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13.神秘なる英雄の墓所
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一週間後…
一週間も経つと、結構レベルが上がり魔物を倒すスピードも上がります。
冒険者をやっていると実感できるようになりました。
二週間後…
遂にやってきました。今日は平民集いの皆さんと一緒に英雄の墓所へ行く日です。
私は二週間でためたお金で新しい装備と武器を新調させて貰いました。
以前、武器を買った為要らないかなと思ったのですがなんとこの武器!
光属性の武器なのです!教科書で魔物には全て邪気が混じっていると載っていたのでかなり有効な武器なのではないでしょうか。
「みんなお久しぶり!二週間、しっかり準備できたかな?」
「はい!」
「それじゃあ、早速!出発!」
そういえば皆さん、英雄の墓所の場所を西の所と言っていましたが、どれくらい離れているのでしょうか?
「スキル発動、マップ展開」
えぇっと、結構離れていますね。野宿が必要でしょうか?
「それじゃあ、みんなここに集まって!」
「?」
え?どこに行くのでしょうか?
「それじゃあ!テレポート!」
「え?」
マルリの声をかき消すようにテレポートの発動音が鳴り響く。
気づけば辺りは見た事のない場所で…
「え?えぇ!」
「どうしたのマルリちゃん?あれ?まさか徒歩で行くって勘違いしちゃってた?」
そうです。図星です。激しい戦いを繰り返して英雄の墓所に行くと思ってました…
「ごめん、マルリちゃん!最初は徒歩で行くつもりだったんだけど、テレポート使えるからわざわざ危険を冒してまで徒歩で行かなくても良いかなと思っちゃってさ」
「そうだったんですか」
確かに危険を冒してまで徒歩で行く必要はあまりないですものね。
「それにしても、やっぱ英雄の墓地ってなんかこう、神々しいよね。さすが英雄!」
神々しい?なぜでしょうか。
この実家のような安心感は?
まぁ私の実家は地獄だったので私の場合は子宮のような安心感でしょうか?
自分で考えてなんですが、凄く変な考え方な気がしてきました。
ですが、本当にどこか懐かしい感じです。
優しくて、あったかくて、今もお母様とお父様が生きていたらきっと幸せだったのでしょう。
「大丈夫かい?マルリ君?」
「あっ大丈夫です!心配かけて申し訳ありませんギガルディさん」
「そうかい?それなら良かったよ」
いけないいけない!しんみりしてないで早くお墓参りしなくては!
「おーいマルリちゃん!こっちこっち!お花をお供えする所はここだよ~!」
「はい!」
~祭壇~
とても神秘的で、聖力がすごくあります。
「すごい!」
「ほら、ここにお花をお供えして。そしたら手を合わせて聖女様と勇者様に伝えたいことを心の中で言うの」
「分かりました」
マリーさんの言うように祭壇の前で手を合わせ伝えたい事を心の中で…
(お母様、お父様、私は今とっても幸せです。冒険者になって自分の好きな事をしています。もし良ければ、ずっと見守っていて下さい)
見守って下さい⁈あれ、なんてことを思っているのかしら私⁈でも、見守ってくれるといいなぁ。
〈心配しなくともずっと見守っていますよ〉
「うん?」
「どうしたのマルリちゃん?」
「いえ、今何か聞こえた気が?」
「私には聞こえなかったけど」
「空耳ですかね?」
そのあと、マルリ達はギルドにテレポートで帰るのであった。
一週間も経つと、結構レベルが上がり魔物を倒すスピードも上がります。
冒険者をやっていると実感できるようになりました。
二週間後…
遂にやってきました。今日は平民集いの皆さんと一緒に英雄の墓所へ行く日です。
私は二週間でためたお金で新しい装備と武器を新調させて貰いました。
以前、武器を買った為要らないかなと思ったのですがなんとこの武器!
光属性の武器なのです!教科書で魔物には全て邪気が混じっていると載っていたのでかなり有効な武器なのではないでしょうか。
「みんなお久しぶり!二週間、しっかり準備できたかな?」
「はい!」
「それじゃあ、早速!出発!」
そういえば皆さん、英雄の墓所の場所を西の所と言っていましたが、どれくらい離れているのでしょうか?
「スキル発動、マップ展開」
えぇっと、結構離れていますね。野宿が必要でしょうか?
「それじゃあ、みんなここに集まって!」
「?」
え?どこに行くのでしょうか?
「それじゃあ!テレポート!」
「え?」
マルリの声をかき消すようにテレポートの発動音が鳴り響く。
気づけば辺りは見た事のない場所で…
「え?えぇ!」
「どうしたのマルリちゃん?あれ?まさか徒歩で行くって勘違いしちゃってた?」
そうです。図星です。激しい戦いを繰り返して英雄の墓所に行くと思ってました…
「ごめん、マルリちゃん!最初は徒歩で行くつもりだったんだけど、テレポート使えるからわざわざ危険を冒してまで徒歩で行かなくても良いかなと思っちゃってさ」
「そうだったんですか」
確かに危険を冒してまで徒歩で行く必要はあまりないですものね。
「それにしても、やっぱ英雄の墓地ってなんかこう、神々しいよね。さすが英雄!」
神々しい?なぜでしょうか。
この実家のような安心感は?
まぁ私の実家は地獄だったので私の場合は子宮のような安心感でしょうか?
自分で考えてなんですが、凄く変な考え方な気がしてきました。
ですが、本当にどこか懐かしい感じです。
優しくて、あったかくて、今もお母様とお父様が生きていたらきっと幸せだったのでしょう。
「大丈夫かい?マルリ君?」
「あっ大丈夫です!心配かけて申し訳ありませんギガルディさん」
「そうかい?それなら良かったよ」
いけないいけない!しんみりしてないで早くお墓参りしなくては!
「おーいマルリちゃん!こっちこっち!お花をお供えする所はここだよ~!」
「はい!」
~祭壇~
とても神秘的で、聖力がすごくあります。
「すごい!」
「ほら、ここにお花をお供えして。そしたら手を合わせて聖女様と勇者様に伝えたいことを心の中で言うの」
「分かりました」
マリーさんの言うように祭壇の前で手を合わせ伝えたい事を心の中で…
(お母様、お父様、私は今とっても幸せです。冒険者になって自分の好きな事をしています。もし良ければ、ずっと見守っていて下さい)
見守って下さい⁈あれ、なんてことを思っているのかしら私⁈でも、見守ってくれるといいなぁ。
〈心配しなくともずっと見守っていますよ〉
「うん?」
「どうしたのマルリちゃん?」
「いえ、今何か聞こえた気が?」
「私には聞こえなかったけど」
「空耳ですかね?」
そのあと、マルリ達はギルドにテレポートで帰るのであった。
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