5 / 36
青い仮面
しおりを挟む
部屋へ案内されると、青い仮面のための続き部屋が見えた。
そうだった…聞かれるんだった。
「灯りはどうしますか」
「レディ、君が決めてください」
「…薄暗くしてください」
「かしこまりました。では、少しお手伝いをいたします」
テーブルには飲み物、ベッド脇のテーブルには潤滑油と避妊薬、ワゴンにはポットにカバーを被せたものと水差し。下の段には布と桶。
メイドは彼女のドレスを脱がしやすいよう背中のリボンを解いた。
「それではごゆっくりどうぞ」
メイドが続き部屋へ入った。
「湯浴みはしてきたのですか」
「はい、決まりだと伺いましたので」
「酒は?」
「いただきます」
「どっちがいいですか」
「ワインにします」
テーブルの上のワインボトルを手に取りグラスに注ぎ彼女に渡した。俺は果実酒を手に取った。
「ありがとうございます」
グラスを近付け乾杯をして一口飲んだ。彼女は一気飲みだ。
グラスを置き、服を脱いで彼女のドレスを脱がせた。彼女は身体を強張らせていた。
「止めますか?」
「止めないでください」
「俺の身体に触れてみてください」
震える手でそっと腕に触れた。
「そうじゃなくて…」
彼女の手首を掴み、俺の胸に置いた。
「胸も肩も腹にも触れてみてください」
ぎこちないが言う通りに触れていく。
「どうです?怖くないでしょう?あなたと同じ単なる人間です。悪魔でも熊でもない」
「確かに…」
「あなたにも触れていいですか?」
「はい」
この女は処女だと確信した。処女のゲストなんて若い俺にはハズレだ。
だが、もう今更だし いい子そうなのは感じ取った。
だから今夜は諦めて、理性を保ち思い出を作ってあげようという気になった。
ベッドに座らせると俺は絨毯に膝をつき、彼女の下着を脱がせ ゆっくり愛撫を始めた。反応がぎこちないが続けた。
恥ずかしがって少し抵抗があったが受け入れようとしていた。
押し倒し、脚を持ち上げた。
「えっ?」
「噛み付くわけじゃない、俺に身を委ねてください」
「っ!」
秘部を舐め始めると彼女は顔を両手で覆った。ハーフマスクを着けているから元々隠れているのに…そんなことも分からないほど混乱しているのだろう。
脚を閉じようとする彼女との戦いを繰り広げながら確実に舌で解し濡らしていった。
「ダメっ 変っ」
「嫌なら止めます」
「止めないでっ…でもっ………ああっ!!」
彼女は脚を震わせ仰け反った。
絶頂を味わったのは初めてなのだろう。
彼女の手を握り落ち着くのを待った。
「落ち着きましたか?」
「はい」
「次は交わることになりますが続けますか?」
「はい」
潤滑油を手に取り、入口に垂らした。そのままゆっくり指を入れナカを解す。
初めての異物の侵入に戸惑っているのを感じる。
「レディ。男を受け入れるのは初めてなのですよね?」
「……はい」
「指を増やしてゆっくり解せば多少破瓜の痛みを軽減できるかもしれませんが 証は指で破れるでしょう。俺は未経験者と夜を過ごしたことが無いので、せめてゆっくりすることしかできませんが交わりで散らしますか?」
「……痛いのは承知の上です。交わりでお願いします」
「分かりました」
潤滑油を手に垂らし陰茎に塗ると、彼女の入口に押し付けた。彼女の身体がビクッと揺れる。
「これが最後の確認です。本当に交わりますか?」
「はい」
「どういう理由で来たのか知りませんが後悔しませんか?」
「……」
10秒ほど間が空いたが、俺の目を見て答えた。
「貴方なら大丈夫です。後悔しません」
「力を抜いて」
「いっ!」
痛がるので腰を引こうとすると、腕を掴まれた。
「お願い…止めないでください…… んーっ!!」
ゆっくり着実に腰を押し進め、硬く締まった膣壁を押し分けていく。
彼女はぎゅっと目を瞑って耐えていた。
ギシッ
「大丈夫、奥まで入っていますよ」
涙で潤んだ瞳が俺を見た。
「裂けているみたいでした」
「落ち着くまで少し待ちますね」
「あっ」
彼女の小さな胸に触れながら肌にキスを落としていった。
そうだった…聞かれるんだった。
「灯りはどうしますか」
「レディ、君が決めてください」
「…薄暗くしてください」
「かしこまりました。では、少しお手伝いをいたします」
テーブルには飲み物、ベッド脇のテーブルには潤滑油と避妊薬、ワゴンにはポットにカバーを被せたものと水差し。下の段には布と桶。
メイドは彼女のドレスを脱がしやすいよう背中のリボンを解いた。
「それではごゆっくりどうぞ」
メイドが続き部屋へ入った。
「湯浴みはしてきたのですか」
「はい、決まりだと伺いましたので」
「酒は?」
「いただきます」
「どっちがいいですか」
「ワインにします」
テーブルの上のワインボトルを手に取りグラスに注ぎ彼女に渡した。俺は果実酒を手に取った。
「ありがとうございます」
グラスを近付け乾杯をして一口飲んだ。彼女は一気飲みだ。
グラスを置き、服を脱いで彼女のドレスを脱がせた。彼女は身体を強張らせていた。
「止めますか?」
「止めないでください」
「俺の身体に触れてみてください」
震える手でそっと腕に触れた。
「そうじゃなくて…」
彼女の手首を掴み、俺の胸に置いた。
「胸も肩も腹にも触れてみてください」
ぎこちないが言う通りに触れていく。
「どうです?怖くないでしょう?あなたと同じ単なる人間です。悪魔でも熊でもない」
「確かに…」
「あなたにも触れていいですか?」
「はい」
この女は処女だと確信した。処女のゲストなんて若い俺にはハズレだ。
だが、もう今更だし いい子そうなのは感じ取った。
だから今夜は諦めて、理性を保ち思い出を作ってあげようという気になった。
ベッドに座らせると俺は絨毯に膝をつき、彼女の下着を脱がせ ゆっくり愛撫を始めた。反応がぎこちないが続けた。
恥ずかしがって少し抵抗があったが受け入れようとしていた。
押し倒し、脚を持ち上げた。
「えっ?」
「噛み付くわけじゃない、俺に身を委ねてください」
「っ!」
秘部を舐め始めると彼女は顔を両手で覆った。ハーフマスクを着けているから元々隠れているのに…そんなことも分からないほど混乱しているのだろう。
脚を閉じようとする彼女との戦いを繰り広げながら確実に舌で解し濡らしていった。
「ダメっ 変っ」
「嫌なら止めます」
「止めないでっ…でもっ………ああっ!!」
彼女は脚を震わせ仰け反った。
絶頂を味わったのは初めてなのだろう。
彼女の手を握り落ち着くのを待った。
「落ち着きましたか?」
「はい」
「次は交わることになりますが続けますか?」
「はい」
潤滑油を手に取り、入口に垂らした。そのままゆっくり指を入れナカを解す。
初めての異物の侵入に戸惑っているのを感じる。
「レディ。男を受け入れるのは初めてなのですよね?」
「……はい」
「指を増やしてゆっくり解せば多少破瓜の痛みを軽減できるかもしれませんが 証は指で破れるでしょう。俺は未経験者と夜を過ごしたことが無いので、せめてゆっくりすることしかできませんが交わりで散らしますか?」
「……痛いのは承知の上です。交わりでお願いします」
「分かりました」
潤滑油を手に垂らし陰茎に塗ると、彼女の入口に押し付けた。彼女の身体がビクッと揺れる。
「これが最後の確認です。本当に交わりますか?」
「はい」
「どういう理由で来たのか知りませんが後悔しませんか?」
「……」
10秒ほど間が空いたが、俺の目を見て答えた。
「貴方なら大丈夫です。後悔しません」
「力を抜いて」
「いっ!」
痛がるので腰を引こうとすると、腕を掴まれた。
「お願い…止めないでください…… んーっ!!」
ゆっくり着実に腰を押し進め、硬く締まった膣壁を押し分けていく。
彼女はぎゅっと目を瞑って耐えていた。
ギシッ
「大丈夫、奥まで入っていますよ」
涙で潤んだ瞳が俺を見た。
「裂けているみたいでした」
「落ち着くまで少し待ちますね」
「あっ」
彼女の小さな胸に触れながら肌にキスを落としていった。
687
お気に入りに追加
1,135
あなたにおすすめの小説
前世軍医だった傷物令嬢は、幸せな花嫁を夢見る
花雨宮琵
恋愛
侯爵令嬢のローズは、10歳のある日、背中に刀傷を負い生死の境をさまよう。
その時に見た夢で、軍医として生き、結婚式の直前に婚約者を亡くした前世が蘇る。
何とか一命を取り留めたものの、ローズの背中には大きな傷が残った。
“傷物令嬢”として揶揄される中、ローズは早々に貴族女性として生きることを諦め、隣国の帝国医学校へ入学する。
背中の傷を理由に六回も婚約を破棄されるも、18歳で隣国の医師資格を取得。自立しようとした矢先に王命による7回目の婚約が結ばれ、帰国を余儀なくされる。
7人目となる婚約者は、弱冠25歳で東の将軍となった、ヴァンドゥール公爵家次男のフェルディナンだった。
長年行方不明の想い人がいるフェルディナンと、義務ではなく愛ある結婚を夢見るローズ。そんな二人は、期間限定の条件付き婚約関係を結ぶことに同意する。
守られるだけの存在でいたくない! と思うローズは、一人の医師として自立し、同時に、今世こそは愛する人と結ばれて幸せな家庭を築きたいと願うのであったが――。
この小説は、人生の理不尽さ・不条理さに傷つき悩みながらも、幸せを求めて奮闘する女性の物語です。
※この作品は2年前に掲載していたものを大幅に改稿したものです。
(C)Elegance 2025 All Rights Reserved.無断転載・無断翻訳を固く禁じます。
いつか彼女を手に入れる日まで
月山 歩
恋愛
伯爵令嬢の私は、婚約者の邸に馬車で向かっている途中で、馬車が転倒する事故に遭い、治療院に運ばれる。医師に良くなったとしても、足を引きずるようになると言われてしまい、傷物になったからと、格下の私は一方的に婚約破棄される。私はこの先誰かと結婚できるのだろうか?
「股ゆる令嬢」の幸せな白い結婚
ウサギテイマーTK
恋愛
公爵令嬢のフェミニム・インテラは、保持する特異能力のために、第一王子のアージノスと婚約していた。だが王子はフェミニムの行動を誤解し、別の少女と付き合うようになり、最終的にフェミニムとの婚約を破棄する。そしてフェミニムを、子どもを作ることが出来ない男性の元へと嫁がせるのである。それが王子とその周囲の者たちの、破滅への序章となることも知らずに。
※タイトルは下品ですが、R15範囲だと思います。完結保証。
泣き虫令嬢は自称商人(本当は公爵)に愛される
琴葉悠
恋愛
エステル・アッシュベリーは泣き虫令嬢と一部から呼ばれていた。
そんな彼女に婚約者がいた。
彼女は婚約者が熱を出して寝込んでいると聞き、彼の屋敷に見舞いにいった時、彼と幼なじみの令嬢との不貞行為を目撃してしまう。
エステルは見舞い品を投げつけて、馬車にも乗らずに泣きながら夜道を走った。
冷静になった途端、ごろつきに囲まれるが謎の商人に助けられ──
私との婚約は、選択ミスだったらしい
柚木ゆず
恋愛
※5月23日、ケヴィン編が完結いたしました。明日よりリナス編(第2のざまぁ)が始まり、そちらが完結後、エマとルシアンのお話を投稿させていただきます。
幼馴染のリナスが誰よりも愛しくなった――。リナスと結婚したいから別れてくれ――。
ランドル侯爵家のケヴィン様と婚約をしてから、僅か1週間後の事。彼が突然やってきてそう言い出し、私は呆れ果てて即婚約を解消した。
この人は私との婚約は『選択ミス』だと言っていたし、真の愛を見つけたと言っているから黙っていたけど――。
貴方の幼馴染のリナスは、ものすごく猫を被ってるの。
だから結婚後にとても苦労することになると思うけど、頑張って。
【完結】彼の瞳に映るのは
たろ
恋愛
今夜も彼はわたしをエスコートして夜会へと参加する。
優しく見つめる彼の瞳にはわたしが映っているのに、何故かわたしの心は何も感じない。
そしてファーストダンスを踊ると彼はそっとわたしのそばからいなくなる。
わたしはまた一人で佇む。彼は守るべき存在の元へと行ってしまう。
★ 短編から長編へ変更しました。
追放された悪役令嬢は辺境にて隠し子を養育する
3ツ月 葵(ミツヅキ アオイ)
恋愛
婚約者である王太子からの突然の断罪!
それは自分の婚約者を奪おうとする義妹に嫉妬してイジメをしていたエステルを糾弾するものだった。
しかしこれは義妹に仕組まれた罠であったのだ。
味方のいないエステルは理不尽にも王城の敷地の端にある粗末な離れへと幽閉される。
「あぁ……。私は一生涯ここから出ることは叶わず、この場所で独り朽ち果ててしまうのね」
エステルは絶望の中で高い塀からのぞく狭い空を見上げた。
そこでの生活も数ヵ月が経って落ち着いてきた頃に突然の来訪者が。
「お姉様。ここから出してさし上げましょうか? そのかわり……」
義妹はエステルに悪魔の様な契約を押し付けようとしてくるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる