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79話
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勝手に騒いでおいて、と言われるかもしれませんが、お父様が調査していてくれたみたいでホッとしましたわ。
そう思っていると、お母様が
「ところで、ブレイドの婚約はなくなるけど、シャルロットは自分の婚約をどうするつもりなの?そんな話をしている、ということは、レオンハルト様やフレッド様を断ったようなものじゃない」
そう言って苦笑しましたわ。
確かに........私が公爵を継ぐ、ということはあの2人の婚約を断ったのと同じですわよね。
それなのに2人とも私の考えに賛同してくれて........。
今思うと凄く勝手なことしかしていませんわ。
そう思って
「そうでしたわ.......どうしましょう.........」
と呟きました。
多分、今の私の顔色は真っ青に近い、そんな色をしていると思いますわ。
アンナ様の件で、しっかりと考えずに動きすぎましたわね。
なんて思いながら、お母様に
「で、ですが、正式にお断りはしていないのでまだ..........」
と言うと、なぜかクスクス、と笑われてしましたした。
私があまりにも必死だったので、笑われたんでしょうか?
でも、必死にもなりますわ。
それほど、まずいことをしてしまいましたもの。
そう思っている私にお母様は
「私としては、一つ提案があるんだけど聞きたい?」
と言って、なんだか含みのある、何か企んでいるような笑みを浮かべました。
お母様がそんな笑みを浮かべている時は、本当に突拍子もない発言をすることが多いんですが、それでもこの状況......話を聞かないわけにはいきませんわ!
そう思って、飛びつくように
「な、なんですの!?」
とお母様に尋ねました。
座っていた椅子からも立ち上がって、完全に前のめりですわ。
うふふ....となんだか嫌な笑みを浮かべるお母様の言葉を緊張しながら待っていると
「あ....でも、まずは先にブレイドの件を綺麗に片付けてからの方が良いわね」
お母様はそう言ってお父様の方を見ました。
.....え?
今の流れで言わない、なんてことあります?
え?期待させるだけさせておいて言わないんですの?
期待外れと言いますか、なんだか拍子抜けしてしまって、ついため息をついてしまいましたわ。
お母様のことを少し恨めしく思いながら、私もチラッとお父様を見ると
「昨日、この調査結果は3日ほど前にあちら側の陛下に送ってあるから、今頃伯爵は呼び出しを食らっていると思うよ」
そう言って、苦笑していますわ。
うーん.....お母様の話は続けないんですのね。
まぁ、今度聞けばいいだけですわ。
そう思って、お父様に
「その結果はお父様達にも伝わってきますの?」
と尋ねると
「まぁ、一応結婚を申し込まれている、ということも手紙に書いておいたからね。そこは心配ない」
とハッキリと言われました。
それは安心ですわね。
どうなったのかわからないのが一番嫌ですし、こっちも気になりますものね。
ーーーーーーーーー
とりあえず、アンナ様の話をしに行っただけなので、その後はすぐに執務室を後にしましたわ。
本当は今すぐにでもお母様の話を聞きたかったんですが、皆が無言になってからも言う気配がなかったので諦めましたわよ。
はぁ......なんだか気になってムズムズしますわ。
そう思いながら廊下を歩いていると、温室の前を通りかかりました。
お兄様とアンナ様はいまだにイチャイチャしていますが、後ろで何もするわけでもなく待機させられているメイドが可哀そうで仕方ありませんわね。
そう思って、
「我が家に何も関係のない人の言うことなんて聞く必要はありませんわ。自分の仕事に戻って良いですわよ」
とメイドに声をかけると
「あ、ありがとうございます!」
私からの許可が出ると、メイドは逃げるように温室から離れていきました。
あまりにも立ち去るのが早かったので、つい笑ってしまいましたわ。
だって、それほどまでに限界が来ていた、ということですもの。
それを見ていたアンナ様は
「ちょっと!何勝手なことをしているのよ!」
と怒っていますが
「勝手なことをしているのはアンナ様の方ですわ。うちのメイドを勝手にこき使わないでくださいませ」
もう我が家とは何も関係のない人ですもの。
これくらいハッキリと言っても良いですわよね?
そう思っていると、お母様が
「ところで、ブレイドの婚約はなくなるけど、シャルロットは自分の婚約をどうするつもりなの?そんな話をしている、ということは、レオンハルト様やフレッド様を断ったようなものじゃない」
そう言って苦笑しましたわ。
確かに........私が公爵を継ぐ、ということはあの2人の婚約を断ったのと同じですわよね。
それなのに2人とも私の考えに賛同してくれて........。
今思うと凄く勝手なことしかしていませんわ。
そう思って
「そうでしたわ.......どうしましょう.........」
と呟きました。
多分、今の私の顔色は真っ青に近い、そんな色をしていると思いますわ。
アンナ様の件で、しっかりと考えずに動きすぎましたわね。
なんて思いながら、お母様に
「で、ですが、正式にお断りはしていないのでまだ..........」
と言うと、なぜかクスクス、と笑われてしましたした。
私があまりにも必死だったので、笑われたんでしょうか?
でも、必死にもなりますわ。
それほど、まずいことをしてしまいましたもの。
そう思っている私にお母様は
「私としては、一つ提案があるんだけど聞きたい?」
と言って、なんだか含みのある、何か企んでいるような笑みを浮かべました。
お母様がそんな笑みを浮かべている時は、本当に突拍子もない発言をすることが多いんですが、それでもこの状況......話を聞かないわけにはいきませんわ!
そう思って、飛びつくように
「な、なんですの!?」
とお母様に尋ねました。
座っていた椅子からも立ち上がって、完全に前のめりですわ。
うふふ....となんだか嫌な笑みを浮かべるお母様の言葉を緊張しながら待っていると
「あ....でも、まずは先にブレイドの件を綺麗に片付けてからの方が良いわね」
お母様はそう言ってお父様の方を見ました。
.....え?
今の流れで言わない、なんてことあります?
え?期待させるだけさせておいて言わないんですの?
期待外れと言いますか、なんだか拍子抜けしてしまって、ついため息をついてしまいましたわ。
お母様のことを少し恨めしく思いながら、私もチラッとお父様を見ると
「昨日、この調査結果は3日ほど前にあちら側の陛下に送ってあるから、今頃伯爵は呼び出しを食らっていると思うよ」
そう言って、苦笑していますわ。
うーん.....お母様の話は続けないんですのね。
まぁ、今度聞けばいいだけですわ。
そう思って、お父様に
「その結果はお父様達にも伝わってきますの?」
と尋ねると
「まぁ、一応結婚を申し込まれている、ということも手紙に書いておいたからね。そこは心配ない」
とハッキリと言われました。
それは安心ですわね。
どうなったのかわからないのが一番嫌ですし、こっちも気になりますものね。
ーーーーーーーーー
とりあえず、アンナ様の話をしに行っただけなので、その後はすぐに執務室を後にしましたわ。
本当は今すぐにでもお母様の話を聞きたかったんですが、皆が無言になってからも言う気配がなかったので諦めましたわよ。
はぁ......なんだか気になってムズムズしますわ。
そう思いながら廊下を歩いていると、温室の前を通りかかりました。
お兄様とアンナ様はいまだにイチャイチャしていますが、後ろで何もするわけでもなく待機させられているメイドが可哀そうで仕方ありませんわね。
そう思って、
「我が家に何も関係のない人の言うことなんて聞く必要はありませんわ。自分の仕事に戻って良いですわよ」
とメイドに声をかけると
「あ、ありがとうございます!」
私からの許可が出ると、メイドは逃げるように温室から離れていきました。
あまりにも立ち去るのが早かったので、つい笑ってしまいましたわ。
だって、それほどまでに限界が来ていた、ということですもの。
それを見ていたアンナ様は
「ちょっと!何勝手なことをしているのよ!」
と怒っていますが
「勝手なことをしているのはアンナ様の方ですわ。うちのメイドを勝手にこき使わないでくださいませ」
もう我が家とは何も関係のない人ですもの。
これくらいハッキリと言っても良いですわよね?
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