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堕ちたオフェリー

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【 オフェリーの視点 】


後は話が頭に入らなかった。
そのまま公爵邸に連れ戻されて家族4人で領地に向かった。母は始終泣いていた。

私の荷物はドレスは1着もなく、ワンピース1着と何故かメイド服3着。ブラシは持たされても化粧品の類は許されなかった。

「無駄に持っていくな。未練たらしい。
向こうでは買ってはもらえないぞ」

宝石も何もかも没収された。

「自分のことは自分ですることになる。メイドという名の使用人は雑用係でしかない。
身支度の手伝いなどしないと思うぞ」

そんなまさかと思っていた。


領地に着くと、屋敷で体を休めた。
医師の健診を受け、使用人が服や靴を買ってきた。
どれも平民の物だ。

下着も単なる布の縫い合わせ。

何故か火のおこし方、洗濯の仕方、簡単な料理、食器の洗い方を教わり、子育てに関する授業まで受けた。


10日程経つと荷物を纏められ、居間に呼ばれた。
そこには、お兄様とお父様と大柄でジャケットを羽織った男がいた。まるで熊のようだった。

「彼がバレー男爵だ。挨拶をしなさい」

「オフェリーと申します」

「オフェリー。妾として引き取れとの命令だ。
扱いはバレー式でとのことだから遠慮はしない。
先ずはその髪を切ってこい」

「は?」

バレー男爵はズカズカと歩み寄ると私の髪を掴んで、ナイフを取り出し切り落とした。

「いや!私の髪が!」

「誰か、鏡を見せてやれ」

メイドが慌てて壁掛けの鏡を持ってきた。

乱雑に切られて男のように短くなってしまった場所と肩位の長さの場所がある不揃いの髪となってしまった。

自慢の艶やかな美しい金髪の髪が…

「ううっ…」

「メソメソするな!鬱陶しい!鋏を貸してくれ!」

メイドが鋏を手渡すと男爵は更に髪を切り出した。

「嫌っ!!」

ザクッ

「ギャアッ!!」

「お前が指を出すから切れただろう。
刃物の前に指を出したら切れてしまうことさえ知らぬのか」

指を押さえて震える私の髪をお構い無しに切っていく。

「よし、長さが整った」

メイドが包帯を巻いている間に、恐る恐る髪に触れるとチクチクとした。
丸刈りにされたのだ。

「仕方ないだろう。最初に切れと命じた時に切っていれば一つに結べる位の長さが残ったのに、さっさと従わないからだ。一番短い長さに合わせたらこうなった。
次からはどうすればいいか分かったな?」

「ううっ…」

「返事はどうした!」

バチーン!

頭を叩かれた。

「は、はいっ」

「指は軽症だ。今後は自分で消毒して包帯を取り替えろ。分かったか?」

「はい」

「男爵、手紙で書いた通りだ。好きに躾てくれ。
夫人との仲を引き裂くつもりはない。
夫人には別途慰謝料を支払う。自由に使って欲しいと伝えて欲しい。
妾の役目が終わったら、どう扱っても構わないが売買だけはできない」

「売らなければ何をしても?」

「何をしても構わない」

「承りました」

「バレー男爵、感謝する。夫人にもくれぐれも謝罪と感謝を伝えて欲しい」

「伝えましょう。
よし、馬車に乗れ」

屋敷の外に出ると荷馬車が待っていた。
男爵は馬に跨った。
信じられなかったが積み上げられた荷物の隙間に座った。

「はっ!!」

出発の合図で動き出す。

ガラガラ ゴトゴト

大きく揺れる荷馬車の木の板の上に座っているためかなり体が痛かった。

休憩も余りないしスピードもそこそこある。

尿意を防ぐためにほとんど水分は摂らせてくれない。停泊する30分前に水筒が投げ込まれる。
しかも野宿だ。

間にある大きな町では宿に泊まれた。

受け付けで、

「使用人の部屋を二つ、私が寝られるサイズのベッドのある部屋を一つ。あるか?」

「はい、ご用意できます」

「花を頼みたい」

「ご要望は」

「ショート、ライト、子兎」

「直ぐに手配します」


男爵とは階が違うらしい。

御者をしていたゲイリーという下男に部屋へ向かう途中に聞いた。

「ねえ。さっきの花だの子兎だの何なの?」

「ああ。売春婦ですよ。花は娼婦、ショートは時間でサッと抜きたいという意味、ライトは手や口だけで済ますという意味で、子兎とは従順な若い娘という意味ですよ」

「は? 夫人が好きなのでしょう!?」

「夫人公認です。
素人は無し、旦那様からの奉仕も無し。
膣は使わず手と口だけ。
最短でサッと抜く。
屋敷に呼ばない。

これを条件に許すと奥様からお申し出がございました」

「そうなの」


翌日の男爵はすっきりしているように見えた。
男はこういう生き物だものね……。



到着してからは驚きの連続だった。

屋敷は小さく古い。歩くとギシギシ床が音を立てる。

外の変な匂いは家畜の糞尿らしい。

使用人も3人しかおらず、基本は夕食が終わるまでの勤務らしい。
掃除も洗濯も料理や皿洗いも湯浴みの準備も全て使用人と一緒に行う。
それに加えてトイレの処理、畑の手入れ、家畜の世話まで。

今日と明日だけはやらなくていいが、ルールを覚えるよう言われた。

部屋は粗末だ。部屋に対してベッドが大きい。
自分で荷解きをして夕食の時に紹介があった。

夫人はほぼ無視だ。
そして子供は5歳女の子だった。

どう説明していいのか困ったようだが、

「代わりに弟が妹を産みに来た人よ」

「ふ~ん」

そのまま説明された。


一人で湯浴みをするのは2度目。宿とさっきと。

「あら?寝巻きかナイトドレスは?」

「初夜ですからそのままお待ちください」

「裸のまま待たせるつもり!?」

「着ていれば自分で脱げと言われますし、場合によっては破かれます」

仕方なくタオルを巻いて待った。

廊下からギシギシと足音が聞こえ、半開きのドアから男爵が入ってきた。

使用人が瓶を渡して退室した。


「閨教育は済んでいるな?」

「はい」

「なら、勃たせ方は分かるな」

そう言ってガウンを脱ぎ全裸で私の前に立った。

戸惑っていると、髪を掴まれて跪かされた。

「疲れてるんだ。早くしろ」

手で触れていると、溜息が降ってきた。

「下手くそだな。口を使え」

先端を舐めていると更に溜息が降ってきた。

「お前の仕事だろう。真面目にやれ。
しっかり咥えて勃たせられないなら無理矢理喉まで捩じ込むぞ」

ジュッ ジュッ

「出来るなら最初からやれ。
次は身を持って分からせるからな」

勃つ前のモノも大きかったが、勃つと益々大きくなり、グロテスクなモノが唾液で濡れていた。

「ベッドに四つん這いになれ」

タオルを外し、四つん這いになった。
恥ずかしくて涙が出てきた。

瓶を掴み、尻の割れ目に垂らすと秘部に伝い垂れてきた。それを使って指を膣内に少し挿れた。

「いっ」

少し痛かったが、男爵は構わず動かした。
また垂らすと二本目を挿れた。膣口が裂けた気がした。
指は途中までしか入っていない。

「あの、奥まで慣らさないのですか」

「娶りたくもないのに娶り、妻を不快にしてまで孕ませなくてはならないんだ。快楽を与えるためではない。

それに今のお前の価値は膜があることだけだ。
生娘特有の感触は最初だけか数回か。
次の種付け日は自分で解して待つんだな」

ズブッ

「ギャアアアアアー!!」

バチーン!!

「煩い!!娘が起きるだろう!」

「痛い…嫌…痛い…無理…」

「もう奥まで突っ込んだんだ。タオルでも口の中に入れていろ」

「嫌!痛い!」

バチーン!!

また尻を叩かれた。

「早くタオルを口に詰め込め!
最初は痛いのは当たり前だろう!
妾の務めを果たせ!」

バチーン!!

「うっ……ううっ……」

口にタオルを詰め込むと、男爵は腰を掴み乱暴に突き上げ続けた。

「んー!んー!!」

「痛いか。そのうち慣れる」

「んー!んー!!」

「やっぱり狭いな」

「んー!んー!!」

「生娘は妻が最後だった」

「んー!んー!!」

「婚姻前はよく膜を貫いたものだ。

辺鄙な土地は収入源が限られる。
娘の膜を差し出す親も多いし、自ら差し出して小遣いを多めにもらって帰る女も少なくない」

「グッ…」

ずっと焼けるように痛いだけで、内臓を押されるたびに胃の中の物が出そうになる。

ただ乱暴に突かれて5分と経たずに終わった。

「ふう…」

ヌポッ

「今日は初夜だから抱いたが、次からは孕みやすい日だけだ」

ガウンを羽織って部屋を去っていった。



タオルを取り、嗚咽を漏らしながら泣いた。

泣くと腹に力が入り、排出された精液がドロドロと押し出された。

泣き疲れ、股間を拭うと血が付いていた。
シーツにも証があった。


翌日何もしなくていいと言われたことを思い出した。

確かに何も出来ない気がした。

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