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いつまでも待ってるから!
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「みんな、本当にありがとう! 最後の学校生活で最高の思い出ができたわ!」
「僕達のためにこんなサプライズをしてくれて、感動したよ」
「カリ田くんとマミ子ちゃん、これからは2人で頑張ってね!」
「幸せになれよ!」
「元気な赤ちゃん産まれるといいね!」
「みんなも学校生活楽しんでね! 今日は本当にありがとう!」
「じゃあ……みんな元気でね!」
涙を流し手を振るマメ子とその肩を抱きながら目を潤ませるガリ田を見送り、残った俺達は下校時間も近付いているので、急いで後片付けをした。
「よし…… 終わり! みんなおつかれ!」
「終わった~!」
「今年の文化祭は大変だったな~!」
「でも楽しかったわ!」
みんな片付けも終わり、それぞれ帰る準備を始め、1人、また1人と教室を出ていく。
「はぁ~! 疲れたし腹へったな!」
「うふふ、それじゃあ帰って晩ごはん食べよ? ちゃちゃっと作るね」
「サンキューエリザ、じゃあ行くか!」
俺達も帰ろうと教室を出ると
「シュウ、エリザちゃん、ちょっと一緒に来てくれ!」
「どうしたケン太?」
「いいからちょっと!」
ケン太に手招きされて連れていかれる。
「一体どうしたんだよ」
「うん……」
ケン太に手招きされ着いたのは使われていない教室で中に入ると
「あっ! エリっちとシュウっち、やっと来たです! さっ、エリっちはこっちです!」
「シュウはここな!」
ジュリに引っ張られとなりの部屋へ行くエリザ、そして俺は
「シュウは……これな!」
「えっ? これって……」
そして……となりの部屋のドアが開く。
最初にジュリが出てきて、その後ろから……
純白のドレスに身を包み、恥ずかしそうに顔を出したエリザの姿が!
マメ子のドレスとは違う種類だがウエディングドレスに着替えたエリザが俺に近付いて来る。
「シュウっち、何か一言でもないです?」
「あ、ああ…… 凄く綺麗だよエリザ」
「あ、ありがとシュウちゃん……シュウちゃんもカッコいいよ!」
「お、おう!」
「じゃあ後は2人で!」
「しばらくしたらまた来るです!」
ジュリとケン太が教室から出ていき2人きりに、エリザに見惚れている俺にエリザは笑顔で話しかけてきた。
「ジュリちゃんと……ケン太くんが私達のために用意してくれたんだって!」
「そうなのか?」
「うん、マミ子ちゃん達の分を頼む時に一緒に頼んでくれてたみたい、今日はあの2人が主役だから、今になっちゃったみたいだけど……どうかな? 変じゃない?」
「そんな変だなんて事は全くないよ! 綺麗過ぎて……言葉が出なかったんだ」
「うふふ、ありがと! でも……私も着れるなんて……」
そう言って嬉しそうに自分のドレス姿を見るエリザ、マミ子とはサイズが違うから別物だけど、エリザのウエディングドレス……美しい!
ただちょっと……エリザの褐色の肌が白との対比で目立つから……半分くらい上に溢れ出てるお胸様が……凄く目立つ。
普段から迫力のあるお胸様がドレスに押され、お胸様が凄い事に!
「シュウちゃん? うふふ、本当に好きだね? 私は気に入ったくれてるみたいだから嬉しいけど、今日は私を見て欲しいな?」
「えっ? あっごめん!」
「うふふ!」
そしてしばらく何も言わず2人で見つめ合う。
物心ついた頃からずっと一緒にいるエリザが、今は凄く大人の女性に見える。
「エリザ……愛してるよ」
「私も……愛してる」
「これからもよろしく」
「こちらこそよろしくね」
そしてエリザとキス、これからもずっと一緒だという誓いのキスのつもりだ。
笑顔のエリザと抱き合いながら
「今度は一緒にドレスを選びに行こうな?」
「シュウちゃん?」
「それまで……俺頑張るからもう少し待っててくれるか?」
「……うん! ずっと、いつまでも待ってるから!」
そして……またキスをして見つめ合っていると……
「2人とも、もう下校時間ギリギリです!」
「じゃあ最後に記念撮影するか!」
そして俺達2人の写真と4人での写真を撮り、着替えて下校する。
この写真はその後、俺達の家のリビングに飾られてある……
「僕達のためにこんなサプライズをしてくれて、感動したよ」
「カリ田くんとマミ子ちゃん、これからは2人で頑張ってね!」
「幸せになれよ!」
「元気な赤ちゃん産まれるといいね!」
「みんなも学校生活楽しんでね! 今日は本当にありがとう!」
「じゃあ……みんな元気でね!」
涙を流し手を振るマメ子とその肩を抱きながら目を潤ませるガリ田を見送り、残った俺達は下校時間も近付いているので、急いで後片付けをした。
「よし…… 終わり! みんなおつかれ!」
「終わった~!」
「今年の文化祭は大変だったな~!」
「でも楽しかったわ!」
みんな片付けも終わり、それぞれ帰る準備を始め、1人、また1人と教室を出ていく。
「はぁ~! 疲れたし腹へったな!」
「うふふ、それじゃあ帰って晩ごはん食べよ? ちゃちゃっと作るね」
「サンキューエリザ、じゃあ行くか!」
俺達も帰ろうと教室を出ると
「シュウ、エリザちゃん、ちょっと一緒に来てくれ!」
「どうしたケン太?」
「いいからちょっと!」
ケン太に手招きされて連れていかれる。
「一体どうしたんだよ」
「うん……」
ケン太に手招きされ着いたのは使われていない教室で中に入ると
「あっ! エリっちとシュウっち、やっと来たです! さっ、エリっちはこっちです!」
「シュウはここな!」
ジュリに引っ張られとなりの部屋へ行くエリザ、そして俺は
「シュウは……これな!」
「えっ? これって……」
そして……となりの部屋のドアが開く。
最初にジュリが出てきて、その後ろから……
純白のドレスに身を包み、恥ずかしそうに顔を出したエリザの姿が!
マメ子のドレスとは違う種類だがウエディングドレスに着替えたエリザが俺に近付いて来る。
「シュウっち、何か一言でもないです?」
「あ、ああ…… 凄く綺麗だよエリザ」
「あ、ありがとシュウちゃん……シュウちゃんもカッコいいよ!」
「お、おう!」
「じゃあ後は2人で!」
「しばらくしたらまた来るです!」
ジュリとケン太が教室から出ていき2人きりに、エリザに見惚れている俺にエリザは笑顔で話しかけてきた。
「ジュリちゃんと……ケン太くんが私達のために用意してくれたんだって!」
「そうなのか?」
「うん、マミ子ちゃん達の分を頼む時に一緒に頼んでくれてたみたい、今日はあの2人が主役だから、今になっちゃったみたいだけど……どうかな? 変じゃない?」
「そんな変だなんて事は全くないよ! 綺麗過ぎて……言葉が出なかったんだ」
「うふふ、ありがと! でも……私も着れるなんて……」
そう言って嬉しそうに自分のドレス姿を見るエリザ、マミ子とはサイズが違うから別物だけど、エリザのウエディングドレス……美しい!
ただちょっと……エリザの褐色の肌が白との対比で目立つから……半分くらい上に溢れ出てるお胸様が……凄く目立つ。
普段から迫力のあるお胸様がドレスに押され、お胸様が凄い事に!
「シュウちゃん? うふふ、本当に好きだね? 私は気に入ったくれてるみたいだから嬉しいけど、今日は私を見て欲しいな?」
「えっ? あっごめん!」
「うふふ!」
そしてしばらく何も言わず2人で見つめ合う。
物心ついた頃からずっと一緒にいるエリザが、今は凄く大人の女性に見える。
「エリザ……愛してるよ」
「私も……愛してる」
「これからもよろしく」
「こちらこそよろしくね」
そしてエリザとキス、これからもずっと一緒だという誓いのキスのつもりだ。
笑顔のエリザと抱き合いながら
「今度は一緒にドレスを選びに行こうな?」
「シュウちゃん?」
「それまで……俺頑張るからもう少し待っててくれるか?」
「……うん! ずっと、いつまでも待ってるから!」
そして……またキスをして見つめ合っていると……
「2人とも、もう下校時間ギリギリです!」
「じゃあ最後に記念撮影するか!」
そして俺達2人の写真と4人での写真を撮り、着替えて下校する。
この写真はその後、俺達の家のリビングに飾られてある……
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