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124 添い寝ダブル

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「悩ましい・・・」

俺は今現在非常に難しい問題に直面していた。

「むー、今日は私がお父様と寝るの」
「みんともぱぱとねるー」

サーシャに添い寝してから自室に戻るとローリエとミントが俺と寝るために部屋に来ていたのだが・・・それで悩んでしまう。あ、念のために言っておくとこの状況自体はわりと簡単だったりする。

「まあまあ、二人とも。一緒に寝ようか」

そう言うと大人しく従う素直な娘達。うん、この状況だけならそれで解決なのだ。俺が悩ましいと言ったのは別の問題だ。では何かと言えば、この後にまだ仕事が残っているのだ。まあ、急ぐ案件は多くないし明日でもいいのだが・・・少しだけ明日の仕事が超過するかもしれないことで少しだけ悩んでしまう。

「じゃあ、私はお父様の右で寝ます。ミントは左で寝なさい」
「うん!」

が、まあ娘達の嬉しい言葉にそんな悩みは一瞬で風化してしまう。お姉さん口調のローリエもなかなかいいものだし、姉の言うことを素直に聞くミントもいいものだ。まあ、いつでも終わらせられる仕事より目の前ですくすく育つ子供達の方が大切だ。

ベッドに入ると宣言通り右にローリエで左にミントが寝るが二人ともこちらに抱きついてくるので少しだけ暑い。

「えへへ。お父様と寝るの私大好きです」
「みんともー」
「そうなのかい?サーシャ・・・ママの方が柔らかいだろ?」

経験則からそう言う。それはもう、何度となくいただいてきたサーシャのボディに関しては俺はエキスパートだからだ。そんな俺の言葉にローリエはくすりと笑って言った。

「確かにお母様も柔らかいですが、お父様と一緒だと安心できるんです」
「安心?」
「はい。凄く守ってくれているのがわかって安心できるんです」

安心ねぇ・・・そんなものなのだろうか?男だとそういう繊細な部分はわからないものだ。それよりも俺の当面の問題の一つはいつ加齢臭がしないかが心底で仕方ない。なんとか今のところは大丈夫みたいだけど、これから歳を重ねれば避けて通れない道だろう。風呂にはこまめに入ってるし適度に剣を降って汗もかいている。まあ、その時のためにきちんと対策も考えてはいるけど、サーシャに嫌がれないかどうか心底だ。

そもそも俺が老けるのは想像できるけど、サーシャの場合は本当に老けるのか疑問なところだ。まあ、サーシャがどうなろうと変わらず愛することはできると誓えるけど。目標は年寄りになってもお互いに愛し合っている微笑ましい老夫婦の関係を目指したいものだ。

そうなるためにも色々頑張ろうと思いながら両側の娘と一緒に寝るのだった。ミントは早くも寝はじめているので本当に寝つきのいい子だと思いながらローリエが寝るまで話をする。









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