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続く治療

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後一ヶ月、私はあの拷問に耐えなくてはならないことが決まった。

「リゼット」

「お願いします」

昼間に処方された薬を夜の湯浴みの後に塗ってもらう時間が来た。

薬なのに美しい陶器の入れ物に入っている。ガラスなのか宝石なのか装飾されていた。

侯爵家ともなると薬の入れ物でさえ高級にしなくてはならないのね。ラザール様の時はそんなことは無かったけど。

「っ!」

入口やその周辺に優しく塗り、そして中へ中へと塗り進めていく。
塗ったところからじわじわと熱く感じた。
お医者様の言った通りだった。

「ちょっと待って」



「腰を少し上げて」

言う通りにすると何か敷かれた。

そして続きを始めた。

ゆっくりぐるっと上下左右の膣壁に塗り込むために指を回す。そうしながら奥へと進むのだけど、気持ち良さが今までの比ではなかった。

!!!!!

歯を食いしばり 枕を掴む。脚に力が入った。

「リゼット、痛いのか?」

「い、いえ…やっぱり自分で塗ります」

「無理だと何度言ったら分かるんだ」

「ですが毎日朝晩 ユベール様にこの様な事をさせては、」

「私のせいなのだから、私が責任を持って塗る」

指を…回さないでっ!


あれ?何か伝っている!?
まさか!

「ユベール様、何か伝っているような」

「大丈夫。塗り薬が緩めなんだ。垂れてきてしまうからタオルを敷いている」

「そうなのですね」

お漏らしかと思ったけど、良かったわ。


グチュ グチュ グチュ

でも音が……恥ずかしい!

「そ、そろそろ よろしいのでは」

「薬が緩くて流れてしまうから しっかり染み込ませないとならないんだ」

「そ、そうなのですね」

グチュ グチュ グチュ

「っ!」

「リゼット、脚の力を抜いて」

「っ!!」

脚が震えてしまう…


やっと指を抜き去り、布でそっと秘部とお尻を拭かれた。

敷いていたタオルを取り、寝巻きの裾を元に戻してくれた。

そしていつものように手を洗いにユベール様は洗面室へ向かった。


トロッ

「うっ」

熱い…余程 塗り薬が緩いのか奥から垂れてきてしまっているのが分かる。

このままでは寝巻きを濡らしてベッドまで…

呼び鈴てメイドを呼び、急いで月のモノが来た時の下着とあて物を持ってくるようお願いした。

できればユベール様が戻るまでに履きたかったのに。

いつも手を洗うだけなのに10分ほど戻らないユベール様は入念に手を洗っているのだと思っていた。ユベールさまにとってはとても汚いのだろうと少し傷ついていた。


「どうした」

「いえ、ちょっと、お薬が緩いようで汚してしまいそうなのです」

「分かった。

ありがとう、下がっていいよ」

メイドを返すとユベール様が履かせてくれた。

「こんな風にするのか」

下着とあて布を見てユベール様が呟いた。

恥ずかしい!!


そしてほとんど眠れなかった。

ジンジンと?ムズムズと?なんて言っていいか分からない状態で一晩を耐えた。

朝の部屋食をとっている間も冷たくなったあて布を変えたくて仕方ない。

食後にユベール様が朝用の薬の入れ物を手に取った。

「あの、自分で塗ります」

「駄目だ」

「ですが、」

「下着をとって横になって」

「っ!」

こんなに濡れた秘部を見せられない。

恥ずかしさに涙を浮かべると、ユベール様が狼狽えた。

「私が塗るのがそんなに嫌か」

「…汚れているので恥ずかしいのです」

「……」

立っている私の側でしゃがみ込んだユベール様は、寝巻きの裾を捲り手を入れて下着を脱がせた。

「ユベール様!汚いです!」

外で待っていたメイドに何かを言うと、メイドは食器を下げ、退室した。

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