40 / 40
39話 メイドside
しおりを挟む
さて、じゃあ次はあの、バカたちのお話をしましょうか。
じゃあ、まず始めはテオル様とマロン様ですね。
流石双子だなぁ、と思いましたが、2人とも家に引きこもっているらしいですよ。
理由は、いつ元婚約者からの手紙が届くかわからないから、だそうです。
マロン様の商会は、いつの間にかなくなっていたので、多分父親である男爵当主が片付けたんでしょうね。
あ、でもあの商会で働いていた友達曰く、退職金はたんまり貰ったらしいですよ。
まともに給料を貰えてなかったみたいですし、当たり前ですよね。
男爵家は、今の当主が亡くなってしまったら国に返還するらしいです。
まぁ、あの2人が生きていても何も出来ませんから仕方ないですよね。
そして、ユリアス様はちゃんとリディア様に振られただけあって、2年間の教育の後に当主になりました。
まぁ、この2年間で何回も陛下に頭を下げていましたしね。
父親や家臣達の信用を取り戻すのは物凄く大変だったらしいですが、次に何かあったらすぐに降格させるぞ、という契約の元、必死に頑張っていますよ。
多分一番真っ当な生き方をしているんじゃないでしょうか?
たまに王宮で見かけることもありますしね。
次はレオン様ですねぇ。
結論から言うと、今は植物状態ならしいですね。
話しかけても反応はないけど、生きている、みたいな感じです。
レオン様の父親はもう少しチャンスをあげようとしていたのに、勝手に仕事を放り出してスカーレット様の結婚式を見て、それで暴走して取り押さえられて........。
結局、公爵家の当主は弟が継いでいますよ。
そろそろレオン様のお葬式かなぁ......と勝手に思っています。
次はもちろん、ハロルド様ですねぇ。
実は急にいなくなったんですよね。
どこにいったんでしょう?
噂によると、マリアンヌ様の結婚の話を聞きつけて、王太子の座も奪われて、ショックで自殺した、とかなっていますが、王妃様は今も捜索するように指示していますよ。
まぁ、生きているならどっかで楽しく過ごしているのでは?と勝手に思っていますが.......。
そしてマリアンヌ様の父親は平民に降格でしたね。
隣国の王太子に迷惑をかけて、それに陛下達にも迷惑をかけて......流石の陛下も見たことがないくらい怒っていましたねぇ。
自業自得ですが、身一つで放り出されたみたいで生きているのかどうかも不明ですね。
誰もあんなのを領地に入れたくないですから、どこの領地にも属さない森とかにいるんじゃないでしょうか?
さて、最後はアリス様ですね。
アリス様は2年前に処刑されました。
反省しているのなら修道院へ、という話もあったらしいんですが、あまりにも頭のおかしいことばかり言うので、1年の様子見の後に斬首刑です。
全く......この世界にロードやリセットなんてあったら私だって使いたいものですよねぇ~。
出来ることなら悪役令嬢とか......せっかく乙女ゲームに転生したのにモブとかさぁ......。
......あ、間違えた。
とっ、とにかく、ゲーム...じゃなくて、婚約破棄した側の方が最悪な人生を送っていますよね。
皆さんは人を陥れるようなことはしちゃダメですよ!自分に返ってきますからね!
じゃあ私は王妃様にお茶を持っていくので、また機会があれば会いましょうね。
じゃあ、まず始めはテオル様とマロン様ですね。
流石双子だなぁ、と思いましたが、2人とも家に引きこもっているらしいですよ。
理由は、いつ元婚約者からの手紙が届くかわからないから、だそうです。
マロン様の商会は、いつの間にかなくなっていたので、多分父親である男爵当主が片付けたんでしょうね。
あ、でもあの商会で働いていた友達曰く、退職金はたんまり貰ったらしいですよ。
まともに給料を貰えてなかったみたいですし、当たり前ですよね。
男爵家は、今の当主が亡くなってしまったら国に返還するらしいです。
まぁ、あの2人が生きていても何も出来ませんから仕方ないですよね。
そして、ユリアス様はちゃんとリディア様に振られただけあって、2年間の教育の後に当主になりました。
まぁ、この2年間で何回も陛下に頭を下げていましたしね。
父親や家臣達の信用を取り戻すのは物凄く大変だったらしいですが、次に何かあったらすぐに降格させるぞ、という契約の元、必死に頑張っていますよ。
多分一番真っ当な生き方をしているんじゃないでしょうか?
たまに王宮で見かけることもありますしね。
次はレオン様ですねぇ。
結論から言うと、今は植物状態ならしいですね。
話しかけても反応はないけど、生きている、みたいな感じです。
レオン様の父親はもう少しチャンスをあげようとしていたのに、勝手に仕事を放り出してスカーレット様の結婚式を見て、それで暴走して取り押さえられて........。
結局、公爵家の当主は弟が継いでいますよ。
そろそろレオン様のお葬式かなぁ......と勝手に思っています。
次はもちろん、ハロルド様ですねぇ。
実は急にいなくなったんですよね。
どこにいったんでしょう?
噂によると、マリアンヌ様の結婚の話を聞きつけて、王太子の座も奪われて、ショックで自殺した、とかなっていますが、王妃様は今も捜索するように指示していますよ。
まぁ、生きているならどっかで楽しく過ごしているのでは?と勝手に思っていますが.......。
そしてマリアンヌ様の父親は平民に降格でしたね。
隣国の王太子に迷惑をかけて、それに陛下達にも迷惑をかけて......流石の陛下も見たことがないくらい怒っていましたねぇ。
自業自得ですが、身一つで放り出されたみたいで生きているのかどうかも不明ですね。
誰もあんなのを領地に入れたくないですから、どこの領地にも属さない森とかにいるんじゃないでしょうか?
さて、最後はアリス様ですね。
アリス様は2年前に処刑されました。
反省しているのなら修道院へ、という話もあったらしいんですが、あまりにも頭のおかしいことばかり言うので、1年の様子見の後に斬首刑です。
全く......この世界にロードやリセットなんてあったら私だって使いたいものですよねぇ~。
出来ることなら悪役令嬢とか......せっかく乙女ゲームに転生したのにモブとかさぁ......。
......あ、間違えた。
とっ、とにかく、ゲーム...じゃなくて、婚約破棄した側の方が最悪な人生を送っていますよね。
皆さんは人を陥れるようなことはしちゃダメですよ!自分に返ってきますからね!
じゃあ私は王妃様にお茶を持っていくので、また機会があれば会いましょうね。
46
お気に入りに追加
2,776
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
婚約者を義妹に奪われましたが貧しい方々への奉仕活動を怠らなかったおかげで、世界一大きな国の王子様と結婚できました
青空あかな
恋愛
アトリス王国の有名貴族ガーデニー家長女の私、ロミリアは亡きお母様の教えを守り、回復魔法で貧しい人を治療する日々を送っている。
しかしある日突然、この国の王子で婚約者のルドウェン様に婚約破棄された。
「ロミリア、君との婚約を破棄することにした。本当に申し訳ないと思っている」
そう言う(元)婚約者が新しく選んだ相手は、私の<義妹>ダーリー。さらには失意のどん底にいた私に、実家からの追放という仕打ちが襲い掛かる。
実家に別れを告げ、国境目指してトボトボ歩いていた私は、崖から足を踏み外してしまう。
落ちそうな私を助けてくれたのは、以前ケガを治した旅人で、彼はなんと世界一の超大国ハイデルベルク王国の王子だった。そのままの勢いで求婚され、私は彼と結婚することに。
一方、私がいなくなったガーデニー家やルドウェン様の評判はガタ落ちになる。そして、召使いがいなくなったガーデニー家に怪しい影が……。
※『小説家になろう』様と『カクヨム』様でも掲載しております
婚約白紙?上等です!ローゼリアはみんなが思うほど弱くない!
志波 連
恋愛
伯爵令嬢として生まれたローゼリア・ワンドは婚約者であり同じ家で暮らしてきたひとつ年上のアランと隣国から留学してきた王女が恋をしていることを知る。信じ切っていたアランとの未来に決別したローゼリアは、友人たちの支えによって、自分の道をみつけて自立していくのだった。
親たちが子供のためを思い敷いた人生のレールは、子供の自由を奪い苦しめてしまうこともあります。自分を見つめ直し、悩み傷つきながらも自らの手で人生を切り開いていく少女の成長物語です。
本作は小説家になろう及びツギクルにも投稿しています。
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
傍観している方が面白いのになぁ。
志位斗 茂家波
ファンタジー
「エデワール・ミッシャ令嬢!貴方にはさまざな罪があり、この場での婚約破棄と国外追放を言い渡す!」
とある夜会の中で引き起こされた婚約破棄。
その彼らの様子はまるで……
「茶番というか、喜劇ですね兄さま」
「うん、周囲が皆呆れたような目で見ているからな」
思わず漏らしたその感想は、周囲も一致しているようであった。
これは、そんな馬鹿馬鹿しい婚約破棄現場での、傍観者的な立場で見ていた者たちの語りである。
「帰らずの森のある騒動記」という連載作品に乗っている兄妹でもあります。
【完結】義妹(ヒロイン)の邪魔をすることに致します
凛 伊緒
恋愛
伯爵令嬢へレア・セルティラス、15歳の彼女には1つ下の妹が出来た。その妹は義妹であり、伯爵家現当主たる父が養子にした元平民だったのだ。
自分は『ヒロイン』だと言い出し、王族や有力者などに近付く義妹。さらにはへレアが尊敬している公爵令嬢メリーア・シェルラートを『悪役令嬢』と呼ぶ始末。
このままではメリーアが義妹に陥れられると知ったへレアは、計画の全てを阻止していく──
─義妹が異なる世界からの転生者だと知った、元から『乙女ゲーム』の世界にいる人物側の物語─
【完結】小国の王太子に捨てられたけど、大国の王太子に溺愛されています。え?私って聖女なの?
如月ぐるぐる
恋愛
王太子との婚約を一方的に破棄され、王太子は伯爵令嬢マーテリーと婚約してしまう。
留学から帰ってきたマーテリーはすっかりあか抜けており、王太子はマーテリーに夢中。
政略結婚と割り切っていたが納得いかず、必死に説得するも、ありもしない罪をかぶせられ国外追放になる。
家族にも見捨てられ、頼れる人が居ない。
「こんな国、もう知らない!」
そんなある日、とある街で子供が怪我をしたため、術を使って治療を施す。
アトリアは弱いながらも治癒の力がある。
子供の怪我の治癒をした時、ある男性に目撃されて旅に付いて来てしまう。
それ以降も街で見かけた体調の悪い人を治癒の力で回復したが、気が付くとさっきの男性がずっとそばに付いて来る。
「ぜひ我が国へ来てほしい」
男性から誘いを受け、行く当てもないため付いて行く。が、着いた先は祖国ヴァルプールとは比較にならない大国メジェンヌ……の王城。
「……ん!?」
【完結済み】王子への断罪 〜ヒロインよりも酷いんだけど!〜
BBやっこ
恋愛
悪役令嬢もので王子の立ち位置ってワンパターンだよなあ。ひねりを加えられないかな?とショートショートで書こうとしたら、短編に。他の人物目線でも投稿できたらいいかな。ハッピーエンド希望。
断罪の舞台に立った令嬢、王子とともにいる女。そんなよくありそうで、変な方向に行く話。
※ 【完結済み】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる