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8話 新たな道標
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俺とヒルダは王都にある冒険者ギルドに向けて歩いている。
魔物の討伐を報告するためだ。
冒険者ギルドでは、依頼の報告を行う際に魔物の体内にある核というものの提出を求めるらしい。
倒した証拠というやつだ。
だから、俺たちも魔物の死体を剥ぎ取って核を回収してきた。
騎士団にいたころはあまりやらない作業だったから、時間もかかってしまったし気分もいいものじゃあなかった。
いくら魔物だからといっても先ほどまで生きていた生物に違いない。
まるで悪人にでもなった気分だったけど、今後冒険者として生きていくには慣れなければいけないことなんだろうな。
少し憂鬱になってしまう。
俺とは対照的にヒルダは相変わらずクールな表情をしている。
剥ぎ取っているときも最初こそ苦戦してたけど、徐々にコツを掴んで最後の方はかなりスピーディーに作業をこなしていた。
俺も見習わないとな。
そんな少し憧れの籠った視線をヒルダに向けていると、
「なによ、ジーっと見て。顔に何かついてる?」
と自分の顔をペタペタと触り始めた。
やっぱり女の子だけあって身だしなみには気を遣ってるのかも。
「何もついてないよ」
「じゃあなんで見てたの?」
「別にいいだろ、顔を見たって。俺たちパートナーなんだし」
「パートナーって……! まあ、そうよね、これから一緒にいろいろなところに行ったりするわけだし。顔を見るくらい普通よね」
何か妙に慌てているみたいだけど、変なこと言ったかな?
まあ、パートナーとかはちょっとクサイ台詞だったかもしれないけど、たまにはこういうことを言ってもいいだろう。
慌てているヒルダもちょっとカワイイし、これからはちょくちょくクサイ台詞でも言おうかな。
そんなやりとりをしていると王都が見えてきた。
先ほどまでいた村と比べればかなり規模に違いがある。
自分がこれまで育ってきたところが、いかに恵まれているかを実感する瞬間でもあった。
村の人たちには魔物の討伐を伝えてから今に至っている。
みんなとても喜んでくれたし、こちらとしても依頼を受けた甲斐があったなと嬉しくなった。
だけど、現在もあの村が危険な地域にあるのは言うまでもない事実だ。
だから、宿屋のおばあちゃんや他の住民にも王都へ避難してくるように提案したんだけど、生まれ育った土地を離れることはない、とやんわり断られてしまったのだ。
故郷を離れるという選択を受け入れるのは難しいことだろうけど、命を優先して欲しい。
心の中ではそう思ったけど口には出せなかった。
村の方々の表情が、最後までこの村と共に、といったものだったのだ。
「見えてきたわよ、冒険者ギルド」
「ああ。無事に帰ってこれてよかったよ」
俺たちはまだ新築の冒険者ギルドのドアを開けて中に入る。
中は相変わらず人が多いみたいだ。
冒険者になりたい人とすでに冒険者になっている人、それから職員がひしめき合っている。
俺たちが向かう先は依頼の受注と達成を報告するカウンターだ。
カウンターには美人のお姉さんが立っている。
まあ、こういうところには美人さんがいる方が冒険者のやる気も出るというものだ。
冒険者の男女比率で言えば圧倒的に男が多い。
そのため、職員には女性が多くなっている。
「シグルズ様。依頼達成の報告ですか?」
「はい。お願いします」
「お任せください!」
元気よく声を掛けてきた受付のお姉さんはイルマさんだ。
黒髪のとても美人なお姉さんだけど、性格は明るく朗らかで、接している側を元気にしてくれるような人だ。
父さんがギルドマスターをしているだけあって、一応職員の人全員と交流がある。
だから向こうも俺のことを覚えていたんだろう。
「さっそく四体も魔物を倒したんですね! 流石はシグルズ様!」
「いえいえ。ヒルダがいてくれたからできたんですよ。俺だけの力じゃないです」
「シグルズがいてくれたからできたのよ!」
「フフッ。シグルズ様とヒルダ様は良いコンビになりそうですね! 今後が楽しみです!」
イルマさんはクスクスと笑っている。
本当に明るい人だなあ。
依頼で疲れていてもこの笑顔を見たら元気になれそうだ。
依頼達成も報告し、次に何をしようかヒルダと話していると、
「帰ったか! シグルズ、ヒルダ!」
と大声で俺たちを呼ぶ者がいる。
この声は父さんだ。
ギルドの奥から俺とヒルダのところへと歩いてくる。
「何とか達成できたよ!」
「そうか。お前たちなら無事に達成できると思っていたぞ。どうだ、冒険者としてやっていけそうか?」
「なんとかやっていけそうだよ。ヒルダと一緒なら」
「そうかそうか。これで一安心だ」
父さんは胸を撫でおろしている。
職を失った息子がやることを見つけられて安心しているのだろう。
俺としても、冒険者としてやっていけそうで安心しているところではある。
父さん、俺、ヒルダで和やかに話しをしていると、
「何だあれは!?」
「何か飛んでるぞ!」
と冒険者ギルドの外が騒がしい。
通りを歩いている王都の住人たちが何かの存在を認識したようだ。
俺たちも冒険者ギルドの外へと急いで出る。
そして、俺たちの目に飛び込んできたものは大空を優雅に飛ぶ巨大な竜の姿だった。
巨大な翼を大空へと広げ、空を滑るように飛んで行く。
なんとも神秘的であり、心躍る光景だ。
数千年前、魔王との戦いの際に人間は亜人や竜と協力して立ち向かったという伝説がある。
だが、近年では竜を目撃したという情報はない。
もはや伝説の存在とされていたのだ。
そんな伝説と言われた竜が今俺たちの目の前を飛んでいる。
こんなに興奮することはない。
しかし、俺たちの好奇や畏怖に満ちた視線など意に介さないように竜は飛び去ってしまった。
どうやらただの飛行ルートだったようだ。
「なんだよ、脅かしやがって」
「生きた心地がしなかったわよ」
「竜なんて初めてみたな!」
と周囲にいる人々は口々に感想を言っている。
やはり竜という特別な存在を目にすれば思うこともあるのだろう。
「凄かったわね、シグルズ!」
ヒルダも目を輝かせながら俺に感想を言ってくる。
どうやらヒルダは竜に対して悪い印象を持っていないようだ。
良かった。
これなら提案することができる。
「行こう、ヒルダ! 竜を追いかけよう!」
「え?」
「こんな機会もう二度とないかもしれないんだ!」
自分でも不思議なくらい竜に心を惹かれていた。
そして竜の姿と飛び去る方向を目に焼き付けたのだ。
魔物の討伐を報告するためだ。
冒険者ギルドでは、依頼の報告を行う際に魔物の体内にある核というものの提出を求めるらしい。
倒した証拠というやつだ。
だから、俺たちも魔物の死体を剥ぎ取って核を回収してきた。
騎士団にいたころはあまりやらない作業だったから、時間もかかってしまったし気分もいいものじゃあなかった。
いくら魔物だからといっても先ほどまで生きていた生物に違いない。
まるで悪人にでもなった気分だったけど、今後冒険者として生きていくには慣れなければいけないことなんだろうな。
少し憂鬱になってしまう。
俺とは対照的にヒルダは相変わらずクールな表情をしている。
剥ぎ取っているときも最初こそ苦戦してたけど、徐々にコツを掴んで最後の方はかなりスピーディーに作業をこなしていた。
俺も見習わないとな。
そんな少し憧れの籠った視線をヒルダに向けていると、
「なによ、ジーっと見て。顔に何かついてる?」
と自分の顔をペタペタと触り始めた。
やっぱり女の子だけあって身だしなみには気を遣ってるのかも。
「何もついてないよ」
「じゃあなんで見てたの?」
「別にいいだろ、顔を見たって。俺たちパートナーなんだし」
「パートナーって……! まあ、そうよね、これから一緒にいろいろなところに行ったりするわけだし。顔を見るくらい普通よね」
何か妙に慌てているみたいだけど、変なこと言ったかな?
まあ、パートナーとかはちょっとクサイ台詞だったかもしれないけど、たまにはこういうことを言ってもいいだろう。
慌てているヒルダもちょっとカワイイし、これからはちょくちょくクサイ台詞でも言おうかな。
そんなやりとりをしていると王都が見えてきた。
先ほどまでいた村と比べればかなり規模に違いがある。
自分がこれまで育ってきたところが、いかに恵まれているかを実感する瞬間でもあった。
村の人たちには魔物の討伐を伝えてから今に至っている。
みんなとても喜んでくれたし、こちらとしても依頼を受けた甲斐があったなと嬉しくなった。
だけど、現在もあの村が危険な地域にあるのは言うまでもない事実だ。
だから、宿屋のおばあちゃんや他の住民にも王都へ避難してくるように提案したんだけど、生まれ育った土地を離れることはない、とやんわり断られてしまったのだ。
故郷を離れるという選択を受け入れるのは難しいことだろうけど、命を優先して欲しい。
心の中ではそう思ったけど口には出せなかった。
村の方々の表情が、最後までこの村と共に、といったものだったのだ。
「見えてきたわよ、冒険者ギルド」
「ああ。無事に帰ってこれてよかったよ」
俺たちはまだ新築の冒険者ギルドのドアを開けて中に入る。
中は相変わらず人が多いみたいだ。
冒険者になりたい人とすでに冒険者になっている人、それから職員がひしめき合っている。
俺たちが向かう先は依頼の受注と達成を報告するカウンターだ。
カウンターには美人のお姉さんが立っている。
まあ、こういうところには美人さんがいる方が冒険者のやる気も出るというものだ。
冒険者の男女比率で言えば圧倒的に男が多い。
そのため、職員には女性が多くなっている。
「シグルズ様。依頼達成の報告ですか?」
「はい。お願いします」
「お任せください!」
元気よく声を掛けてきた受付のお姉さんはイルマさんだ。
黒髪のとても美人なお姉さんだけど、性格は明るく朗らかで、接している側を元気にしてくれるような人だ。
父さんがギルドマスターをしているだけあって、一応職員の人全員と交流がある。
だから向こうも俺のことを覚えていたんだろう。
「さっそく四体も魔物を倒したんですね! 流石はシグルズ様!」
「いえいえ。ヒルダがいてくれたからできたんですよ。俺だけの力じゃないです」
「シグルズがいてくれたからできたのよ!」
「フフッ。シグルズ様とヒルダ様は良いコンビになりそうですね! 今後が楽しみです!」
イルマさんはクスクスと笑っている。
本当に明るい人だなあ。
依頼で疲れていてもこの笑顔を見たら元気になれそうだ。
依頼達成も報告し、次に何をしようかヒルダと話していると、
「帰ったか! シグルズ、ヒルダ!」
と大声で俺たちを呼ぶ者がいる。
この声は父さんだ。
ギルドの奥から俺とヒルダのところへと歩いてくる。
「何とか達成できたよ!」
「そうか。お前たちなら無事に達成できると思っていたぞ。どうだ、冒険者としてやっていけそうか?」
「なんとかやっていけそうだよ。ヒルダと一緒なら」
「そうかそうか。これで一安心だ」
父さんは胸を撫でおろしている。
職を失った息子がやることを見つけられて安心しているのだろう。
俺としても、冒険者としてやっていけそうで安心しているところではある。
父さん、俺、ヒルダで和やかに話しをしていると、
「何だあれは!?」
「何か飛んでるぞ!」
と冒険者ギルドの外が騒がしい。
通りを歩いている王都の住人たちが何かの存在を認識したようだ。
俺たちも冒険者ギルドの外へと急いで出る。
そして、俺たちの目に飛び込んできたものは大空を優雅に飛ぶ巨大な竜の姿だった。
巨大な翼を大空へと広げ、空を滑るように飛んで行く。
なんとも神秘的であり、心躍る光景だ。
数千年前、魔王との戦いの際に人間は亜人や竜と協力して立ち向かったという伝説がある。
だが、近年では竜を目撃したという情報はない。
もはや伝説の存在とされていたのだ。
そんな伝説と言われた竜が今俺たちの目の前を飛んでいる。
こんなに興奮することはない。
しかし、俺たちの好奇や畏怖に満ちた視線など意に介さないように竜は飛び去ってしまった。
どうやらただの飛行ルートだったようだ。
「なんだよ、脅かしやがって」
「生きた心地がしなかったわよ」
「竜なんて初めてみたな!」
と周囲にいる人々は口々に感想を言っている。
やはり竜という特別な存在を目にすれば思うこともあるのだろう。
「凄かったわね、シグルズ!」
ヒルダも目を輝かせながら俺に感想を言ってくる。
どうやらヒルダは竜に対して悪い印象を持っていないようだ。
良かった。
これなら提案することができる。
「行こう、ヒルダ! 竜を追いかけよう!」
「え?」
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