虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。

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　縺ゅ?縲√≠繝ｼあー。

　あー、…………届きましたか？　ああ良かった。

　私はこの世界に干渉かんしょうするのが難しいので、チューニングに少し時間が掛かかりました。

　私の存在はこの世界とはズレがありますので、この後も度々起こるでしょう、悪あしからず。

　私は神。この世界の創造主そうぞうしゅです。

　一番始めに顕現けんげんした際に女性の姿に捉とらえられたことから、女神とされ、信仰により私は女神として形作られて今や完全に女神となりました。

　無から始まり途方とほうもない時間、世界をかき混ぜて空間が生まれ星々が生まれ、やがていくつかの星々生命が生まれ滅びを繰くり返し。

　この星に第一世代の人類が生まれました。

　この世界は別の地球という星のある世界を逵滉ｼｼ縺ｦ創りました。

　故に一秒は一秒で、一日は二十四時間、重さも長さも差は生まれませんでした。

　しかし、その世界より人類が鄒弱＠縺上↑繧九ｈ縺?↓螳ｹ蟋ｿを調整して脆弱にならぬように０．０００２８％ほど強度を上げて、死にづらくしま縺励◆縲

　地球の人類はあらゆる環境の変化であっという間に滅びてしまうのを改善をいたしました。

　これは失敗でした。

　それにより、平均としては殆ほとんど地球の人類と変わらなかったのですが稀まれに極端に力や知恵を付ける存在が現れ始めました。

　これが、研究者や探求者などの特異点とくいてんです。

　さらに第一世代人類の前に文明を築きずいた竜という屈強くっきょうな生物と争いを始めてしまったのです。

　このままではようやく出来た人類が滅んでしまう。

　なので私は無理やり世界に干渉かんしょうをいたしました。

　私の子を、直接世界に降臨こうりんさせたのです。

　丁度その頃には、私は女性として形作られていたので、子を逕｣繧?縺ｨ縺?≧繧ｷ繧ｹ繝?Β繧利用いたしました。

　降臨こうりんさせた子、ルカ・キングス・メルバリアに世界を秩序ちつじょと安寧あんねいに導みちびかせようといたしました。

　ところが、ルカは私の意に反はんして私の作った美しい世界を滅ぼそうと暴走を始めました。
　自身の存在意義すらも、造つくられた理由すらも否定する行動に出たのです。

　あの子が何故なぜそんなことをし始めたのかはわかりません。しかし困ります。
　それを止めるべく第一世代人類の特異点とくいてんの中から一人に、力と役割を与あたえました。

　それが勇者、ダグラス・ヴィダルです。

　ルカのように完全体の子を産み落とすような干渉かんしょうはそうそう何度も行えないので、そういった謗ｪ鄂ｮ繧貞叙繧翫∪縺励◆縲

　彼は他の特異点とくいてんである研究者シェリー・ラスゴーランと探求者マリク・ノアと共に、ルカの討伐に乗り出しました。

　結論からいうと、この戦いにより第一世代人類はかなり減りました。

　竜の女王の怒りで、かなりの人類が豸医∴縺ｾ縺励◆縲

　そして、勇者は時空を越えて二千年後へ。

　勇者との激闘で弱ったルカと竜の女王は研究者と探求者により封ふうじられた。

　まあ人類はかなり減りましたが、これでルカは消えました。

　女王を失った竜も滅び、ここからが生き残った人類が第二世代人類となります。

　しかし、数が少なくなった人類の繁栄はんえいはかなり遅れを取りました。

　導みちびく者が居なかったのです。

　故ゆえに私は、ルカが魔王として拐かどわかそうとしていた第二世代人類の一人に文明を築きずくように神託しんたくを与あたえました。

　そして、彼は少しずつ、本当に少しずつ何代にも渡って人を集めて国を作り上げました。

　それがメルバリア王国です。