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エストフラムへの復讐
交代(ややR18)
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王妃の部屋では専属の使用人達が疲れ切っていた。
「毎日睡眠薬を使えればいいのに」
「常習性がついて段々と効かなくなるからダメだって言われたじゃない」
「だって、呪いとか復讐とかうんざりよ」
「そうよ。誰よクリスティアーヌって」
「王妃様がこんなになっているのに王様ったら新しい夜伽係に夢中なんだもの」
「辞めたいけどお給料いいもんね、ここ」
「私、騎士様とお付き合いしてるんだけどまだキスもされてないの。早く既成事実でも作って娶ってもらえたら、こんなところ辞められるのに」
「もう王妃様はコレ使えないから少しもらって使ったら?」
「でもコレ使うと前戯も無いって言うじゃない。私、経験ないのよ?」
「確かに我を忘れて腰を振っていたわね」
「じゃあ、浮気してから本命に使えばいいじゃない」
「え~、誰と?」
「ヤりたい男なんかそこら中にいるわよ」
「でも処女が嫌な男もいるからなぁ」
「あ、勇者なら大丈夫かも」
「勇者?」
「採用されてそんなに経っていないのにすっかり溶け込んでいて、見た目もいいらしいの」
「なんで勇者?強いの?」
「普通の人なら引いているはずの一線を興味を持つと躊躇いなく超えていくらしいのよ。
性的な面でね」
「プッ」
「それ大丈夫な人なの?」
「彼の周囲では人気の騎士よ。処女でもノーとは言わなさそうだし、せっかくなら不細工より顔がいい方がいいんじゃない?」
「ノーラ、そうしなさいよ」
「秘密にしてくれるかしら」
「聞いてもらうから待ってて」
2日後、
「ノーラ!了承得たわよ!暫く休みがないから部屋に来てくれって!」
「ええっ!いつ??」
「今夜よ」
「急すぎない!?」
「暫く二人の勤務時間が合わないのよ。
本命を捕まえる為でしょう。思い切りなさいよ」
「でも騎士団のエリアには行き難いわ」
「じゃあ、王妃様の仕事部屋を使いましょうよ。仮眠ベッドあるし、当面王妃様は使えないわ」
「そうよ!綺麗だし。鍵は私達が持ってるから」
「そうね」
「お風呂は入りなさいよ」
「う、うん」
一方、エイダン達は
「ロイク、飴の女が花を求めだした。
しかも媚薬を使って既成事実を作ろうとしている。
だが、処女だから乱暴に扱われるのは避けたいらしく、誰かに破瓜を頼むことになったらしい。
そこで第一候補は“勇者”だ」
「俺ですか!?」
「多分、依頼が来るから明日の夜受けてくれ。そこに私が乗り込み、浮気だから別れると告げる」
「え~」
「嫌なら断ってくれ」
「途中で入って来ないでくださいよ。
拷問ですよ。ちゃんと済んだ後に突入してください」
「そっちか」
「済んだら合図送りますからすぐ来てください」
「ありがとう」
「でもいいんですか?俺がヤッちゃって。
無料ですよ?」
「………私は気持ちがないと駄目なんだ」
「繊細なんですね。分かりました。
今後は俺に任せてください!」
「ああ、よろしく頼むよ」
***エイダン(エドリアン)視点
エイダンは約束の時間より少し前に王妃の仕事部屋に来ていた。
ガチャ
鍵の開く音に反応して隠れた。
ノーラは休憩室のベッドへ真っ直ぐ歩き、手提げ袋の中からタオルを数枚取り出し、髪を解いた。
少しすると軽くノックと共にロイクが入ってきた。物陰に隠れるエイダンに手を振る。
(止めろ!早く行け!あっちだ!!)
(2回ヤりますね~)
(1回でいいだろう!)
(無料なら空になるまでヤるところを2回で我慢しなくちゃいけないなんて可哀想だと思いませんか?)
(分かったから行け!!)
「誰?」
「ロドリックです」
「どうぞ」
ガチャ
「ノーラです。あの、初めてなので……」
「聞いています。では始めてもいいですか」
「お願いします」
互いに服を脱ぎベッドで触れ合う。
「触り慣れればそれ程怖くは無くなります。
ノーラさんの準備が整えば痛みは最初のうちだけです。
稀に行為自体が合わない人もいるみたいですが、普通は初回から2、3回の内に馴染むと思います。
力を抜いて、楽しもうという気持ちでいてください」
「はい」
暫くすると、
「あっ、ロドリックさん!」
「痛い?」
「最初から気持ちいいです」
「私も貴女の中がすごく気持ちいい。よく潤って締め付けてくる」
「ああっ」
「ココ、擦ると溢れてくる……」
「んんっ!!」
「もう少し奥に入れるよ」
聞いていられなくなったエイダンは早くしろと小さな音で合図を送る。
「気持ち良過ぎるから1時間くらい楽しもうかな」
ノーラに話しかけたと思われる言葉はエイダンへの返事だった。
エイダンは仕方なく王妃の仕事机を漁ることにした。
やっと1時間後、
「また出すよ」
「ああっ!!」
ソファに寝そべって待っていたエイダンはやっとかと体を起こした。
「ノーラさん、すごく気持ち良かったよ」
「もう1回したいわ」
「もちろんいいよ」
「(チッ)」
バン!
「動くな!何処の間者だ!」
「キャア!!」
「ノーラ!?」
「エドリアン様っ!!」
「信じられない……君が浮気をするなんて。
私は浮気は許さないと言ったはずだ!」
「違うの!これは、」
「しっかり楽しんだ後じゃないか!
もうお前とは終わりだ!今後は話しかけないでくれ!」
「エドリアン様!!」
バタン
「ううっ……」
「とにかく服を着て後始末をしないと。
何で見つかったんだ!?」
その後、ロイク(ロドリック)はノーラと体の関係を持ちながら情報を得た。
エイダン(エドリアン)はそのまま国王の護衛の一人として情報を得た。
「結婚を迫られないか?」
「俺は貧乏平民で病気の弟のために金を仕送りしてるからとても家庭は持てないと言ったら体だけでいいってことになりました」
「そうか。悪いな」
「無料なのでラッキーですよ」
「毎日睡眠薬を使えればいいのに」
「常習性がついて段々と効かなくなるからダメだって言われたじゃない」
「だって、呪いとか復讐とかうんざりよ」
「そうよ。誰よクリスティアーヌって」
「王妃様がこんなになっているのに王様ったら新しい夜伽係に夢中なんだもの」
「辞めたいけどお給料いいもんね、ここ」
「私、騎士様とお付き合いしてるんだけどまだキスもされてないの。早く既成事実でも作って娶ってもらえたら、こんなところ辞められるのに」
「もう王妃様はコレ使えないから少しもらって使ったら?」
「でもコレ使うと前戯も無いって言うじゃない。私、経験ないのよ?」
「確かに我を忘れて腰を振っていたわね」
「じゃあ、浮気してから本命に使えばいいじゃない」
「え~、誰と?」
「ヤりたい男なんかそこら中にいるわよ」
「でも処女が嫌な男もいるからなぁ」
「あ、勇者なら大丈夫かも」
「勇者?」
「採用されてそんなに経っていないのにすっかり溶け込んでいて、見た目もいいらしいの」
「なんで勇者?強いの?」
「普通の人なら引いているはずの一線を興味を持つと躊躇いなく超えていくらしいのよ。
性的な面でね」
「プッ」
「それ大丈夫な人なの?」
「彼の周囲では人気の騎士よ。処女でもノーとは言わなさそうだし、せっかくなら不細工より顔がいい方がいいんじゃない?」
「ノーラ、そうしなさいよ」
「秘密にしてくれるかしら」
「聞いてもらうから待ってて」
2日後、
「ノーラ!了承得たわよ!暫く休みがないから部屋に来てくれって!」
「ええっ!いつ??」
「今夜よ」
「急すぎない!?」
「暫く二人の勤務時間が合わないのよ。
本命を捕まえる為でしょう。思い切りなさいよ」
「でも騎士団のエリアには行き難いわ」
「じゃあ、王妃様の仕事部屋を使いましょうよ。仮眠ベッドあるし、当面王妃様は使えないわ」
「そうよ!綺麗だし。鍵は私達が持ってるから」
「そうね」
「お風呂は入りなさいよ」
「う、うん」
一方、エイダン達は
「ロイク、飴の女が花を求めだした。
しかも媚薬を使って既成事実を作ろうとしている。
だが、処女だから乱暴に扱われるのは避けたいらしく、誰かに破瓜を頼むことになったらしい。
そこで第一候補は“勇者”だ」
「俺ですか!?」
「多分、依頼が来るから明日の夜受けてくれ。そこに私が乗り込み、浮気だから別れると告げる」
「え~」
「嫌なら断ってくれ」
「途中で入って来ないでくださいよ。
拷問ですよ。ちゃんと済んだ後に突入してください」
「そっちか」
「済んだら合図送りますからすぐ来てください」
「ありがとう」
「でもいいんですか?俺がヤッちゃって。
無料ですよ?」
「………私は気持ちがないと駄目なんだ」
「繊細なんですね。分かりました。
今後は俺に任せてください!」
「ああ、よろしく頼むよ」
***エイダン(エドリアン)視点
エイダンは約束の時間より少し前に王妃の仕事部屋に来ていた。
ガチャ
鍵の開く音に反応して隠れた。
ノーラは休憩室のベッドへ真っ直ぐ歩き、手提げ袋の中からタオルを数枚取り出し、髪を解いた。
少しすると軽くノックと共にロイクが入ってきた。物陰に隠れるエイダンに手を振る。
(止めろ!早く行け!あっちだ!!)
(2回ヤりますね~)
(1回でいいだろう!)
(無料なら空になるまでヤるところを2回で我慢しなくちゃいけないなんて可哀想だと思いませんか?)
(分かったから行け!!)
「誰?」
「ロドリックです」
「どうぞ」
ガチャ
「ノーラです。あの、初めてなので……」
「聞いています。では始めてもいいですか」
「お願いします」
互いに服を脱ぎベッドで触れ合う。
「触り慣れればそれ程怖くは無くなります。
ノーラさんの準備が整えば痛みは最初のうちだけです。
稀に行為自体が合わない人もいるみたいですが、普通は初回から2、3回の内に馴染むと思います。
力を抜いて、楽しもうという気持ちでいてください」
「はい」
暫くすると、
「あっ、ロドリックさん!」
「痛い?」
「最初から気持ちいいです」
「私も貴女の中がすごく気持ちいい。よく潤って締め付けてくる」
「ああっ」
「ココ、擦ると溢れてくる……」
「んんっ!!」
「もう少し奥に入れるよ」
聞いていられなくなったエイダンは早くしろと小さな音で合図を送る。
「気持ち良過ぎるから1時間くらい楽しもうかな」
ノーラに話しかけたと思われる言葉はエイダンへの返事だった。
エイダンは仕方なく王妃の仕事机を漁ることにした。
やっと1時間後、
「また出すよ」
「ああっ!!」
ソファに寝そべって待っていたエイダンはやっとかと体を起こした。
「ノーラさん、すごく気持ち良かったよ」
「もう1回したいわ」
「もちろんいいよ」
「(チッ)」
バン!
「動くな!何処の間者だ!」
「キャア!!」
「ノーラ!?」
「エドリアン様っ!!」
「信じられない……君が浮気をするなんて。
私は浮気は許さないと言ったはずだ!」
「違うの!これは、」
「しっかり楽しんだ後じゃないか!
もうお前とは終わりだ!今後は話しかけないでくれ!」
「エドリアン様!!」
バタン
「ううっ……」
「とにかく服を着て後始末をしないと。
何で見つかったんだ!?」
その後、ロイク(ロドリック)はノーラと体の関係を持ちながら情報を得た。
エイダン(エドリアン)はそのまま国王の護衛の一人として情報を得た。
「結婚を迫られないか?」
「俺は貧乏平民で病気の弟のために金を仕送りしてるからとても家庭は持てないと言ったら体だけでいいってことになりました」
「そうか。悪いな」
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