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1章
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「さ、中に入ろう」
「さ、中にどうぞ」
と家の方へと招かれる。
不思議なことに先程の見えない壁はどこにもない。
(シャイン、リーフ、2人は妖精なの?)
「その通り。僕は水の」
「私は風の」
凄い。この世界は本当に私の知らないことだらけだ。
ドワーフがいて、エルフがいて、竜人がいて、魔物がいて、魔法があり、妖精まで。
私の常識はここでは通用しない。
早く本を見てこの世界のことを知りたい。
はやる気持ちを抑えて2人の妖精の後を歩く。
「ようこそ、ソフィー」
「ようこそ、妖精の家へ」
ドアを開け、中に入るとナッツが待っていた。
((待ってたよ。花。試練はどうだった!?))
ナッツは楽しそうに尻尾をバンバンと床に叩きつける。
(妖精さんとお友達になったよ!)
うんうんと頷き、ナッツはそのまま妖精さんの方へと視線をうつす。
((あーっ、花は、もう姿を見せてもらえたの?ずるいよね。ずるい。
妖精さんなんでなの?なんで?))
ナッツが問う。
「だって、ソフィーが望んだんだ」
「ソフィーは賢い。それだけの資格があるのよ」
((僕は、2年かかったんだ。
この間まで、妖精だって知らなかったんだから))
と、私の方を向き頬を膨らませる。
ナッツが器用。その顔可愛い。
無意識にもふもふなでていた。
((花!))
(とにかく試練は合格ってことでしょ?
いいじゃない。今は知ってるんだから。
さ、お勉強しましょ)
ナッツをかわして奥へと歩く。
すると、外からではわからなかったが中はとてつもなく広い。
上の階まであるけれど外から見た時は、一階平家って感じのログハウスだった。
これって、空間魔法ってやつかな!?
ドアから入ると広い玄関ホールのような場所からリビングルームのような広い空間が広がっている。
階段が左右についており、下にもあるみたい。
ここには、どれだけの本があるのだろうか?
何から手をつければ‥‥‥
キョロキョロと周りを見渡していると
「何が知りたいの?ソフィー」
「私たちがお手伝いするわ」
ありがたい。正直、1人ではなにもわからないものね。
(この世界のこと、何も知らないの。
私は知らないことばかりだわ。
まだおしゃべりも上手にできないし、字も書けないと思う)
不思議そうに私をみる2人。
「僕には、凄く聡明に見えるけどそれじゃダメなの?」
「私も、そう思うわ。
ソフィーは、凄く知識欲のある子なのね」
((僕も、自分のこと何も知らない。
この国のことも、世界のことも。
ソフィーと一緒に学びたい。
魔物や、ドワーフ、この世界に生きてるものや、魔法も))
感じ方はそれぞれだけど、分かり合えることはできるかな!?
「さ、中にどうぞ」
と家の方へと招かれる。
不思議なことに先程の見えない壁はどこにもない。
(シャイン、リーフ、2人は妖精なの?)
「その通り。僕は水の」
「私は風の」
凄い。この世界は本当に私の知らないことだらけだ。
ドワーフがいて、エルフがいて、竜人がいて、魔物がいて、魔法があり、妖精まで。
私の常識はここでは通用しない。
早く本を見てこの世界のことを知りたい。
はやる気持ちを抑えて2人の妖精の後を歩く。
「ようこそ、ソフィー」
「ようこそ、妖精の家へ」
ドアを開け、中に入るとナッツが待っていた。
((待ってたよ。花。試練はどうだった!?))
ナッツは楽しそうに尻尾をバンバンと床に叩きつける。
(妖精さんとお友達になったよ!)
うんうんと頷き、ナッツはそのまま妖精さんの方へと視線をうつす。
((あーっ、花は、もう姿を見せてもらえたの?ずるいよね。ずるい。
妖精さんなんでなの?なんで?))
ナッツが問う。
「だって、ソフィーが望んだんだ」
「ソフィーは賢い。それだけの資格があるのよ」
((僕は、2年かかったんだ。
この間まで、妖精だって知らなかったんだから))
と、私の方を向き頬を膨らませる。
ナッツが器用。その顔可愛い。
無意識にもふもふなでていた。
((花!))
(とにかく試練は合格ってことでしょ?
いいじゃない。今は知ってるんだから。
さ、お勉強しましょ)
ナッツをかわして奥へと歩く。
すると、外からではわからなかったが中はとてつもなく広い。
上の階まであるけれど外から見た時は、一階平家って感じのログハウスだった。
これって、空間魔法ってやつかな!?
ドアから入ると広い玄関ホールのような場所からリビングルームのような広い空間が広がっている。
階段が左右についており、下にもあるみたい。
ここには、どれだけの本があるのだろうか?
何から手をつければ‥‥‥
キョロキョロと周りを見渡していると
「何が知りたいの?ソフィー」
「私たちがお手伝いするわ」
ありがたい。正直、1人ではなにもわからないものね。
(この世界のこと、何も知らないの。
私は知らないことばかりだわ。
まだおしゃべりも上手にできないし、字も書けないと思う)
不思議そうに私をみる2人。
「僕には、凄く聡明に見えるけどそれじゃダメなの?」
「私も、そう思うわ。
ソフィーは、凄く知識欲のある子なのね」
((僕も、自分のこと何も知らない。
この国のことも、世界のことも。
ソフィーと一緒に学びたい。
魔物や、ドワーフ、この世界に生きてるものや、魔法も))
感じ方はそれぞれだけど、分かり合えることはできるかな!?
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