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第四十三話「迫る終末について」
混迷の第三師団
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・やくそく【約束】
1.《名》相手に対し、互いに、取り決めを行うこと。
2.守らなければいけないもの。
『八乃字出版国語辞典より』
***
沖縄の第三師団駐屯地。市街地で発生したあのテロ事件から、数日が経過していた。
「それで、怪我人の様態は?」
執務室、椅子に腰掛けて副官と向かい合っているのは、七三分けにちょび髭が目立つ男。この駐屯地の長、日野部一等陸佐こと、部隊長だった。
「はい、トレーラーを運転していた二人は、どちらも意識を取り戻しています。骨にひびが入った程度でしたので、復帰も容易とのことです」
「我が部下ながら頑丈なもんだ。あの爆発に巻き込まれかけてその程度だったんだもんな」
「訓練の賜かと」
テロ発生現場から、鹵獲したOFMは、輸送している最中に突如として自爆。トレーラー一両と、自衛官が二人怪我をするという被害を被った。それだけで済んだのは幸運だった。しかし、
「もう少しであいつらの情報が手に入るってところで、これだからなぁ……」
「まさか、搭乗員ごと自決するとは、完全に想定外でしたね」
「市街地で解剖を強行して、そこで自爆されなかっただけ、良かったと思っておこう」
そうは言った物の、部隊長の表情は浮かなかった。OFMに関する情報もそうだが、彼にとっては、何故、自分の部下である比乃がここまで執拗に敵組織に狙われるのか、それが判明しなかったことが、落胆を大きくしていた。
「それにしても、どうしてテロリストだけでなく、OFMも、日比野一曹の身柄を狙っていたのでしょうか……」
自分が抱いている疑問を、態々口に出した副官に「俺はそれが一番知りたかった」と、椅子の背もたれを鳴らして、部隊長も同意する。
「幹部連中としては、うちの息子が狙われるよりも、敵の勢力を知ることの方が重要っぽかったけどな」
先日、会議室で行われた報告会でのやりとりを思いだし、部隊長は皮肉気な笑みを浮かべる。幹部たちは、どちらかと言えば、比乃が何故狙われたかよりも、どうしてテロリストに奴らが関わっていたのか、が重要だと考えていた。
それ自体は、部隊長も同意見だし、よく注視すべき点だと思う。それでも、親としては、息子が狙われたことの方が重大視すべき事柄だった。
あまり私情を挟むのも良くないがな、と部隊長は内心で、そういう所が俺の良くない所だなと、自嘲した。
「そんなことありませんよ。二佐や三佐たちだって、この駐屯地に所属する部下が狙われて、それを心配しないなんてことありえません」
「あー、わかってるわかってる。冗談だよ」
それを知らない副官は、自分の同期や上司に対する部隊長の言い方に、思わず反論した。対し、部隊長は面倒そうに手をひらひら振って「それで別にあいつらに苦言をしようってわけじゃねぇよ」と言うと、机の引き出しからいつもの煙草を取り出し、口に咥えた。
「でよ。あれからあいつの近辺で不穏な動きはないんだな?」
煙草に火をつけながら器用に喋る部隊長に見えるように、胸元に抱えていた資料を机の上に広げた。
「はい。一応、第八師団に要請して日比野三曹の周辺をチェックしましたが、不審な動きをしている団体はいないとのことです。むしろ、ここ最近は、歓天喜地高等学校で起きたテロくらいしか、東京で大きな事件は起きていないようです」
「ふーむ……」
煙を吹かしながら、机の上の資料をじっくり眺め、眉を顰める。そこに書いてあることをまとめて、簡潔に記すならば、比乃は平穏な日常を送れる環境にいる。ということだった。
それが逆に腑に落ちない。以前、オーケアノスが襲ってきた時もそうだったが、敵の組織は大戦力を投入してでも、たった一人の自衛官を攫いに来た。今回だって、AMWが確認されただけで十数機が出てきた。歩兵の武装も、普通に調達するには苦労するような代物だった。
敵はそれだけ熱心に比乃を狙っているというのに、目標が東京に戻り、ある意味で隙だらけの今は仕掛けてくる兆候がない。
もしかしたら、装備を整えているのかもしれないし、今回の件で手を引くことにしたのかもしれない。が、それならば先日、OFMまで出てきたのは何故なのか。
OFMがあれば、生半可な戦力にしかならないAMWなど準備する必要は無いし、拉致を諦めるにしても、二度も大戦力を用意してきた相手が、そんなにすぐ諦めるだろうか。
というより、何故、別勢力であるはずのOFMが比乃を狙ったのか、裏で繋がっているのか。
という自身の疑問を副官に話すと、彼女も「うーん……」と難しい顔をして考え込んでしまう。
「そもそも、何故、テロリストらが日比野三曹を狙うのでしょうか……それがわかりません。むしろ、そこに居たという森羅財閥の令嬢や、英国の王女を狙うついでだったのでは?」
「俺もそれは考えたが、そうすると一回目の拉致と一貫性がない。前回と今回が、全くの別組織による、全く別の思惑で行われたことなら、話は別だがな。それはそれで、複数組織からあいつが狙われる理由がわからん」
「何か、彼が重大な存在だったとか?」
「心当たりもあるっちゃあるが、こっちで調べた限りじゃ、あれがそこまで重要な物だとは思えないんだよなぁ」
「あの、彼の頭に埋まってるというマイクロチップですか、それがテロ組織にとって重要な何かということでしょうか」
「俺たちにはわからない何かが詰まった代物なのかもしれないが、こっちからしたらいい迷惑だ。いっそ摘出してぽいできれば良かったが、外科手術で取り出すのも困難だしな」
「困ったものですね……」
二人揃って、腕組みをして考え込む。しかし、部隊長は副官とは少し違うことを考えていた。
(そも、何故OFMが出張ってくる? 一回目の拉致のとき、ミッドウェイ島で、あいつらはテロリスト側を攻撃していた。敵対関係にあるはずだ)
指で、二の腕をとんとん叩く。口元で煙草がメトロノームのように規則正しく、上下に揺れる。
(テロリストとOFMは別勢力。これは間違いないはずだ。では何故、どちらも比乃を狙う)
咥えている煙草の灰が、机に落ちて小さい山を作る。部隊長は気付かない。
(裏で手を組んだ? OFM側も比乃の秘密を知っていて、何らかの理由で狙った? 一つに絞るには、理由の候補が多すぎるな)
長考が続く。そして、組んでいた腕を後頭部にやって、部隊長は、
「…………わからん!」
これ以上は問題を解くピースが足りないと、真相究明を諦めたのだった。
1.《名》相手に対し、互いに、取り決めを行うこと。
2.守らなければいけないもの。
『八乃字出版国語辞典より』
***
沖縄の第三師団駐屯地。市街地で発生したあのテロ事件から、数日が経過していた。
「それで、怪我人の様態は?」
執務室、椅子に腰掛けて副官と向かい合っているのは、七三分けにちょび髭が目立つ男。この駐屯地の長、日野部一等陸佐こと、部隊長だった。
「はい、トレーラーを運転していた二人は、どちらも意識を取り戻しています。骨にひびが入った程度でしたので、復帰も容易とのことです」
「我が部下ながら頑丈なもんだ。あの爆発に巻き込まれかけてその程度だったんだもんな」
「訓練の賜かと」
テロ発生現場から、鹵獲したOFMは、輸送している最中に突如として自爆。トレーラー一両と、自衛官が二人怪我をするという被害を被った。それだけで済んだのは幸運だった。しかし、
「もう少しであいつらの情報が手に入るってところで、これだからなぁ……」
「まさか、搭乗員ごと自決するとは、完全に想定外でしたね」
「市街地で解剖を強行して、そこで自爆されなかっただけ、良かったと思っておこう」
そうは言った物の、部隊長の表情は浮かなかった。OFMに関する情報もそうだが、彼にとっては、何故、自分の部下である比乃がここまで執拗に敵組織に狙われるのか、それが判明しなかったことが、落胆を大きくしていた。
「それにしても、どうしてテロリストだけでなく、OFMも、日比野一曹の身柄を狙っていたのでしょうか……」
自分が抱いている疑問を、態々口に出した副官に「俺はそれが一番知りたかった」と、椅子の背もたれを鳴らして、部隊長も同意する。
「幹部連中としては、うちの息子が狙われるよりも、敵の勢力を知ることの方が重要っぽかったけどな」
先日、会議室で行われた報告会でのやりとりを思いだし、部隊長は皮肉気な笑みを浮かべる。幹部たちは、どちらかと言えば、比乃が何故狙われたかよりも、どうしてテロリストに奴らが関わっていたのか、が重要だと考えていた。
それ自体は、部隊長も同意見だし、よく注視すべき点だと思う。それでも、親としては、息子が狙われたことの方が重大視すべき事柄だった。
あまり私情を挟むのも良くないがな、と部隊長は内心で、そういう所が俺の良くない所だなと、自嘲した。
「そんなことありませんよ。二佐や三佐たちだって、この駐屯地に所属する部下が狙われて、それを心配しないなんてことありえません」
「あー、わかってるわかってる。冗談だよ」
それを知らない副官は、自分の同期や上司に対する部隊長の言い方に、思わず反論した。対し、部隊長は面倒そうに手をひらひら振って「それで別にあいつらに苦言をしようってわけじゃねぇよ」と言うと、机の引き出しからいつもの煙草を取り出し、口に咥えた。
「でよ。あれからあいつの近辺で不穏な動きはないんだな?」
煙草に火をつけながら器用に喋る部隊長に見えるように、胸元に抱えていた資料を机の上に広げた。
「はい。一応、第八師団に要請して日比野三曹の周辺をチェックしましたが、不審な動きをしている団体はいないとのことです。むしろ、ここ最近は、歓天喜地高等学校で起きたテロくらいしか、東京で大きな事件は起きていないようです」
「ふーむ……」
煙を吹かしながら、机の上の資料をじっくり眺め、眉を顰める。そこに書いてあることをまとめて、簡潔に記すならば、比乃は平穏な日常を送れる環境にいる。ということだった。
それが逆に腑に落ちない。以前、オーケアノスが襲ってきた時もそうだったが、敵の組織は大戦力を投入してでも、たった一人の自衛官を攫いに来た。今回だって、AMWが確認されただけで十数機が出てきた。歩兵の武装も、普通に調達するには苦労するような代物だった。
敵はそれだけ熱心に比乃を狙っているというのに、目標が東京に戻り、ある意味で隙だらけの今は仕掛けてくる兆候がない。
もしかしたら、装備を整えているのかもしれないし、今回の件で手を引くことにしたのかもしれない。が、それならば先日、OFMまで出てきたのは何故なのか。
OFMがあれば、生半可な戦力にしかならないAMWなど準備する必要は無いし、拉致を諦めるにしても、二度も大戦力を用意してきた相手が、そんなにすぐ諦めるだろうか。
というより、何故、別勢力であるはずのOFMが比乃を狙ったのか、裏で繋がっているのか。
という自身の疑問を副官に話すと、彼女も「うーん……」と難しい顔をして考え込んでしまう。
「そもそも、何故、テロリストらが日比野三曹を狙うのでしょうか……それがわかりません。むしろ、そこに居たという森羅財閥の令嬢や、英国の王女を狙うついでだったのでは?」
「俺もそれは考えたが、そうすると一回目の拉致と一貫性がない。前回と今回が、全くの別組織による、全く別の思惑で行われたことなら、話は別だがな。それはそれで、複数組織からあいつが狙われる理由がわからん」
「何か、彼が重大な存在だったとか?」
「心当たりもあるっちゃあるが、こっちで調べた限りじゃ、あれがそこまで重要な物だとは思えないんだよなぁ」
「あの、彼の頭に埋まってるというマイクロチップですか、それがテロ組織にとって重要な何かということでしょうか」
「俺たちにはわからない何かが詰まった代物なのかもしれないが、こっちからしたらいい迷惑だ。いっそ摘出してぽいできれば良かったが、外科手術で取り出すのも困難だしな」
「困ったものですね……」
二人揃って、腕組みをして考え込む。しかし、部隊長は副官とは少し違うことを考えていた。
(そも、何故OFMが出張ってくる? 一回目の拉致のとき、ミッドウェイ島で、あいつらはテロリスト側を攻撃していた。敵対関係にあるはずだ)
指で、二の腕をとんとん叩く。口元で煙草がメトロノームのように規則正しく、上下に揺れる。
(テロリストとOFMは別勢力。これは間違いないはずだ。では何故、どちらも比乃を狙う)
咥えている煙草の灰が、机に落ちて小さい山を作る。部隊長は気付かない。
(裏で手を組んだ? OFM側も比乃の秘密を知っていて、何らかの理由で狙った? 一つに絞るには、理由の候補が多すぎるな)
長考が続く。そして、組んでいた腕を後頭部にやって、部隊長は、
「…………わからん!」
これ以上は問題を解くピースが足りないと、真相究明を諦めたのだった。
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