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第1章
2.RAS株式会社
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一週間後
俺は謎のゲーム会社に行くためにわざわざ東京までやってきた、地図に書かれていた場所に。
とにかくびっくりした、本社ビルがものすごく立派なことに某大企業並の大きさだ。
ビルの中に入ると、受付嬢が笑顔で
「テスターの方ですか?」
と尋ねてきた。
「あぁ、まぁはい一応そうです。」
「では右手にあるエレベーターで7階へどうぞ!!」
ここの社長は面食いなのであろう、ものすごく受付嬢のレベルが高い。
俺もあんな人と付き合いたいな……はぁ……
なんて思っていたらエレベーターはもう7階に…
エレベーターホールを抜けるとそこは1つの大きな広間のような場所につながっていた。
テスターと思われる人が数百人程度の人がもう既にあつまっていた。
思ったよりもこの会社人気があるんだなぁ……
と思ったのが率直な感想、聞いたことの無いゲーム会社になんか普通は来ないからね。
あと、なんなんだ!?このスペックの高い人達は……
そう、見渡す限りイケメンと呼ばれそうな男たちと美人と呼ばれそうな女たち……
俺場違いじゃね!?
まぁ落ち着け、落ち着け、って落ち着いてられるか!!
一人でつっこんでいる俺って……
パンッ
証明が暗転した。
「皆さま本日はRASゲーム株式会社の新作ゲーム発表会にお集まりいただきありがとうございます。本日司会をさせていただきます、中野と申します。よろしくお願いします。では早速ですがここにお集まりに頂いた選ばれし500名の方には、ゲームの世界と現実の世界をリンクするという初めての試みをいち早く体験してもらう方々です。」
ザワザワザワ
「皆さまがザワつくのも分かります、なので今から詳しく説明を致しましょう。まずはゲームの内容を説明させていただきます、このゲームはRPG型恋愛シュミレーションゲームとなっております。しかしただの恋愛シュミレーションゲームをしてもらうのは何か面白みが足りません。そこで皆さまどうしがゲームの中で恋愛をしてもらうのです。」
はぁ???どういうことやねん。
「このゲームはカップルが成立するまではゲームをクリアすることができません。バーチャルの世界に自分の体を転送するという形での恋愛になりますので、顔もそのまま話し方もそのままになります、アバターのようなものは作ることが一切出来ませんので。ゲームの中の世界で好きになったということは……リアル、つまり現実でも好きになってしまうということです。」
なるほどな……
「お分かりいただけましたでしょうか?それではこのゲームを行うにあたっての諸注意をさせていただきます。今日知ったこのことをこの500名以外に口外することは許されません。このゲームをするにあたって、国の許可も頂いております、最近の若者の結婚意欲の無さを向上させる目的がございますのでね。ご安心ください、ここにいらっしゃる方々は付き合っている方はいらっしゃらないので。」
なんかちょっと辛いかも……
「このゲームで成立したカップルがその後に結婚するなどはどうぞご自由に!!もちろんゲーム中の浮気などもご自由にして頂いても構いません。そこは本能のままに動くのか理性を保つのかですね(笑)ゲーム中にカップルが途中で変わるというのも全然構いませんので、まぁその際またカップルが成立するまでゲームをクリアすることは出来ませんが」
「最後になりますが、このゲームは強制参加となります、貴方達は今私たちRASゲーム株式会社に借金をしていると考えてください。あの機械などは全てが実費となっております。クリアさえすれば借金はチャラとなります、そして謝礼も弾みます。ゲームしてしまったら仕事はどうするんだ?という声もあるでしょう。毎日ゲームをしろとはいいません。しかし1ヶ月以上ログインがなかった場合には、多額の借金を背負っていただきます。では皆さんのご健闘をお祈りさせていただきます。」
「あ、今日はここから一応ゲームを体験してもらうので10階へ移動をお願いします。」
俺は謎のゲーム会社に行くためにわざわざ東京までやってきた、地図に書かれていた場所に。
とにかくびっくりした、本社ビルがものすごく立派なことに某大企業並の大きさだ。
ビルの中に入ると、受付嬢が笑顔で
「テスターの方ですか?」
と尋ねてきた。
「あぁ、まぁはい一応そうです。」
「では右手にあるエレベーターで7階へどうぞ!!」
ここの社長は面食いなのであろう、ものすごく受付嬢のレベルが高い。
俺もあんな人と付き合いたいな……はぁ……
なんて思っていたらエレベーターはもう7階に…
エレベーターホールを抜けるとそこは1つの大きな広間のような場所につながっていた。
テスターと思われる人が数百人程度の人がもう既にあつまっていた。
思ったよりもこの会社人気があるんだなぁ……
と思ったのが率直な感想、聞いたことの無いゲーム会社になんか普通は来ないからね。
あと、なんなんだ!?このスペックの高い人達は……
そう、見渡す限りイケメンと呼ばれそうな男たちと美人と呼ばれそうな女たち……
俺場違いじゃね!?
まぁ落ち着け、落ち着け、って落ち着いてられるか!!
一人でつっこんでいる俺って……
パンッ
証明が暗転した。
「皆さま本日はRASゲーム株式会社の新作ゲーム発表会にお集まりいただきありがとうございます。本日司会をさせていただきます、中野と申します。よろしくお願いします。では早速ですがここにお集まりに頂いた選ばれし500名の方には、ゲームの世界と現実の世界をリンクするという初めての試みをいち早く体験してもらう方々です。」
ザワザワザワ
「皆さまがザワつくのも分かります、なので今から詳しく説明を致しましょう。まずはゲームの内容を説明させていただきます、このゲームはRPG型恋愛シュミレーションゲームとなっております。しかしただの恋愛シュミレーションゲームをしてもらうのは何か面白みが足りません。そこで皆さまどうしがゲームの中で恋愛をしてもらうのです。」
はぁ???どういうことやねん。
「このゲームはカップルが成立するまではゲームをクリアすることができません。バーチャルの世界に自分の体を転送するという形での恋愛になりますので、顔もそのまま話し方もそのままになります、アバターのようなものは作ることが一切出来ませんので。ゲームの中の世界で好きになったということは……リアル、つまり現実でも好きになってしまうということです。」
なるほどな……
「お分かりいただけましたでしょうか?それではこのゲームを行うにあたっての諸注意をさせていただきます。今日知ったこのことをこの500名以外に口外することは許されません。このゲームをするにあたって、国の許可も頂いております、最近の若者の結婚意欲の無さを向上させる目的がございますのでね。ご安心ください、ここにいらっしゃる方々は付き合っている方はいらっしゃらないので。」
なんかちょっと辛いかも……
「このゲームで成立したカップルがその後に結婚するなどはどうぞご自由に!!もちろんゲーム中の浮気などもご自由にして頂いても構いません。そこは本能のままに動くのか理性を保つのかですね(笑)ゲーム中にカップルが途中で変わるというのも全然構いませんので、まぁその際またカップルが成立するまでゲームをクリアすることは出来ませんが」
「最後になりますが、このゲームは強制参加となります、貴方達は今私たちRASゲーム株式会社に借金をしていると考えてください。あの機械などは全てが実費となっております。クリアさえすれば借金はチャラとなります、そして謝礼も弾みます。ゲームしてしまったら仕事はどうするんだ?という声もあるでしょう。毎日ゲームをしろとはいいません。しかし1ヶ月以上ログインがなかった場合には、多額の借金を背負っていただきます。では皆さんのご健闘をお祈りさせていただきます。」
「あ、今日はここから一応ゲームを体験してもらうので10階へ移動をお願いします。」
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