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109話
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ユーリと2人で息を切らしながらも無事に温室に到着した私は、すでにお茶を飲んでまったりとしているレオンハルト様に
「お、遅くなって申し訳ないですわ」
深々と頭を下げてそう言いましたわ。
もう、本当に申し訳ないですし、何もなかったかのように優雅に待っているレオンハルト様を見ると本当に申し訳ない気持ちになりますわ。
というのも、私の考えすぎかもしれませんが、怒らないようにあえて冷静になっているみたいな、そんな気がしてならないんですの。
あぁー......ネイトのことは申し訳ないけど、後でも話が出来たんです。
完全に私のミスですわよね。
なんて思っていると
「そんな謝罪されるほど待っていないから大丈夫だよ。それに、何かしらの理由があるんでしょう?」
そう言ってきたレオンハルト様は、本当に怒っていないのか、実際はどうなのか不明ですが凄く優しい笑みをしていますわ。
なので、ここは言葉を濁してしまうよりも正直に言った方が良い、と判断して
「え、えぇ.......こっちに一緒に来ている従者に凄く久しぶりに会いましたの」
とさっきあった出来事をそのまま言うと、レオンハルト様は納得したように小さく頷いた後に
「それは確かに話をしたくもなるよ。僕とはいつでも会えるんだしそっちを優先させてもいいくらいで......」
そう言ってきたので、咄嗟に
「いや、流石にそれは申し訳なさすぎますわ!」
と言葉を遮ってしまいましたわよ。
だって、遅れてきた挙句、話をしたいから、と他の.....しかも従者の方を優先させるなんて、それこそ婚約破棄されてしまいますわ。
なので、絶対にあり得ませんし、遅れてきた、という事実がとにかく申し訳ないです。
なんて思いながらレオンハルト様を見ると、私があまりにも真剣に言葉を遮ったからでしょう。
驚いたような顔をしましたが、すぐに
「冗談だよ」
クスクスと笑いながらそう言ってくれて、安心しましたわ。
この話が終わってすぐに、ユーリが私にお茶を出してくれたので、とりあえず一息つくと、そんな私を見て
「そういえば、僕と婚約したから面倒なことになっていない?大丈夫?」
何やら心配そうな顔で聞いてきましたわね。
面倒なことになっていないか、ですか.......。
これには
「えぇ、基本的に公爵家から出ないので、関わることがないですもの」
ほほ笑みながらそう言いましたが、カティ様のあの発言は面倒なことになっている、ということなんでしょうか?
いや、ですが、私は変な話をされただけで迷惑はしていませんし.......驚きはしましたが、特に何も問題はありませんわよね。
心の中で、本当に何もないか、確認をしながら小さく頷いていると、そんな私をみて、レオンハルト様は
「だったら良いけど.........」
ホッとしたような顔でそう呟きましたわね。
これはもしかして.......
「やっぱりレオンハルト様は大変ですか?」
気になったので聞いてしまいましたわよ。
すると
「まぁ、聞いたことのない令嬢との婚約だからね。どんな令嬢なのか、と色んな人から毎日のように聞かれているよ」
そう言ったレオンハルト様は心配させないように、と笑ってくれてはいますが、なんだか表情が引きつっているようにも思えますわ。
「お、遅くなって申し訳ないですわ」
深々と頭を下げてそう言いましたわ。
もう、本当に申し訳ないですし、何もなかったかのように優雅に待っているレオンハルト様を見ると本当に申し訳ない気持ちになりますわ。
というのも、私の考えすぎかもしれませんが、怒らないようにあえて冷静になっているみたいな、そんな気がしてならないんですの。
あぁー......ネイトのことは申し訳ないけど、後でも話が出来たんです。
完全に私のミスですわよね。
なんて思っていると
「そんな謝罪されるほど待っていないから大丈夫だよ。それに、何かしらの理由があるんでしょう?」
そう言ってきたレオンハルト様は、本当に怒っていないのか、実際はどうなのか不明ですが凄く優しい笑みをしていますわ。
なので、ここは言葉を濁してしまうよりも正直に言った方が良い、と判断して
「え、えぇ.......こっちに一緒に来ている従者に凄く久しぶりに会いましたの」
とさっきあった出来事をそのまま言うと、レオンハルト様は納得したように小さく頷いた後に
「それは確かに話をしたくもなるよ。僕とはいつでも会えるんだしそっちを優先させてもいいくらいで......」
そう言ってきたので、咄嗟に
「いや、流石にそれは申し訳なさすぎますわ!」
と言葉を遮ってしまいましたわよ。
だって、遅れてきた挙句、話をしたいから、と他の.....しかも従者の方を優先させるなんて、それこそ婚約破棄されてしまいますわ。
なので、絶対にあり得ませんし、遅れてきた、という事実がとにかく申し訳ないです。
なんて思いながらレオンハルト様を見ると、私があまりにも真剣に言葉を遮ったからでしょう。
驚いたような顔をしましたが、すぐに
「冗談だよ」
クスクスと笑いながらそう言ってくれて、安心しましたわ。
この話が終わってすぐに、ユーリが私にお茶を出してくれたので、とりあえず一息つくと、そんな私を見て
「そういえば、僕と婚約したから面倒なことになっていない?大丈夫?」
何やら心配そうな顔で聞いてきましたわね。
面倒なことになっていないか、ですか.......。
これには
「えぇ、基本的に公爵家から出ないので、関わることがないですもの」
ほほ笑みながらそう言いましたが、カティ様のあの発言は面倒なことになっている、ということなんでしょうか?
いや、ですが、私は変な話をされただけで迷惑はしていませんし.......驚きはしましたが、特に何も問題はありませんわよね。
心の中で、本当に何もないか、確認をしながら小さく頷いていると、そんな私をみて、レオンハルト様は
「だったら良いけど.........」
ホッとしたような顔でそう呟きましたわね。
これはもしかして.......
「やっぱりレオンハルト様は大変ですか?」
気になったので聞いてしまいましたわよ。
すると
「まぁ、聞いたことのない令嬢との婚約だからね。どんな令嬢なのか、と色んな人から毎日のように聞かれているよ」
そう言ったレオンハルト様は心配させないように、と笑ってくれてはいますが、なんだか表情が引きつっているようにも思えますわ。
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