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第三十一話「英国の決戦について」
接敵、クーデター軍
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《敵機 十一時方向 コンカラーⅡと断定》
「見えてるよ!」
AIからの報告に短く返してから、比乃は短筒を構えて前進。木々の間から見えた一機のコンカラーⅡに向けて突進する。突進を受けた方は、まさか包囲された側から突っ込んでくるとは思いもしなかったのか、明らかに狼狽えていた。
練度不足、経験不足を感じる動き。これが本当に、今まで快進撃を続けてきたクーデター軍の兵士なのだろうか? そんな疑問符が、脳裏の片隅に浮かぶ。だが、今は目の前の敵機を殲滅しなければならない。
戸惑って反撃が遅れた敵機に、牽制射撃を入れる。走りながらなので、照準は上手く定まらないが、それでも数発撃った一発が、相手の左肩を捉えた。大型の徹甲弾が、その肩を凶悪な破壊力を持って抉り飛ばし、コンカラーⅡがバランスを崩してたたらを踏んだ。そこへ、
『一番槍ぃ!』
叫びながらジャックが飛び込む。手にしたニ振りの高振動ブレード“カーテナ”を敵機に叩きつけた。耳障りな音を立てて、コンカラーⅡの大柄なボディが寸断され、胴体に二筋の斬撃痕を残した敵機は地面に崩れ落ちた。
『まずは一機、続けていくぞ!』
言いながら、こちらの位置を特定したのか、射撃を加えてきたコンカラーⅡの集団へと突撃を敢行するジャック。一見すると無茶な動きに見えるが、金色のカーテナは、弾筋が見えているかのような動きをして、敵の射撃を避けながら接近して行く。
「なんちゅう動きしてるんだ……」
金色の機体の曲芸染みた動きに、呆れ半分、感嘆半分で比乃が呟く。それとほぼ同時に、別方向に居たもう一機のコンカラーⅡが、木々を縫うようにして現れた。
その巨体はずしんと重い足音をあげながら、AMW用の大型ランスに備えられた機関砲をこちらへ指向して、比乃へ目掛けて突進してくる。
回避するのは容易い。そこで、比乃はここで一つ、自身が持ってきた装備の性能を確かめてみることにした。手元のコンソールを操作。システムをオンラインに、粒子コンデンサとの接続をチェック、口頭でAIに指示を出す。
「フォトンシールド展開、反応はオートに」
《了解 PS起動 自動防御モード》
AIが復唱を終え、Tkー7改ニが小手に固定されている小型のシールドを構える。敵機は、そんな物が障害になるとは一切思っていない様子で、構わず、ランスに内蔵された機関砲を発砲した。
迫る四十ミリの弾丸、それが薄いシールドを粉砕し、胴体まで弾丸が貫通すると思われたその時、異変は起こった。シールドの表面が円形に輝きだしたかと思うと、その光に接触した弾丸が、硬い何かに弾かれるように進行方向を変えたのだ。
《負荷による影響 確認できず 力場は正常に作動中》
「流石は技本の新兵器、効果は抜群だな」
未知の現象を前に驚愕し、思わず足と銃撃を止めたコンカラーⅡに、比乃は無情に短筒を向けて、発砲。撃ち放たれた徹甲弾は、敵機の分厚い胴体を容易く打ち砕き、制御を失った機体はどうっと地面に倒れた。
「なるほど、こんな物を敵が使ってきたら、そりゃあたまらないわけだ」
自身が今使ったのと同じ原理の防御手段を持つ敵機、つまりはOFMとの戦闘を思い返して、比乃が呟く。この防御装置は、名称を安直に“フォトンシールド”と呼ばれている。これは、フォトン粒子の持つ特性の一つを防御に応用した兵器だった。光の力場を盾の表面に発生させ、それにより、一般的なAMWの持つ火器、四十ミリクラスであれば容易く弾く、強力な防具。
その着想はOFMとの戦闘データから得られ、それから数ヶ月という短い期間で実用化まで漕ぎ着けた、技本の技術者たちの汗と涙の結晶とも言える代物であった。
『それが秘密兵器か、とんでもないな』
残りの敵機、三機のコンカラーⅡを容易く斬り伏せたジャックが、率直な感想を述べた。
「あんまり頼り過ぎるとコンデンサがすぐ空になっちゃうけどね、それでも強力な防具だよ」
実際、比乃の言う通り、今の一撃を防ぐだけでもフォトンバッテリーの残量が目減りしてしまう。
これが尽きてしまえば、フォトンシールドはただの薄っぺらい防楯と化してしまうばかりか、腰に備えたフォトンスラスターも使用不能になってしまう。その為、あまり多用出来ない。これがこの装備の欠点でもあった。
『なるほどな、しかし日本の技術も中々の物だな、これが変態の技術という物か』
「光学迷彩なんてふざけた装備を付けてる国に言われたくないね……こちらchild1、梅雨払い終わったよ」
『teacher1了解、これより降下する』
『日比野ちゃんお手柄よー、後でいいこいいこしてあげる!』
『二人だけで暴れててずりーぞ! 俺にも出番寄越せ!』
安久は生真面目に、宇佐美はふざけながら、そして志度は心底羨ましそうに喚きながら、最後のTkー7改が三機、Cー17から投下された。
その間に、Tkー7改ニは腰の武装ラックから、件の光学迷彩技術を駆使して作られたマントを取り出して、機体に羽織らせた。その姿を木々の中へと隠しながら、同じく光学迷彩で姿を隠したカーテナと合わせて、前進を続ける。
情報にあった敵機の数は最低十機。まだその半分しか撃破できていないのだ。警戒を解く理由はなかった。
(それにしても、敵の本陣だと言うのに、抵抗が弱いな)
先程、対空砲火が無かった事と言い、どうにも、敵に誘い込まれているような気分が抜けない。少なくとも、何らかの罠が仕掛けられていることは、間違い無いだろう。だが、何が待ち構えていようと、正面から打ち破るしか無いのが、殲滅戦である。
まだ、例の化け物もまだ姿を現していない。もしかしたら、奥に控えていて、陣地の奥まで入り込んだ自分たちを一網打尽にしようと待ち構えているのかもしれない。
(来るなら来てみろってか……上等じゃないか)
こちらには新型の防具に、志度と心視には盾だけでなく、矛も用意させてある。安久と宇佐美も光分子カッターを装備しているし、ジャックも並大抵の技量ではない。アイヴィーだって、訓練は積んでいるのだ。保険にはなるだろう。
相手がOFM並みの化け物だろうが、今の自分たちには負ける気はしない。
そんなことを思案している間に、安久、宇佐美、志度の乗った三機が森林地帯に降り立ち、比乃らと合流した。
五機の前衛と、後方にニ機を控えさせた日英混合のAMW部隊は、目標地点に向かって前進を続けた。
「見えてるよ!」
AIからの報告に短く返してから、比乃は短筒を構えて前進。木々の間から見えた一機のコンカラーