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第二章
第66話 創世の迷宮行き
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13回目の繰り返しで初めて二年目の夏休みを迎えた。これでやっと創世の迷宮に行くことができる。一体何度、第一王子のアインツ殿下を説得したことか。折角説得に成功しても、ヒロインが亡くなってしまえば、最初からやり直しである。しかも何が微妙に違うのか、同じ説得をしても同じ結果にならないのである。そんなこともあり、結局一年目の夏休みには間に合わなかった。
今回創世の迷宮に行くメンバーは、私の他に、新任講師のニコラス、ナターシャ第一王女、弟のレオン、騎士団長の息子のケニー。この他に王女には使用人や護衛がつく。私はシリーとリココを連れて行くことにした。イーサク第一王子は先に帰国済みである。
しかし何故こんなカオスなメンバーとなったかというと、偏にアインツ殿下を説得するためだった。
先ず私が隣国にある創世に迷宮に行く正当な理由が必要になる。アインツ殿下の婚約者の私が「行ってみたいから」で簡単に行ける場所ではないらしい。隣国だしね。
そこでイーサク王子にお願いして、以前に創世の迷宮最下層の扉を開いた功績を称え、表彰を行ったもらう事にした。勿論表彰式は創世の迷宮で行う。イーサク第一王子は先に帰国したのも表彰式の準備のためだ。
これで私が創世の迷宮に行く正当な理由ができた。だが、その時いたのは私だけではない。ニコラスとアインツ殿下もいたのである。
そうなると、二人も呼ばない訳にいかなくなり、ニコラスの同行が決定した。
エルファンド神聖王国は元々彼の故郷であり、夏休みに帰郷するのに何の問題もない。もっとも、本人は余り帰りたくはなかったようだ。当初同行を渋っていた。
下手に帰郷するとこちらに帰ってこられなくなる可能性があるからだ。エルファンド神聖王国はエルフ系住民の出国を厳しく規制している。
それが、本当の目的が表彰ではなく迷宮攻略だと知ると、喜んで同行すると言い出した。考古学が趣味のニコラスにとっては、興味を引かれて仕方なかったのだろう。
一方、アインツ殿下の方は、本人は同行する気であったようであるが、時期が学院二年目の夏休み、アインツ殿下にとって三年目の夏休みとなってしまった。そのため、試練の迷宮に挑戦せねばならず、とても時間が取れないため同行は断念された。
招待されたアインツ殿下が出席できないため、代わりに誰かということとなり、そこで、浮かんできたのが、ナターシャ第一王女である。アインツ殿下の名代として同行することとなった。
アインツ殿下は男性ばかりなのを気にしていたようなので、一石二鳥だったようだ。
第一王女の同行が決まると、何故かその護衛兼話し相手として、弟のレオンが指名された。
私としては、レオンとはしばらく会っていなかったので、嬉しい限りだった。
そしてケニーであるが、こちらはアインツ殿下とは関係ない。むしろアインツ殿下は反対だったようだが、ケニーは、自分は私の騎士だから一緒に行くと言い張って、無理矢理ついてくることになった。きっと本当は迷宮攻略をしたかっただけだろう。
王都から創世の迷宮まで、馬車で概ね一週間程かかる。転移魔法なら一瞬であるが、秘密にしているのでそういうわけにはいかない。
そんなわけで、私たちは馬車で移動中である。
私の馬車に乗っているのは五人、私、シリー、リココの他に、ニコラスとケニーも乗っている。弟のレオンは王女と一緒に別の馬車である。当初、こちらの馬車に乗る予定であったが、王女に懇願されそうなった。
王女の他には侍女と護衛の女剣士が乗っている。「女性に囲まれて、まるでハーレムね」と茶化してやったら、「姉さんにもこの苦行を味わわせて差し上げたいですよ」と死んだ魚のような目で言われてしまった。一体何がそんなに大変なのだろう。
王都を出て5日目、既にエルファンド神聖王国に入っている。
「暇だな、魔物か賊でも出ないかな」
「魔物は兎も角、隣国の王族の馬車を襲う盗賊はいないでしょう」
「それもそうだな。護衛隊が馬車を取り囲んでいるものな。この陣容じゃあ魔物だって気後れするだろう」
ケニーとニコラスがフラグとも取れる会話をしている。
「襲撃だ」
外から護衛隊の叫び声が聞こえた。
それみたことか。
ケニーとニコラスがフラグを立てた所為ではないだろうが、創世の迷宮に向かっていた私たち一行は、何者かの襲撃を受けていた。
16騎の騎馬隊が護衛する隣国の王族が乗る馬車を襲うのだ、ただの盗賊ということはないだろう。当然襲撃は計画的であり、相手はこちらを上回る人数と武力を用意していた。装備や技量からもただの盗賊でないことは明らかだ。
奇襲されたこともあり、あっという間に王女が乗る馬車を抑えられてしまった。
「よく聞け、王女の命が惜しければ、抵抗は止めろ。抵抗しなければ手荒なことはしない。それと、転移魔法で逃げるなよ。逃げた場合は王女の命はないと思え」
襲撃者のリーダーと思しき男が大声を張り上げる。
それにしても、まるでこちらが転移魔法を使えることを知っているかのような口振りだ。王女が人質に取られている以上迂闊な真似はできない。
「観念したら大人しく武器を持たず馬車を降りてこい」
私たちの馬車も戦う前に襲撃者に取り囲まれてしまった。
「おい、どうする」
「どうするって、王女が人質にされている以上従うしかないでしょう」
「しかし、何者なのでしょう。随分と手練れを揃えているようですが」
「少なくとも、いきなり皆殺しをするような奴らではないことは確かね」
「身代金が目的でしょうか」
「その可能性もなくはないけど」
「おい、どうした早く降りてこい。こないならこの男の首を刎ねるぞ」
襲撃者はレオンを引きずり出すと首に剣を当てた。
「待って。今降りるわ」
私たちが馬車から降りると、襲撃者とは少し毛色の違う集団が近付いてきてニコラスの前に跪いた。
「ニコラス様、今まで異国の地に攫われ大変お辛かったことでしょう。ですが、ご安心ください。今日からは我々が、ニコラス様をお守りし、幸せに暮らせるように取り計らいいたします」
「ニコラスさん、こいつら何者だ」
「貴様、気安くニコラス様に話しかけるな」
「君たちいったい何者なんだい」
「名乗るのが遅れました。私は、エルフ原理主義同盟、同志のライムです」
跪いた集団の紅一点、先程から話している女性が、ニコラスに問われ名乗りを上げた。
「ライムさん、私たちをどうする気ですか」
「ニコラス様には一緒に来ていただいて、同盟の盟主となっていただきます。ニコラス様を拐かした、他国の者たちのことなど私たちは関係ありません。気になるようならここで斬り捨ててしまっても構いませんが」
「おい、そっちは俺たちが連れて行く約束になっていただろう」
「それなら、そいつらを連れて、さっさとこの国から出て行ってくださいね」
「わかってるって」
「それではニコラス様いきましょう。こちらの馬車です」
ライムと名乗る女性は、同盟の仲間たちとニコラスを連れて馬車でこの場を後にした。残った盗賊たちは私たちを縛り上げていく。
「それであなたたちの目的は何」
「俺たちの素性を聞かないんだな。ああ、あんたは鑑定の魔眼持ちだったっけ」
こちらのことをかなり細かく調べているようだ。鑑定結果によると、こいつらは帝国の軍人だ。
「あんたたちにはこれから帝国に来てもらう。あんたたちは人質だ、その転移魔法が使えるメイドが大人しくいうことを聞くようにな」
襲撃者のリーダーは、私の侍女を指さす。
「私、転移魔法なんか使えません」
指をさされたリココは慌てて否定した。そう、指をさされたのはシリーではなく、リココであった。
「隠しても無駄だぜ、調べはとっくについてるんだ」
「何のことかしら、その子は転移魔法なんか使えないわよ」
「あんたまで惚けるのかい。無駄なことを。あんたらイライザ迷宮を攻略した時、転移魔法を使っただろう」
あの時か、でもあれはうまく誤魔化したはず。屋敷の者が秘密を漏らすはずはない。それよりイライザ迷宮って呼ぶな。
「迷宮の最下層が崩落してから、その日のうちにギルドに報告しているだろう。転移魔法を使わなければ時間的に無理だ」
しまった。ギルドに報告したのが仇となった。
「最下層に転移陣があったのよ」
苦し紛れの言い訳をしてみる。
「そんな報告は受けていないな」
「兎に角、その子は転移魔法を使えないわ」
「まあいい、帝国に着いてからゆっくり調べるさ」
男はリココに近付くとそのままリココを連れて行ってしまった。
「お前たちはこっちの馬車だ」
今まで黙っていた襲撃者の副官と思われる男に命令され、私たち三人は襲撃者が用意した馬車に押し込まれた。囚人や捕虜を護送するための馬車の様だ。王女たちも別の馬車に移された。
しばらくすると馬車が動き出した。襲撃者の言葉通りだとすると帝国に向かっているのだろう。
今回創世の迷宮に行くメンバーは、私の他に、新任講師のニコラス、ナターシャ第一王女、弟のレオン、騎士団長の息子のケニー。この他に王女には使用人や護衛がつく。私はシリーとリココを連れて行くことにした。イーサク第一王子は先に帰国済みである。
しかし何故こんなカオスなメンバーとなったかというと、偏にアインツ殿下を説得するためだった。
先ず私が隣国にある創世に迷宮に行く正当な理由が必要になる。アインツ殿下の婚約者の私が「行ってみたいから」で簡単に行ける場所ではないらしい。隣国だしね。
そこでイーサク王子にお願いして、以前に創世の迷宮最下層の扉を開いた功績を称え、表彰を行ったもらう事にした。勿論表彰式は創世の迷宮で行う。イーサク第一王子は先に帰国したのも表彰式の準備のためだ。
これで私が創世の迷宮に行く正当な理由ができた。だが、その時いたのは私だけではない。ニコラスとアインツ殿下もいたのである。
そうなると、二人も呼ばない訳にいかなくなり、ニコラスの同行が決定した。
エルファンド神聖王国は元々彼の故郷であり、夏休みに帰郷するのに何の問題もない。もっとも、本人は余り帰りたくはなかったようだ。当初同行を渋っていた。
下手に帰郷するとこちらに帰ってこられなくなる可能性があるからだ。エルファンド神聖王国はエルフ系住民の出国を厳しく規制している。
それが、本当の目的が表彰ではなく迷宮攻略だと知ると、喜んで同行すると言い出した。考古学が趣味のニコラスにとっては、興味を引かれて仕方なかったのだろう。
一方、アインツ殿下の方は、本人は同行する気であったようであるが、時期が学院二年目の夏休み、アインツ殿下にとって三年目の夏休みとなってしまった。そのため、試練の迷宮に挑戦せねばならず、とても時間が取れないため同行は断念された。
招待されたアインツ殿下が出席できないため、代わりに誰かということとなり、そこで、浮かんできたのが、ナターシャ第一王女である。アインツ殿下の名代として同行することとなった。
アインツ殿下は男性ばかりなのを気にしていたようなので、一石二鳥だったようだ。
第一王女の同行が決まると、何故かその護衛兼話し相手として、弟のレオンが指名された。
私としては、レオンとはしばらく会っていなかったので、嬉しい限りだった。
そしてケニーであるが、こちらはアインツ殿下とは関係ない。むしろアインツ殿下は反対だったようだが、ケニーは、自分は私の騎士だから一緒に行くと言い張って、無理矢理ついてくることになった。きっと本当は迷宮攻略をしたかっただけだろう。
王都から創世の迷宮まで、馬車で概ね一週間程かかる。転移魔法なら一瞬であるが、秘密にしているのでそういうわけにはいかない。
そんなわけで、私たちは馬車で移動中である。
私の馬車に乗っているのは五人、私、シリー、リココの他に、ニコラスとケニーも乗っている。弟のレオンは王女と一緒に別の馬車である。当初、こちらの馬車に乗る予定であったが、王女に懇願されそうなった。
王女の他には侍女と護衛の女剣士が乗っている。「女性に囲まれて、まるでハーレムね」と茶化してやったら、「姉さんにもこの苦行を味わわせて差し上げたいですよ」と死んだ魚のような目で言われてしまった。一体何がそんなに大変なのだろう。
王都を出て5日目、既にエルファンド神聖王国に入っている。
「暇だな、魔物か賊でも出ないかな」
「魔物は兎も角、隣国の王族の馬車を襲う盗賊はいないでしょう」
「それもそうだな。護衛隊が馬車を取り囲んでいるものな。この陣容じゃあ魔物だって気後れするだろう」
ケニーとニコラスがフラグとも取れる会話をしている。
「襲撃だ」
外から護衛隊の叫び声が聞こえた。
それみたことか。
ケニーとニコラスがフラグを立てた所為ではないだろうが、創世の迷宮に向かっていた私たち一行は、何者かの襲撃を受けていた。
16騎の騎馬隊が護衛する隣国の王族が乗る馬車を襲うのだ、ただの盗賊ということはないだろう。当然襲撃は計画的であり、相手はこちらを上回る人数と武力を用意していた。装備や技量からもただの盗賊でないことは明らかだ。
奇襲されたこともあり、あっという間に王女が乗る馬車を抑えられてしまった。
「よく聞け、王女の命が惜しければ、抵抗は止めろ。抵抗しなければ手荒なことはしない。それと、転移魔法で逃げるなよ。逃げた場合は王女の命はないと思え」
襲撃者のリーダーと思しき男が大声を張り上げる。
それにしても、まるでこちらが転移魔法を使えることを知っているかのような口振りだ。王女が人質に取られている以上迂闊な真似はできない。
「観念したら大人しく武器を持たず馬車を降りてこい」
私たちの馬車も戦う前に襲撃者に取り囲まれてしまった。
「おい、どうする」
「どうするって、王女が人質にされている以上従うしかないでしょう」
「しかし、何者なのでしょう。随分と手練れを揃えているようですが」
「少なくとも、いきなり皆殺しをするような奴らではないことは確かね」
「身代金が目的でしょうか」
「その可能性もなくはないけど」
「おい、どうした早く降りてこい。こないならこの男の首を刎ねるぞ」
襲撃者はレオンを引きずり出すと首に剣を当てた。
「待って。今降りるわ」
私たちが馬車から降りると、襲撃者とは少し毛色の違う集団が近付いてきてニコラスの前に跪いた。
「ニコラス様、今まで異国の地に攫われ大変お辛かったことでしょう。ですが、ご安心ください。今日からは我々が、ニコラス様をお守りし、幸せに暮らせるように取り計らいいたします」
「ニコラスさん、こいつら何者だ」
「貴様、気安くニコラス様に話しかけるな」
「君たちいったい何者なんだい」
「名乗るのが遅れました。私は、エルフ原理主義同盟、同志のライムです」
跪いた集団の紅一点、先程から話している女性が、ニコラスに問われ名乗りを上げた。
「ライムさん、私たちをどうする気ですか」
「ニコラス様には一緒に来ていただいて、同盟の盟主となっていただきます。ニコラス様を拐かした、他国の者たちのことなど私たちは関係ありません。気になるようならここで斬り捨ててしまっても構いませんが」
「おい、そっちは俺たちが連れて行く約束になっていただろう」
「それなら、そいつらを連れて、さっさとこの国から出て行ってくださいね」
「わかってるって」
「それではニコラス様いきましょう。こちらの馬車です」
ライムと名乗る女性は、同盟の仲間たちとニコラスを連れて馬車でこの場を後にした。残った盗賊たちは私たちを縛り上げていく。
「それであなたたちの目的は何」
「俺たちの素性を聞かないんだな。ああ、あんたは鑑定の魔眼持ちだったっけ」
こちらのことをかなり細かく調べているようだ。鑑定結果によると、こいつらは帝国の軍人だ。
「あんたたちにはこれから帝国に来てもらう。あんたたちは人質だ、その転移魔法が使えるメイドが大人しくいうことを聞くようにな」
襲撃者のリーダーは、私の侍女を指さす。
「私、転移魔法なんか使えません」
指をさされたリココは慌てて否定した。そう、指をさされたのはシリーではなく、リココであった。
「隠しても無駄だぜ、調べはとっくについてるんだ」
「何のことかしら、その子は転移魔法なんか使えないわよ」
「あんたまで惚けるのかい。無駄なことを。あんたらイライザ迷宮を攻略した時、転移魔法を使っただろう」
あの時か、でもあれはうまく誤魔化したはず。屋敷の者が秘密を漏らすはずはない。それよりイライザ迷宮って呼ぶな。
「迷宮の最下層が崩落してから、その日のうちにギルドに報告しているだろう。転移魔法を使わなければ時間的に無理だ」
しまった。ギルドに報告したのが仇となった。
「最下層に転移陣があったのよ」
苦し紛れの言い訳をしてみる。
「そんな報告は受けていないな」
「兎に角、その子は転移魔法を使えないわ」
「まあいい、帝国に着いてからゆっくり調べるさ」
男はリココに近付くとそのままリココを連れて行ってしまった。
「お前たちはこっちの馬車だ」
今まで黙っていた襲撃者の副官と思われる男に命令され、私たち三人は襲撃者が用意した馬車に押し込まれた。囚人や捕虜を護送するための馬車の様だ。王女たちも別の馬車に移された。
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