
「俺1人が迎えに行けば充分だろ…
着いてっても仕方ないし!」
「あの…そろそろ帰らせてもらってもいいですか?」
校内で変装もしてない兄さんを見られると厄介なので、そそくさと帰ることにしたが
たまにすれ違う生徒がぎょっとした顔でこっちを見る…
「ノアやっぱりおんぶしようか?」
「絶対にやめてください」
兄さんはブラコンなのでボクにベタベタくっつく。
この人、セクシーでミステリアスな雰囲気を売りにしてるんじゃないのか…
「ノア~ノア~」
うるさいな…
「寝れないんで静かにしてください」
ベッドに寝転がったが、兄さんが心配してうるさい。
「はい、お粥作ったよ。ぬるくなければいいが」
兄さんは結局何もしてないが、月代さんが世話をしてくれる
「ありがとうございます…」
「アーク君、練習行くよ」
「えぇっ!俺がいないとノア死んじゃうぞ!」
「死にませんから安心して練習してきてください」
「……………」
月代さんに連れてかれて、兄さんは練習に行った。
暇だな…
ベッドを降りて、フラフラと兄さんの部屋に向かう
クローゼットを開けてアルバムを探すが…
小学生までしかない。
一応めくると、これはこれで可愛らしい兄さんの写真があった
……でもさすがに小学生は…
ふと、DVDの山が目に入った
これは、5年前の番組…?
再生してみると、あまり出番はないがボクと同じくらいの歳の兄さんが出演していた
あぁ……可愛い♡
でも熱があるのであまり立たない。
とりあえず出番が多そうなDVDを5枚くらいパクった
寝ようかな……
そのまま兄さんの布団にくるまると優しい、愛おしい匂いがした
兄さん……………
優しい夢を見た気がするが、ドタドタと音がして目が覚めた
「…あれ?いないっ!?」
姉さんの声…?
…あぁ、ボク兄さんのベッドで……
しばらくして部屋のドアが開けられた
「あっ、ここで寝てたんだ!ノアくん大丈夫!?」
姉さんが心配して早く帰ってきてくれたようだ
「ええ、大丈夫ですよ…
姉さん急いで帰ってきたんですか?」
「そうだよぉ~!ノアくんが心配で…
お兄ちゃんから連絡あったんだけど、あの人仕事でしょ?私がいないとノアくん死んじゃうよ!」
………
「死にませんよ…」
久々にスマホを開くと、兄さんから怒涛のメッセージが来ていた
めちゃくちゃ心配してるし…
とりあえず読むだけ読んで、眠気ももうないし暇なのでさっきパクったDVDでも見ることにした
…
あぁ、可愛いな…♡
5年前のボクはこんなに可愛い兄さんを前にして何してたんだ、と言いたくなる
周りの大人たちもきっと、兄さんにメロメロだろうな。
幼さが抜けきらない15歳の兄さんに見とれていると、場面が変わった
…?
楽屋での映像のようだ
これは…月代さん?若いな…
兄さんは、マネージャーの月代さん相手に演技の練習をしていた
『…行かないでお兄ちゃん…』
っ!兄さんは、月代さんに抱きついて上目遣いで見つめる
…これは、セリフだから………
『お兄ちゃんがいなくなったら、ぼく、僕っ…』
・・・・・・・。
「ただいまーーー」
!!!
ドタドタ
「あれっ?ノアいねえじゃん!?」「お兄ちゃんの部屋にいるよー!」
…
ガチャ
「ノアっ!大丈夫か!?」
兄さんが息を切らせながらやってきた
「…ええ」
「ん?なんだこれ??
うっわ懐かしい~よくこんなの見つけてきたな?」
…
「まぁ…」
ボクは不機嫌になったので背を向ける
「あ、喋らせちゃ悪いな。ぐっすり寝ろよ」
え…
兄さんは気を利かせているつもりなのか部屋を出ようとする
…コイツ…………
兄さんの服を掴んだ
「??」
「行かないでお兄ちゃん…」
仕返しに、同じセリフを言って上目遣いで甘えた
「…ノア!?」
「お兄ちゃんがいなくなったら、ボクっ…」
ふわりと布団が浮き、兄さんがベッドに入ってきた
そして強く抱き締められた
に、にいさん………
「ノア………なんでそんなに可愛いこと言うんだよ」
「だって兄さんが、そう言ってたから……」
「…………へ?」
リモコンで再生して見せてやった
「………あぁ、5年前のセリフか」
「そうですよ。こんなにくっついちゃって…」
とグチグチ言うとやっと気づいたのか、兄さんはボクの頭を撫でてきた
「練習だろ?月代には世話になってるが仕事の仲だけだからな
俺はお前とフォトンがいれば他にはなにも要らねえよ」
ぞく………
その瞳に、ゾッとする
「…………それなら、ボクで練習すればいいのに」
「えぇ?可愛いやつだなぁ♡
お前は本気で好きだから練習にならねえんだよ♡
キスとかしたらちんぽ立つし♡」
「はあ…寝ますから襲わないでくださいね」
ご覧いただきありがとうございました。
次回から「弟が魔力に目覚めて兄に好き放題する編」が始まります
楽しみですね!!!
