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~小話~ また1つ夢が叶っちゃった♪

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「おぉ……!」

「うふふっ、シュウちゃん、どう……かな?」

「凄く綺麗だよエリザ!」

「ありがと、シュウちゃんもカッコいいよ!」

「あら~! エリちゃん綺麗よ~」

「うふふ~、エリザ良かったね~」

「「オギャア! オギャア!」」 

「よしよ~し! イリナ、トオルじぃじだぞ~? パパとママ、綺麗だな~」

「オリガはタケルじぃじが抱っこしてあげるからな~?」

 ついにこの日が来た……

 イリナとオリガが産まれたから先送りしていた俺達の結婚式。

 ホテルにある小さな会場でこぢんまりとしたものだが、俺達にとっては待ちに待った結婚式だった。

「ウエディングドレスを着てシュウちゃんと結婚式…… うふふっ、また1つ夢が叶っちゃった♪」

「こんな綺麗で可愛いエリザの花嫁姿を見られて俺も嬉しいよ」

「シュウちゃん……」

「エリザ……」

「……まったくアンタ達は、誓いのキスは後でにしなさいよ!」

「母ちゃん……」

「アヤノお義母様……やだ、私ったら……」

 だってしょうがないだろ!? エリザがこんなに綺麗で可愛いんだから!

 純白のドレスを着て大人っぽいメイクのエリザ、褐色の肌にとても合っていて、いつもとはまた違う雰囲気がまた……

「シュウちゃ~ん? 何かエッチな目をしてるよ~? うふふっ」

「えっ!? いや、そんな……」

「結婚式が終わってからの……お楽しみだよ?」

「あ、ああ……」

 噂の新婚初夜的なあれか!?

 もう籍は入れてるし子供もいるけど、まぁこれはこれで……今夜も大変そうだな!






 そして…… 

 神父の前で花嫁のエリザを待つ。

 すると……

 タケルお義父さんと共にヴァージンロードを歩いてくるエリザ。

 ケン太にジュリとモミジさん、マメ子とガリ田、ミーナ先輩とモリヤマ先生なども俺達の結婚式に来てくれて、花嫁姿のエリザを見て拍手をしてくれている。

 そして指輪交換……

 エリザの希望で指輪は恋人になって初めて買ったあの指輪を使う事になっていた。

 せっかくだし新しい指輪を、って言ったんだけど、

「私にとってこの指輪は凄く大切な物だから、この指輪でしてほしいな?」

 とエリザにお願いされたので、その指輪を交換する。

「うふふっ、この指輪を買って貰った時もこうやってシュウちゃんに付けてもらったよね、あの時は右手の薬指だったけど、やっと左手の薬指に……私、幸せ♥️」

「そういえばそうだったな、俺も幸せだよ」

「シュウちゃん……」

「エリザ……」

 そして俺達はキスを……








「あの~、誓いのキスはまだなんですけど……」

「「あっ!!」」

 神父さんが困った顔をして俺達を見てる!
 式場も笑いに包まれ、俺達は恥ずかしさで顔が赤くなってしまった……




 そんな俺達の結婚式……
 この時期が来ると思い出す。

 リビングに飾られてある結婚式の時の写真を見てると

「うふふっ、何を見てるの?」

「あぁ、結婚式の時を思い出してな」

「そっかぁ~、あの時は…………」
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