78 / 112
第六章 日米の戦いと紅兵団の役割
6-2 太平洋艦隊とフィリピン陥落
しおりを挟む
ハワイを出港した太平洋艦隊主力は、戦艦8隻、巡洋艦16隻、駆逐艦38隻、空母3隻を中核とする総勢152隻、それに陸軍将兵20万人からなる大部隊である。
率いるは、空母ヨークタウンに座上するキンケイド海軍大将である。
前衛を潜水艦12隻で固めるため、潜水艦部隊のみは3日前に出港していた。
1941年(昭和16年)4月21日午前10時頃、艦隊先鋒が間もなく日付変更線に掛かろうとする頃、突然艦隊の無線が平文を打ち出し始めた。
誰が無線封鎖を破っているのかと、多少怒りながらも、ヨークタウン当直通信士が無線をタイプしていくうちに、徐々に当直通信士の顔が青くなった。
当直通信士は、引きちぎるようにして交信文を取ると、司令官室へ走った。
「提督、緊急事態です。
これを、ご覧になってください。」
バタバタと走りこんできた通信士の顔を見るなり、怒鳴りつけてやろうかと思ったキンケイド大将であるが、通信士の青い顔を見て思いなおし、文面に眼を走らせた。
『発 大日本帝国秘密戦隊指揮官
宛 太平洋艦隊司令官 キンケイド大将
貴官が太平洋艦隊を中核とする152隻からなるフィリピン上陸部隊を指揮していることを承知している。
貴官に警告する。
太平洋艦隊は、日付変更線を超えてはならない。
日付変更線を超える船があれば、これを直ちに殲滅する。
これは脅しに非ず。
因みに、前衛として配置した潜水艦12隻は既に我々が殲滅した。』
明らかに敵軍からの挑戦状である。
しかし、司令官がキンケイドということを何故知っているのか。
艦船の隻数についても正確である。
前衛潜水艦の数も合っている。
だが、夜明け前の報告では12隻の潜水艦は健在であり、艦隊の300海里前方まで特異動向認めずとの、連絡が入っていた。
いずれにせよ、キンケイドは、如何なる障害を排除してでもフィリピンに向かわねばならないのだ。
当然のことのように無視をした。
だが、念のため艦橋に上がり、艦隊には警戒警報を発したのである。
10分後、更に、平文の電報が舞い込んだ。
『艦隊先鋒に配置されている数隻の駆逐艦が日付変更線を超えるまで後10分、これが最後の警告である。艦隊をハワイへ引き返せ。
さもなくば、全てを失うだろう。」
だがキンケイドはその警告を無視した。
それから間もなく、10海里ほど前方であろうか水平線近くを走っていた駆逐艦1隻が火を噴いた。
続いてほとんど間をおかずに2隻が同様に火を噴いた。
だが敵影など何処にも見えない。
周辺50海里内は艦載機による哨戒も行っているが、敵はいない。
というより見えないのである。
駆逐艦三隻は船体中央部をへし折られたようにくの字に曲がって沈没した。
よほどのダメージを受けたようである。
更に悲劇は続いた。
救助のために増速して、現場に向かった駆逐艦2隻が同様に火を噴く、更に続く巡洋艦までもが見えない攻撃で火を噴いた。
3隻に続いてさらに3隻が生贄となって沈むとなれば、これはもう無視できない。
いずれも前方に壁があるかのごとくほとんど横一線で攻撃を受けているのである。
後続の艦隊はいずれも攻撃を嫌って闇雲に急速な転舵を行った。
その内の2隻の巡洋艦が連携した動きをとれずに衝突、1隻の艦首がもう一隻の横腹に突き刺さっていた。
他にも大きな損傷は無いものの、接触やニアミスを行った艦が続出していた。
ヨークタウンは前方に展開している艦影に邪魔されて大きな舵は取れないが、それでも何とか方向転換に成功し、東から南に方向を変えていた。
艦隊の前進は事実上止められたのである。
わずかに数分で6隻が何かに攻撃され轟沈されたのであり、1隻が衝突で完全に航行不能となっていた。
もう一隻も航行は可能であるが、艦首からの浸水により航行速度は6ノット以下に落ちていた。
キンケイドは決断を迫られていた。
ハワイに戻るかそれともこのまま強行突破をするかどうかである。
だが、眼に見えない敵と戦う事は出来ない。
何処から攻撃されているのかすら不明なのである。
キンケイドは一旦前進を取りやめて艦載機による索敵を一挙に三倍に増やしてみた。
潜水艦による攻撃の可能性もあることから潜水艦の探索も行った。
だが、必死の捜索にも関わらず敵の姿は見つからないし、手がかりすらも得られないのである。
キンケイドは、参謀とも協議して、戦艦カリフォルニアとネバダの2隻を調査のために前方海域へ向かわせてみた。
戦艦ならば攻撃に対する防御力が巡洋艦や駆逐艦に比べて遥かに上だからである。
だが、予想に反して、同じ悲劇を生んだ。
カリフォルニアもネバダも、同じように艦中央部から火を噴き、轟沈したのである。。
艦載機で上空から見ていた搭乗員がカリフォルニアの爆発直前に高速の物体が東南の方向から矢のように突き刺さったように見えたと報告してきた。
爆発の位置から見て、おそらくはバイタルパートを突き破って何かが火薬庫に飛び込み、爆発しているものと判断された。
これでは、如何に無鉄砲でも前進は出来ない。
その数時間後、歴史的な大艦隊はハワイへと退却したのである。
陸軍将兵等20万人を犠牲には出来ない。
キンケイドは辞職を覚悟の上で苦渋の決断であった。
ハワイからの増援部隊が、19日に出港してフィリピンへ向かったこと、21日に何らかの敵の攻撃を受け、9隻の戦闘艦を失って撤退したことは、マッカーサーの元へも逐一報告が届いていた。
マッカーサーは、極度の驚きと怒りで絶句してしまった。
だがポートモレスビーを基地としている前遣艦隊は無事なのである。
ハワイからの直行ルートが駄目なら、何故に南太平洋周りで来ない。
そうでなくば、フィリピンの我々を見捨てることになる。
マッカーサーは、憤懣の行き場をフィリピン自由放送に求めて、軍執行部の無能さと臆病さを罵った。
だが、その放送も長くは続かなかった。
4月29日、日本軍から降伏勧告が行われ、翌日夜明けから総攻撃を行うと最終通告があったのである。
4月30日夜明けと共に日本軍の機械化部隊の砲撃が始まったのである。
土塁からは20キロ以上も離れている仮設司令部に雨霰のように砲弾が降り注ぐ、只の榴弾ではない。
空中で炸裂して広範囲に炸裂弾や焼夷弾を撒き散らすのである。
その範囲で地上にいたものは先ず助からなかった。
塹壕に隠れていてもほとんど同じである。
弾は上から降ってくるのである。
砲撃は丸一日続き、あらかじめ敷設していた地雷原も粗方無くなっていた。
地雷原の上で炸裂する榴弾や炸裂弾が地中に埋められていた地雷を誘爆させ、広範囲にわたって地雷源を撤去してしまったのである。
バターン半島は丸裸同然となってしまった。
生き残った将兵にも戦う気力は失われていた。
5月1日、戦車、装甲車を先頭に日本軍が押し寄せてきた時にはさすがのマッカーサーも降伏せざるを得なかった。
彼我の戦力はそれほどに違っていたのである。
フィリピン攻略部隊のうち、バターン方面軍第一機甲軍団約4万人に比べ、マッカーサーの部隊は1万人にまで減少していた。
バターンに立てこもった際には、米軍は10万人の軍団を擁していた。
幾つかの戦闘と爆撃で2万人を失い、総攻撃の前には8万人が生き残っていた。
だが、熾烈な砲撃はわずか1日で7万人を殺戮したのである。
フィリピンは事実上陥落したのである。
==================================
時系列に誤りがあったの一部修正しました。
率いるは、空母ヨークタウンに座上するキンケイド海軍大将である。
前衛を潜水艦12隻で固めるため、潜水艦部隊のみは3日前に出港していた。
1941年(昭和16年)4月21日午前10時頃、艦隊先鋒が間もなく日付変更線に掛かろうとする頃、突然艦隊の無線が平文を打ち出し始めた。
誰が無線封鎖を破っているのかと、多少怒りながらも、ヨークタウン当直通信士が無線をタイプしていくうちに、徐々に当直通信士の顔が青くなった。
当直通信士は、引きちぎるようにして交信文を取ると、司令官室へ走った。
「提督、緊急事態です。
これを、ご覧になってください。」
バタバタと走りこんできた通信士の顔を見るなり、怒鳴りつけてやろうかと思ったキンケイド大将であるが、通信士の青い顔を見て思いなおし、文面に眼を走らせた。
『発 大日本帝国秘密戦隊指揮官
宛 太平洋艦隊司令官 キンケイド大将
貴官が太平洋艦隊を中核とする152隻からなるフィリピン上陸部隊を指揮していることを承知している。
貴官に警告する。
太平洋艦隊は、日付変更線を超えてはならない。
日付変更線を超える船があれば、これを直ちに殲滅する。
これは脅しに非ず。
因みに、前衛として配置した潜水艦12隻は既に我々が殲滅した。』
明らかに敵軍からの挑戦状である。
しかし、司令官がキンケイドということを何故知っているのか。
艦船の隻数についても正確である。
前衛潜水艦の数も合っている。
だが、夜明け前の報告では12隻の潜水艦は健在であり、艦隊の300海里前方まで特異動向認めずとの、連絡が入っていた。
いずれにせよ、キンケイドは、如何なる障害を排除してでもフィリピンに向かわねばならないのだ。
当然のことのように無視をした。
だが、念のため艦橋に上がり、艦隊には警戒警報を発したのである。
10分後、更に、平文の電報が舞い込んだ。
『艦隊先鋒に配置されている数隻の駆逐艦が日付変更線を超えるまで後10分、これが最後の警告である。艦隊をハワイへ引き返せ。
さもなくば、全てを失うだろう。」
だがキンケイドはその警告を無視した。
それから間もなく、10海里ほど前方であろうか水平線近くを走っていた駆逐艦1隻が火を噴いた。
続いてほとんど間をおかずに2隻が同様に火を噴いた。
だが敵影など何処にも見えない。
周辺50海里内は艦載機による哨戒も行っているが、敵はいない。
というより見えないのである。
駆逐艦三隻は船体中央部をへし折られたようにくの字に曲がって沈没した。
よほどのダメージを受けたようである。
更に悲劇は続いた。
救助のために増速して、現場に向かった駆逐艦2隻が同様に火を噴く、更に続く巡洋艦までもが見えない攻撃で火を噴いた。
3隻に続いてさらに3隻が生贄となって沈むとなれば、これはもう無視できない。
いずれも前方に壁があるかのごとくほとんど横一線で攻撃を受けているのである。
後続の艦隊はいずれも攻撃を嫌って闇雲に急速な転舵を行った。
その内の2隻の巡洋艦が連携した動きをとれずに衝突、1隻の艦首がもう一隻の横腹に突き刺さっていた。
他にも大きな損傷は無いものの、接触やニアミスを行った艦が続出していた。
ヨークタウンは前方に展開している艦影に邪魔されて大きな舵は取れないが、それでも何とか方向転換に成功し、東から南に方向を変えていた。
艦隊の前進は事実上止められたのである。
わずかに数分で6隻が何かに攻撃され轟沈されたのであり、1隻が衝突で完全に航行不能となっていた。
もう一隻も航行は可能であるが、艦首からの浸水により航行速度は6ノット以下に落ちていた。
キンケイドは決断を迫られていた。
ハワイに戻るかそれともこのまま強行突破をするかどうかである。
だが、眼に見えない敵と戦う事は出来ない。
何処から攻撃されているのかすら不明なのである。
キンケイドは一旦前進を取りやめて艦載機による索敵を一挙に三倍に増やしてみた。
潜水艦による攻撃の可能性もあることから潜水艦の探索も行った。
だが、必死の捜索にも関わらず敵の姿は見つからないし、手がかりすらも得られないのである。
キンケイドは、参謀とも協議して、戦艦カリフォルニアとネバダの2隻を調査のために前方海域へ向かわせてみた。
戦艦ならば攻撃に対する防御力が巡洋艦や駆逐艦に比べて遥かに上だからである。
だが、予想に反して、同じ悲劇を生んだ。
カリフォルニアもネバダも、同じように艦中央部から火を噴き、轟沈したのである。。
艦載機で上空から見ていた搭乗員がカリフォルニアの爆発直前に高速の物体が東南の方向から矢のように突き刺さったように見えたと報告してきた。
爆発の位置から見て、おそらくはバイタルパートを突き破って何かが火薬庫に飛び込み、爆発しているものと判断された。
これでは、如何に無鉄砲でも前進は出来ない。
その数時間後、歴史的な大艦隊はハワイへと退却したのである。
陸軍将兵等20万人を犠牲には出来ない。
キンケイドは辞職を覚悟の上で苦渋の決断であった。
ハワイからの増援部隊が、19日に出港してフィリピンへ向かったこと、21日に何らかの敵の攻撃を受け、9隻の戦闘艦を失って撤退したことは、マッカーサーの元へも逐一報告が届いていた。
マッカーサーは、極度の驚きと怒りで絶句してしまった。
だがポートモレスビーを基地としている前遣艦隊は無事なのである。
ハワイからの直行ルートが駄目なら、何故に南太平洋周りで来ない。
そうでなくば、フィリピンの我々を見捨てることになる。
マッカーサーは、憤懣の行き場をフィリピン自由放送に求めて、軍執行部の無能さと臆病さを罵った。
だが、その放送も長くは続かなかった。
4月29日、日本軍から降伏勧告が行われ、翌日夜明けから総攻撃を行うと最終通告があったのである。
4月30日夜明けと共に日本軍の機械化部隊の砲撃が始まったのである。
土塁からは20キロ以上も離れている仮設司令部に雨霰のように砲弾が降り注ぐ、只の榴弾ではない。
空中で炸裂して広範囲に炸裂弾や焼夷弾を撒き散らすのである。
その範囲で地上にいたものは先ず助からなかった。
塹壕に隠れていてもほとんど同じである。
弾は上から降ってくるのである。
砲撃は丸一日続き、あらかじめ敷設していた地雷原も粗方無くなっていた。
地雷原の上で炸裂する榴弾や炸裂弾が地中に埋められていた地雷を誘爆させ、広範囲にわたって地雷源を撤去してしまったのである。
バターン半島は丸裸同然となってしまった。
生き残った将兵にも戦う気力は失われていた。
5月1日、戦車、装甲車を先頭に日本軍が押し寄せてきた時にはさすがのマッカーサーも降伏せざるを得なかった。
彼我の戦力はそれほどに違っていたのである。
フィリピン攻略部隊のうち、バターン方面軍第一機甲軍団約4万人に比べ、マッカーサーの部隊は1万人にまで減少していた。
バターンに立てこもった際には、米軍は10万人の軍団を擁していた。
幾つかの戦闘と爆撃で2万人を失い、総攻撃の前には8万人が生き残っていた。
だが、熾烈な砲撃はわずか1日で7万人を殺戮したのである。
フィリピンは事実上陥落したのである。
==================================
時系列に誤りがあったの一部修正しました。
1
お気に入りに追加
90
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる