21 / 77
21話 早すぎる再会
しおりを挟む
開かれた扉の向こうにいる人物が、医務室の中に向かって声を放った。
「失礼します。団員が怪我をしたので治療の方をお願い――」
団員を治療してほしい。そう言いかけた彼だったが、私と目が合ったその瞬間、あろうことか抱えていた団員を床に落としてしまった。
「うわぁ~! エンディミオン団長ひどい!」
そう悲鳴上げる団員の声が聞こえたが、そんな声はまったく聞こえていないとでも言うかのごとく彼は声を被せた。
「なぜ、ここにクリスタ様がっ……!」
――もうバレちゃった……。
もうここは勢いで誤魔化すしかない。
「……エヘッ」
入り口で固まって閉まっているエンディミオン卿に、私は作り笑いで誤魔化した。キャラでもない笑い方をして、自分で自分にドン引きしながらだ。
するとその瞬間、エンディミオン卿は床に落とした団員をサッと拾い上げ、彼をベッドまで運び寝かせた。
そして、一瞬で私の目の前にやって来ると、目眩がするような言葉をかけてきた。
「クリスタ様……私との結婚を決断してくださったのですかっ……?」
その瞬間、医務室の空気が一気に凍りついた。視界に入るエンディミオン卿以外の人物は、みなエンディミオン卿の発言にドン引きしている。
そして、静まり返った室内で最初に口を開いたのはカイルだった。
「違うっての、クリスタは今日からここで働くんだよ」
ヘラヘラとした様子で、エンディミオン卿の背後から彼の左肩に手を乗せた。そんな彼は、肩越しに私と視線を合わせると、憎たらしいほどの笑顔向け、声を発した。
「あっけなかったな~クリスタ」
――カイルっ……。
この状況を楽しんでるわね……!
他人事と思っている彼は、露骨に心情を顔に出せない私を見て笑い続けている。
しかし、エンディミオン卿はカイルのことなど見向きもせず、私の顔を覗き込んできた。
「そ、そうなのですか!? クリスタ様がここで!? 毎日朝から晩までずっと一緒にいられるのですか?」
――ダメだ。
やっぱりエンディミオン卿にはハッキリと言わないと絶対に伝わらないわ……。
本当は強い言い方をしたくない。だけど良いように勘違いされては困るため、エンディミオン卿にハッキリと告げた。
「違います。それに、ずっと一緒にいませんし、私は定時に来て定時に帰ります!」
私にしてはよく言った。そう勝手に満足していたが、エンディミオン卿はその上だった。
「私が毎日クリスタ様を送り迎えいたします」
「結構です」
「では、クリスタ様のお手伝いをしに――」
「それも結構です!」
どれだけ結構と言っても、エンディミオン卿はまったくへこたれない。
それどころか、頬をほんのり赤らめ、耳が真っ赤にした彼は、さらなる爆弾を投下してきた。
「はっきりと自分の意見を述べるあなたも素敵ですっ……。結婚してください」
「お断りいたします」
「そんなつれないあなたも素敵です」
ーーもう何も言えないわ……。
何を言っても意味が無さそうな彼に、もう絶句するしかない。すると、私たちのこの会話を横から見ていたカイルが話しかけてきた。
「おうおう、お熱いね。クリスタの話は本当だったんだな!」
――絶対面白がってるでしょ!
カイルってば助けてよー!
その思い1つでカイルに視線を向けると、エンディミオン卿の方からカイルに話しかけた。
「すみません。以前から思っていたのですが、カイル団長はクリスタ様と距離が近すぎではないでしょうか?」
精悍で凛とした顔立ちのエンディミオン卿が、今はカイルに対し眉間に皺を寄せ、怪訝そうな顔をしている。
そんなエンディミオン卿の反応が面白いのだろう。カイルは片足に重心をかけ、重心をかけた方の腰にそれは自慢げに手を当てた。
「ふふん! 俺らは苦楽を共にした同期生であり友達だからな。そこらのヤツとは、歴が違うんだよ!」
「クリスタ様の同期生……うらやましいっ……」
悔しそうな顔をし、絞り出すような声を出す彼を見て、猛烈に羞恥心が襲ってくる。
しかし、そんな私の様子を気にすることなく、エンディミオン卿はカイルに言葉を続けた。
「ですがいくらそうだとしても、クリスタ様の魅力があなたを魅了してしまいますっ……」
――何を言っているの!?
