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4部 女神の末裔編
護るべき地3
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家事を邪魔しないよう、自室で記録を読みだしたイリティス。その傍らには金色の小鳥がいる。
「シャンルーン、あなたはどう思う」
『んー? シディの話? セルティって子?』
こっそりとすべてを聞いていた小鳥は、主の問いかけにどれかと問いかけた。可愛らしい声で。
「なんでその二択なのよ」
確かに気になるところではあるのだが、今はそれではないと呆れたように言う。
「魔物の流れよ……」
ほら、と言うように記録を見せれば、こっちかと小鳥は読み始める。文字を覚えておいてよかったと思ったほどだ。
『なるほどねぇ。自然発生の魔物よりも外の魔物かぁ』
精霊の巫女としての仕事が増えたということは、被害が増えたということだ。
この世界で自然発生している魔物は、なんの影響も与えない。外からきた魔物だけが影響を与えるのだろう。それだけは確信している。
「この時点で、すでに攻撃は始まっているわよね」
『うん。シオンがいれば治せる。血族ぐらいは予測していると思うけど、それだけ』
送り込んだ魔物と被害。そこからの治療をどこかで見ている。考えたくない発想だった。
魔物の影響に関しては、シオンが確信できないことからイリティスにしか伝えていない。グレンとアクアにも伝えていないことだ。
個人的な考えだった。外からの攻撃ではないのかというものは、イリティスが個人で思っていたこと。
この記録はありがたいと思う。数の増加がハッキリとわかるのだから。
「シオンがいなくなってから、ではないのね」
増えたのはシオンがいなくなって一ヶ月経ってから。一ヶ月という期間が気になっていたが、外で戦っていた期間かもしれない。
シオンとなんらかの戦闘があり、こちらに戻らないことを確信して攻撃しているのかもしれないと思えた。
「やはり、なにかに巻き込まれて戻れないのね」
『シオンの足止め。相当強いね。外へ行く手段が必要かもしれない』
「そんな方法あるの?」
『ルーンにわかるわけないじゃん』
あっさりと言うから、苦笑いを浮かべる。この小鳥はそういう性格だ。
聖鳥に与えられた知識が少ないのはなぜなのか。少しばかり疑問に思いながら記録へ視線を戻す。
記録はどの大陸がということも書かれており、最初はどこも増加している。次第に対策がされていくため、最後まで数が減らないのが南だ。
「最初に減ったのが北。たぶん、大規模な魔物討伐を行ったのね。そうすればすぐに終わるものね」
外の魔物か内側の魔物かという以前の問題で、数を減らせば必然的に被害も減る。
数で物を言わせることができるのは大国の強みだろう。お抱えの騎士団は四つもあるのだ。国を守ったままでも、遠征することが可能となる。
『相変わらず強いんだね。誰のせいだろ』
「グレンでしょ。まったく……まさか世界一番の騎士国になるとは思わなかったわ」
グレンの影響が大きいことは否定しないけれど、その後まで続くとは思っていなかった。
『ヴェストリアが見事に同じになったからねぇ』
性格が同じではないが、戦闘に関しての考え方だけは同じになってしまったようだ。
最前線で戦うことを望む王が二代も続く。すると息子も剣を握るようになり、そのまま当たり前になってしまった結果が今のバルスデ王国だ。
もうしばらくほっといても問題ないだろうと北は考えることをやめる。自力でどうにかできる国だ。
よほどのことがない限りは、手出しをする必要もない。
(東と西の減少に関しては……少し手間取ってるかな。戦力的な部分は、やはり劣るということね)
神官ばかりの国と、傭兵組合がなんとか維持している東だ。北と比べると差があるのは当然と言えよう。
問題が起きれば手を出すかもしれないが、どちらも仲間達の血族がそのまま頑張っている。感謝するべきなのだろうと思うほどに。
「いい仲間に出会えたのよね。誰もが、あれで終わっていないと思っているのだから」
どう見ても準備している。そうでなければ、都合よく動くわけがないのだ。
『そうだね。フォーラン達も含めて、仲間はいい人ばっか。たまに変人いる』
「それ、フォーランでしょ」
昔の仲間で変人と呼ばれたのなんて、二人しかいないとイリティスは呆れながら言う。
三千年前の仲間に関してはわからないが、その前ならフォーランが変人で有名だ。歴史には変人とは書かれていないことだから、知っているのは仲間内だけだが。