「…ノア?大丈夫か?」
なんだか、弟の顔色が悪い。
…俺が話しかけたのに、朝食のヨーグルトも食わずぼーっとしている
「ノア」
「っ…だ、大丈夫です」
……。
「おい、具合悪いんじゃないのか?」
「…!大丈夫ですってば!」
「ノアくん体調悪いの?」
姉さんまで…
「もぅっ…大丈夫ですから!行ってきます!」
あ…………
「大丈夫かなぁ…」
[ノア視点]
大丈夫じゃなかった。
授業が始まって直ぐに頭がクラクラしてきて、集中できない。
休み時間にマスクをつけると、友人が声をかけてきた
「ん?どしたんマスクなんて」
「すこし体調が悪くて…」
「えぇ?大丈夫なの?」
「だ、だいじょう…げほ、げほっ」
「もう~、無理してくるから行けないんでしょ~。保健室行くよ」
はぁ…?
「大丈夫ですからっ…て、引っ張らないでください!」
こうしてボクは保健室へ連れてかれたが。
やはり酷い熱があった
「すこし休んだ方がいいな」
「せ、先生……ボク」
「休みなさい!」
うぅ…
「どうしてそんなに強がるんだ?1日休めば治るだろう」
「……」
だって、ボクの具合が悪いと知ったら、ブラコンの兄さんは心配して仕事を休もうとしてくるだろう。
ただでさえ忙しいのに…
「ふーん?そんなに忙しい仕事なのか」
「まぁ…」
「でもお前には休んでもらうからな。お兄さんに連絡するが、都合がつかなければフォトンに早退してもらう」
姉さん…
保健室のベッドでぼーっと寝ていると、先生が保護者へ連絡している声が聞こえた…
兄さんは絶対に嫌だから、マネージャーの月代さんが来るのだろうか…
あの人あまりあった事ないんだよな…
とか思ってたら。
ドタドタドタ
…?
ガラッ
「ノア!!大丈夫か!?」
…は?
「ちょ…あ、あなたは俳優のアークさん?
もしかして、ノアのお兄さんって…」
「あ、いきなり来てすいません。ノアの兄のアークです
ノア~大丈夫か?だから朝言ったじゃんかよ~」
「に、兄さんっ、どういうつもりで…げほげほ」
「ノア~~~~」
話にならない…
すると後から保健室に入ってきた男性が…
「月代、さん?」
「ああ。ノア君久しぶり。迎えにきたよ
アーク君!練習抜け出すなんて無茶言うなよ!
練習中だからまだ良かったものの収録中だったらどうしてたんだ!」
と、彼は兄さんの耳たぶを引っ張る…
「あだだだ!だって可愛いノアが心配で~」
「俺1人が迎えに行けば充分だろ…
着いてっても仕方ないし!」
「あの…そろそろ帰らせてもらってもいいですか?」
校内で変装もしてない兄さんを見られると厄介なので、そそくさと帰ることにしたが
たまにすれ違う生徒がぎょっとした顔でこっちを見る…
「ノアやっぱりおんぶしようか?」
「絶対にやめてください」
兄さんはブラコンなのでボクにベタベタくっつく。
この人、セクシーでミステリアスな雰囲気を売りにしてるんじゃないのか…
「ノア~ノア~」
うるさいな…
「寝れないんで静かにしてください」
ベッドに寝転がったが、兄さんが心配してうるさい。
「はい、お粥作ったよ。ぬるくなければいいが」
兄さんは結局何もしてないが、月代さんが世話をしてくれる
「ありがとうございます…」
「アーク君、練習行くよ」
「えぇっ!俺がいないとノア死んじゃうぞ!」
「死にませんから安心して練習してきてください」
「……………」
月代さんに連れてかれて、兄さんは練習に行った。
暇だな…
ベッドを降りて、フラフラと兄さんの部屋に向かう
クローゼットを開けてアルバムを探すが…
小学生までしかない。
一応めくると、これはこれで可愛らしい兄さんの写真があった
……でもさすがに小学生は…
ふと、DVDの山が目に入った
これは、5年前の番組…?