私は特別顔が良いわけでも、性格が良い訳でもないわ。
全部普通よ?
もう恥ずかしいからやめて!
そう心の中で思っていると、カイル楽しそうにケラケラと笑った。
「まあ、クリスタはいいやつだけど、俺とクリスタは絶対に一生ただの友達だから」
そして、カイルはある地点まで歩くとエンディミオン卿の方へ向き声をかけた。
「俺のタイプはこっち!」
そう言うと、カイルはアルバート先生の両肩に手を置いた。一方で、突然肩に手を置かれた先生は「え? 僕ですか?」なんて言って、すごく驚いている。
もちろん驚いていること自体は、エンディミオン卿も同様だった。しかし、彼は直ぐにカイルに対し言葉を返した。
「それでもです! クリスタ様は素晴らしく魅力的なお方なので、お気を付けください……!」
もう我慢の限界だった。
「恥ずかしいからやめてください……。用は済みましたよね? それなら、もう仕事に戻ってください!」
エンディミオン卿は私のこの声を聞き、カイルから私のいる方へと顔の向きを変えた。その顔は先程カイルに見せていた厳しい表情ではなく、優しい笑顔に戻っていた。
「恥じらうあなたも可愛らしい……。ですが、あなたは仕事中でした。お騒がせしてすみません。それではまた来ますね」
――意外と物分りが良いのね……。
というか、用が無ければ来ないでほしい……。
そんなことを思っていると、エンディミオン卿はケラケラと笑っているカイルを引き連れて、医務室を出ていった。彼は出ていく間際まで、ずっとキラキラと輝く笑顔で私に微笑みかけていた。
――やっと落ち着いたわ……。
そう思った瞬間、コツコツと先生が私の隣に歩いてきた。どうやらエンディミオン卿が連れてきた団員の治療を、終わらせてくれていたみたいだ。
「先生ありがとうございます」
「気にしなくていいよ。それより大変だね、クリスタさん」
「先生も色々と……大変ですね」
そう言って顔を見合わせた瞬間、私たちには何か通じ合うものを感じた。
「「あはは……」」
こうして苦笑いをし、私たちは続きの仕事に取り掛かった。
「失礼します。団員が怪我をしたので治療の方をお願い――」
団員を治療してほしい。そう言いかけた彼だったが、私と目が合ったその瞬間、あろうことか抱えていた団員を床に落としてしまった。
「うわぁ~! エンディミオン団長ひどい!」
そう悲鳴上げる団員の声が聞こえたが、そんな声はまったく聞こえていないとでも言うかのごとく彼は声を被せた。
「なぜ、ここにクリスタ様がっ……!」
――もうバレちゃった……。
もうここは勢いで誤魔化すしかない。
「……エヘッ」
入り口で固まって閉まっているエンディミオン卿に、私は作り笑いで誤魔化した。キャラでもない笑い方をして、自分で自分にドン引きしながらだ。
するとその瞬間、エンディミオン卿は床に落とした団員をサッと拾い上げ、彼をベッドまで運び寝かせた。
そして、一瞬で私の目の前にやって来ると、目眩がするような言葉をかけてきた。
「クリスタ様……私との結婚を決断してくださったのですかっ……?」
その瞬間、医務室の空気が一気に凍りついた。視界に入るエンディミオン卿以外の人物は、みなエンディミオン卿の発言にドン引きしている。
そして、静まり返った室内で最初に口を開いたのはカイルだった。
「違うっての、クリスタは今日からここで働くんだよ」
ヘラヘラとした様子で、エンディミオン卿の背後から彼の左肩に手を乗せた。そんな彼は、肩越しに私と視線を合わせると、憎たらしいほどの笑顔向け、声を発した。
「あっけなかったな~クリスタ」
――カイルっ……。
この状況を楽しんでるわね……!
他人事と思っている彼は、露骨に心情を顔に出せない私を見て笑い続けている。
しかし、エンディミオン卿はカイルのことなど見向きもせず、私の顔を覗き込んできた。
「そ、そうなのですか!? クリスタ様がここで!? 毎日朝から晩までずっと一緒にいられるのですか?」
――ダメだ。
やっぱりエンディミオン卿にはハッキリと言わないと絶対に伝わらないわ……。
本当は強い言い方をしたくない。だけど良いように勘違いされては困るため、エンディミオン卿にハッキリと告げた。
「違います。それに、ずっと一緒にいませんし、私は定時に来て定時に帰ります!」
私にしてはよく言った。そう勝手に満足していたが、エンディミオン卿はその上だった。
「私が毎日クリスタ様を送り迎えいたします」
「結構です」
「では、クリスタ様のお手伝いをしに――」
「それも結構です!」
どれだけ結構と言っても、エンディミオン卿はまったくへこたれない。
それどころか、頬をほんのり赤らめ、耳が真っ赤にした彼は、さらなる爆弾を投下してきた。
「はっきりと自分の意見を述べるあなたも素敵ですっ……。結婚してください」
「お断りいたします」
「そんなつれないあなたも素敵です」
ーーもう何も言えないわ……。
何を言っても意味が無さそうな彼に、もう絶句するしかない。すると、私たちのこの会話を横から見ていたカイルが話しかけてきた。
「おうおう、お熱いね。クリスタの話は本当だったんだな!」
――絶対面白がってるでしょ!
カイルってば助けてよー!
その思い1つでカイルに視線を向けると、エンディミオン卿の方からカイルに話しかけた。
「すみません。以前から思っていたのですが、カイル団長はクリスタ様と距離が近すぎではないでしょうか?」
精悍で凛とした顔立ちのエンディミオン卿が、今はカイルに対し眉間に皺を寄せ、怪訝そうな顔をしている。
そんなエンディミオン卿の反応が面白いのだろう。カイルは片足に重心をかけ、重心をかけた方の腰にそれは自慢げに手を当てた。
「ふふん! 俺らは苦楽を共にした同期生であり友達だからな。そこらのヤツとは、歴が違うんだよ!」
「クリスタ様の同期生……うらやましいっ……」
悔しそうな顔をし、絞り出すような声を出す彼を見て、猛烈に羞恥心が襲ってくる。
しかし、そんな私の様子を気にすることなく、エンディミオン卿はカイルに言葉を続けた。
「ですがいくらそうだとしても、クリスタ様の魅力があなたを魅了してしまいますっ……」
――何を言っているの!?
私は特別顔が良いわけでも、性格が良い訳でもないわ。
全部普通よ?
もう恥ずかしいからやめて!
そう心の中で思っていると、カイル楽しそうにケラケラと笑った。
「まあ、クリスタはいいやつだけど、俺とクリスタは絶対に一生ただの友達だから」
そして、カイルはある地点まで歩くとエンディミオン卿の方へ向き声をかけた。
「俺のタイプはこっち!」
そう言うと、カイルはアルバート先生の両肩に手を置いた。一方で、突然肩に手を置かれた先生は「え? 僕ですか?」なんて言って、すごく驚いている。
もちろん驚いていること自体は、エンディミオン卿も同様だった。しかし、彼は直ぐにカイルに対し言葉を返した。
「それでもです! クリスタ様は素晴らしく魅力的なお方なので、お気を付けください……!」
もう我慢の限界だった。
「恥ずかしいからやめてください……。用は済みましたよね? それなら、もう仕事に戻ってください!」
エンディミオン卿は私のこの声を聞き、カイルから私のいる方へと顔の向きを変えた。その顔は先程カイルに見せていた厳しい表情ではなく、優しい笑顔に戻っていた。
「恥じらうあなたも可愛らしい……。ですが、あなたは仕事中でした。お騒がせしてすみません。それではまた来ますね」
――意外と物分りが良いのね……。
というか、用が無ければ来ないでほしい……。
そんなことを思っていると、エンディミオン卿はケラケラと笑っているカイルを引き連れて、医務室を出ていった。彼は出ていく間際まで、ずっとキラキラと輝く笑顔で私に微笑みかけていた。
――やっと落ち着いたわ……。
そう思った瞬間、コツコツと先生が私の隣に歩いてきた。どうやらエンディミオン卿が連れてきた団員の治療を、終わらせてくれていたみたいだ。
「先生ありがとうございます」
「気にしなくていいよ。それより大変だね、クリスタさん」
「先生も色々と……大変ですね」
そう言って顔を見合わせた瞬間、私たちには何か通じ合うものを感じた。
「「あはは……」」
こうして苦笑いをし、私たちは続きの仕事に取り掛かった。
50
お気に入りに追加
1,165
あなたにおすすめの小説
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
教会を追放された元聖女の私、果実飴を作っていたのに、なぜかイケメン騎士様が溺愛してきます!
海空里和
恋愛
王都にある果実店の果実飴は、連日行列の人気店。
そこで働く孤児院出身のエレノアは、聖女として教会からやりがい搾取されたあげく、あっさり捨てられた。大切な人を失い、働くことへの意義を失ったエレノア。しかし、果実飴の成功により、働き方改革に成功して、穏やかな日常を取り戻していた。
そこにやって来たのは、場違いなイケメン騎士。
「エレノア殿、迎えに来ました」
「はあ?」
それから毎日果実飴を買いにやって来る騎士。
果実飴が気に入ったのかと思ったその騎士、イザークは、実はエレノアとの結婚が目的で?!
これは、エレノアにだけ距離感がおかしいイザークと、失意にいながらも大切な物を取り返していくエレノアが、次第に心を通わせていくラブストーリー。
破滅ルートを全力で回避したら、攻略対象に溺愛されました
平山和人
恋愛
転生したと気付いた時から、乙女ゲームの世界で破滅ルートを回避するために、攻略対象者との接点を全力で避けていた。
王太子の求婚を全力で辞退し、宰相の息子の売り込みを全力で拒否し、騎士団長の威圧を全力で受け流し、攻略対象に顔さえ見せず、隣国に留学した。
ヒロインと王太子が婚約したと聞いた私はすぐさま帰国し、隠居生活を送ろうと心に決めていた。
しかし、そんな私に転生者だったヒロインが接触してくる。逆ハールートを送るためには私が悪役令嬢である必要があるらしい。
ヒロインはあの手この手で私を陥れようとしてくるが、私はそのたびに回避し続ける。私は無事平穏な生活を送れるのだろうか?
【完結】中継ぎ聖女だとぞんざいに扱われているのですが、守護騎士様の呪いを解いたら聖女ですらなくなりました。
氷雨そら
恋愛
聖女召喚されたのに、100年後まで魔人襲来はないらしい。
聖女として異世界に召喚された私は、中継ぎ聖女としてぞんざいに扱われていた。そんな私をいつも守ってくれる、守護騎士様。
でも、なぜか予言が大幅にずれて、私たちの目の前に、魔人が現れる。私を庇った守護騎士様が、魔神から受けた呪いを解いたら、私は聖女ですらなくなってしまって……。
「婚約してほしい」
「いえ、責任を取らせるわけには」
守護騎士様の誘いを断り、誰にも迷惑をかけないよう、王都から逃げ出した私は、辺境に引きこもる。けれど、私を探し当てた、聖女様と呼んで、私と一定の距離を置いていたはずの守護騎士様の様子は、どこか以前と違っているのだった。
元守護騎士と元聖女の溺愛のち少しヤンデレ物語。
小説家になろう様にも、投稿しています。
モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~
古里@10/25シーモア発売『王子に婚約
恋愛
前世コミュ障で話し下手な私はゲームの世界に転生できた。しかし、ヒロインにしてほしいと神様に祈ったのに、なんとモブにすらなれなかった。こうなったら仕方がない。せめてゲームの世界が見れるように一生懸命勉強して私は最難関の王立学園に入学した。ヒロインの聖女と王太子、多くのイケメンが出てくるけれど、所詮モブにもなれない私はお呼びではない。コミュ障は相変わらずだし、でも、折角神様がくれたチャンスだ。今世は絶対に恋に生きるのだ。でも色々やろうとするんだけれど、全てから回り、全然うまくいかない。挙句の果てに私が悪役令嬢だと判ってしまった。
でも、聖女は虐めていないわよ。えええ?、反逆者に私の命が狙われるている?ちょっと、それは断罪されてた後じゃないの? そこに剣構えた人が待ち構えているんだけど・・・・まだ死にたくないわよ・・・・。
果たして主人公は生き残れるのか? 恋はかなえられるのか?
ハッピーエンド目指して頑張ります。
小説家になろう、カクヨムでも掲載中です。
悪役令嬢? いえ私は、騎士になります。
桜咲 京華
恋愛
剣道の全国大会優勝者だった私の転生先は悪役令嬢クロウツィア。
生前に持っていた剣ダコも筋肉も無くなってしまったけど、もう一度強さを取り戻したい。子供の頃夢に見たようなヒーローになりたい。さっそく騎士団に乗り込んでやる!
婚約者であるウィンスター王子のことも私が守ってあげる。だから婚約破棄しても仲良くしてね。
脳筋系女子の騎士物語。
小説家になろうでも同時連載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる