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海岸ダンジョン再び
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こうなったら、行くよね?海岸ダンジョンに。
海苔の補充もしたいし、ヌメヌメウナドンも欲しい。
でもその前に、リソースになる物も補充しないと。
流石にゲーム内のダンジョンに、ダンジョンコアはないだろう…うん。怪しい所はないな。
鉱石は余ってる位だから、まとめて収納庫に…でも、いる物と要らない物を分けて入れたいな…じゃないと、一々空間把握して、選んで取り出すようだから、面倒だ…うん?亜空間みたく、収納庫も分けられるみたいだ!
これは凄く便利!容量は有り余っているから、こっちにはダンジョンに渡す物を入れよう…ゴミ入れに近いけど、どんな物でもダンジョンにとってはリソースになる…例えば、雑草でも可能だ。
ほぼ全部の畑は使用状態だから、畑からの雑草回収は無理だけど、土手に生えている物は回収出来るし、今の状態だと畑の一面位はそれ専用の畑にしてもいいかな…種の値段が安くて、収穫もなるべく楽な物で。
付与にも使えないような屑魔石も出荷しなくていいかな…安くしか買い取りしてくれないし、アルミネア達も要らないだろう。
手紙も出しておこう。知ってるかもしれないけど、ダンジョンマスターになったって。
運営は難しそうだけど、もっと便利なダンジョンになれば、もふもふ達の助けにもなる。
外に出て、トマル国まで亜空間移動する。
「ここも凄く久しぶりな気がする」
「何度か我らは海苔の買い出しに来たりしたがな」
「そうだねー?凄く助かったよ」
相変わらずここのダンジョンは凄い人気があるな。あれから全クリアした人はいるのかな?
…いないらしい。ただ、挑戦者はいたようで、お亡くなりになったとか。
マジックバッグが出た事で、一攫千金を狙ったのだろう…残念だけど、冒険者は自己責任だ。
「今日は、ウナドンをメインに狙って行こうね」
「うむ…あれは旨いからな」
フナマスとか、フィレオフィッシュもいいね。ワカメなんかは買った方がいいかな。
「今日は別れて狩りをするのも有りかな?」
「そうだな…狙い目も多いし、それもいいだろう。我は主と行く」
「不公平にゃ!にゃーも強くなったから、メイを充分守れるにゃ!」
「もう…ここは公平に、じゃんけんね?」
今日はボスを狙う訳じゃないんだから、危険な事なんてないんだけどな…
「狡いの。ヤブランには予見のスキルがあるから、絶対メイと一緒なの」
「努力の結果だからな」
もう一人はランス。
「フレイムとシュガーだけで大丈夫?」
「問題ないにゃ。頑張ればメイが美味しい料理にしてくれるから、真面目にやるにゃ」
フナマスはフレイム達に頼んで、私達はバブルフィッシュを狙う。次の狙いはフィレオフィッシュと、タタミイワシだ。午後になったらみんなでヌメヌメウナドンを狙う。
「時間があればホタテも欲しいな」
そうだった。ホタテのバター醤油焼きがヤブランのお気に入りだった。
「焦る必要はないよ。何日か滞在してもいいんだし、ちょっと考えてる事もあるし」
季節は初夏だ。海遊びもしたい。でも、その為には人に見付からない所を探さないと。海には魔物がいっぱい。普通はそんな所で遊んだりしない。
フナマスは干物になって売っている。干物にすると美味しいのかな?買って食べてみよう。
「メイ、ダンジョンの列がひいてきたぞ」
「うん。もう行くよ」
冒険者、多くない?
ここのダンジョンは元々多かったけど…
というか、ドロップアイテムの量が微妙に増えている。切り身が少し、去年より大きい。
大きい事はいいことだ。
でも無理して来てる人も増えたのか、怪我してる人がいる。ポーションは必須だね。
という事は、需要供給のバランスが崩れているかもしれない。最近、シュガー達も回復魔法ばかりだし、ポーションは余り気味だ…持っていても仕方ないし、売ろうかな?
ちょっと時間は早いけど、ウナドンを採りに行こう。
うわ。ここもいっぱいだ。
「にゃー、早かったにゃ?」
「お陰で他の魚が中途半端だけどね」
今日の本命はウナドンだ。でも通路のあちこちで狙っている人達がいて、空きを探す方が難しい。
「これは、明日にした方がいいのではないか?今日はホタテをもっと採るという事で」
「うん…それでもいいよ」
採りたい物の所に、個別で行ってもいいし。
「…流石にみんなで狩りは無理だよ?」
私一人ならちょっと空いた隙間から狩り出来ると思ったんだけど、みんなそんなにウナギが気に入ったのかな?
「主を危険に晒す訳にはいかないだろう?」
ウナドン相手では平気だけど、危険はむしろ他の冒険者かな?殺気立ってる人もいるし。
「じゃあ、ヤブランだけで…しょうがないよ。ヤブランが一番心配性だし」
ごめんね、みんな。でも、この人数でいたら通路も塞がるし、それこそ争いの種になりそう。
「ちっ…ガキの遊び場じゃねーぞ!」
「もう7歳だし。そんなに子供じゃないもん」
ていうか、迷惑をかけてる訳じゃないんだから、文句言う方が間違ってる。
そりゃ、混んでるから動きも制限されるし、思いっきり戦えないだろうけど。
それが嫌なら混んでない所に行けばいい。
みんな、ヌメヌメで苦労しつつも頑張って倒している。そんな中、私が雷魔法であっという間に倒しているから、結構目立ってしまった。
さっき文句を言ったおっさんから離れたのに、態々場所を移動してまで絡んできた。
そんな無体を許すヤブランじゃないので、私が無視していたら、ヤブランの威圧に負けて逃げてしまった。
お陰で私の周囲から人が引いてしまった。
「ごめんなさい。驚かせて。でもあんな強引なやり方しなければ、ヤブランも怒らないし、雷の魔法も教えるので」
他人に止めを刺させるのは、絶対に間違っている。
物理攻撃が効きにくい相手なら、魔法使いの人とパーティーを組むべきだ。
結局、静電気の仕組みから教えたけど、クラスの子達より理解が遅い。頭の柔軟さの問題なのか。
それに、ウナドンを倒す為にそんなに強い電圧は要らない。マグロを倒すんじゃないんだから。
海苔の補充もしたいし、ヌメヌメウナドンも欲しい。
でもその前に、リソースになる物も補充しないと。
流石にゲーム内のダンジョンに、ダンジョンコアはないだろう…うん。怪しい所はないな。
鉱石は余ってる位だから、まとめて収納庫に…でも、いる物と要らない物を分けて入れたいな…じゃないと、一々空間把握して、選んで取り出すようだから、面倒だ…うん?亜空間みたく、収納庫も分けられるみたいだ!
これは凄く便利!容量は有り余っているから、こっちにはダンジョンに渡す物を入れよう…ゴミ入れに近いけど、どんな物でもダンジョンにとってはリソースになる…例えば、雑草でも可能だ。
ほぼ全部の畑は使用状態だから、畑からの雑草回収は無理だけど、土手に生えている物は回収出来るし、今の状態だと畑の一面位はそれ専用の畑にしてもいいかな…種の値段が安くて、収穫もなるべく楽な物で。
付与にも使えないような屑魔石も出荷しなくていいかな…安くしか買い取りしてくれないし、アルミネア達も要らないだろう。
手紙も出しておこう。知ってるかもしれないけど、ダンジョンマスターになったって。
運営は難しそうだけど、もっと便利なダンジョンになれば、もふもふ達の助けにもなる。
外に出て、トマル国まで亜空間移動する。
「ここも凄く久しぶりな気がする」
「何度か我らは海苔の買い出しに来たりしたがな」
「そうだねー?凄く助かったよ」
相変わらずここのダンジョンは凄い人気があるな。あれから全クリアした人はいるのかな?
…いないらしい。ただ、挑戦者はいたようで、お亡くなりになったとか。
マジックバッグが出た事で、一攫千金を狙ったのだろう…残念だけど、冒険者は自己責任だ。
「今日は、ウナドンをメインに狙って行こうね」
「うむ…あれは旨いからな」
フナマスとか、フィレオフィッシュもいいね。ワカメなんかは買った方がいいかな。
「今日は別れて狩りをするのも有りかな?」
「そうだな…狙い目も多いし、それもいいだろう。我は主と行く」
「不公平にゃ!にゃーも強くなったから、メイを充分守れるにゃ!」
「もう…ここは公平に、じゃんけんね?」
今日はボスを狙う訳じゃないんだから、危険な事なんてないんだけどな…
「狡いの。ヤブランには予見のスキルがあるから、絶対メイと一緒なの」
「努力の結果だからな」
もう一人はランス。
「フレイムとシュガーだけで大丈夫?」
「問題ないにゃ。頑張ればメイが美味しい料理にしてくれるから、真面目にやるにゃ」
フナマスはフレイム達に頼んで、私達はバブルフィッシュを狙う。次の狙いはフィレオフィッシュと、タタミイワシだ。午後になったらみんなでヌメヌメウナドンを狙う。
「時間があればホタテも欲しいな」
そうだった。ホタテのバター醤油焼きがヤブランのお気に入りだった。
「焦る必要はないよ。何日か滞在してもいいんだし、ちょっと考えてる事もあるし」
季節は初夏だ。海遊びもしたい。でも、その為には人に見付からない所を探さないと。海には魔物がいっぱい。普通はそんな所で遊んだりしない。
フナマスは干物になって売っている。干物にすると美味しいのかな?買って食べてみよう。
「メイ、ダンジョンの列がひいてきたぞ」
「うん。もう行くよ」
冒険者、多くない?
ここのダンジョンは元々多かったけど…
というか、ドロップアイテムの量が微妙に増えている。切り身が少し、去年より大きい。
大きい事はいいことだ。
でも無理して来てる人も増えたのか、怪我してる人がいる。ポーションは必須だね。
という事は、需要供給のバランスが崩れているかもしれない。最近、シュガー達も回復魔法ばかりだし、ポーションは余り気味だ…持っていても仕方ないし、売ろうかな?
ちょっと時間は早いけど、ウナドンを採りに行こう。
うわ。ここもいっぱいだ。
「にゃー、早かったにゃ?」
「お陰で他の魚が中途半端だけどね」
今日の本命はウナドンだ。でも通路のあちこちで狙っている人達がいて、空きを探す方が難しい。
「これは、明日にした方がいいのではないか?今日はホタテをもっと採るという事で」
「うん…それでもいいよ」
採りたい物の所に、個別で行ってもいいし。
「…流石にみんなで狩りは無理だよ?」
私一人ならちょっと空いた隙間から狩り出来ると思ったんだけど、みんなそんなにウナギが気に入ったのかな?
「主を危険に晒す訳にはいかないだろう?」
ウナドン相手では平気だけど、危険はむしろ他の冒険者かな?殺気立ってる人もいるし。
「じゃあ、ヤブランだけで…しょうがないよ。ヤブランが一番心配性だし」
ごめんね、みんな。でも、この人数でいたら通路も塞がるし、それこそ争いの種になりそう。
「ちっ…ガキの遊び場じゃねーぞ!」
「もう7歳だし。そんなに子供じゃないもん」
ていうか、迷惑をかけてる訳じゃないんだから、文句言う方が間違ってる。
そりゃ、混んでるから動きも制限されるし、思いっきり戦えないだろうけど。
それが嫌なら混んでない所に行けばいい。
みんな、ヌメヌメで苦労しつつも頑張って倒している。そんな中、私が雷魔法であっという間に倒しているから、結構目立ってしまった。
さっき文句を言ったおっさんから離れたのに、態々場所を移動してまで絡んできた。
そんな無体を許すヤブランじゃないので、私が無視していたら、ヤブランの威圧に負けて逃げてしまった。
お陰で私の周囲から人が引いてしまった。
「ごめんなさい。驚かせて。でもあんな強引なやり方しなければ、ヤブランも怒らないし、雷の魔法も教えるので」
他人に止めを刺させるのは、絶対に間違っている。
物理攻撃が効きにくい相手なら、魔法使いの人とパーティーを組むべきだ。
結局、静電気の仕組みから教えたけど、クラスの子達より理解が遅い。頭の柔軟さの問題なのか。
それに、ウナドンを倒す為にそんなに強い電圧は要らない。マグロを倒すんじゃないんだから。
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