38 / 42
番外編
01-2.相談
しおりを挟む
「んで? その純粋ノンケのバツイチ子持ち年下男とどうやってヤればいいか、だったか?」
「大筋は間違っている気がするが、結論は合ってる」
居酒屋から移動した先は居酒屋であった。
もっともこちらは戸を閉めると半個室になる店で、周囲のざわざわとした賑やかさも相まって変な話をしていても聞き咎められる心配がない。
テツに聞かれるがまま答えた。
マオの相手は(前世で)女性と結婚していたくらいだから恋愛対象は女性だが、今はなぜかマオと付き合っていて、男同士でセックスできるなどと想像することすらないピュアであり、すでに(前世で)(マオとの間に)(世間的に見れば樹木の種子でしかない)子どもがいる、ということを伝えた。
子持ち云々に関しては、前世で妃との間にひとりかふたり子がいた記憶はあるのでそれほど間違っていないだろうが、彼はしっかり一度死んでいるし、ノーカウントかもしれない。
「一応聞くけどマオ、おまえは男同士もヤれること知ってるんだよな?」
「うん。ものの本で勉強した。しかしあまり詳しいことが載っていなくて……」
「なんの本だよ……それに職場の規則でスマホ所持禁止ってごりごりのブラックじゃねーか」
「ブラックなことは否定しないが、ごりごりってほどではない」
「いやもうこのご時世にスマホ禁止とかほとんど人権侵害だからな?」
「……」
人ではないマオに侵害される権利はないのだが、反論はしない。
はぁーっと深く溜め息を吐き出し、テツは固い椅子にもぞもぞ座り直した。
「まさかとは思うけどマオ、俺に実地で教えてほしいとか、言わないよな?」
「実地?」
「あー、つまり、俺がおまえを実際に抱いて、やり方を知るっていう……」
「それはない。私にも貞操の概念くらいある」
「だよな……はぁ。相手が俺だからいいけどよ、他の男にそんな話したら誘ってると勘違いされるぞ。おまえ顔立ちは整ってんだから」
「もちろんテツだから話してるんだ」
胸を張って答えると、テツはますます深く嘆息してしまった。
変なことを言っただろうか。マオとしては今のところ順調にコトが進んでいるつもりなのだが。
学生時代、話の流れでテツが同性愛者であり、同性の恋人がいることを知ったとき、マオの容姿の話になった。
テツいわく、マオは「地味だが目鼻立ちが整っていて、清涼感のある顔立ち」であり、「常にやや不健康そう」で、「自分の手で崩してやりたいと思わせるストイックさが危うい」らしい。
人間の価値基準はよくわからないので、そういうものかと素直に拝聴したが、テツの言う通りならマオが誘えばユウは乗ってきてくれるのではないかと思う。
あとはマオが正しいやり方を知っていればいい。
「本気みたいだから、おまえのためを思って言うけどな。今日俺にこういう話をしたこと含めて全部カレシに伝えろ。思ってることも、やる気があることも全部だ」
なぜか据わった目で睨まれながら言われたのは、実質マオの要求を拒絶するものだった。
「やり方を教えてくれるという話では……」
「考えてもみろ。相手はノンケなのにマオに惚れたんだろ? 成人同士の付き合い、しかも男同士で同棲って慎重になるもんなのに、すぐマオを家に連れ込んでる。本気の度合いが知れるってもんだ」
「それは私の住環境が悪かったせいもあって……それに彼は異性愛者だから、付き合ったら一緒に住むという価値観の持ち主なのかもしれない」
「まぁ百歩譲ってそうだとしてもだよ。マオのことだけ気持ちよくして、自分はマオに触らせもしないんだろ? 挿れる以外にも奉仕させるやり方はある。それすらないまま、もう何ヶ月同棲してるって? マオを大切にしようとしてるってことだろ」
「……」
大切にされている自覚はある。
同じ家に帰るようになって、ユウとの時間が増えた。
いっしょに食事をとるときや、何気なく話しているとき、ユウはとても優しい目でマオを見つめることがある。
あれをただ、欲しかったものを手に入れた優越感だと見るには、受け取る愛情が多すぎて誤解する余地すらない。
差し出すことはあっても、もらうことのなかったマオは、どうしたらいいかわからなくなってしまう。
「マオのほうが年上だからリードしたいのかもしれないけどな、ちゃんと話し合え。決定的にすれ違って、その原因が俺だなんて言われちゃたまんねーからな」
「そんなことは言わない。テツに連絡とれないし」
「そこもだよ! 職場にバレないようにスマホくらい持て!」
結局収穫はほとんどなかった。
テツはさっさと帰ってしまった。大学時代から付き合っている彼が家で待っているからと。
残ったのは、スマホを買ったら連絡しろと渡された電話番号のメモだけ。
お互いに近況を少しだけ話して、発破をかけられ、それだけだった。
「うぅ……」
近頃魔力量管理ができていたため久しくなかった胃の痛みがぶりかえしている。
きりきり痛む腹を抱えて帰宅すると、家にはユウがいた。
「おかえり。どうした、腹が痛むのか」
「あ、これは大丈夫です。すぐ治りますから」
「薬は……効かないんだったな。とりあえず横になれ」
マオとユウの距離が縮まった頃、こんなふうに体調不良のマオをユウが寝かせてくれたことがあった。
違うのは、ユウが当然のようにソファに横たわるマオを膝枕していることと、痛む腹を撫でてくることだ。
「まだ痛むか」
「だいぶ良くなりました」
「同期会はどうだった? 楽しかったか」
「えぇ。懐かしい顔ぶれと再会できて……」
ふと、出かける前のことを思い出す。
ユウはなにか話があると、深刻な顔で言っていた。
「ゆ、ユウ……」
「話があると言ったのを覚えているか」
「ぁ、う、はい……」
マオは慌てて起き上がり向き直る。
別れ話だ。絶対そうだ。
結局のところ、別れ話をされるかもしれない状況でセックスのやり方を探るなんて、体で繋ぎ止めようという浅ましい願いでしかない。
だって仕方がないだろう。
先に好きになったのはユウのほうだったとしても、マオだってもう、後戻りできないくらいに惚れてしまっているのだから。
最悪の結末の前にできることがあるならあがきたい。そう思っていたのに、腹痛のせいで彼の話の前に提案することができなかった。
ソファの座面に正座して、ぎゅっと両手を握る。ちょっと泣きそう。
聞きたくない。でも聞かなければならない。
「ずっと考えていたことだ」
「……はい」
「真央。本当はアンタ、元の世界に帰りたいんじゃないか?」
「……はい?」
マオはぽかんと口を開けた。
「以前アンタが案件不備であの世界に行ったとき、魔力を存分に振るう姿がいきいきしているように見えて、ずっと気になっていた。この世界には魔素がない。魔術は使えても十分な威力を持たない。そんな世界で、監視されて自由もなく、飼い殺しにされているようなものだ。俺は……アンタの足枷になっていやしないだろうか」
「はぇ」
「それにあの種も……アンタが魔力を注いでやって、あの世界の土に下ろせば芽吹くんじゃないか。あの子のためにも、アンタを手放して帰してやるべきなんじゃないかと……ずっと、悩んでいた」
呆けたマオに構わず話し続けるユウは、眉間にシワを寄せてとても深刻そうだ。
だがマオは心から安堵していた。
別れ話じゃなかった。
いや、もしかして遠回しなだけで、これも別れ話なのだろうか?
「えぇと、なにから説明すればいいか……とりあえず、あの世界には戻りません」
「なぜそう言い切れる? 自分でも感じただろう、魔素のある場所では思うままに魔術を操ることができる。魔術師タイプのマオであれば、魔素のない今の環境は監獄にいるようなものだ」
「魔力の話だけすればそうですけど、あの世界ってここに比べて魔素の存在以外にアドバンテージあります?」
マオのいた赤い月の昇る地は、常に荒れていた。
魔族と人族の戦い。それ以外の種族との戦い。一方が片付くと、今度は同族同士で殺し合う。
勝った負けたのあとのつかのまの平和な時期も、永い寿命を持つマオのような種族にしてみれば一瞬の静寂に過ぎない。
魔力があればあるほど戦争に巻き込まれ、抜け出せなくなる。
望まずとも他者を殺さなければならなくなる。
翻って、この世界はどうだ。
「少なくともこの国は戦争に巻き込まれていません。世界単位で見れば争いはありますが……あの世界に安住の地はなかった。誰しもが争い合っていた……いっそ異常なほどに」
きっとあの地もいつかは今の地球のように、戦争が減り、文明が花開き、人々に笑顔が戻る日が来るのだろう。
しかし今、平和な日本を知ってしまったマオがそんな場所に、兵器として使われるだけとわかっている場所に子ともども戻りたいとは思わない。
「だが、マオの帰還を待ち望んでいた者もいた」
「あの地にはあなたがいない」
「!」
手を伸ばす。
マオと同様に膝の上で固められたユウの手は、冷えて震えていた。
「魔王を討ち、王として役目を果たしたあなたをみすみす暗殺されるような世界にあなたを置いておけない。あなたがいない世界に行く意味なんてない。ユウは、私をあの地へ戻したいのですか?」
「っ、そんなわけがない! だが、マオが望むなら俺は、」
「私が望むのはあなたの隣だけ」
握りしめられた手をほどき、顔をこちらへ向けさせる。
不安に揺れる瞳はきっとさっきまでのマオと同じ色をしているのだろう。
「魔素がなくても、種が芽吹かなくてもいい。いっしょにいましょう、ユウ」
絡めた指先の震えは止まり、しっかりと握られ想いを伝えてくれた。
「大筋は間違っている気がするが、結論は合ってる」
居酒屋から移動した先は居酒屋であった。
もっともこちらは戸を閉めると半個室になる店で、周囲のざわざわとした賑やかさも相まって変な話をしていても聞き咎められる心配がない。
テツに聞かれるがまま答えた。
マオの相手は(前世で)女性と結婚していたくらいだから恋愛対象は女性だが、今はなぜかマオと付き合っていて、男同士でセックスできるなどと想像することすらないピュアであり、すでに(前世で)(マオとの間に)(世間的に見れば樹木の種子でしかない)子どもがいる、ということを伝えた。
子持ち云々に関しては、前世で妃との間にひとりかふたり子がいた記憶はあるのでそれほど間違っていないだろうが、彼はしっかり一度死んでいるし、ノーカウントかもしれない。
「一応聞くけどマオ、おまえは男同士もヤれること知ってるんだよな?」
「うん。ものの本で勉強した。しかしあまり詳しいことが載っていなくて……」
「なんの本だよ……それに職場の規則でスマホ所持禁止ってごりごりのブラックじゃねーか」
「ブラックなことは否定しないが、ごりごりってほどではない」
「いやもうこのご時世にスマホ禁止とかほとんど人権侵害だからな?」
「……」
人ではないマオに侵害される権利はないのだが、反論はしない。
はぁーっと深く溜め息を吐き出し、テツは固い椅子にもぞもぞ座り直した。
「まさかとは思うけどマオ、俺に実地で教えてほしいとか、言わないよな?」
「実地?」
「あー、つまり、俺がおまえを実際に抱いて、やり方を知るっていう……」
「それはない。私にも貞操の概念くらいある」
「だよな……はぁ。相手が俺だからいいけどよ、他の男にそんな話したら誘ってると勘違いされるぞ。おまえ顔立ちは整ってんだから」
「もちろんテツだから話してるんだ」
胸を張って答えると、テツはますます深く嘆息してしまった。
変なことを言っただろうか。マオとしては今のところ順調にコトが進んでいるつもりなのだが。
学生時代、話の流れでテツが同性愛者であり、同性の恋人がいることを知ったとき、マオの容姿の話になった。
テツいわく、マオは「地味だが目鼻立ちが整っていて、清涼感のある顔立ち」であり、「常にやや不健康そう」で、「自分の手で崩してやりたいと思わせるストイックさが危うい」らしい。
人間の価値基準はよくわからないので、そういうものかと素直に拝聴したが、テツの言う通りならマオが誘えばユウは乗ってきてくれるのではないかと思う。
あとはマオが正しいやり方を知っていればいい。
「本気みたいだから、おまえのためを思って言うけどな。今日俺にこういう話をしたこと含めて全部カレシに伝えろ。思ってることも、やる気があることも全部だ」
なぜか据わった目で睨まれながら言われたのは、実質マオの要求を拒絶するものだった。
「やり方を教えてくれるという話では……」
「考えてもみろ。相手はノンケなのにマオに惚れたんだろ? 成人同士の付き合い、しかも男同士で同棲って慎重になるもんなのに、すぐマオを家に連れ込んでる。本気の度合いが知れるってもんだ」
「それは私の住環境が悪かったせいもあって……それに彼は異性愛者だから、付き合ったら一緒に住むという価値観の持ち主なのかもしれない」
「まぁ百歩譲ってそうだとしてもだよ。マオのことだけ気持ちよくして、自分はマオに触らせもしないんだろ? 挿れる以外にも奉仕させるやり方はある。それすらないまま、もう何ヶ月同棲してるって? マオを大切にしようとしてるってことだろ」
「……」
大切にされている自覚はある。
同じ家に帰るようになって、ユウとの時間が増えた。
いっしょに食事をとるときや、何気なく話しているとき、ユウはとても優しい目でマオを見つめることがある。
あれをただ、欲しかったものを手に入れた優越感だと見るには、受け取る愛情が多すぎて誤解する余地すらない。
差し出すことはあっても、もらうことのなかったマオは、どうしたらいいかわからなくなってしまう。
「マオのほうが年上だからリードしたいのかもしれないけどな、ちゃんと話し合え。決定的にすれ違って、その原因が俺だなんて言われちゃたまんねーからな」
「そんなことは言わない。テツに連絡とれないし」
「そこもだよ! 職場にバレないようにスマホくらい持て!」
結局収穫はほとんどなかった。
テツはさっさと帰ってしまった。大学時代から付き合っている彼が家で待っているからと。
残ったのは、スマホを買ったら連絡しろと渡された電話番号のメモだけ。
お互いに近況を少しだけ話して、発破をかけられ、それだけだった。
「うぅ……」
近頃魔力量管理ができていたため久しくなかった胃の痛みがぶりかえしている。
きりきり痛む腹を抱えて帰宅すると、家にはユウがいた。
「おかえり。どうした、腹が痛むのか」
「あ、これは大丈夫です。すぐ治りますから」
「薬は……効かないんだったな。とりあえず横になれ」
マオとユウの距離が縮まった頃、こんなふうに体調不良のマオをユウが寝かせてくれたことがあった。
違うのは、ユウが当然のようにソファに横たわるマオを膝枕していることと、痛む腹を撫でてくることだ。
「まだ痛むか」
「だいぶ良くなりました」
「同期会はどうだった? 楽しかったか」
「えぇ。懐かしい顔ぶれと再会できて……」
ふと、出かける前のことを思い出す。
ユウはなにか話があると、深刻な顔で言っていた。
「ゆ、ユウ……」
「話があると言ったのを覚えているか」
「ぁ、う、はい……」
マオは慌てて起き上がり向き直る。
別れ話だ。絶対そうだ。
結局のところ、別れ話をされるかもしれない状況でセックスのやり方を探るなんて、体で繋ぎ止めようという浅ましい願いでしかない。
だって仕方がないだろう。
先に好きになったのはユウのほうだったとしても、マオだってもう、後戻りできないくらいに惚れてしまっているのだから。
最悪の結末の前にできることがあるならあがきたい。そう思っていたのに、腹痛のせいで彼の話の前に提案することができなかった。
ソファの座面に正座して、ぎゅっと両手を握る。ちょっと泣きそう。
聞きたくない。でも聞かなければならない。
「ずっと考えていたことだ」
「……はい」
「真央。本当はアンタ、元の世界に帰りたいんじゃないか?」
「……はい?」
マオはぽかんと口を開けた。
「以前アンタが案件不備であの世界に行ったとき、魔力を存分に振るう姿がいきいきしているように見えて、ずっと気になっていた。この世界には魔素がない。魔術は使えても十分な威力を持たない。そんな世界で、監視されて自由もなく、飼い殺しにされているようなものだ。俺は……アンタの足枷になっていやしないだろうか」
「はぇ」
「それにあの種も……アンタが魔力を注いでやって、あの世界の土に下ろせば芽吹くんじゃないか。あの子のためにも、アンタを手放して帰してやるべきなんじゃないかと……ずっと、悩んでいた」
呆けたマオに構わず話し続けるユウは、眉間にシワを寄せてとても深刻そうだ。
だがマオは心から安堵していた。
別れ話じゃなかった。
いや、もしかして遠回しなだけで、これも別れ話なのだろうか?
「えぇと、なにから説明すればいいか……とりあえず、あの世界には戻りません」
「なぜそう言い切れる? 自分でも感じただろう、魔素のある場所では思うままに魔術を操ることができる。魔術師タイプのマオであれば、魔素のない今の環境は監獄にいるようなものだ」
「魔力の話だけすればそうですけど、あの世界ってここに比べて魔素の存在以外にアドバンテージあります?」
マオのいた赤い月の昇る地は、常に荒れていた。
魔族と人族の戦い。それ以外の種族との戦い。一方が片付くと、今度は同族同士で殺し合う。
勝った負けたのあとのつかのまの平和な時期も、永い寿命を持つマオのような種族にしてみれば一瞬の静寂に過ぎない。
魔力があればあるほど戦争に巻き込まれ、抜け出せなくなる。
望まずとも他者を殺さなければならなくなる。
翻って、この世界はどうだ。
「少なくともこの国は戦争に巻き込まれていません。世界単位で見れば争いはありますが……あの世界に安住の地はなかった。誰しもが争い合っていた……いっそ異常なほどに」
きっとあの地もいつかは今の地球のように、戦争が減り、文明が花開き、人々に笑顔が戻る日が来るのだろう。
しかし今、平和な日本を知ってしまったマオがそんな場所に、兵器として使われるだけとわかっている場所に子ともども戻りたいとは思わない。
「だが、マオの帰還を待ち望んでいた者もいた」
「あの地にはあなたがいない」
「!」
手を伸ばす。
マオと同様に膝の上で固められたユウの手は、冷えて震えていた。
「魔王を討ち、王として役目を果たしたあなたをみすみす暗殺されるような世界にあなたを置いておけない。あなたがいない世界に行く意味なんてない。ユウは、私をあの地へ戻したいのですか?」
「っ、そんなわけがない! だが、マオが望むなら俺は、」
「私が望むのはあなたの隣だけ」
握りしめられた手をほどき、顔をこちらへ向けさせる。
不安に揺れる瞳はきっとさっきまでのマオと同じ色をしているのだろう。
「魔素がなくても、種が芽吹かなくてもいい。いっしょにいましょう、ユウ」
絡めた指先の震えは止まり、しっかりと握られ想いを伝えてくれた。
49
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
あんなに堅物だった俺を、解してくれたお前の腕が
いちごみるく
BL
小学二年生の頃からずっと一緒の幼馴染。
気づけば、こんなに好きな気持ちが大きくなっていた…。
普段は冷静でしっかり者、文武両道で完璧なイメージの主人公・冷泉優。
しかし、優が恋した相手は、幼馴染かつ同じ中学で同じ部活に所属する天然小悪魔系イケメンの醍醐隼。
優は隼の無意識な色気に翻弄されるばかりの毎日だったが、ある夜、ついに気持ちを固めて隼に告白!
すると、隼が出したまさかの答えは……?
※なお、『その男、人の人生を狂わせるので注意が必要』は主人公・隼がメインのストーリーです。優との絡みは薄めですが、是非こちらも見て頂けたら嬉しいです。
秋良のシェアハウス。(ワケあり)
日向 ずい
BL
物語内容
俺は...大学1年生の神代 秋良(かみしろ あきら)。新しく住むところ...それは...男ばかりのシェアハウス!?5人暮らしのその家は...まるで地獄!プライバシーの欠けらも無い...。だが、俺はそこで禁断の恋に落ちる事となる...。
登場人物
・神代 秋良(かみしろ あきら)
18歳 大学1年生。
この物語の主人公で、これからシェアハウスをする事となる。(シェアハウスは、両親からの願い。)
・阿久津 龍(あくつ りゅう)
21歳 大学3年生。
秋良と同じ大学に通う学生。
結構しっかりもので、お兄ちゃん見たいな存在。(兄みたいなのは、彼の過去に秘密があるみたいだが...。)
・水樹 虎太郎(みずき こたろう)
17歳 高校2年生。
すごく人懐っこい...。毎晩、誰かの布団で眠りにつく。シェアハウスしている仲間には、苦笑いされるほど...。容姿性格ともに可愛いから、男女ともにモテるが...腹黒い...。(それは、彼の過去に問題があるみたい...。)
・榛名 青波(はるな あおば)
29歳 社会人。
新しく入った秋良に何故か敵意むき出し...。どうやら榛名には、ある秘密があるみたいで...それがきっかけで秋良と仲良くなる...みたいだが…?
・加来 鈴斗(かく すずと)
34歳 社会人 既婚者。
シェアハウスのメンバーで最年長。完璧社会人で、大人の余裕をかましてくるが、何故か婚約相手の女性とは、別居しているようで...。その事は、シェアハウスの人にあんまり話さないようだ...。
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる