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5部 よみがえる月神編
記憶の七英雄3
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考えていれば、意図的なのだろうリーナの足音が聞こえてくる。わざとクオンへ存在を知らせているのだ。
「変な気遣いしやがって」
それでも、今はありがたいと思う。なるべくなら変な姿は見せたくない。見せないようにしていても、いつかは見せてしまうだろう。
なにせ、この先だけは見るごとになにかあるかもしれないと思っていたから。
「クオンは強がりだからねぇ。ありがたいでしょ」
すまし顔で言われれば、なにも言い返せないから悔しいのだ。
「クロエと陛下は?」
「えっと……ここで待機になりそうだと知ったセルティ様から、嫌がらせの書類が届いて」
その先は言わなくてもわかる。フィーリオナは書類の対応に追われているのだ。
さすがにここまでされたら、やってから送らないとさらに送られるだろう。わかっているから、おとなしく対処しているというところか、と考えると気の毒になる。
リーナも同じ気持ちなのか、力ない笑みを浮かべていた。
「クロエは寝てると思うよ。夜は起きてるつもりみたいだったから、そろそろ起きると思うけど」
なるほど、と納得する。夜は月神の時間だ。なにかあったらと警戒しているのだろう。
感謝するべきなのだろう、とクオンは腕輪を見る。このあと見る記憶は、間違いなく七英雄の悲劇だ。いい記憶ではない。
一度見ただけだが、あの夢は直視していたくなかったと思ったことだけは忘れられなかった。兄を誰よりも想うリオン・アルヴァースだからこそ、見たくないのだ。
だが、そんなことは言っていられない。
「食欲ない?」
「いや、考え込んでただけだ」
悪いと言えば、運んでもらった夕食に手を伸ばす。身体の痛みは消えたようだが、怠さから動きは鈍い。
リオン・アルヴァースに言われた言葉を思いだせば、それはそうだよなとため息。幸せな頃を見たとしても、結局は身体に負荷がかかる。
こんな当たり前なことを考えなかったのは、自分の甘さだと思う。
「……聞かねぇんだな」
「……聞くなって言われたの。クロエに」
自分から言うのを待て。限界までいっても言わないなら、クロエが強制的に吐かせるから報告に来い、と言っていたと言われれば、クオンの表情が引きつる。
感謝の気持ちが消えたほどだ。
一度ため息を吐くと、話しておくべきだと思い直す。動けなくなれば、自分の世話をしてくれるのは幼馴染みの二人だ。
リーナに伝えれば、クロエにもそのまま伝わる。
「一気に記憶を見てるから、身体に負荷がかかってる。当然だよな。あいつは何千年って生きてたんだから」
言われるまで自分でも気付かなかったと言えば、リーナが驚くことはない。
「クロエが言ってた。なにかしらの反動はあるはずだって」
なぜかと思ったが、その一言でムスッとした表情に変わる。なんだか、クロエに遊ばれているような気分になったのだ。
理解してくれていると思えば、悪くはないのかもしれないが。
「なんだかなぁ」
複雑な気分だと思う。
「調べてくれたんでしょ。クオンが眠ってたときから動いてたから」
「あ―……そうか。そうだよな」
自分が眠っていた間、彼がどれだけの時間を費やして調べてくれたのか。想像しただけで苦労がわかる。
職務の苦労もあるのだから、負担をかけたはずだ。すべて落ち着いたら、礼をしなくてはいけないだろうか。なにがいいかと考え、一番はあれだなと思い直す。
彼が困っていることなど、ひとつしかない。この先もなにかあるかもしれないが、そのときは自分が手を貸せばいいだけのことだ。
「貸しだけが溜まっていくな」
ぼそりと呟けば、食べ終えた食器を渡す。これも狙ってのことだろうと、空の食器を見ながら。
それほど食欲はない。食べないとなにか言われると思い食べたが、運ばれてきた食事は少なめになっていた。
普段の食べる量を知っているリーナが、これを疑問に思わないわけがないのだ。つまり、クロエが想定して行っていたということになる。
それをリーナは知っていた。
「もう寝る?」
「そうだな。寝てばっかなんだけどな」
「落ち着いたら、相手してあげるって。私でもクロエでも……たぶん陛下も」
ぶつぶつと言いながら書類を見ていたから、喜んで相手してくれると言われれば、苦笑いに変わる。
「陛下も強いしな。ありか」
けど、悪くないかもしれないと思った辺りで、クオンは腕輪を手にした。あの続きを見せろと言うように。
リーナが心配しているのもわかっているだけに、まずは彼女への礼が先だと思うと記憶の中へ身を置いた。
