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48・お嬢様、全てを知る。
01わかってることを整理していこう。
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私、アビゲイル・バセットは可愛くて賢いお嬢様だ。
さて。
そんな今更わかりきってることは置いといて。
今の状況についてわかってることを整理していこう。
正直、なんか今の状況は私の手元を離れすぎてる。
でも私は、私の幸せの為にいかなる状況も踏み台にしていくしかないのだから。
精一杯把握に務める。
まず本日はメルバリア城にて、王族、聖女、主要貴族、にて会談が行われた。
議題として上がるのは、技術推進派による武装決起。
これに関してはおおよそ決着がつきそうなところで、エンデスヘルツ公爵が側近の女性を使ってハイテンション大剣少女を召喚し強行策に出た。
そこでナンバーシリーズという暗殺者集団を王妃様が呼び出した。どうにもこのナンバーシリーズっていうのはナインの過去に関係してそうだけど、今はその考察は置いといて。
そのナンバーシリーズがハイテンション大剣少女に操られてしまい、エンデスヘルツ公爵と共に逃走。
ハイテンション大剣少女が暴れ出そうとするとその時に、ヒーロースーツを纏ったグロリアの執事アーチさんが乱入して大剣少女を連れ去っていった。
そこから部屋を移して警備を固めて、身を隠していたわけだけど。
しばらくして、ナインがトイレに行ったりしたり。
どうやらその間も色々とあったみたい。
後に合流してきた、グロリアとモーラとルーシィとクリスティーナ・フィリップス伯爵令嬢が連れてきた名無しの女性とボロッボロのアーチさん。
そして、竜の女王とウォール・バルカード氏。
トイレに行ったナインが戻ってきて。
ナンバーシリーズを捕らえて、黒いスーツの大男と金髪の男が入ってきた。なんとこの金髪の男シャリフ・ライオンズはアンジェラ・ステイモス侯爵令嬢の恋人らしい。
さらに。
リングストンの美人魔女サム・ラスゴーラン・ノアさんが、なんかもう他に言い表しようがないからそういうけどテレポーテーションしてきた。
さらにさらに。
満身創痍のキャロライン・エンデスヘルツ侯爵令嬢と満身創痍のアンナ・バルカード夫人と魔王の一味だという少女ケリー・パウンダーを担いで、衛兵のブロック・バルカードさんが合流した。
バルカード家が多すぎる……どうにもウォール氏、シェル氏、ブロック氏は三兄弟らしくてアンナさんはシェル氏の奥さんだ。
そんな流れで、完全に置いてけぼりの私はみんなの会話や私の持つ情報から整理する。
まず、アーチさんがハイテンション大剣少女……マリシュカ・ネビルと戦っていた。
リングストン公爵拉致監禁の時に会ったスペアシェリーさんと竜の女王ニィラさんが戦っていて。
勇者と魔王が戦っていて。
キャロラインさんとウォール氏が戦っていたとのこと。
さらにエンデスヘルツ公爵を追った、アンナ夫人がナンバーシリーズと交戦。
ケリー嬢が城内部に侵入し、爆破工作の準備。
これら全て、同時に進行。
そこからアーチさんとマリシュカ嬢との戦いと、キャロライン嬢とウォール氏との戦いがほぼ同時に終わり。
キャロライン嬢から飛ばされてきたウォール氏が、アーチさんと交戦してグロリアとモーラとルーシィとクリスティーナ嬢とブロックさんが応戦しさらに合流したアーチさんの姉だと騙る名無しの女性も参戦。
途中、ブロックさんが蹴り飛ばされて戦線離脱。
最終的にアーチさんがウォール氏をいつもみたいに過剰に叩きのめした。
そこに、スペアシェリーさんとの戦いから離脱してきた竜の女王ニィラさんが現れたが。
グロリアの説得によって、和解。
いやこれは本当に理解が出来ない……、グロリアやばすぎない? 口八丁手八丁で騙くらかしたんじゃなくて純粋な思いだけでなんとかしたってことでしょ……。いや、今は一旦ここも置いといて。
そこからアーチさんやウォール氏の手当ての為に人のいる場所を目指して私たちと合流した。
ほぼ同時刻、その間キャロライン嬢はウォール氏との戦闘の後に父親のエンデスヘルツ公爵を守る為にアンナ夫人と交戦をしていたもの思われる。
これはキャロライン嬢とアンナ夫人の負傷や、二人で倒れていたことからの推測によるものだ。
恐らく二人は実力が拮抗し相討ちになった……ってナインがいってた。
さらにほぼ同時刻、竜の女王に離脱されたスペアシェリーさんと魔王の戦いが始まる。
さて。
そんな今更わかりきってることは置いといて。
今の状況についてわかってることを整理していこう。
正直、なんか今の状況は私の手元を離れすぎてる。
でも私は、私の幸せの為にいかなる状況も踏み台にしていくしかないのだから。
精一杯把握に務める。
まず本日はメルバリア城にて、王族、聖女、主要貴族、にて会談が行われた。
議題として上がるのは、技術推進派による武装決起。
これに関してはおおよそ決着がつきそうなところで、エンデスヘルツ公爵が側近の女性を使ってハイテンション大剣少女を召喚し強行策に出た。
そこでナンバーシリーズという暗殺者集団を王妃様が呼び出した。どうにもこのナンバーシリーズっていうのはナインの過去に関係してそうだけど、今はその考察は置いといて。
そのナンバーシリーズがハイテンション大剣少女に操られてしまい、エンデスヘルツ公爵と共に逃走。
ハイテンション大剣少女が暴れ出そうとするとその時に、ヒーロースーツを纏ったグロリアの執事アーチさんが乱入して大剣少女を連れ去っていった。
そこから部屋を移して警備を固めて、身を隠していたわけだけど。
しばらくして、ナインがトイレに行ったりしたり。
どうやらその間も色々とあったみたい。
後に合流してきた、グロリアとモーラとルーシィとクリスティーナ・フィリップス伯爵令嬢が連れてきた名無しの女性とボロッボロのアーチさん。
そして、竜の女王とウォール・バルカード氏。
トイレに行ったナインが戻ってきて。
ナンバーシリーズを捕らえて、黒いスーツの大男と金髪の男が入ってきた。なんとこの金髪の男シャリフ・ライオンズはアンジェラ・ステイモス侯爵令嬢の恋人らしい。
さらに。
リングストンの美人魔女サム・ラスゴーラン・ノアさんが、なんかもう他に言い表しようがないからそういうけどテレポーテーションしてきた。
さらにさらに。
満身創痍のキャロライン・エンデスヘルツ侯爵令嬢と満身創痍のアンナ・バルカード夫人と魔王の一味だという少女ケリー・パウンダーを担いで、衛兵のブロック・バルカードさんが合流した。
バルカード家が多すぎる……どうにもウォール氏、シェル氏、ブロック氏は三兄弟らしくてアンナさんはシェル氏の奥さんだ。
そんな流れで、完全に置いてけぼりの私はみんなの会話や私の持つ情報から整理する。
まず、アーチさんがハイテンション大剣少女……マリシュカ・ネビルと戦っていた。
リングストン公爵拉致監禁の時に会ったスペアシェリーさんと竜の女王ニィラさんが戦っていて。
勇者と魔王が戦っていて。
キャロラインさんとウォール氏が戦っていたとのこと。
さらにエンデスヘルツ公爵を追った、アンナ夫人がナンバーシリーズと交戦。
ケリー嬢が城内部に侵入し、爆破工作の準備。
これら全て、同時に進行。
そこからアーチさんとマリシュカ嬢との戦いと、キャロライン嬢とウォール氏との戦いがほぼ同時に終わり。
キャロライン嬢から飛ばされてきたウォール氏が、アーチさんと交戦してグロリアとモーラとルーシィとクリスティーナ嬢とブロックさんが応戦しさらに合流したアーチさんの姉だと騙る名無しの女性も参戦。
途中、ブロックさんが蹴り飛ばされて戦線離脱。
最終的にアーチさんがウォール氏をいつもみたいに過剰に叩きのめした。
そこに、スペアシェリーさんとの戦いから離脱してきた竜の女王ニィラさんが現れたが。
グロリアの説得によって、和解。
いやこれは本当に理解が出来ない……、グロリアやばすぎない? 口八丁手八丁で騙くらかしたんじゃなくて純粋な思いだけでなんとかしたってことでしょ……。いや、今は一旦ここも置いといて。
そこからアーチさんやウォール氏の手当ての為に人のいる場所を目指して私たちと合流した。
ほぼ同時刻、その間キャロライン嬢はウォール氏との戦闘の後に父親のエンデスヘルツ公爵を守る為にアンナ夫人と交戦をしていたもの思われる。
これはキャロライン嬢とアンナ夫人の負傷や、二人で倒れていたことからの推測によるものだ。
恐らく二人は実力が拮抗し相討ちになった……ってナインがいってた。
さらにほぼ同時刻、竜の女王に離脱されたスペアシェリーさんと魔王の戦いが始まる。
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