【完結】ずっと好きだった

ユユ

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酔って甘えるミーシェ(R18)

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【 レオンの視点 】


レオンの専属メイドが三人、慌てて支度を始めた。

一人は飲み物、フルーツ、タオル数枚、夜伽セット、酒酔いの薬などを用意し、二人はミーシェを着替えさせた。

「下着はどうなさいますか」

「ナイトドレスだけでいい」

「かしこまりました」

「軽食もすぐに運ばせます」

「いや、二時間後に普通の食事と軽食の両方を少なめに用意してくれ」

「かしこまりました」

「陛下、セットは避妊薬と潤滑油と精力剤と女性用の媚薬をご用意いたしました」

「女性用の媚薬とは?」

「秘部やナカに塗り込むと敏感になり快楽を拾いやすくなります。これは初夜や気乗りしない女性に使うこともございます」

父上が作らせていたのだな。

「分かった。ありがとう」

「皆、部屋から距離を置きますので、紐を強めに引っ張ってお呼びくださいませ」

「気が利くな」

「失礼いたします」



かなり脱がせやすいナイトドレスに高まる胸を落ち着かせ、ミーシェに果実水を飲ませようとして、上半身を起こしてグラスを口に付けて傾けた。

ゴクゴクと飲んだが端から溢してしまった。

グラスをテーブルに戻すと溢れた果実水をレオンが舐め取る。

口の端、首、鎖骨、胸元

「ん…」

ミーシェが手を突っぱねてレオンを押し除けようとしていた。

ミーシェを寝かせて腰に枕を差し込み脚を曲げて広げた。潤滑油を二本の指に纏わせて一本ずつ挿れた。

蹴られそうになるが、じっとしていると大人しくなった。

使うつもりは無かったが、小瓶を手に取った。挿れていた二本の指を上下に押し開き、液体を膣内に垂らした。

「ん~」

「大丈夫、大丈夫だよミーシェ」

液体を少し馴染ませ、指を引き抜き脚を戻して毛布をかけた。

レオンは服を脱ぎガウンを羽織って、隣の部屋から椅子を持ってくるとベッド脇に置いて座り、酒を飲みながらミーシェを観察していた。

10分か15分か。そのくらい時間が経つとミーシェが身体をモゾモゾさせて落ち着かない。

グラスを置いて寝室のダブル扉を閉めてベッドに座った。

「ミーシェ、大丈夫か」

「変……」

「何が?」

「身体がムズムズする」

「それは困ったな」

「暑い……」

毛布を剥いで身体を捩りだした。

「ん…」

「手伝えることはないか?何が欲しい」

「挿れて……掻き回して……」

ナイトドレスの正面をリボン三つでとめているだけの夜伽のための衣装はとても脱がせやすい。

三つともリボンを解き、衣を剥ぐと滑らかな白い肌にくびれた曲線美が顕になった。

ブリアックや父上がミーシェを襲った時は夜更けだったし、今回の移動中に宿泊した宿では夜着を解いて谷間や腹を舐めたが乳房は隠したままだった。止まらなくなると思ったからだ。

だから今、まだ日が落ち切っていない夕暮れに晒されたミーシェの胸を見るのは初めてだった。

脚を開かせて間に入り、ミーシェの腹の上に八分勃ちの陰茎を乗せた。

背徳感で身震いがした。

胸を掬い揉むと指が沈んで形を変えた。

「何て柔らかいんだ…」

「ん…、早く…」

腰をモジモジさせながら脚を私の腰に絡めた。

「ちょっとだけ、待って」

脚を解いて、秘部に顔を近付けた。薄いピンクの小さな頂を口に含み舌で弄びながら、割れ目に沿って指を滑らせた。

「ビチョビチョだ」

入り口を解しているとミーシェが身体を捩り鳴き始めた。

「あっ! はあっ!」

陰茎がパンパンに腫れ上がって己の腹にくっついた。

指を増やし中程まで挿れると、

「違う……」

「何?」

「挿れて……」

「……何を?」

意地悪だと分かっているが、モジモジと言葉に詰まって拗ねるミーシェを想像していたが、ミーシェはレオンの手を取り顔に近付けると指を口に含んだ。

指を舌で愛撫し始めた。まるで口淫をしているようだった。

温かくて柔らかい口内の刺激に陰茎はビクンビクンと暴れ出した。

「何処で覚えたんだ」

ジュッ ジュッ

「ミーシェ、早く言え。何を挿れて欲しい。
誰に?何を?どうされたい!」

口を開けレオンの指を解放すると、潤んだ瞳でレオンを見つめ、頬を染めながらお強請りをした。

「レオン様の陰茎をココに挿れて掻き回してください」

そう言って膝を抱え込んだ。

膣口に誇張し張り裂けそうな陰茎を当てがい、解し切っていない膣壁を一気に突き入れて激しく犯し始めた。

叫び声のような喘ぎ声をあげながらあっという間に絶頂を迎えて痙攣をして陰茎を絞り上げる。

強く膣壁に掴まれたまま腰を突き動かし続け、奥深くに吐精をした。

ミーシェの痙攣は止まらない。

グッ、グッと押し上げながら搾り出す。

「ふう……」

覆い被さりミーシェを抱きしめると恍惚とした表情をしていた。

頬や頭を撫でて口付けをすると私の腰に回した脚をギュッと締めてきた。

「足りないのだな?」

今度はゆっくり子宮口を捏ね回すように腰を動かした。

「あっ!あっ!あっ!、」

すごく気持ちが良さそうだ。蜜がどんどん溢れ出す。

いや、私の子種か……両方か。

少しして、またミーシェが絶頂を迎えると放心してしまった。

その隙にミーシェを軽く拭い、サッと水浴びをして戻り、食事でも運ばせようとしたらミーシェが身を起こした。

「レオン様……まだ、おかしい…
足りない……もっと激しくして」

ベッドの方へ歩きガウンの紐を解くと、ベッドの上でミーシェが膝を立て、私の乳首を吸いながら抱きついてきた。

くすぐったいが気持ちいい。
初めてのことばかりだ。
片方の乳首は指で摘みクリクリと捏ねていた。

冷たい水で鎮まっていた陰茎が少し膨らんできた。ミーシェも気が付いたのか四つん這いになり、まだ下に向いている3分勃ちの陰茎に顔を近付けて亀頭をパクっと口に含んだ。

「ミ、ミーシェ!?」

熱い口内で包まれ、温かい舌で舐められてあっという間に完勃ちした。

ミーシェが口を離すと私を見上げて怒っていた。

「元に戻して!」

「ミーシェ、そこまで自由自在じゃないんだ」

「訓練して」

どんな訓練だよ。

「うっ」

また咥えてしゃぶりだした。

これがこんなに気持ちいいものだとは……
側妃が咥えた時は、早く済ませようとミーシェのことを考えていた。

そのミーシェが咥えている。
気持ち良くて嬉しいのに、あいつにもやったのかと思うと胸がモヤモヤした。

陰茎を取り上げて根元を持ってミーシェの頬や唇にペチペチと当てながら聞いた。

「こんなこと、いつもやっていたのか」

私は馬鹿だ。返事を聞いたら怒り狂いそうなのに聞かずにはいられない。

「下手でも文句言わないで!初めてなんだから!」

正座をして腰をモジモジとさせなが怒っている。

「気持ちいいからもう少し、いいか?」

ベッドに腰を掛けるとミーシェはベッドから降りて正座をして陰茎を見つめると舌先で舐め出した。

亀頭を半分口に含み先を舐めて刺激する。
亀頭全体を咥えると裏側を舌で擦る。

視覚の刺激もすごい。顔も口も小さいから陰茎が大きく見える。

半分まで口に含むと少し苦しそうな顔をする。チラッと私を見ると上顎と舌でギュッと締めた。

「くっ……」

一度口から離すとまたゆっくり口の中に収めていく。それを繰り返し、いつしか卑猥な音を出していた。

ジュッ ジュルッ ジュッ ……

「ミーシェ、幸せだ」

頭を撫でると嬉しそうな表情になった。

そして口を離して息を整えると、さっきよりも少し深く口に収めた。

「ミーシェっ!」

大分高まってきた。
出来ればその小さな口で受け止めて吸い上げて欲しい。

だが……

「ミーシェ、このまま口で受け止めて欲しいけど、ベッドに戻ろう」

抱き上げてミーシェをベッドに乗せて、脚を持ち上げ、押し潰すように挿入した。

「ああっ!! 」

この発情した性器を満足させなければ。

押さえ付けてひたすら叩きつけ掻き回した。

正面から、横から、後ろから。それぞれ角度を変えながら乱暴に挿入を繰り返した。

「くっ……」

押し潰しながら注ぎ込み、出し切るとゆっくりと抜き取った。

拭うこともせずに抱きしめて眠りについた。
疲れた。



翌朝、ミーシェのあの顔がまた見られた。
少し不機嫌な顔だ。

朝勃ちした陰茎をミーシェのナカに挿れた。

「ひゃっ!」

「トロトロだ」

何時間も疼きに耐えた膣内は悦びに震えていた。

「挿れただけでもうイったのか?」

「ん~っ!!」

ギュッと膣壁に掴まれているが構わず腰を動かして掻き回わす。

「ああっ!! ムリ!止めて!!」

「足りなかったのだろう?」

「ああっ!!」






静まり返る執務室には紙の音とペンの音しかしない。

9時過ぎにやってきたレオンはとても機嫌が良かった。

「………」

「何だ、ヒリス」

「ご満足なさったようで」

「疲れているはずなのに身体が軽い。
味わったことのない爽快感だ」

「それは良かったですね」

「やはり、住まいは私の部屋だな」

「ミーシェ様は?」



「抱き潰したのですか」

「そうとも言うな」

「起きたら後宮に戻るでしょうね」

「ヒリス、私が嫌いなのか?」










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