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絶対ダメ!
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「今日から放課後も文化祭の準備だから、みんな頑張ろう!」
「「「「おー!!」」」」
今日から数日は1週間後に開かれる文化祭の準備をする事になる。
この期間中はバイトもお休みにしてもらってみんなと一緒に作業する事になっている。
今回の文化祭はみんな気合が入っている、なぜならガリ田とマメ子の最後の学生生活を締めくくるイベントになるからだ。
産婦人科の前であった2日後、ガリ田とマメ子は退学届を持って学校へ来た。
子供を産む事にした2人はガリ田は学校を辞め、家族が経営する会社へ就職する事になり、マメ子は結婚が出来るようになるまでガリ田の家に住み、花嫁修行するみたいだ。
「……という事で僕達は学校を辞めます」
「みんな、文化祭の準備が始まるのにごめんね?」
みんな祝福の声や拍手をする中、クリス先生が2人に
「……どうせなら文化祭に参加してから辞めたら? マミ子さんの体調にも考慮するよう言っておくから、最後の思い出作りしてからでもいいんじゃない?」
「クリス先生……」
「いいんですか?」
「……ええ、最後はやっぱり楽しい思い出を残して欲しいから」
「「ありがとうございます……」」
そうして俺達のクラスの準備は始まった。
まずはみんなそれぞれの役割を決め、それによって準備も始まる。
「エリザちゃんは接客してほしいな~!」
「エリっちがキワドイ衣装を着るですか!?」
「えっ? そんなの絶対着ないよ、ね? シュウちゃん」
「ああ、絶対ダメだ! 他のやつにそんなの見られたら……」
「冗談です……シュウっちも独占欲が強いです、じゃあシュウっちがキワドイ衣装を……」
「ジュリちゃん何言ってるの!? シュウちゃんにそんな格好、絶対ダメ!」
「はぁ、夫婦揃って独占欲強いです……」
「うふふ~、ジュリちゃん、夫婦だなんて~!」
「……からかってるだけです」
「もう! ジュリもエリザちゃんも話が進まないからいい加減にして!」
「「は~い」」
それからエリザは女子グループに連れられ、向こうで準備を始めるようだ。
「シュウ、エリザちゃん取られちゃったな!」
「ケン太、取られたって別に俺は接客するわけじゃないし……」
「そんなお前にいい仕事だ! 教室の飾り付けする物を買ってきてくれ! ほら、これはそのリストだ」
「ああ、……全部近くのホームセンターで済むし大した量じゃないな、じゃあ行ってくるか」
「任せたぞ~!」
今日は特にやる事も少ないしちょうどよかったな。
下駄箱から靴を取り出し履き替えようと座っていると、後ろから誰かに抱きつかれた。
「うふふ~、私も一緒に行きたいな~?」
「エリザ、準備はいいのか?」
「だって結局衣装をどんなのにするかしか話してないんだもん、私がいなくても平気だよ」
「それならいいけど」
「じゃあ行こっか?」
「おう」
「うふふ~」
俺達がホームセンターで買い出しをして教室に帰るとクラスのみんながなんか騒いでいた。
「おお! そんなのがあるのか!」
「はいです! それにこんなのも……」
「えっ? こんなの私着れないよ? なんか……ハレンチじゃない?」
「そんな事ないです! エリっちに着てもらったら売り上げアップ間違いなしで……って、お、お、おかえりですエリっち!」
「ただいまジュリちゃん、何見てたの?」
「な、何でもないです!」
「見せてジュリちゃん」
「何をです? よくわからないです……」
「見せて?」
「は、はい……です」
そしてジュリが持っていたパンフレットを見ると……
「何これ? ……ビキニアーマー?」
「じ、冗談です! こんなのエリっちに着せようなんてこれっぽっちも思ってないです! ましてやちょっと小さいサイズを借りてあっちこっちはち切れそうなエリっちに接客させようなんて! ……あ」
「うふふ~、ジュリちゃんよくわかったよ~、ちょっと向こうでお話ししよ?」
「ひっ! またこのパターンです! ご、ごめんなさいエリっち! だから、あの呪いだけは!」
「うふふ、ダ~メ♪」
「うひぃ~! だ、誰か! 助け……」
「は~い、じゃあ行きましょうね~?」
ズルズルとエリザに引きずられ連れていかれるジュリ。
本当に懲りないやつだよな~、でもあの呪いってなんだろう?
「「「「おー!!」」」」
今日から数日は1週間後に開かれる文化祭の準備をする事になる。
この期間中はバイトもお休みにしてもらってみんなと一緒に作業する事になっている。
今回の文化祭はみんな気合が入っている、なぜならガリ田とマメ子の最後の学生生活を締めくくるイベントになるからだ。
産婦人科の前であった2日後、ガリ田とマメ子は退学届を持って学校へ来た。
子供を産む事にした2人はガリ田は学校を辞め、家族が経営する会社へ就職する事になり、マメ子は結婚が出来るようになるまでガリ田の家に住み、花嫁修行するみたいだ。
「……という事で僕達は学校を辞めます」
「みんな、文化祭の準備が始まるのにごめんね?」
みんな祝福の声や拍手をする中、クリス先生が2人に
「……どうせなら文化祭に参加してから辞めたら? マミ子さんの体調にも考慮するよう言っておくから、最後の思い出作りしてからでもいいんじゃない?」
「クリス先生……」
「いいんですか?」
「……ええ、最後はやっぱり楽しい思い出を残して欲しいから」
「「ありがとうございます……」」
そうして俺達のクラスの準備は始まった。
まずはみんなそれぞれの役割を決め、それによって準備も始まる。
「エリザちゃんは接客してほしいな~!」
「エリっちがキワドイ衣装を着るですか!?」
「えっ? そんなの絶対着ないよ、ね? シュウちゃん」
「ああ、絶対ダメだ! 他のやつにそんなの見られたら……」
「冗談です……シュウっちも独占欲が強いです、じゃあシュウっちがキワドイ衣装を……」
「ジュリちゃん何言ってるの!? シュウちゃんにそんな格好、絶対ダメ!」
「はぁ、夫婦揃って独占欲強いです……」
「うふふ~、ジュリちゃん、夫婦だなんて~!」
「……からかってるだけです」
「もう! ジュリもエリザちゃんも話が進まないからいい加減にして!」
「「は~い」」
それからエリザは女子グループに連れられ、向こうで準備を始めるようだ。
「シュウ、エリザちゃん取られちゃったな!」
「ケン太、取られたって別に俺は接客するわけじゃないし……」
「そんなお前にいい仕事だ! 教室の飾り付けする物を買ってきてくれ! ほら、これはそのリストだ」
「ああ、……全部近くのホームセンターで済むし大した量じゃないな、じゃあ行ってくるか」
「任せたぞ~!」
今日は特にやる事も少ないしちょうどよかったな。
下駄箱から靴を取り出し履き替えようと座っていると、後ろから誰かに抱きつかれた。
「うふふ~、私も一緒に行きたいな~?」
「エリザ、準備はいいのか?」
「だって結局衣装をどんなのにするかしか話してないんだもん、私がいなくても平気だよ」
「それならいいけど」
「じゃあ行こっか?」
「おう」
「うふふ~」
俺達がホームセンターで買い出しをして教室に帰るとクラスのみんながなんか騒いでいた。
「おお! そんなのがあるのか!」
「はいです! それにこんなのも……」
「えっ? こんなの私着れないよ? なんか……ハレンチじゃない?」
「そんな事ないです! エリっちに着てもらったら売り上げアップ間違いなしで……って、お、お、おかえりですエリっち!」
「ただいまジュリちゃん、何見てたの?」
「な、何でもないです!」
「見せてジュリちゃん」
「何をです? よくわからないです……」
「見せて?」
「は、はい……です」
そしてジュリが持っていたパンフレットを見ると……
「何これ? ……ビキニアーマー?」
「じ、冗談です! こんなのエリっちに着せようなんてこれっぽっちも思ってないです! ましてやちょっと小さいサイズを借りてあっちこっちはち切れそうなエリっちに接客させようなんて! ……あ」
「うふふ~、ジュリちゃんよくわかったよ~、ちょっと向こうでお話ししよ?」
「ひっ! またこのパターンです! ご、ごめんなさいエリっち! だから、あの呪いだけは!」
「うふふ、ダ~メ♪」
「うひぃ~! だ、誰か! 助け……」
「は~い、じゃあ行きましょうね~?」
ズルズルとエリザに引きずられ連れていかれるジュリ。
本当に懲りないやつだよな~、でもあの呪いってなんだろう?
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