再生してみると、あまり出番はないがボクと同じくらいの歳の兄さんが出演していた
あぁ……可愛い♡
でも熱があるのであまり立たない。
とりあえず出番が多そうなDVDを5枚くらいパクった
寝ようかな……
そのまま兄さんの布団にくるまると優しい、愛おしい匂いがした
兄さん……………
優しい夢を見た気がするが、ドタドタと音がして目が覚めた
「…あれ?いないっ!?」
姉さんの声…?
…あぁ、ボク兄さんのベッドで……
しばらくして部屋のドアが開けられた
「あっ、ここで寝てたんだ!ノアくん大丈夫!?」
姉さんが心配して早く帰ってきてくれたようだ
「ええ、大丈夫ですよ…
姉さん急いで帰ってきたんですか?」
「そうだよぉ~!ノアくんが心配で…
お兄ちゃんから連絡あったんだけど、あの人仕事でしょ?私がいないとノアくん死んじゃうよ!」
………
「死にませんよ…」
久々にスマホを開くと、兄さんから怒涛のメッセージが来ていた
めちゃくちゃ心配してるし…
とりあえず読むだけ読んで、眠気ももうないし暇なのでさっきパクったDVDでも見ることにした
…
あぁ、可愛いな…♡
5年前のボクはこんなに可愛い兄さんを前にして何してたんだ、と言いたくなる
周りの大人たちもきっと、兄さんにメロメロだろうな。
幼さが抜けきらない15歳の兄さんに見とれていると、場面が変わった
…?
楽屋での映像のようだ
これは…月代さん?若いな…
兄さんは、マネージャーの月代さん相手に演技の練習をしていた
『…行かないでお兄ちゃん…』
っ!兄さんは、月代さんに抱きついて上目遣いで見つめる
…これは、セリフだから………
『お兄ちゃんがいなくなったら、ぼく、僕っ…』
・・・・・・・。
「ただいまーーー」
!!!
ドタドタ
「あれっ?ノアいねえじゃん!?」「お兄ちゃんの部屋にいるよー!」
…
ガチャ
「ノアっ!大丈夫か!?」
兄さんが息を切らせながらやってきた
「…ええ」
「ん?なんだこれ??
うっわ懐かしい~よくこんなの見つけてきたな?」
…
「まぁ…」
ボクは不機嫌になったので背を向ける
「あ、喋らせちゃ悪いな。ぐっすり寝ろよ」
え…
兄さんは気を利かせているつもりなのか部屋を出ようとする
…コイツ…………
兄さんの服を掴んだ
「??」
「行かないでお兄ちゃん…」
仕返しに、同じセリフを言って上目遣いで甘えた
「…ノア!?」
「お兄ちゃんがいなくなったら、ボクっ…」
ふわりと布団が浮き、兄さんがベッドに入ってきた
そして強く抱き締められた
に、にいさん………
「ノア………なんでそんなに可愛いこと言うんだよ」
「だって兄さんが、そう言ってたから……」
「…………へ?」
リモコンで再生して見せてやった
「………あぁ、5年前のセリフか」
「そうですよ。こんなにくっついちゃって…」
とグチグチ言うとやっと気づいたのか、兄さんはボクの頭を撫でてきた
「練習だろ?月代には世話になってるが仕事の仲だけだからな
俺はお前とフォトンがいれば他にはなにも要らねえよ」
ぞく………
その瞳に、ゾッとする
「…………それなら、ボクで練習すればいいのに」
「えぇ?可愛いやつだなぁ♡
お前は本気で好きだから練習にならねえんだよ♡
キスとかしたらちんぽ立つし♡」
「はあ…寝ますから襲わないでくださいね」
ご覧いただきありがとうございました。
次回から「弟が魔力に目覚めて兄に好き放題する編」が始まります
楽しみですね!!!
0
お気に入りに追加
159
あなたにおすすめの小説
悪意か、善意か、破滅か
野村にれ
恋愛
婚約者が別の令嬢に恋をして、婚約を破棄されたエルム・フォンターナ伯爵令嬢。
婚約者とその想い人が自殺を図ったことで、美談とされて、
悪意に晒されたエルムと、家族も一緒に爵位を返上してアジェル王国を去った。
その後、アジェル王国では、徐々に異変が起こり始める。
自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!
ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。
ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。
そしていつも去り際に一言。
「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」
ティアナは思う。
別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか…
そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。
二人の公爵令嬢 どうやら愛されるのはひとりだけのようです
矢野りと
恋愛
ある日、マーコック公爵家の屋敷から一歳になったばかりの娘の姿が忽然と消えた。
それから十六年後、リディアは自分が公爵令嬢だと知る。
本当の家族と感動の再会を果たし、温かく迎え入れられたリディア。
しかし、公爵家には自分と同じ年齢、同じ髪の色、同じ瞳の子がすでにいた。その子はリディアの身代わりとして縁戚から引き取られた養女だった。
『シャロンと申します、お姉様』
彼女が口にしたのは、両親が生まれたばかりのリディアに贈ったはずの名だった。
家族の愛情も本当の名前も婚約者も、すでにその子のものだと気づくのに時間は掛からなかった。
自分の居場所を見つけられず、葛藤するリディア。
『……今更見つかるなんて……』
ある晩、母である公爵夫人の本音を聞いてしまい、リディアは家族と距離を置こうと決意する。
これ以上、傷つくのは嫌だから……。
けれども、公爵家を出たリディアを家族はそっとしておいてはくれず……。
――どうして誘拐されたのか、誰にひとりだけ愛されるのか。それぞれの事情が絡み合っていく。
◇家族との関係に悩みながらも、自分らしく生きようと奮闘するリディア。そんな彼女が自分の居場所を見つけるお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※作品の内容が合わない時は、そっと閉じていただければ幸いです。
※執筆中は余裕がないため、感想への返信はお礼のみになっております。……本当に申し訳ございませんm(_ _;)m
悪逆第四皇子は僕のお兄ちゃんだぞっ! ~商人になりたいので悪逆皇子の兄と組むことにします~
野良猫のらん
BL
剣と魔法の世界で異端扱いされてきた科学者お兄ちゃん×この世界で唯一科学を理解できる異世界転生者弟!
皇子様からそこら辺の農夫までほとんど攻略可能のオープンワールドBLゲー『黄昏の刻を歩んで』に転生した僕。僕は何を隠そうそのゲームで行商人プレイを何より愛する行商依存症だった。第五皇子という身分にありながら行商人になることを目指す僕は誰からも煙たがられ疎まれている悪逆皇子に媚びを売ることにし――――悪逆マッドサイエンティスト皇子と行商依存症ショタの最強コンビが誕生することになった!
※第二部は5/1より更新開始です。
悪の皇帝候補に転生したぼくは、ワルワルおにいちゃまとスイーツに囲まれたい!
野良猫のらん
BL
極道の跡継ぎだった男は、金髪碧眼の第二王子リュカに転生した。御年四歳の幼児だ。幼児に転生したならばすることなんて一つしかない、それは好きなだけスイーツを食べること! しかし、転生先はスイーツのない世界だった。そこでリュカは兄のシルヴェストルやイケオジなオベロン先生、商人のカミーユやクーデレ騎士のアランをたぶらかして……もとい可愛くお願いして、あの手この手でスイーツを作ってもらうことにした! スイーツ大好きショタの甘々な総愛されライフ!
【R18】ひとりで異世界は寂しかったのでペット(男)を飼い始めました
桜 ちひろ
恋愛
最近流行りの異世界転生。まさか自分がそうなるなんて…
小説やアニメで見ていた転生後はある小説の世界に飛び込んで主人公を凌駕するほどのチート級の力があったり、特殊能力が!と思っていたが、小説やアニメでもみたことがない世界。そして仮に覚えていないだけでそういう世界だったとしても「モブ中のモブ」で間違いないだろう。
この世界ではさほど珍しくない「治癒魔法」が使えるだけで、特別な魔法や魔力はなかった。
そして小さな治療院で働く普通の女性だ。
ただ普通ではなかったのは「性欲」
前世もなかなか強すぎる性欲のせいで苦労したのに転生してまで同じことに悩まされることになるとは…
その強すぎる性欲のせいでこちらの世界でも25歳という年齢にもかかわらず独身。彼氏なし。
こちらの世界では16歳〜20歳で結婚するのが普通なので婚活はかなり難航している。
もう諦めてペットに癒されながら独身でいることを決意した私はペットショップで小動物を飼うはずが、自分より大きな動物…「人間のオス」を飼うことになってしまった。
特に躾はせずに番犬代わりになればいいと思っていたが、この「人間のオス」が私の全てを満たしてくれる最高のペットだったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる