47 / 52
蟠りが消えた瞬間
しおりを挟む
【 リリアナの視点 】
さっきは腹の上に吐精した。
本当は膣内に欲しいが、子作りのための行為だと思わせたくない。
「はしたなくてもいいですか」
「何処がいい?」
「舌の上に欲しいです」
「……引き抜いたら体を起こして軽く口を開けて少し舌を出してくれ」
「はい」
クリスは奥手前から入り口付近まで往復させて高めると引き抜き、私の前に立った。
口を開けて舌を出す。
「目を瞑って」
3回ほど顔や頭に勢いよく飛んだ後は舌に向けて吐精した。クリスは最後の一滴まで絞り出す様に扱き唇に付けた。
白濁をゴクンと飲み込み、唇に付いた白濁も舐め取り、亀頭を咥えると舌で舐めたり吸ったりして、綺麗にした。
「何処で覚えたんだか」
そう言って果実酒の入ったグラスを渡してくれた。
奇妙な味を果実酒で流した。
「閨教育で知りました。殿方はお口でも喜ばれると」
「そんなことはしなくていい。不味いのだろう?」
「はい。美味しくはありません。
ですかクリスが少しでも喜ぶ事ならばしたいのです。それで私は満たされます」
「リリ。咥えて」
背もたれにもたれたクリスの脚の間に正座をして少し硬さを無くした陰茎を咥えた。
一生懸命舐めたり唇で刺激したりして、顎がかなり疲れたが陰茎は硬さを取り戻した。
「リリ。跨って挿れて」
跨って陰茎を掴んでゆっくり腰を落とした。
「んっ」
「今夜が初めてなのに…すまない。辛いか?」
「大きくて顎が疲れましたが、それも喜びです」
「じゃあ、そのまま腰を動かしてくれ」
「はい」
クリスの肩に手を置き、腰を浮かせたり落としたりして刺激した。
クリスは私の乳房や頂を揉んだり捏ねたりしている。
暫くすると、クリスが私の腰を鷲掴みにした。
「リリ、首に腕を回して抱きつけ」
言われた通りにすると少し腰が浮いた。
「あっ!!」
クリスが下から叩きつけるように突き上げ始めた。
「クリス!コレっ!」
「すぐ済むから我慢しろ」
「あっ!! あっ!!」
深く突き刺さった陰茎が膣内で膨らみ暴れている。
ドクン、ドクンと、脈動を感じ 奥は痛いほど圧迫を感じた。
膣内に出してくれたのね…。
繋がったまま、向きを変えて寝かされ、ゆっくり陰茎を抜き去った。
優しく拭き、腹を撫でて毛布をかけてくれた。
「安静にしているんだぞ」
「はい。その様にします」
それは私にクリスの子を産めという合図の様なものだった。
「担当官と視察して復興計画が決まったらまた一度戻るから」
「お待ちしております」
そのまま一緒に眠り、クリスは私の見送りを拒否して出立した。
子胤が溢れてしまうからだ。
腹を撫でながら、クリスが寝ていた隣を見つめた。
ルイーザは妖艶で積極的だと聞いた。
同じ様に対抗しては駄目だと叔母にアドバイスを貰った。
『終始慎ましく。だけど夫の為なら恥ずかしい事も何でもやると意思表示をなさい。
そんな妻を可愛いと思わない夫はそういません。
決して押し付けず、夫の自由を守りながら、妻として尽くしなさい。
必ず辺境でもリリアナのことを思い出すから。
辺境の妻は、戦いの燻りを鎮める役目。
リリアナは、支配欲を満たしてあげなさい。
絶対に嫉妬したり癇癪を起こしてはいけませんよ』
効果的面だった。
以前よりも近く感じるし、私をクリスのものだと認識してもらえた気がする。
この時は妊娠は叶わなかった。
さっきは腹の上に吐精した。
本当は膣内に欲しいが、子作りのための行為だと思わせたくない。
「はしたなくてもいいですか」
「何処がいい?」
「舌の上に欲しいです」
「……引き抜いたら体を起こして軽く口を開けて少し舌を出してくれ」
「はい」
クリスは奥手前から入り口付近まで往復させて高めると引き抜き、私の前に立った。
口を開けて舌を出す。
「目を瞑って」
3回ほど顔や頭に勢いよく飛んだ後は舌に向けて吐精した。クリスは最後の一滴まで絞り出す様に扱き唇に付けた。
白濁をゴクンと飲み込み、唇に付いた白濁も舐め取り、亀頭を咥えると舌で舐めたり吸ったりして、綺麗にした。
「何処で覚えたんだか」
そう言って果実酒の入ったグラスを渡してくれた。
奇妙な味を果実酒で流した。
「閨教育で知りました。殿方はお口でも喜ばれると」
「そんなことはしなくていい。不味いのだろう?」
「はい。美味しくはありません。
ですかクリスが少しでも喜ぶ事ならばしたいのです。それで私は満たされます」
「リリ。咥えて」
背もたれにもたれたクリスの脚の間に正座をして少し硬さを無くした陰茎を咥えた。
一生懸命舐めたり唇で刺激したりして、顎がかなり疲れたが陰茎は硬さを取り戻した。
「リリ。跨って挿れて」
跨って陰茎を掴んでゆっくり腰を落とした。
「んっ」
「今夜が初めてなのに…すまない。辛いか?」
「大きくて顎が疲れましたが、それも喜びです」
「じゃあ、そのまま腰を動かしてくれ」
「はい」
クリスの肩に手を置き、腰を浮かせたり落としたりして刺激した。
クリスは私の乳房や頂を揉んだり捏ねたりしている。
暫くすると、クリスが私の腰を鷲掴みにした。
「リリ、首に腕を回して抱きつけ」
言われた通りにすると少し腰が浮いた。
「あっ!!」
クリスが下から叩きつけるように突き上げ始めた。
「クリス!コレっ!」
「すぐ済むから我慢しろ」
「あっ!! あっ!!」
深く突き刺さった陰茎が膣内で膨らみ暴れている。
ドクン、ドクンと、脈動を感じ 奥は痛いほど圧迫を感じた。
膣内に出してくれたのね…。
繋がったまま、向きを変えて寝かされ、ゆっくり陰茎を抜き去った。
優しく拭き、腹を撫でて毛布をかけてくれた。
「安静にしているんだぞ」
「はい。その様にします」
それは私にクリスの子を産めという合図の様なものだった。
「担当官と視察して復興計画が決まったらまた一度戻るから」
「お待ちしております」
そのまま一緒に眠り、クリスは私の見送りを拒否して出立した。
子胤が溢れてしまうからだ。
腹を撫でながら、クリスが寝ていた隣を見つめた。
ルイーザは妖艶で積極的だと聞いた。
同じ様に対抗しては駄目だと叔母にアドバイスを貰った。
『終始慎ましく。だけど夫の為なら恥ずかしい事も何でもやると意思表示をなさい。
そんな妻を可愛いと思わない夫はそういません。
決して押し付けず、夫の自由を守りながら、妻として尽くしなさい。
必ず辺境でもリリアナのことを思い出すから。
辺境の妻は、戦いの燻りを鎮める役目。
リリアナは、支配欲を満たしてあげなさい。
絶対に嫉妬したり癇癪を起こしてはいけませんよ』
効果的面だった。
以前よりも近く感じるし、私をクリスのものだと認識してもらえた気がする。
この時は妊娠は叶わなかった。
182
お気に入りに追加
1,092
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
平凡令嬢の婚活事情〜あの人だけは、絶対ナイから!〜
本見りん
恋愛
「……だから、ミランダは無理だって!!」
王立学園に通う、ミランダ シュミット伯爵令嬢17歳。
偶然通りかかった学園の裏庭でミランダ本人がここにいるとも知らず噂しているのはこの学園の貴族令息たち。
……彼らは、決して『高嶺の花ミランダ』として噂している訳ではない。
それは、ミランダが『平凡令嬢』だから。
いつからか『平凡令嬢』と噂されるようになっていたミランダ。『絶賛婚約者募集中』の彼女にはかなり不利な状況。
チラリと向こうを見てみれば、1人の女子生徒に3人の男子学生が。あちらも良くない噂の方々。
……ミランダは、『あの人達だけはナイ!』と思っていだのだが……。
3万字少しの短編です。『完結保証』『ハッピーエンド』です!
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。
冷徹義兄の密やかな熱愛
橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。
普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。
※王道ヒーローではありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる