102 / 240
27・お嬢様、魔王に会う。
03子離れ。
しおりを挟む
依然として動きを止められたままのナイン、思考が追いつかない私とマーク様。
この後の展開が、わけのわからないギリ世界観を守る魔王とわけのわからないサイエンス・フィクションの自動人形に完全に握られている。
せめてナインが動ければ、この隙にとんずらこくのだけれど……。
「待て、スペアシェリー、聞け提案がある」
臨戦態勢のスペアシェリーに対して魔王が落ち着いて語り始める。
「今回、俺の目的は世界の滅亡じゃあない。この国の現体制の破壊だ、そこにいるリングストン公爵を含めた三公爵と主要貴族、王族を殺せればそれでいい」
淡々と目的を伝え。
「だからそれが終わってからなら、無抵抗で封印されてやるってのはどうだ」
と、提案を述べた。
「……おまえは二千年も封印されて頭が悪くなったのか? 私になんの得がある、今できることを何故待つ必要がある。答えはノーだ」
スペアシェリーは無機質にその提案を却下した。
「得はあるぜ、俺は無抵抗にと言ったんだ。正直おまえとやり合っても全然勝ちの目があると思ってる。シェリー・ラスゴーランの造った人形相手に余裕とまでは言わねえが、おまえの言う通り封じられたとしてもその時おまえは確実に粉々になっている」
魔王は却下に対してさらに食い下がるように話し、続けて。
「俺が無抵抗に封印されれば、おまえは傷一つ無い状態で残り時間を有意義に過ごすことが出来る。悪くない話だと思うぜ」
メリットを提示する。
「だから、それがなんの利益があるんだ。私はシェリー・ラスゴーランではないのだぞ、そもそも自動人形の私に生存意欲は無――」
「嘘だ。良いね、実に俺好みだ」
スペアシェリーの言葉を魔王が遮り。
「おまえ、研究者の知識と知恵と記憶だけでなく感情も引き継いでいるだろ。特に娘であるサム・ラスゴーラン・ノアに対する愛情は全く色褪いろあせていない」
不敵に、そう宣う。
しかし、その言葉に自動人形は動かない。
「俺が無抵抗に封印されれば、残りの時間を最愛の娘と優雅に過ごすことが出来るんだ。おまえの可動時間はどのくらいあるんだ? 十年? 五十年? あの魔女と協力すれば百年は持つのか? 良いねえ、家族愛ってやつか。悪を統べる魔の王たるこの俺ですら美しい行動原理だと思うぜ、残務処理の為に造った自動人形にすら受け継がれる思い。いやー涙がちょちょ切れ――」
「嘘だな。白々しい、おまえに愛や道徳が理解出来るわけがないだろう」
魔王の言葉に呆れるようにスペアシェリーが遮る。
「だがその通り、私は研究者の全てを引き継いでいるが故にサムに対する母性や愛情を有しているのは事実だ、しかし」
少し柔らかい表情で続けて。
「子離れは出来ているさ、研究者はあの子に伝えられるだけ教えられるだけ全てを託した。もうあの子にしてやれることは何一つない、確かにいつまで経ってもあの子は可愛い、愛している。だが私はあの子を心配もしていなければ不安もない。だから私は私の役割をサムには魔女の役割を全うするだけなのさ」
そう言い放った。
ちなみに完全に私たちは空気である。
いやマジに何の話?
「というかおまえサムに何か言われたな? 大方、私を壊せば消し飛ばすとでも言われたか。災難だったな、おまえは終わりだ」
さらにスペアシェリーは不敵に魔王へと煽るように言い放つ。
あれ、よくわからないけどこれ魔王の負けな流れ……? ならこの場はとりあえず逃れられる感じなのかしら……?
「あー……、めんどくせえ。やっぱ楽ってのは出来ねえもんだな……仕方ねえ」
少しうなだれるように、魔王が呟く。
そして。
「てめえをシャカって、魔女も殺すッ‼ 魔王を本気にさせたことを、一秒で後悔させてやる」
怒鳴るようにそう言うと、魔王を中心に爆発するような突風が舞う。
飛ばされないように身構えた、瞬間。
魔王の首が飛んだ。
話の脈略を無視して、誰の意識にもない行動。
無論、ナインによるものだ。
「おおおおおおおおおおおぉおおおぉおぉぉおらああああ――――――――ッ‼」
そこから間髪を入れずに雄叫びを上げながら、魔王の身体を切断して行く。
粉々に、バラバラに刻まれた魔王は泥のように崩れて落ちた。
「逃げるぞッ‼」
そのまま凄まじい速さで、私とマーク様を抱えて走り出す。
が。
「逃がすわけねえだろ、死ね」
そう言いながらたった今崩れ落ちたはずの魔王が、何も無かったかのように五体満足で退路を塞ぎ、右の手のひらから赤い光を放つ。
「させるわけないだろう」
間髪入れずにスペアシェリーが退路を塞いだ魔王に空気の塊のようなものをぶつけて吹き飛ばしながらそう言う。
この後の展開が、わけのわからないギリ世界観を守る魔王とわけのわからないサイエンス・フィクションの自動人形に完全に握られている。
せめてナインが動ければ、この隙にとんずらこくのだけれど……。
「待て、スペアシェリー、聞け提案がある」
臨戦態勢のスペアシェリーに対して魔王が落ち着いて語り始める。
「今回、俺の目的は世界の滅亡じゃあない。この国の現体制の破壊だ、そこにいるリングストン公爵を含めた三公爵と主要貴族、王族を殺せればそれでいい」
淡々と目的を伝え。
「だからそれが終わってからなら、無抵抗で封印されてやるってのはどうだ」
と、提案を述べた。
「……おまえは二千年も封印されて頭が悪くなったのか? 私になんの得がある、今できることを何故待つ必要がある。答えはノーだ」
スペアシェリーは無機質にその提案を却下した。
「得はあるぜ、俺は無抵抗にと言ったんだ。正直おまえとやり合っても全然勝ちの目があると思ってる。シェリー・ラスゴーランの造った人形相手に余裕とまでは言わねえが、おまえの言う通り封じられたとしてもその時おまえは確実に粉々になっている」
魔王は却下に対してさらに食い下がるように話し、続けて。
「俺が無抵抗に封印されれば、おまえは傷一つ無い状態で残り時間を有意義に過ごすことが出来る。悪くない話だと思うぜ」
メリットを提示する。
「だから、それがなんの利益があるんだ。私はシェリー・ラスゴーランではないのだぞ、そもそも自動人形の私に生存意欲は無――」
「嘘だ。良いね、実に俺好みだ」
スペアシェリーの言葉を魔王が遮り。
「おまえ、研究者の知識と知恵と記憶だけでなく感情も引き継いでいるだろ。特に娘であるサム・ラスゴーラン・ノアに対する愛情は全く色褪いろあせていない」
不敵に、そう宣う。
しかし、その言葉に自動人形は動かない。
「俺が無抵抗に封印されれば、残りの時間を最愛の娘と優雅に過ごすことが出来るんだ。おまえの可動時間はどのくらいあるんだ? 十年? 五十年? あの魔女と協力すれば百年は持つのか? 良いねえ、家族愛ってやつか。悪を統べる魔の王たるこの俺ですら美しい行動原理だと思うぜ、残務処理の為に造った自動人形にすら受け継がれる思い。いやー涙がちょちょ切れ――」
「嘘だな。白々しい、おまえに愛や道徳が理解出来るわけがないだろう」
魔王の言葉に呆れるようにスペアシェリーが遮る。
「だがその通り、私は研究者の全てを引き継いでいるが故にサムに対する母性や愛情を有しているのは事実だ、しかし」
少し柔らかい表情で続けて。
「子離れは出来ているさ、研究者はあの子に伝えられるだけ教えられるだけ全てを託した。もうあの子にしてやれることは何一つない、確かにいつまで経ってもあの子は可愛い、愛している。だが私はあの子を心配もしていなければ不安もない。だから私は私の役割をサムには魔女の役割を全うするだけなのさ」
そう言い放った。
ちなみに完全に私たちは空気である。
いやマジに何の話?
「というかおまえサムに何か言われたな? 大方、私を壊せば消し飛ばすとでも言われたか。災難だったな、おまえは終わりだ」
さらにスペアシェリーは不敵に魔王へと煽るように言い放つ。
あれ、よくわからないけどこれ魔王の負けな流れ……? ならこの場はとりあえず逃れられる感じなのかしら……?
「あー……、めんどくせえ。やっぱ楽ってのは出来ねえもんだな……仕方ねえ」
少しうなだれるように、魔王が呟く。
そして。
「てめえをシャカって、魔女も殺すッ‼ 魔王を本気にさせたことを、一秒で後悔させてやる」
怒鳴るようにそう言うと、魔王を中心に爆発するような突風が舞う。
飛ばされないように身構えた、瞬間。
魔王の首が飛んだ。
話の脈略を無視して、誰の意識にもない行動。
無論、ナインによるものだ。
「おおおおおおおおおおおぉおおおぉおぉぉおらああああ――――――――ッ‼」
そこから間髪を入れずに雄叫びを上げながら、魔王の身体を切断して行く。
粉々に、バラバラに刻まれた魔王は泥のように崩れて落ちた。
「逃げるぞッ‼」
そのまま凄まじい速さで、私とマーク様を抱えて走り出す。
が。
「逃がすわけねえだろ、死ね」
そう言いながらたった今崩れ落ちたはずの魔王が、何も無かったかのように五体満足で退路を塞ぎ、右の手のひらから赤い光を放つ。
「させるわけないだろう」
間髪入れずにスペアシェリーが退路を塞いだ魔王に空気の塊のようなものをぶつけて吹き飛ばしながらそう言う。
31
お気に入りに追加
1,555
あなたにおすすめの小説
公爵家御令嬢に転生?転生先の努力が報われる世界で可愛いもののために本気出します「えっ?私悪役令嬢なんですか?」
へたまろ
ファンタジー
ここは、とある恋愛ゲームの舞台……かもしれない場所。
主人公は、まったく情報を持たない前世の知識を持っただけの女性。
王子様との婚約、学園での青春、多くの苦難の末に……婚約破棄されて修道院に送られる女の子に転生したただの女性。
修道院に送られる途中で闇に屠られる、可哀そうな……やってたことを考えればさほど可哀そうでも……いや、罰が重すぎる程度の悪役令嬢に転生。
しかし、この女性はそういった予備知識を全く持ってなかった。
だから、そんな筋書きは全く関係なし。
レベルもスキルも魔法もある世界に転生したからにはやることは、一つ!
やれば結果が数字や能力で確実に出せる世界。
そんな世界に生まれ変わったら?
レベル上げ、やらいでか!
持って生まれたスキル?
全言語理解と、鑑定のみですが?
三種の神器?
初心者パック?
肝心の、空間収納が無いなんて……無いなら、努力でどうにかしてやろうじゃないか!
そう、その女性は恋愛ゲームより、王道派ファンタジー。
転生恋愛小説よりも、やりこみチートラノベの愛読者だった!
子供達大好き、みんな友達精神で周りを巻き込むお転婆お嬢様がここに爆誕。
この国の王子の婚約者で、悪役令嬢……らしい? かもしれない?
周囲の反応をよそに、今日もお嬢様は好き勝手やらかす。
周囲を混乱を巻き起こすお嬢様は、平穏無事に王妃になれるのか!
死亡フラグを回避できるのか!
そんなの関係ない!
私は、私の道を行く!
王子に恋しない悪役令嬢は、可愛いものを愛でつつやりたいことをする。
コメディエンヌな彼女の、生涯を綴った物語です。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
婚約破棄をされた悪役令嬢は、すべてを見捨てることにした
アルト
ファンタジー
今から七年前。
婚約者である王太子の都合により、ありもしない罪を着せられ、国外追放に処された一人の令嬢がいた。偽りの悪業の経歴を押し付けられ、人里に彼女の居場所はどこにもなかった。
そして彼女は、『魔の森』と呼ばれる魔窟へと足を踏み入れる。
そして現在。
『魔の森』に住まうとある女性を訪ねてとある集団が彼女の勧誘にと向かっていた。
彼らの正体は女神からの神託を受け、結成された魔王討伐パーティー。神託により指名された最後の一人の勧誘にと足を運んでいたのだが——。
断罪された商才令嬢は隣国を満喫中
水空 葵
ファンタジー
伯爵令嬢で王国一の商会の長でもあるルシアナ・アストライアはある日のパーティーで王太子の婚約者──聖女候補を虐めたという冤罪で国外追放を言い渡されてしまう。
そんな王太子と聖女候補はルシアナが絶望感する様子を楽しみにしている様子。
けれども、今いるグレール王国には未来が無いと考えていたルシアナは追放を喜んだ。
「国外追放になって悔しいか?」
「いいえ、感謝していますわ。国外追放に処してくださってありがとうございます!」
悔しがる王太子達とは違って、ルシアナは隣国での商人生活に期待を膨らませていて、隣国を拠点に人々の役に立つ魔道具を作って広めることを決意する。
その一方で、彼女が去った後の王国は破滅へと向かっていて……。
断罪された令嬢が皆から愛され、幸せになるお話。
※他サイトでも連載中です。
毎日18時頃の更新を予定しています。
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
ちょっとエッチな執事の体調管理
mm
ファンタジー
私は小川優。大学生になり上京して来て1ヶ月。今はバイトをしながら一人暮らしをしている。
住んでいるのはそこらへんのマンション。
変わりばえない生活に飽き飽きしている今日この頃である。
「はぁ…疲れた」
連勤のバイトを終え、独り言を呟きながらいつものようにマンションへ向かった。
(エレベーターのあるマンションに引っ越したい)
そう思いながらやっとの思いで階段を上りきり、自分の部屋の方へ目を向けると、そこには見知らぬ男がいた。
「優様、おかえりなさいませ。本日付けで雇われた、優様の執事でございます。」
「はい?どちら様で…?」
「私、優様の執事の佐川と申します。この度はお嬢様体験プランご当選おめでとうございます」
(あぁ…!)
今の今まで忘れていたが、2ヶ月ほど前に「お嬢様体験プラン」というのに応募していた。それは無料で自分だけの執事がつき、身の回りの世話をしてくれるという画期的なプランだった。執事を雇用する会社はまだ新米の執事に実際にお嬢様をつけ、3ヶ月無料でご奉仕しながら執事業を学ばせるのが目的のようだった。
「え、私当たったの?この私が?」
「さようでございます。本日から3ヶ月間よろしくお願い致します。」
尿・便表現あり
アダルトな表現あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる