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ちょっと~!
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学校が始まり2人で登校する。
それにしても夏用の制服のエリザ、破壊力バツグンだな!
健康的な褐色の肌がいつもより多く見えて、夏服のベストからも分かるお胸様、学校なのでメガネをかけ、地味にしているつもりだろうエリザだが、お胸様は逆にド派手に自分をアピールしている。
そんなエリザと手を繋ぎ登校しているが
「シュウちゃん? 見すぎ!」
「へっ? ごめん!」
「シュウちゃんったら……いつも見てるでしょ?」
「それは! そうだけど……エリザが魅力的過ぎるんだよ」
「うふふ、嬉しい!」
そんな話をしながら学校に着き、久しぶりに自分達のクラスに入る。
「あっ! エリっち、シュウっち久しぶりです!」
「ジュリちゃん久しぶり~!」
「よっ!」
「元気だったです? 私は忙しくて忙しくて……売れに売れたです!」
「ジュリちゃん、また自分で作った本とかを売るお祭りに行ってたの?」
「そうです! 今回も盛り上がったです!」
「うふふ、よかったね!」
「はいです! ……ってエリっち雰囲気変わったです?」
「えっ? そうかな? うふふ!」
そして俺に振り返り、俺のシャツをチョンとつまむ。
「む!? むむむ? ひょっとしてエリっち、これです?」
そう言ってジュリのやつは左手の親指と人差し指で輪っかを作り、右手の人差し指をその輪っかに…… ちょっ、ジュリ! お下品!
「ジュリちゃん、ちょっと~!」
そしてエリザは両手を自分のほっぺたに添え、イヤンイヤンと身をよじる。
「エリっち…… ついに大人になったです~~~!?」
ジュリのバカが大声でそんな事叫ぶもんだから……
「エリザちゃん! ついに!?」
「エリザちゃん、おめでとう!」
「エリザちゃん……どうだった?」
一斉にクラスの女子に囲まれるエリザ、困ったフリしているがニヤニヤが止まらないって表情のエリザを見て、俺はため息をつく。
すると後ろから肩を叩かれ……
「うぉ! け、ケン太!?」
「ついにやりやがったな! 裏切り者!」
「何だよ裏切り者って! そういえばモミジさんとどうなんだよ?」
「話を反らすな! ちなみにモミジさんとはまだ付き合ってないが、こないだ初めて手を繋いだ!」
「おお! それでモミジさんはどんな様子だったんだ?」
「それは……最初はビックリしてたけど……顔真っ赤にしてギュッと握り返してくれたよ! 可愛かった……」
「よかったな、結構脈アリなんじゃないか?」
「シュウはそう思うか? ……まあ俺達のペースでいくよ…… って、話を反らすな!」
「チッ!」
ギャーギャーと騒ぐケン太に、エリザの周りで盛り上がる女子達、そんな感じで夏休み明けの学校は始まったのだが……
「それでエリザちゃん、シュウくんと2人で旅行にいって、一緒にお風呂に?」
「うん、それでね……シュウちゃんが……」
「えっ? すべてをもらうって? それで……キャー♥️」
「うふふ~!」
「ぐふっ、ぐふふ! それでシュウっちはどうだったです?」
「それは……優しくて……たくましくて……ふぅ♥️ それでね……」
「シュウっちすごいです!」
「シュウくんって……そんな……立派な?」
「私の彼の…… 倍!」
「もう! 何言わせてるの、みんな! あとは……2人の大切な思い出なの♥️」
「「「「キャーーー♥️」」」」
女子は相当盛り上がってるけどエリザ……
ちょっとしゃべり過ぎじゃない?
何人か女子が俺の方をチラチラ見てくるよ?
でも目が合わなくて、何か下の方を見られてるような気が!
ワイワイと盛り上がる教室、そこにクリス先生が入ってきてホームルームが始まる。
そして夏休みの宿題を提出する。
余裕で終わった宿題を出すの気持ちいい~!
そんな教室の中、教室のすみで誰かが小さな声で
「ふ~ん、シュウくんのってそんなにすごいんだ、 …………ちゃんに教えてあげよ!」
と、一人つぶやく人が……
その時の俺は、そんな事をまったく知らずに、絡んでくるケン太を相手にウンザリしていた。
それにしても夏用の制服のエリザ、破壊力バツグンだな!
健康的な褐色の肌がいつもより多く見えて、夏服のベストからも分かるお胸様、学校なのでメガネをかけ、地味にしているつもりだろうエリザだが、お胸様は逆にド派手に自分をアピールしている。
そんなエリザと手を繋ぎ登校しているが
「シュウちゃん? 見すぎ!」
「へっ? ごめん!」
「シュウちゃんったら……いつも見てるでしょ?」
「それは! そうだけど……エリザが魅力的過ぎるんだよ」
「うふふ、嬉しい!」
そんな話をしながら学校に着き、久しぶりに自分達のクラスに入る。
「あっ! エリっち、シュウっち久しぶりです!」
「ジュリちゃん久しぶり~!」
「よっ!」
「元気だったです? 私は忙しくて忙しくて……売れに売れたです!」
「ジュリちゃん、また自分で作った本とかを売るお祭りに行ってたの?」
「そうです! 今回も盛り上がったです!」
「うふふ、よかったね!」
「はいです! ……ってエリっち雰囲気変わったです?」
「えっ? そうかな? うふふ!」
そして俺に振り返り、俺のシャツをチョンとつまむ。
「む!? むむむ? ひょっとしてエリっち、これです?」
そう言ってジュリのやつは左手の親指と人差し指で輪っかを作り、右手の人差し指をその輪っかに…… ちょっ、ジュリ! お下品!
「ジュリちゃん、ちょっと~!」
そしてエリザは両手を自分のほっぺたに添え、イヤンイヤンと身をよじる。
「エリっち…… ついに大人になったです~~~!?」
ジュリのバカが大声でそんな事叫ぶもんだから……
「エリザちゃん! ついに!?」
「エリザちゃん、おめでとう!」
「エリザちゃん……どうだった?」
一斉にクラスの女子に囲まれるエリザ、困ったフリしているがニヤニヤが止まらないって表情のエリザを見て、俺はため息をつく。
すると後ろから肩を叩かれ……
「うぉ! け、ケン太!?」
「ついにやりやがったな! 裏切り者!」
「何だよ裏切り者って! そういえばモミジさんとどうなんだよ?」
「話を反らすな! ちなみにモミジさんとはまだ付き合ってないが、こないだ初めて手を繋いだ!」
「おお! それでモミジさんはどんな様子だったんだ?」
「それは……最初はビックリしてたけど……顔真っ赤にしてギュッと握り返してくれたよ! 可愛かった……」
「よかったな、結構脈アリなんじゃないか?」
「シュウはそう思うか? ……まあ俺達のペースでいくよ…… って、話を反らすな!」
「チッ!」
ギャーギャーと騒ぐケン太に、エリザの周りで盛り上がる女子達、そんな感じで夏休み明けの学校は始まったのだが……
「それでエリザちゃん、シュウくんと2人で旅行にいって、一緒にお風呂に?」
「うん、それでね……シュウちゃんが……」
「えっ? すべてをもらうって? それで……キャー♥️」
「うふふ~!」
「ぐふっ、ぐふふ! それでシュウっちはどうだったです?」
「それは……優しくて……たくましくて……ふぅ♥️ それでね……」
「シュウっちすごいです!」
「シュウくんって……そんな……立派な?」
「私の彼の…… 倍!」
「もう! 何言わせてるの、みんな! あとは……2人の大切な思い出なの♥️」
「「「「キャーーー♥️」」」」
女子は相当盛り上がってるけどエリザ……
ちょっとしゃべり過ぎじゃない?
何人か女子が俺の方をチラチラ見てくるよ?
でも目が合わなくて、何か下の方を見られてるような気が!
ワイワイと盛り上がる教室、そこにクリス先生が入ってきてホームルームが始まる。
そして夏休みの宿題を提出する。
余裕で終わった宿題を出すの気持ちいい~!
そんな教室の中、教室のすみで誰かが小さな声で
「ふ~ん、シュウくんのってそんなにすごいんだ、 …………ちゃんに教えてあげよ!」
と、一人つぶやく人が……
その時の俺は、そんな事をまったく知らずに、絡んでくるケン太を相手にウンザリしていた。
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