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オルグ町長
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もふもふの子達は、明日になったら家まで送ってもらうようだ。
円らなお目目が可愛いい。
(種族が違うってだけで、拐って奴隷にするなんて…どうしてそんな酷い事が出来るんだろう)
(獣人や魔族は、魔物と交わった種族と捉えられている。と、考えられているようだな。それでいて強大な力を持つ魔族には、個人では手を出さない)
(魔族と人族って、どこか違いがあるの?)
(一番は命の長さか。寿命は千年を越える者もいるという。それ故か、子供は出来にくいようだが)
「メイ、ご飯を食べてもふもふするにゃ?」
「うん!…ありがとう、シュガー」
シュガーの気遣いが嬉しい。
次の日。事件を知った茶畑農家の獣人さんから、茶摘みの仕方から教えて貰い、お礼に出来たばかりの茶葉も頂いた。助けた子達の中に、親戚の子がいたらしい。
「昨日は冷たくあしらって悪かった。こんな形だが、せめてもの礼をさせてくれ」
「いえ。偶々です。それに実際に助けてくれたのは、私の家族と町長のオルグさんですし」
「だが、チビ達を見つけてくれたのはお嬢さんなんだろう?」
「それは、魔力感知のスキルで」
「ふうん?とにかくありがとう。
そういえば家の店で粉茶も買ってくれたとか?あれの旨さが外国の人に知られているとは驚いたな。
ここには観光で訪れたと聞いたが、帰る前にまた是非、寄ってくれ…それと、粉茶は早めに飲んで欲しい」
「あ、それならもう、お菓子にして消費したのでご心配なく」
「…あの苦いのをかい?それは驚いたな」
「ん…抹茶オレなら出せるかな」
「これは…粉茶をモーモーの乳と甘水を混ぜたものか!…いやでも、そう簡単には混ざらないだろうが…薄まってもいなさそうだし?」
「混ぜる魔道具があるんですよ。その他にも色々作ったんですけど、知り合いに渡す予定なので」
「そうか…いや!驚いた。でもこれなら、新しい名物にもなりそうだ。魔道具は王都に行けば手に入るだろうし」
果実水を作る為の魔道具はあるし、それで充分かな?
「参ったな…お礼をするつもりが…いや、国を出る前に必ずまた寄ってくれよ?」
「いえ。貴重な体験ありがとうございました」
これでいつでもお茶が飲める。
ここに来る前にスマホに入ってきて、お茶として使う用の茶葉の挿し木と、粉茶用の挿し木が道具屋で売られていた。
普通の茶葉を粉にした物と違うという事を、アルミネアも分かっていたのだろう。
実は緑茶用の粉茶と抹茶って、別物なんだよね。でも、粉末をちゃんと乾燥させたから、アルミネアも分かってくれたんだろう。
私がこの世界に来るまでは、食事する事もなかったのに、私のせいで随分嵌まってしまった。
美味しい物を食べると幸せになるし、私も少しでも恩返しできているみたいで嬉しい。
「メイ、お迎えの馬車が来たにゃ?」
「あ…」
正直、お茶の事は好意で教えて貰えたし、私としては充分なんだけどな…
まあ、行くけどね?
町長の屋敷では感謝されて、獣人族の、特に子供が狙われている事を聞いた。
「シュガーは、気をつけなきゃだめだね。フレイムも可愛いし」
「だが、子供の割にレベルは高そうだ。一つ聞いて良いか?何の種族なんだ?」
「ええと…ごめんなさい。人族なんですけど、国境の魔道具が誤作動したみたいで…入っちゃいました」
「誤作動?…父親が獣人族だから…いや、そんな筈は」
まあ、ここではハーフなんとかって種族はないもんね。なのに私のステータスは…ぶっ。
「まあ、商人や要人等、むしろ招いている者もいる。何にでも例外はあるものだ」
ステータスがおかしい。種族が分からないって、どういう事?
疑問形じゃなくて、遂には言い切ったよ。
もしや開き直ったのかな?なら、人族って書いてくれればいいじゃん?
それにしても、しばらくステータスも見てなかったけど、レベル上がったな…89か。全部が実力じゃないけどね。みんなが戦った分の何割かだけど、私が動かなくても勝手にレベルは上がる。まあ、私が戦った分の経験値もみんなに行ってるはずだから、貰ってばかりではないけどね。
「しかし、子供達が拐われたとよく気がついたな?」
「んー。分かって行動した訳じゃないというか…あ!愛の力ですかね?もふもふに対する」
「…は?まあ…人族の中には獣人の耳や尻尾を異常に愛する特殊な性癖を持った者もいるというが」
「せ、性癖違います!もふもふは尊いものなんです!アイドルのように眺められれば幸せというか…決して触れる事が目的じゃないんです!」
「アイドルが何かは分からないが…」
「俺の事はもふもふし尽くすじゃないか?」
「ランスはいいの!シュガーも。家族なんだから」
「メイにもふもふされるとにゃーはいい気持ちにゃ?」
「俺もそう思うが…」
「仲の良い家族なのだな。具体的に分かって行動したという事ではないのだな?」
「残念ながら違います。なんとなくとしか」
(主、なんとなくで馬車の前に飛び出したのか?ちゃんと我の加護が働いたから良かったようなものの…怪我、もしくは死ぬ事も考えられたのだぞ!)
(ごめんって。咄嗟にだったから、ちゃんと考えられなくて)
「もしや、天啓のスキルをお持ちか?それならば、大好きな獣人が危険にさらされた事に気がついたのも頷ける」
「あ、持ってます」
「なるほど…まだ子供なのに、余程神に気に入られているのだな。その清冽な魔力故か」
「…へ?」
「己の事は分かりにくいものだ。…報酬とは別に、一つ頼まれてくれるか?手紙を届けて欲しい」
「どこに、ですか?」
「王宮に。オルグからの頼みと言えば通じるだろう」
「依頼を受けるのは構わない。我らは冒険者だし、元々王都には行くつもりだったからな」
「冒険者…なら、試練の洞穴ダンジョンにも行くのか?」
「ダンジョン!それはどこに?」
「…知らなかったのか。だがあのダンジョンは他の所のダンジョンと違って、魔物が強い。我ら魔族の試練の為にあるような所だ。それに、一般人は許可なく立ち入り禁止だ」
「なら、報酬は金ではなく、そのダンジョンの攻略の許可が欲しいと言えば叶うだろうか?」
「俺には無理だな。だが、王に手紙なら書いてやろう。それでダンジョンに入れるかどうかは分からないがな」
「やった!…うーん、でも、どうなるかは分からないし、マナーも不安だな…」
「むしろ、謁見はこちらから頼むつもりだった。報酬は、正式な許可証の方が良いだろう?それがあれば、いつでも入国できる」
「本当?!嬉しいです!」
「ある…メイ、待て。それは好意からか?神の寵愛を受けるメイを利用するつもりはないな?」
利用って、どうやって?スマホは他の人には使えないよ?メタルも他の人の命令を聞くとも思えないし、そもそも存在すら知らないはずだ。
そういえば、何気にヤブランの名前呼びは初めてだな。
「そこは我らが王を信じて欲しいとしか言えないが、どのみちダンジョンに入る為には王の許可が必要だ…が、子供達まで入れるかは分からないぞ?」
「私、魔法には自信あるんです!剣の腕も…まあ」
ランス達と比べたら、全然敵わないけど。
「それは王に言ってくれ」
そりゃそうだ。
円らなお目目が可愛いい。
(種族が違うってだけで、拐って奴隷にするなんて…どうしてそんな酷い事が出来るんだろう)
(獣人や魔族は、魔物と交わった種族と捉えられている。と、考えられているようだな。それでいて強大な力を持つ魔族には、個人では手を出さない)
(魔族と人族って、どこか違いがあるの?)
(一番は命の長さか。寿命は千年を越える者もいるという。それ故か、子供は出来にくいようだが)
「メイ、ご飯を食べてもふもふするにゃ?」
「うん!…ありがとう、シュガー」
シュガーの気遣いが嬉しい。
次の日。事件を知った茶畑農家の獣人さんから、茶摘みの仕方から教えて貰い、お礼に出来たばかりの茶葉も頂いた。助けた子達の中に、親戚の子がいたらしい。
「昨日は冷たくあしらって悪かった。こんな形だが、せめてもの礼をさせてくれ」
「いえ。偶々です。それに実際に助けてくれたのは、私の家族と町長のオルグさんですし」
「だが、チビ達を見つけてくれたのはお嬢さんなんだろう?」
「それは、魔力感知のスキルで」
「ふうん?とにかくありがとう。
そういえば家の店で粉茶も買ってくれたとか?あれの旨さが外国の人に知られているとは驚いたな。
ここには観光で訪れたと聞いたが、帰る前にまた是非、寄ってくれ…それと、粉茶は早めに飲んで欲しい」
「あ、それならもう、お菓子にして消費したのでご心配なく」
「…あの苦いのをかい?それは驚いたな」
「ん…抹茶オレなら出せるかな」
「これは…粉茶をモーモーの乳と甘水を混ぜたものか!…いやでも、そう簡単には混ざらないだろうが…薄まってもいなさそうだし?」
「混ぜる魔道具があるんですよ。その他にも色々作ったんですけど、知り合いに渡す予定なので」
「そうか…いや!驚いた。でもこれなら、新しい名物にもなりそうだ。魔道具は王都に行けば手に入るだろうし」
果実水を作る為の魔道具はあるし、それで充分かな?
「参ったな…お礼をするつもりが…いや、国を出る前に必ずまた寄ってくれよ?」
「いえ。貴重な体験ありがとうございました」
これでいつでもお茶が飲める。
ここに来る前にスマホに入ってきて、お茶として使う用の茶葉の挿し木と、粉茶用の挿し木が道具屋で売られていた。
普通の茶葉を粉にした物と違うという事を、アルミネアも分かっていたのだろう。
実は緑茶用の粉茶と抹茶って、別物なんだよね。でも、粉末をちゃんと乾燥させたから、アルミネアも分かってくれたんだろう。
私がこの世界に来るまでは、食事する事もなかったのに、私のせいで随分嵌まってしまった。
美味しい物を食べると幸せになるし、私も少しでも恩返しできているみたいで嬉しい。
「メイ、お迎えの馬車が来たにゃ?」
「あ…」
正直、お茶の事は好意で教えて貰えたし、私としては充分なんだけどな…
まあ、行くけどね?
町長の屋敷では感謝されて、獣人族の、特に子供が狙われている事を聞いた。
「シュガーは、気をつけなきゃだめだね。フレイムも可愛いし」
「だが、子供の割にレベルは高そうだ。一つ聞いて良いか?何の種族なんだ?」
「ええと…ごめんなさい。人族なんですけど、国境の魔道具が誤作動したみたいで…入っちゃいました」
「誤作動?…父親が獣人族だから…いや、そんな筈は」
まあ、ここではハーフなんとかって種族はないもんね。なのに私のステータスは…ぶっ。
「まあ、商人や要人等、むしろ招いている者もいる。何にでも例外はあるものだ」
ステータスがおかしい。種族が分からないって、どういう事?
疑問形じゃなくて、遂には言い切ったよ。
もしや開き直ったのかな?なら、人族って書いてくれればいいじゃん?
それにしても、しばらくステータスも見てなかったけど、レベル上がったな…89か。全部が実力じゃないけどね。みんなが戦った分の何割かだけど、私が動かなくても勝手にレベルは上がる。まあ、私が戦った分の経験値もみんなに行ってるはずだから、貰ってばかりではないけどね。
「しかし、子供達が拐われたとよく気がついたな?」
「んー。分かって行動した訳じゃないというか…あ!愛の力ですかね?もふもふに対する」
「…は?まあ…人族の中には獣人の耳や尻尾を異常に愛する特殊な性癖を持った者もいるというが」
「せ、性癖違います!もふもふは尊いものなんです!アイドルのように眺められれば幸せというか…決して触れる事が目的じゃないんです!」
「アイドルが何かは分からないが…」
「俺の事はもふもふし尽くすじゃないか?」
「ランスはいいの!シュガーも。家族なんだから」
「メイにもふもふされるとにゃーはいい気持ちにゃ?」
「俺もそう思うが…」
「仲の良い家族なのだな。具体的に分かって行動したという事ではないのだな?」
「残念ながら違います。なんとなくとしか」
(主、なんとなくで馬車の前に飛び出したのか?ちゃんと我の加護が働いたから良かったようなものの…怪我、もしくは死ぬ事も考えられたのだぞ!)
(ごめんって。咄嗟にだったから、ちゃんと考えられなくて)
「もしや、天啓のスキルをお持ちか?それならば、大好きな獣人が危険にさらされた事に気がついたのも頷ける」
「あ、持ってます」
「なるほど…まだ子供なのに、余程神に気に入られているのだな。その清冽な魔力故か」
「…へ?」
「己の事は分かりにくいものだ。…報酬とは別に、一つ頼まれてくれるか?手紙を届けて欲しい」
「どこに、ですか?」
「王宮に。オルグからの頼みと言えば通じるだろう」
「依頼を受けるのは構わない。我らは冒険者だし、元々王都には行くつもりだったからな」
「冒険者…なら、試練の洞穴ダンジョンにも行くのか?」
「ダンジョン!それはどこに?」
「…知らなかったのか。だがあのダンジョンは他の所のダンジョンと違って、魔物が強い。我ら魔族の試練の為にあるような所だ。それに、一般人は許可なく立ち入り禁止だ」
「なら、報酬は金ではなく、そのダンジョンの攻略の許可が欲しいと言えば叶うだろうか?」
「俺には無理だな。だが、王に手紙なら書いてやろう。それでダンジョンに入れるかどうかは分からないがな」
「やった!…うーん、でも、どうなるかは分からないし、マナーも不安だな…」
「むしろ、謁見はこちらから頼むつもりだった。報酬は、正式な許可証の方が良いだろう?それがあれば、いつでも入国できる」
「本当?!嬉しいです!」
「ある…メイ、待て。それは好意からか?神の寵愛を受けるメイを利用するつもりはないな?」
利用って、どうやって?スマホは他の人には使えないよ?メタルも他の人の命令を聞くとも思えないし、そもそも存在すら知らないはずだ。
そういえば、何気にヤブランの名前呼びは初めてだな。
「そこは我らが王を信じて欲しいとしか言えないが、どのみちダンジョンに入る為には王の許可が必要だ…が、子供達まで入れるかは分からないぞ?」
「私、魔法には自信あるんです!剣の腕も…まあ」
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