「とりあえず、外が動くのを待つしかないってことね」
このままここに滞在していることで、魔物の動きがさらにわかるだろう。
「少しだけ気になっていたのよ。ここはシオンとリオンが育った地。女神メルレールが人の姿で滞在していた村。外から攻撃をしてきている誰かは、ここを狙うのではないかとね」
この世界の中心であるセレンが一番神の力が強いと言えるのだが、それとは別にこの村は少しばかり特殊だ。
女神がいたこと、太陽神と月神が育ったことが関係しているかはわからない。もしかしたら、その後に息子達がいたことも影響しているのかもしれないが。
不思議と力が集まってくる村。魔力の強い人間が産まれてくることも、その辺りに原因があるのかもしれないとイリティスは思っている。
『……うーん。ルーンにはわからないけど、外の誰かが見たらなにか感じる場所なのかな』
そうだったら来るかもね、とシャンルーンは言う。
「私達じゃわからないなにかが、あるかもしれないしね」
今はセレンで暮らしているが、イリティスにとってここは大切な場所。今も守りたいと思っている大切な地なのだ。
なにがあっても護りきってみせる。強い決意と共に記録を見ていれば、気になるものを見つけた。
「シャンルーン、これを見てちょうだい。魔物の記録」
被害者が大人だったことで、遭遇した魔物の詳細が記録されていたのだ。
『よく聞きだしたね。話を聞きに行く?』
記録されている魔物は襲ったわけではない。言い切れたのは、その魔物がこの世界に元からいる喋る魔物だから。
三千年前、強くなることを求めてセレンから飛び出してしまい、強い者にひたすら勝負を挑むだけだから害がないとほっといているのだ。
「そ、そうね……捕まるかしら?」
『……無理かも』
基本的にどこにいるのかわかっていない。シオンは把握しているようで、たまに笑っていることがあった。
「捜せる?」
『んー、やってみるよ。なにかあったら呼ぶんだよ、イリティス』
「わかってる。お願いね」
イリティスは面識がない魔物だが、シオンやグレンから話を聞く限りでは、その魔物とは話をすることができる。魔物の視点から感じるものがないか、それだけでも聞けるかもしれない。
(あれは、正確には女神メルレールが創ったもの。呼び名がないから魔物と称しているだけで)
記録を見る限り、そこまで遠くない日付。見つかることを願いながらシャンルーンを見送った。
・
「シャンルーン、あなたはどう思う」
『んー? シディの話? セルティって子?』
こっそりとすべてを聞いていた小鳥は、主の問いかけにどれかと問いかけた。可愛らしい声で。
「なんでその二択なのよ」
確かに気になるところではあるのだが、今はそれではないと呆れたように言う。
「魔物の流れよ……」
ほら、と言うように記録を見せれば、こっちかと小鳥は読み始める。文字を覚えておいてよかったと思ったほどだ。
『なるほどねぇ。自然発生の魔物よりも外の魔物かぁ』
精霊の巫女としての仕事が増えたということは、被害が増えたということだ。
この世界で自然発生している魔物は、なんの影響も与えない。外からきた魔物だけが影響を与えるのだろう。それだけは確信している。
「この時点で、すでに攻撃は始まっているわよね」
『うん。シオンがいれば治せる。血族ぐらいは予測していると思うけど、それだけ』
送り込んだ魔物と被害。そこからの治療をどこかで見ている。考えたくない発想だった。
魔物の影響に関しては、シオンが確信できないことからイリティスにしか伝えていない。グレンとアクアにも伝えていないことだ。
個人的な考えだった。外からの攻撃ではないのかというものは、イリティスが個人で思っていたこと。
この記録はありがたいと思う。数の増加がハッキリとわかるのだから。
「シオンがいなくなってから、ではないのね」
増えたのはシオンがいなくなって一ヶ月経ってから。一ヶ月という期間が気になっていたが、外で戦っていた期間かもしれない。
シオンとなんらかの戦闘があり、こちらに戻らないことを確信して攻撃しているのかもしれないと思えた。
「やはり、なにかに巻き込まれて戻れないのね」
『シオンの足止め。相当強いね。外へ行く手段が必要かもしれない』
「そんな方法あるの?」
『ルーンにわかるわけないじゃん』
あっさりと言うから、苦笑いを浮かべる。この小鳥はそういう性格だ。
聖鳥に与えられた知識が少ないのはなぜなのか。少しばかり疑問に思いながら記録へ視線を戻す。
記録はどの大陸がということも書かれており、最初はどこも増加している。次第に対策がされていくため、最後まで数が減らないのが南だ。
「最初に減ったのが北。たぶん、大規模な魔物討伐を行ったのね。そうすればすぐに終わるものね」
外の魔物か内側の魔物かという以前の問題で、数を減らせば必然的に被害も減る。
数で物を言わせることができるのは大国の強みだろう。お抱えの騎士団は四つもあるのだ。国を守ったままでも、遠征することが可能となる。
『相変わらず強いんだね。誰のせいだろ』
「グレンでしょ。まったく……まさか世界一番の騎士国になるとは思わなかったわ」
グレンの影響が大きいことは否定しないけれど、その後まで続くとは思っていなかった。
『ヴェストリアが見事に同じになったからねぇ』
性格が同じではないが、戦闘に関しての考え方だけは同じになってしまったようだ。
最前線で戦うことを望む王が二代も続く。すると息子も剣を握るようになり、そのまま当たり前になってしまった結果が今のバルスデ王国だ。
もうしばらくほっといても問題ないだろうと北は考えることをやめる。自力でどうにかできる国だ。
よほどのことがない限りは、手出しをする必要もない。
(東と西の減少に関しては……少し手間取ってるかな。戦力的な部分は、やはり劣るということね)
神官ばかりの国と、傭兵組合がなんとか維持している東だ。北と比べると差があるのは当然と言えよう。
問題が起きれば手を出すかもしれないが、どちらも仲間達の血族がそのまま頑張っている。感謝するべきなのだろうと思うほどに。
「いい仲間に出会えたのよね。誰もが、あれで終わっていないと思っているのだから」
どう見ても準備している。そうでなければ、都合よく動くわけがないのだ。
『そうだね。フォーラン達も含めて、仲間はいい人ばっか。たまに変人いる』
「それ、フォーランでしょ」
昔の仲間で変人と呼ばれたのなんて、二人しかいないとイリティスは呆れながら言う。
三千年前の仲間に関してはわからないが、その前ならフォーランが変人で有名だ。歴史には変人とは書かれていないことだから、知っているのは仲間内だけだが。
「とりあえず、外が動くのを待つしかないってことね」
このままここに滞在していることで、魔物の動きがさらにわかるだろう。
「少しだけ気になっていたのよ。ここはシオンとリオンが育った地。女神メルレールが人の姿で滞在していた村。外から攻撃をしてきている誰かは、ここを狙うのではないかとね」
この世界の中心であるセレンが一番神の力が強いと言えるのだが、それとは別にこの村は少しばかり特殊だ。
女神がいたこと、太陽神と月神が育ったことが関係しているかはわからない。もしかしたら、その後に息子達がいたことも影響しているのかもしれないが。
不思議と力が集まってくる村。魔力の強い人間が産まれてくることも、その辺りに原因があるのかもしれないとイリティスは思っている。
『……うーん。ルーンにはわからないけど、外の誰かが見たらなにか感じる場所なのかな』
そうだったら来るかもね、とシャンルーンは言う。
「私達じゃわからないなにかが、あるかもしれないしね」
今はセレンで暮らしているが、イリティスにとってここは大切な場所。今も守りたいと思っている大切な地なのだ。
なにがあっても護りきってみせる。強い決意と共に記録を見ていれば、気になるものを見つけた。
「シャンルーン、これを見てちょうだい。魔物の記録」
被害者が大人だったことで、遭遇した魔物の詳細が記録されていたのだ。
『よく聞きだしたね。話を聞きに行く?』
記録されている魔物は襲ったわけではない。言い切れたのは、その魔物がこの世界に元からいる喋る魔物だから。
三千年前、強くなることを求めてセレンから飛び出してしまい、強い者にひたすら勝負を挑むだけだから害がないとほっといているのだ。
「そ、そうね……捕まるかしら?」
『……無理かも』
基本的にどこにいるのかわかっていない。シオンは把握しているようで、たまに笑っていることがあった。
「捜せる?」
『んー、やってみるよ。なにかあったら呼ぶんだよ、イリティス』
「わかってる。お願いね」
イリティスは面識がない魔物だが、シオンやグレンから話を聞く限りでは、その魔物とは話をすることができる。魔物の視点から感じるものがないか、それだけでも聞けるかもしれない。
(あれは、正確には女神メルレールが創ったもの。呼び名がないから魔物と称しているだけで)
記録を見る限り、そこまで遠くない日付。見つかることを願いながらシャンルーンを見送った。
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