クッションの上で眠っている水色の獣。身体を撫でながら、小さく歌を紡ぐのはアクア・フォーランだ。
「月神が覚醒するということかしら」
初めてのことに、これをどう判断すればいいのか悩むと言うのは、イリティス・アルヴァースの方。
ここはアクアとグレン・フォーランの寝室。普段ならイリティスは入らない場所なのだが、異変が起きたと呼び出されたのだ。
「グレン君も眠っちゃって。ずっと月神の聖剣が輝いてるんだよね」
『んー、きっと月神の覚醒だと思うんだけど』
自信がないとシャンルーンが言う。聖鳥であるシャンルーンは、知識面に関して少しばかり劣る。その上、初めての出来事なのだから困るのは当たり前だろう。
「なら、見守るしかないわね」
月神が覚醒しないことを願いながらも、覚醒してほしいと願う矛盾した気持ち。
今でもまだ、覚醒してほしくないと思うイリティスは、複雑そうに見ている。
「問題は、なにも起きなければいいってことよね。グレンが動けないとなると、動けるのが限られてしまうわ」
新しく希望の力を引き継いだ者達がいるが、まだ完全に使いこなせているわけではない。この力でしか対応できないことが起きたら、どこまでやれるか不安だった。
『大丈夫。ルーンもいるよ。いざとなったら、イリティスのために戦うから』
「そうだよ。あたし達だってやればできる」
起きていないことで不安になっていても仕方ないと、アクアは笑い飛ばす。
もしものことなど、そのとき考えればいいのだ。
「そうね。起きていないことで不安になっても仕方ないわ。私も戦えると見せてあげようかしら」
クスリと笑うと、同意するように頷く一人と一羽。大切な仲間が帰る場所を守るのだ。
「とりあえず、アクアに任せていいかしら。なにかあれば呼んでちょうだい。精霊達ならすぐに知らせてくれるから」
さすがに、二人の寝室にいつまでもいようという気持ちにはなれない。眠っているだけなのだし、アクアに任せておこうと思ったのだ。
「うん、大丈夫だよ。あたしのご飯だけちょうだいね」
にこにこと笑いながら言うから、呆れたように笑う。現状は食べなくても死なないのだが、それとこれば別だと了承した。
「ちゃんと持ってくるわよ」
「わーい!」
ありがとうとにこにこ笑うアクアに、イリティスも笑いながら部屋を出た。
「月神が覚醒する……シオンは喜ばないのでしょうね」
それでも、大切な夫を助けるために必要なのだ。早く来てほしいと、心のどこかで願っていた。
・
「変な気遣いしやがって」
それでも、今はありがたいと思う。なるべくなら変な姿は見せたくない。見せないようにしていても、いつかは見せてしまうだろう。
なにせ、この先だけは見るごとになにかあるかもしれないと思っていたから。
「クオンは強がりだからねぇ。ありがたいでしょ」
すまし顔で言われれば、なにも言い返せないから悔しいのだ。
「クロエと陛下は?」
「えっと……ここで待機になりそうだと知ったセルティ様から、嫌がらせの書類が届いて」
その先は言わなくてもわかる。フィーリオナは書類の対応に追われているのだ。
さすがにここまでされたら、やってから送らないとさらに送られるだろう。わかっているから、おとなしく対処しているというところか、と考えると気の毒になる。
リーナも同じ気持ちなのか、力ない笑みを浮かべていた。
「クロエは寝てると思うよ。夜は起きてるつもりみたいだったから、そろそろ起きると思うけど」
なるほど、と納得する。夜は月神の時間だ。なにかあったらと警戒しているのだろう。
感謝するべきなのだろう、とクオンは腕輪を見る。このあと見る記憶は、間違いなく七英雄の悲劇だ。いい記憶ではない。
一度見ただけだが、あの夢は直視していたくなかったと思ったことだけは忘れられなかった。兄を誰よりも想うリオン・アルヴァースだからこそ、見たくないのだ。
だが、そんなことは言っていられない。
「食欲ない?」
「いや、考え込んでただけだ」
悪いと言えば、運んでもらった夕食に手を伸ばす。身体の痛みは消えたようだが、怠さから動きは鈍い。
リオン・アルヴァースに言われた言葉を思いだせば、それはそうだよなとため息。幸せな頃を見たとしても、結局は身体に負荷がかかる。
こんな当たり前なことを考えなかったのは、自分の甘さだと思う。
「……聞かねぇんだな」
「……聞くなって言われたの。クロエに」
自分から言うのを待て。限界までいっても言わないなら、クロエが強制的に吐かせるから報告に来い、と言っていたと言われれば、クオンの表情が引きつる。
感謝の気持ちが消えたほどだ。
一度ため息を吐くと、話しておくべきだと思い直す。動けなくなれば、自分の世話をしてくれるのは幼馴染みの二人だ。
リーナに伝えれば、クロエにもそのまま伝わる。
「一気に記憶を見てるから、身体に負荷がかかってる。当然だよな。あいつは何千年って生きてたんだから」
言われるまで自分でも気付かなかったと言えば、リーナが驚くことはない。
「クロエが言ってた。なにかしらの反動はあるはずだって」
なぜかと思ったが、その一言でムスッとした表情に変わる。なんだか、クロエに遊ばれているような気分になったのだ。
理解してくれていると思えば、悪くはないのかもしれないが。
「なんだかなぁ」
複雑な気分だと思う。
「調べてくれたんでしょ。クオンが眠ってたときから動いてたから」
「あ―……そうか。そうだよな」
自分が眠っていた間、彼がどれだけの時間を費やして調べてくれたのか。想像しただけで苦労がわかる。
職務の苦労もあるのだから、負担をかけたはずだ。すべて落ち着いたら、礼をしなくてはいけないだろうか。なにがいいかと考え、一番はあれだなと思い直す。
彼が困っていることなど、ひとつしかない。この先もなにかあるかもしれないが、そのときは自分が手を貸せばいいだけのことだ。
「貸しだけが溜まっていくな」
ぼそりと呟けば、食べ終えた食器を渡す。これも狙ってのことだろうと、空の食器を見ながら。
それほど食欲はない。食べないとなにか言われると思い食べたが、運ばれてきた食事は少なめになっていた。
普段の食べる量を知っているリーナが、これを疑問に思わないわけがないのだ。つまり、クロエが想定して行っていたということになる。
それをリーナは知っていた。
「もう寝る?」
「そうだな。寝てばっかなんだけどな」
「落ち着いたら、相手してあげるって。私でもクロエでも……たぶん陛下も」
ぶつぶつと言いながら書類を見ていたから、喜んで相手してくれると言われれば、苦笑いに変わる。
「陛下も強いしな。ありか」
けど、悪くないかもしれないと思った辺りで、クオンは腕輪を手にした。あの続きを見せろと言うように。
リーナが心配しているのもわかっているだけに、まずは彼女への礼が先だと思うと記憶の中へ身を置いた。
クッションの上で眠っている水色の獣。身体を撫でながら、小さく歌を紡ぐのはアクア・フォーランだ。
「月神が覚醒するということかしら」
初めてのことに、これをどう判断すればいいのか悩むと言うのは、イリティス・アルヴァースの方。
ここはアクアとグレン・フォーランの寝室。普段ならイリティスは入らない場所なのだが、異変が起きたと呼び出されたのだ。
「グレン君も眠っちゃって。ずっと月神の聖剣が輝いてるんだよね」
『んー、きっと月神の覚醒だと思うんだけど』
自信がないとシャンルーンが言う。聖鳥であるシャンルーンは、知識面に関して少しばかり劣る。その上、初めての出来事なのだから困るのは当たり前だろう。
「なら、見守るしかないわね」
月神が覚醒しないことを願いながらも、覚醒してほしいと願う矛盾した気持ち。
今でもまだ、覚醒してほしくないと思うイリティスは、複雑そうに見ている。
「問題は、なにも起きなければいいってことよね。グレンが動けないとなると、動けるのが限られてしまうわ」
新しく希望の力を引き継いだ者達がいるが、まだ完全に使いこなせているわけではない。この力でしか対応できないことが起きたら、どこまでやれるか不安だった。
『大丈夫。ルーンもいるよ。いざとなったら、イリティスのために戦うから』
「そうだよ。あたし達だってやればできる」
起きていないことで不安になっていても仕方ないと、アクアは笑い飛ばす。
もしものことなど、そのとき考えればいいのだ。
「そうね。起きていないことで不安になっても仕方ないわ。私も戦えると見せてあげようかしら」
クスリと笑うと、同意するように頷く一人と一羽。大切な仲間が帰る場所を守るのだ。
「とりあえず、アクアに任せていいかしら。なにかあれば呼んでちょうだい。精霊達ならすぐに知らせてくれるから」
さすがに、二人の寝室にいつまでもいようという気持ちにはなれない。眠っているだけなのだし、アクアに任せておこうと思ったのだ。
「うん、大丈夫だよ。あたしのご飯だけちょうだいね」
にこにこと笑いながら言うから、呆れたように笑う。現状は食べなくても死なないのだが、それとこれば別だと了承した。
「ちゃんと持ってくるわよ」
「わーい!」
ありがとうとにこにこ笑うアクアに、イリティスも笑いながら部屋を出た。
「月神が覚醒する……シオンは喜ばないのでしょうね」
それでも、大切な夫を助けるために必要なのだ。早く来てほしいと、心のどこかで願っていた。
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