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1章

閑話

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ちょっとグロいかもしれないです。

_____________________


side:???


人の一生は短いのものだ。


『ぐおぉぉぉお!』


だからこそ、人は永遠を求める。


の体液は不老となり、番えば不死となる。


『ぎぃやぁぁあぁ!!』


そんな者を手元に欲しく招集したが、奴には別なる者と番になっていた。


相手を殺したのは良いが、逃げた奴は封印され手が出せなくなった。


ぐしゃっ


『ぐわぁぁぁぁぁあ!!』


足元でのたうち回るのは、豪華な冠を頭に付けた男。


その隣では既に皮だけに成り果てたが残っているだけだった。


「ふむ、今回の器は中々のものだな。」


人間の皮膚が歪にゆがみ、口から入り込んだは中を食い荒らし、やがて皮になった元の形へと戻っていく。


元の体になったそれは、ボキボキと体を慣らすため動いていた。


「よし、こんなものか。」


傍らに残った皮は既に腐りきり、原型をとどめてはいなかった。


それ、は階段を登ると隠し扉の出口と思わしき場所からとても豪華な私室へともどった。


、お支度の準備に参りました。」


扉越しに話かけられたそれ、は適当に相槌をうつ。


「うむ、たのんだ。」


入ってきたメイドは、わずかだが腐肉の匂いを嗅ぎとったが、すぐに目がうつろになった。


支度を終えたメイドが退出後、隠していた手をそれが出した。


その手には、魔法陣とも呼べるものが浮かび上がっている。


「うん?手加減を間違えたか?…いや、近年能力者が減ってきているのか。」


手をプラプラとされると、それは執務の為に部屋から出ていった。


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