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結婚式

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ついに屋敷が完成し、家具や備品、馬車や馬の納品が済み、使用人も揃った。
私は先に新居に住み始めていた。

ついに明日、教会で式を挙げる。
センティアの王城にはお母様、リオ、サットン家、エレノアが滞在している。
私もケイン様も、フィオルド家も大公家も揃った。

一番緊張したのは、お母様と大公妃の顔合わせだった。2人は初対面ではない。茶会などで何度か会
ったことがあるそうだ。
お母様はガードナー夫人として堂々と挨拶をした。
その後、2人で庭園を歩いて帰ってきた後は、仲良くなっていた。
後でお母様に聞いたら、大公妃から大公とやり直す気があるのか聞かれたので、“私は今後もソフィアガードナーです。フィオルドに戻ることはあってもブランパーンにはなりません。サラが生まれた後、ガードナー侯爵と出会い 愛し合いました。夫は天に召されましたが、今でも愛しているのです”と答えたようだ。

パパはずっとお母様を愛しているのに、ちょっとパパが可哀想になった。
ちょっと泣きそう。パパに優しくしてあげようと思った。

リオはペーズリー様がしっかり尻に敷いていて安心した。


「ねえ。新居に入り浸ってもいい?」

夜、私と同じベッドに入って手を繋いでいるのはエレノアだ。再会したときは、怒ったり泣いたり喜んだり、大忙しだった。

「ケイン様がいいって言ったらね」

「あの時に落とされたのよね…私は運命の出会いの目撃者なのね」

「……」

「もう初夜は済ませたんでしょう?」

「え?」

「だって、2人の雰囲気が近すぎるもの」

「……まあ、ね」

「キャーッ!どうなの!どうだったの!」

「何で聞くの」

「いいじゃない。ねぇ~教えてよ」

「……翻弄される感じかな」

「いいなぁ~私も翻弄されたい!」

「でも今までの女性ひと達と比べられたら嫌だなって不安はあるのよ」

「何言ってるの。サラと比べようがないじゃない」

「だって…私といるのに色気のある夫人とか令嬢がケイン様に誘うような視線を送るの」

「あのね。この世に百戦錬磨を妻に迎えようなんて男はいないわよ。経験豊富で誘ってくるような女が良ければ、あの茶会で惹かれ合わないわ。
サラは、彼がして欲しいことを聞いて してあげるだけでいいの」

「浮気されたらどうしよう」

「浮気し返せばいいじゃない」

「エレノア…」

「私に任せなさい」

「え?」

エレノアは呼び鈴を鳴らして やってきたメイドに耳打ちをした。
その後、メイドが連れてきたのはケイン様だった。

エ「フィオルド卿は随分とモテるようですね」

ケ「え?」

エ「聞きましたよ。サラがいるのに女性が誘うように卿を見つめるらしいじゃないですか」

ケ「そうだとしても相手にしませんよ」

エ「既に花嫁は不安みたいですよ」

ケ「…私の方がよっぽど不安ですよ。ジュネースの次期国王とセンティアの次期国王が想いを寄せるレディが妻になるのですから」

私「レノ従兄様は そんなんじゃ、」

ケ「絶対にそうだ。私を見るレノー王太子殿下の目に嫉妬が滲んでいるからな」

エ「私も思ったわよ。サラは気が付かないの?」

ケ「明日はしっかりと、サラは私の妻だと見せつけるつもりだ」

エ「いいわぁ~、私までドキドキしちゃう。
フィオルド卿、時々遊びに来て滞在してもいいですよね?」

ケ「夜は返してくれるなら」

エ「約束ですよ。
サラ、いいって。私のお部屋作ってね」

私「分かったわ」



翌日。
式を挙げ、長い誓いのキスをした。
その後のパーティの挨拶でケイン様は牽制した。

「私の妻はサラで、私だけの人です。私もサラの夫で、サラだけの者です。何人たりとも私達の邪魔はさせません。サラに手を出そうとする男には決闘を挑みます。私を誘おうとするなら大公閣下が制裁するでしょう。

実際に誘いを掛けてきた夫人や令嬢がいます。
この話を持ち帰って、“あの男は妻に夢中だ”と お茶会などで広めていただきたいのです。
どうかご協力をお願いいたします」

パパがケイン様の側に立ち、賛同した。

「世界一可愛い私の娘を泣かせようとする女性がいたら、私が屋敷に訪問して女性の夫か当主と話をつけましょう。そのような事が起きないようお願いします」

陛下も、味方になってくれた。

「謁見の間で跪くのが嫌なら、可愛い姪の夫に誘いを掛けないで欲しい」

その最中もケイン様は私を抱き寄せて、頭や額にキスをしていた。


私達が踊った後は自由に過ごしてもらった。
2時間後、外は明るいが パーティはお開きにした。
その後はケイン様とではなく、お母様と過ごした。
またガードナー領に帰ってしまえば当面会えないから、ケイン様が気を利かせてくれたのだけど、婚姻後、一度も一緒に過ごさずにいるのは馬鹿を呼び寄せる行為だった。


挙式から6日後、母とリオとサットン家が帰国した日の夜、に遭遇してしまった。

ケイン様の客室に近寄ると、開いているドアから声が聞こえて来た。甘い女性の声だ。
身体が強張って嫌な想像をしてしまったけど、すぐに疑いは晴れた。

「どうやって王城の客室ここへ?」

「|公爵夫人に会いに来たと言ったら通してもらえたわ」

養母ははの客室ならもっと向こうですよ」

「もう…ケイン様ったら。いつまでも私を待たせないで」

「パーティで警告したのを忘れたのですか?」

「あれはパフォーマンスでしょう?現に花嫁と一度も夜を過ごしていないそうじゃない。私が満足させてあげるわ」

「はぁ。フィオルド家の縁戚だから大目にみてきたが、頭が悪いようだからはっきり言いおう。
君の誘いを断るのは3度目だ。サラと出会う前なら一度くらい遊んでやったかもしれないが、サラと出会った後では 君に全く魅力を感じない。サラと過ごさないから白い結婚だと勘違いしているようだが、サラとはとっくに結ばれて、何度も交わっている。慰めなど必要ない。
妻と部屋を分けているのではなく、滅多に会えない彼女の母親達との時間を邪魔しないためだ」

「だ、だとしても、私の身体を知ればサラ様よりも満足できるはずよ」

「あのな。何を根拠にそんなことを言うんだ?胸の大きさか?大きさだけで喜ぶ男も多いかも知れないが、私は違う。程よい大きさで形もバランスもいい美しい妻の胸の方がいい。私に翻弄されて なされるがままの妻が愛おしいし、蜜で潤い私を締め上げる妻の身体に夢中だ。だから、」

もう十分だわ。

「ケイン様」

「サラ、これは…」

ケイン様と女性の間に入り、ケイン様にピッタリと身を寄せた。

「お母様達は出発しましたわ。お気遣いをいただきありがとうございました。
お話中のようですが もう我慢ができそうにありません。お話は明日になさって 禁欲に耐えた妻にご褒美をください」

「……そういうわけだ。可愛い妻を抱き潰したいから帰ってくれ」

「っ!」

ケイン様は女性を追い出しドアを閉めると、私の身体をドアに押し付けてキスをしながらドレスの裾を捲り下着の中に指を忍ばせた。

「こんなにお漏らしして」

「だって…あっ!」

指を一気に挿入されて弱いところを的確にノックされた。

立っていられない。

「困ったな。こんなに簡単に腰が砕けるようでは心配だ」  

「んんっ!」

「どんどん蜜が溢れてくる…そんなにしたいのか?」

「今すぐ挿れてください…ああっ!!」

コツコツと女性物の靴の音が遠ざかっていく。
声を聞いて諦めてくれたようだ。

立ったまま正面から挿入され 爪先が浮きそうなほど押し上げられ 達する寸前だった。

「動いていい?」

「もう…私…」

ケイン様がゆっくり動かし始めると、ポタポタと結合部から漏れ出て来た。

「すごいな…こんなに濡らして」

「んんっ」

「突く度に垂れてくる」

「ケイン様…」

「いつもの蜜と違う…」

2人の股間や脚はドロドロに濡れ床も白濁の愛液が流れ落ちていた。

ケイン様は一度引き抜いて、私をベッドまで運ぶと軽く拭いてから再び繋がった。
1度目の吐精を終えたケイン様にお願いした。

「もしケイン様がしたい事があるのでしたら 私に教えてください。全部という保証はありませんが出来るだけケイン様の願望を叶えます」

「サラ?」

「他の女性を求めたりしないで済むよう頑張ります。それでも、どうしても私以外を求めるのなら、絶対に私に知られないようにしてください」

「…私は信用が無いのだな」

「だって…ついさっき 言い寄られている場面を見聞きすれば誰だって不安になります。
それに いつも私ばかり気持ち良くて…」

「サラの身体は触り心地が良いし、ナカも気持ち良くて満足してる。
だが、サラとしたいことは山のようにある。叶えてくれるのか?」

「はい」

「じゃあ、上に乗って自分で挿れて腰を動かして」

「…はい」

仰向けのケイン様の上に跨り、少しだけ柔らかくなったアレを掴んで入り口に押し当てて腰を下ろした。
落としきると奥を押し上げながらムクムクと膨らみ硬くなった。

「んんっ」

「ほら、動いて」

「もうちょっと…今 気持ちいい…」

「仕方ない」

「あっ!!」

私の腰を掴んで下から腰を回し、ナカを撹拌させた。ピッタリ収まっているので然程動かないが先が奥をグリグリと撫で回す。

「待って!待って!!」

「嫌だ」

「ああっ!!」

仰け反りながら絶頂に震える私に構うことなく奥を撫でようとする。逃れようとしても力強く掴まれて全くびくともしない。

「サラ、締めすぎだ。力を抜いて」

そんなことを言われても絶頂の渦にのまれたままの私にそんな余裕は無い。

カイン様は起き上がり、私を後ろに倒すとうつ伏せにさせて脚の間に入り挿入した。

「あっ!」

私の反応を確認すると単調な抽送で擦り上げ始め、それがまた直ぐに快楽を呼び起こす。
絶頂を迎えても抽送を止めず 逃れようとしても背中もしくは肩に手を置き押さえつけたり、頭を押さえつけたりして快楽の拷問を続ける。

「あああっ!!ああっ!!ああっ!!」

さらに強い絶頂を迎え 身を捩かけるとケイン様は覆い被さり羽交締めにして大きく腰をふる。それが更にナカを強く擦り上げた。

「まだこれからだよ、サラ」

死ぬ…本気でそう思った。
そのまま突き続かれて意識を失った。


起きたらカイン様が嬉しそうな顔で謝っていた。

「気持ち良くさせ過ぎてごめんな。続きしていい?」

「え!?」

呼び鈴に手を伸ばしたが、届く前に手首を掴まれて挿入された。

「ヌルヌルで気持ちいい」

「助けて…」

「助けて?」

「イキたくない…」

「いいよ」

そこからは寸止め地獄が始まった。
敏感なナカを擦り上げ、私が達そうになると腰を動かすのを止め、2、3分待ってまた擦り上げる。それをずっとくりかえされて、既に一擦りで達かけてしまう。

「ケイン様っ」

「希望通りだろう?」

「っ!……お願い」

「何のお願い?」

「その……」

「はっきり言わないと分からないな」

「あっ!」

「これじゃ終わらないな」

「してください」

「何を?」

「…ううっ」

「っ!泣くな!分かったからっ」

その後は正常位に変えて絶頂を迎え、そのままケイン様が吐精をするまで続いた。正確には途中でまた意識をなくした私の身体を使い続けて顔に掛けたらしい。

起きたら口の中で変な味がしたから聞いた。

「顔に掛けて、最後は唇で…口の中には挿れてないけど…」

「酷い」

「やっぱり嫌か」

「したいんですか?」

「…舐めて欲しい」

「頑張ってみます」



翌日には、カイン様に誘いを掛けた女性はフィオルド公爵おじいさまから二度とパーティなどに参加させないと言われ、彼女の父親からは予算の剥奪を言い渡され、大公パパからは曲者貴族との縁談を押し付けられたらしい。



4年後にはカイン様に似た男児を産み、更に2年後には私に似た女児を産んだ。

リオとペーズリー様も夫婦となり子が産まれている。

エレノアは男児を1人産んで、妾を迎えさせた。
もう産みたくないらしく、時々旅行と言いながら遊びに来てくれる。

ユリス殿下は妃を迎えたばかり。
若い婚約者の卒業と妃教育が終わるのを待っての婚姻だったから。

レノー従兄様には双子の男女が産まれた。これ以上の王太子妃の出産は危険と判断され、側妃を迎えた。

お母様は2年に一度会いに来てくれる。

フィオルド家のお祖父様は引退し、爵位を長男に渡した。そして私達の屋敷の近くの空き屋敷を購入し大改装して移り住み、お母様そっくりの私と、その私にそっくりの娘を溺愛してくれている。パパと奪い合いになっている。

息子は私にべったりで離れない。私が寝かし付けないと寝ない。私もそのまま一緒に寝てしまうことが多々あり、ケイン様が抱き上げて夫婦の寝室に連れ戻す。その時に起きればケイン様と交わる。

いろいろなことがあったけど、すごく幸せだ。












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