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第2章
思うことに意味はなく。
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「まさか本当にモンスターが仲間になってるなんて。しかもこんなにかわいくてぷにぷにしたスライムが。」
食堂からこっそり異次元ポケットにご飯を収納し、ディランとポートが泊まる予定の部屋に入ったエレアナとリングルイの皆さんは、部屋でゆっくり食事を続けることにした。
そしていま私は絶賛リングルイの皆さんにつんつんぷにぷにされている。つまりいじくられている。
「こんな形態のスライム今まで見たことないわ。しかも人間を襲わないどころか友好的に接するなんて。」
「ライムちゃんかわいい!しかも私の妹弟子なんてすごい!」
主に女性陣に好評な私たちは今はニーナの膝の上でニーナとメイリーンに触られまくっている。なんだか最初の頃のルーナとレナを彷彿とさせる。
「こんなモンスターが出るようになったってことは、これも時代の流れってやつなのかね~。」
「いや、俺たちもライムみたいなモンスターを見たことがないからな。ライムだけが特別ということも考えられる。」
「しかし、もしライム殿が特別というのであれば、なにかそれ相応の意味があって生まれてきたということも考えられますな。」
エラルダのいう言葉にディランも無言でうなずき、しかし不安という顔は一切見せない。
「何はともあれ、出会ってから今まで、ライムは私たちの仲間として行動してきた。ルーナの傷を癒してくれさえした。心優しいライムが悪いものではないというのだけはわかるさ。」
(おお~。ディランさんマジイケメン。)
(本当に信頼してくれてるんだね~。)
私たちはディランのその揺るぎそうもない信頼がまぶしくて、真面目に受け止められなかった。真面目に受け取ったら気恥ずかしさで死んじゃう。
「ま、少なくともライム自身には悪意がないのはわかるな。でも、それで存在自体が人に危害を及ぼすかどうかはわからないけどね。」
リーノの言葉にいち早く反応したのはルーナだった。
ルーナはキッとリーノのことを睨み、私たちをニーナの膝から奪い取って抱き寄せ、リーノから距離を置く。
「そんなに警戒しなくても何もしないって。ただ、その子自身も知らない出生の秘密とかあるかもしれないだろ?」
「それでもライムは私たちの家族です。ライムが悪くないのであれば、たとえライムの生みの親であってもライムを利用するなら倒しますし、人々に糾弾されようとも私が守ります。」
リーノの最もな言葉にも強く言い返したルーナは、より一層強く私たちのことを抱きしめる。
その態度にリーノは一瞬反論しようとしたが、年甲斐もないことと思いなおし、再び微笑みを作る。
「わかったよ。別に俺も敵対したいわけでもないからね。ただ、俺はどこまで行っても人間の味方だよ。もしもライムが人類に危険を及ぼすものだとわかったなら、たとえ君が相手だろうと容赦はしない。」
しかし最後の言葉を言い放った時はひどく冷淡な表情で、それを見れば誰もが背筋を凍りつかせるほどだろう。
ルーナはそんな威圧にも似た表情を見ても臆さず、真っ向から受け止める。
「その辺にしとけって。別に今喧嘩する必要ないだろ。」
「そうよ。もしもの話をしていたってこの場では仕方ないわ。その時になってからでも遅くはないわよ。」
ポートとメイリーンが二人をなだめ、とりあえず壊れた空気を元に戻そうとする。
「いつもは喧嘩しているくせにこういうときだけはちゃんと協力するのですね。」
「ほんとに。君たちがくっつかない理由がわからないよ。」
仲裁されたことでいつものテンションに戻した二人はこれ幸いと言わんばかりにポートとメイリーンを攻撃する。
というかやっぱり二人はそういう関係だったんだね。
「それは今関係ないだろ!」
「そうよ。だいたいなんでポートみたいな男を私が好きになるのよ。」
「それはお互い様だ!」
急に話題にされたポートとメイリーンが口論しだし、罵倒しだし、それはもう苛烈な痴話喧嘩だった。
お二人とも仲がよろしいようで。
そうして痴話喧嘩が終わるまで少々かかり、一区切りついたときにディランが軽く咳払いして注目させる。
「まあ、そんなわけでだ。俺たちは明後日の朝からドルン山脈に向かおうと思うんだが、どうだ。今回は一緒に入らないか?」
ディランはエレアナとリングルイの合同で洞窟に入ることを提案した。
リングルイのメンバーとはよく知った仲のようだし、私たちよりよほど連携も取れるだろうと思う。
それに私たちにとってはエレアナ意外の人と仲良くなるチャンスでもある。このディランの意見にはぜひとも賛成してほしいものだが。
「まあうちもどこかのパーティーと一緒に洞窟に入れたらと思っていたところだし、顔なじみとやれるほうが効率がいい。俺は賛成だけど、みんなはどう?」
リーノは乗り気で賛成してくれた。
てっきりさっきの言葉通り、私たちのことを信用できないから渋ると思ったんだけど。
(たぶんこのメンツだったらもし私たちが暴れてもすぐ対処できると思ってるんじゃないかな?)
(なるほど。つまり私たちは弱いとみられているわけですね。)
(実際弱いからぐうの音も出ないけどね。)
下に見られていることに若干思うところはあるものの、それも仕方ないので、今後鼻を明かせるくらい強くなって見返してやると思いつつ、黙ってほかのメンバーを見る。
「私も賛成です!妹弟子にいいとこ見せたいですし!」
ニーナはすっごくやる気を出している。
(フッ。妹弟子と甘く見ていると足元を見られちまうぜニーナちゃん!なんてったってこっちには天才美景様がいるんだからな!)
(まあ私がいればすぐにニーナちゃんなんて目じゃないくらいの大魔導士になってやるんだから。あ、のーちゃん。この場合、足元を見られるじゃなくて、足元をすくわれるだから。)
(あ、はい。すいません。)
「私も異論はありません。よろしくお願いします。」
「俺も大丈夫だ!人が多いほうが安全だしな。」
「もちろん私も大歓迎よ。もうちょっとライムちゃんのこと触りたいし。」
エラルダさんは気品あふれる優雅な礼をとり、ランベルはグーサインを勢いよく突き出して快活に答え、メイリーンも変な色かを出して私を見ながら返答した。
というかメイリーンさんほんとに大人っぽいな~。いったい何歳くらいなんだろう。
(それ聞いたらすごく怒られそう。)
(・・・とりあえず20歳前後と思っておこう。)
「では明後日からの洞窟攻略、よろしくお願いします。」
ディランはリングルイのメンバー全員から賛同してもらったことを確認して、明後日の攻略について話し合いを開始することにした。
攻略会議では主に陣形、役割分担、分断された場合の対処法、物資の相互確認などが話され、そのあとは各自部屋に戻って自由行動となった。
自由行動といってももう外は暗く、ほかの宿泊客も寝静まる頃なので、たいしたことはできない。
せいぜいが風呂に入りに行くか道具の確認、書き物くらいしかやることがなく、例にもれず私たちも部屋の中でルーナと一緒に魔法書を読んで勉強するくらいしかできなかった。
とは言っても美景はかなり気合が入っているし、みんなが寝静まったころに向けて猛勉強中なので暇というわけではない。
私たちは睡眠を必要としないどころか睡眠することがそもそもできない。
最初は全く睡眠をとれないことが多大なストレスになって、精神的苦痛が耐えられないところまでひどくなるのではと思ったけれど、そんなこともなく、割と普通に夜を過ごしている。
これもおそらく二人が全く一緒の状態でここにいるから大丈夫なんだろうと思う。
もし一人だけでこの世界に来ていたり、あるいは一人だけがスライムで寝られない状態になっていたら、ここまで平静でいられなかっただろう。
体を共有していて、さらに相手の感情なども自然と流れ込んでくる今の状態でなければ自分を保てなかった自身さえある。
この世界に来てしまったことは不幸で、さらにスライムになってしまったことも不幸だったけれど、親友とともに来ることができたのは幸いだったのかもしれない。
幸い、だったのだろう。
ふと思うことがある。
美景と出会っていなければ、せめてあの日に美景と浜辺に来ていなければ。私が男で、力もあって、彼女を引き上げることができていれば。
そう、思うことがある。
本当にわずかに思うだけで、美景がこの思いを察知しているかは定かではないが、やはりあの時の出来事を悔やんでしまう自分がいる。
たらればの話に意味などないのは分かっているし、あの時私は最善のことをしたとも思っている。
けれども、そう考えずにはいられないほどに、私は後悔しているのだろう。
できれば、私の非力によって友人を救えなかったことは、あれで最後にしたい。
そのためにも私は美景とともにもっと力をつけないといけない。
せっかくのチャンスだ。必ずものにしないと。
食堂からこっそり異次元ポケットにご飯を収納し、ディランとポートが泊まる予定の部屋に入ったエレアナとリングルイの皆さんは、部屋でゆっくり食事を続けることにした。
そしていま私は絶賛リングルイの皆さんにつんつんぷにぷにされている。つまりいじくられている。
「こんな形態のスライム今まで見たことないわ。しかも人間を襲わないどころか友好的に接するなんて。」
「ライムちゃんかわいい!しかも私の妹弟子なんてすごい!」
主に女性陣に好評な私たちは今はニーナの膝の上でニーナとメイリーンに触られまくっている。なんだか最初の頃のルーナとレナを彷彿とさせる。
「こんなモンスターが出るようになったってことは、これも時代の流れってやつなのかね~。」
「いや、俺たちもライムみたいなモンスターを見たことがないからな。ライムだけが特別ということも考えられる。」
「しかし、もしライム殿が特別というのであれば、なにかそれ相応の意味があって生まれてきたということも考えられますな。」
エラルダのいう言葉にディランも無言でうなずき、しかし不安という顔は一切見せない。
「何はともあれ、出会ってから今まで、ライムは私たちの仲間として行動してきた。ルーナの傷を癒してくれさえした。心優しいライムが悪いものではないというのだけはわかるさ。」
(おお~。ディランさんマジイケメン。)
(本当に信頼してくれてるんだね~。)
私たちはディランのその揺るぎそうもない信頼がまぶしくて、真面目に受け止められなかった。真面目に受け取ったら気恥ずかしさで死んじゃう。
「ま、少なくともライム自身には悪意がないのはわかるな。でも、それで存在自体が人に危害を及ぼすかどうかはわからないけどね。」
リーノの言葉にいち早く反応したのはルーナだった。
ルーナはキッとリーノのことを睨み、私たちをニーナの膝から奪い取って抱き寄せ、リーノから距離を置く。
「そんなに警戒しなくても何もしないって。ただ、その子自身も知らない出生の秘密とかあるかもしれないだろ?」
「それでもライムは私たちの家族です。ライムが悪くないのであれば、たとえライムの生みの親であってもライムを利用するなら倒しますし、人々に糾弾されようとも私が守ります。」
リーノの最もな言葉にも強く言い返したルーナは、より一層強く私たちのことを抱きしめる。
その態度にリーノは一瞬反論しようとしたが、年甲斐もないことと思いなおし、再び微笑みを作る。
「わかったよ。別に俺も敵対したいわけでもないからね。ただ、俺はどこまで行っても人間の味方だよ。もしもライムが人類に危険を及ぼすものだとわかったなら、たとえ君が相手だろうと容赦はしない。」
しかし最後の言葉を言い放った時はひどく冷淡な表情で、それを見れば誰もが背筋を凍りつかせるほどだろう。
ルーナはそんな威圧にも似た表情を見ても臆さず、真っ向から受け止める。
「その辺にしとけって。別に今喧嘩する必要ないだろ。」
「そうよ。もしもの話をしていたってこの場では仕方ないわ。その時になってからでも遅くはないわよ。」
ポートとメイリーンが二人をなだめ、とりあえず壊れた空気を元に戻そうとする。
「いつもは喧嘩しているくせにこういうときだけはちゃんと協力するのですね。」
「ほんとに。君たちがくっつかない理由がわからないよ。」
仲裁されたことでいつものテンションに戻した二人はこれ幸いと言わんばかりにポートとメイリーンを攻撃する。
というかやっぱり二人はそういう関係だったんだね。
「それは今関係ないだろ!」
「そうよ。だいたいなんでポートみたいな男を私が好きになるのよ。」
「それはお互い様だ!」
急に話題にされたポートとメイリーンが口論しだし、罵倒しだし、それはもう苛烈な痴話喧嘩だった。
お二人とも仲がよろしいようで。
そうして痴話喧嘩が終わるまで少々かかり、一区切りついたときにディランが軽く咳払いして注目させる。
「まあ、そんなわけでだ。俺たちは明後日の朝からドルン山脈に向かおうと思うんだが、どうだ。今回は一緒に入らないか?」
ディランはエレアナとリングルイの合同で洞窟に入ることを提案した。
リングルイのメンバーとはよく知った仲のようだし、私たちよりよほど連携も取れるだろうと思う。
それに私たちにとってはエレアナ意外の人と仲良くなるチャンスでもある。このディランの意見にはぜひとも賛成してほしいものだが。
「まあうちもどこかのパーティーと一緒に洞窟に入れたらと思っていたところだし、顔なじみとやれるほうが効率がいい。俺は賛成だけど、みんなはどう?」
リーノは乗り気で賛成してくれた。
てっきりさっきの言葉通り、私たちのことを信用できないから渋ると思ったんだけど。
(たぶんこのメンツだったらもし私たちが暴れてもすぐ対処できると思ってるんじゃないかな?)
(なるほど。つまり私たちは弱いとみられているわけですね。)
(実際弱いからぐうの音も出ないけどね。)
下に見られていることに若干思うところはあるものの、それも仕方ないので、今後鼻を明かせるくらい強くなって見返してやると思いつつ、黙ってほかのメンバーを見る。
「私も賛成です!妹弟子にいいとこ見せたいですし!」
ニーナはすっごくやる気を出している。
(フッ。妹弟子と甘く見ていると足元を見られちまうぜニーナちゃん!なんてったってこっちには天才美景様がいるんだからな!)
(まあ私がいればすぐにニーナちゃんなんて目じゃないくらいの大魔導士になってやるんだから。あ、のーちゃん。この場合、足元を見られるじゃなくて、足元をすくわれるだから。)
(あ、はい。すいません。)
「私も異論はありません。よろしくお願いします。」
「俺も大丈夫だ!人が多いほうが安全だしな。」
「もちろん私も大歓迎よ。もうちょっとライムちゃんのこと触りたいし。」
エラルダさんは気品あふれる優雅な礼をとり、ランベルはグーサインを勢いよく突き出して快活に答え、メイリーンも変な色かを出して私を見ながら返答した。
というかメイリーンさんほんとに大人っぽいな~。いったい何歳くらいなんだろう。
(それ聞いたらすごく怒られそう。)
(・・・とりあえず20歳前後と思っておこう。)
「では明後日からの洞窟攻略、よろしくお願いします。」
ディランはリングルイのメンバー全員から賛同してもらったことを確認して、明後日の攻略について話し合いを開始することにした。
攻略会議では主に陣形、役割分担、分断された場合の対処法、物資の相互確認などが話され、そのあとは各自部屋に戻って自由行動となった。
自由行動といってももう外は暗く、ほかの宿泊客も寝静まる頃なので、たいしたことはできない。
せいぜいが風呂に入りに行くか道具の確認、書き物くらいしかやることがなく、例にもれず私たちも部屋の中でルーナと一緒に魔法書を読んで勉強するくらいしかできなかった。
とは言っても美景はかなり気合が入っているし、みんなが寝静まったころに向けて猛勉強中なので暇というわけではない。
私たちは睡眠を必要としないどころか睡眠することがそもそもできない。
最初は全く睡眠をとれないことが多大なストレスになって、精神的苦痛が耐えられないところまでひどくなるのではと思ったけれど、そんなこともなく、割と普通に夜を過ごしている。
これもおそらく二人が全く一緒の状態でここにいるから大丈夫なんだろうと思う。
もし一人だけでこの世界に来ていたり、あるいは一人だけがスライムで寝られない状態になっていたら、ここまで平静でいられなかっただろう。
体を共有していて、さらに相手の感情なども自然と流れ込んでくる今の状態でなければ自分を保てなかった自身さえある。
この世界に来てしまったことは不幸で、さらにスライムになってしまったことも不幸だったけれど、親友とともに来ることができたのは幸いだったのかもしれない。
幸い、だったのだろう。
ふと思うことがある。
美景と出会っていなければ、せめてあの日に美景と浜辺に来ていなければ。私が男で、力もあって、彼女を引き上げることができていれば。
そう、思うことがある。
本当にわずかに思うだけで、美景がこの思いを察知しているかは定かではないが、やはりあの時の出来事を悔やんでしまう自分がいる。
たらればの話に意味などないのは分かっているし、あの時私は最善のことをしたとも思っている。
けれども、そう考えずにはいられないほどに、私は後悔しているのだろう。
できれば、私の非力によって友人を救えなかったことは、あれで最後にしたい。
そのためにも私は美景とともにもっと力をつけないといけない。
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