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それって……デートのお誘い!?

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「ごちそうさま、すげぇ美味かったよ! ありがとなエリザ!」

「うふふ、どういたしまして」

「やっぱりエリザの料理は美味いな、どれも俺の好みの味だよ!」

「それはアヤノおばさまに聞いたりしたからかな? でも1番にシュウちゃんに美味しい物を食べてもらいたくて…… 明日からシュウちゃんにお弁当作ってきてもいい?」

「えっ!? エリザが作ってくれるのか? 俺はすげぇ嬉しいけど……大丈夫か?」

「うん! シュウちゃんの喜ぶ顔が見たいし、私が作りたいだけだから気にしないで」

「でもあんまり無理するなよ? 朝早く起きなきゃいけないだろうし、弁当は嬉しいけどエリザが無理のない程度でいいからな?」

「うん! シュウちゃんは優しいね、大好き」

「エリザの方が優しくて魅力的だよ、俺も大好きだよ」

「シュウちゃん……」

「エリザ……」

「ぎょえー! 2人とも目の前でやめるです! 溶けて……溶けてしまうですーー!」

 ジュリの叫びに俺とエリザは顔を見合せ笑う。

 そんな風に昼休みを過ごしていたが……

 あっ! 忘れてた! エリザへのプレゼント……

「エリザ、今度の休みの日なんだけど、何か用事あるか?」

「今度の休み? 特に何もないよ?」

「そっか! それなら一緒に買い物に行かないか?」

「それって……デートのお誘い!?」

「うん……まあそうだな」

「嬉しい! 行く! 絶対行く! うふふ、シュウちゃんとデート……♥️」

 買い物に誘っただけでこんなに喜んでくれるなんて…… でも買い物とか2人でちょくちょく行ってるよな? 

「ふふふ、シュウっち分からないって顔してるですね?」

「何だよジュリ ……そうだな」

「恋人になって初めてのデートですよ? 喜ばないわけないじゃないですか!」

「なるほど……」

「なるほど……じゃないです! 彼氏として、ちゃんと彼女をエスコートするですよ!?」

「うふふ、ジュリちゃんいいのよ? 私はシュウちゃんとデート出来るだけで……幸せなの♥️」

「うひょー! エリっちはいい娘です! いい奥さんになるです!」

「もー、ジュリちゃん! 奥さんなんて気が早いよ~! ね? シュウちゃん♥️」

 そう言ってエリザにウインクされる。

 エリザが奥さんか~! 想像したら…… 



 シュウちゃ~ん、おかえり~!

 シュウちゃんおはよ、朝ご飯出来てるよ!

 シュウちゃん……私にする? それとも私にする? それとも……ワ・タ・シ?♥️ 

 いや~参っちゃうな~! エリザと……いい! すごくいい! まあ、まだ学生だし、これから2人で色々積み重ねていって、いずれは……


「シュウっち!? シュウっち! 帰ってくるです!」

「……お、おお!」

「何考えてたです? いやらしい顔してたですよ? ふひひ」

「な、いやらしい顔なんて……」

「も~! シュウちゃんったら」

「エリザまで……」

「うふふ」

「じゃあとりあえず、今度の休みはデートしよう!」

「うふふ、喜んで♥️」

 よし! とりあえずエリザとデートの約束は出来た! あとは何を買うかだな……

 そして今日の授業も終わり、部活もやってない俺とエリザは今日も一緒に帰る。

 向こうでは帰りでも相変わらずチュッチュしてるガリ田とマメ子が歩いていた。

「あの2人……あのまま帰るつもりなのか?」

「私の呪いだから……寝て起きたら元に戻ってると思うけど……」

「まあ、後は2人で何とかしてくれって感じだな」

「そうだね、シュウちゃん……私にも……」

「エリザ……」

 そして俺達もキスをして、学校を後にした。








 ちなみにあの後、ガリ田とマメ子は……

 大人の階段を昇ったらしいよ? 
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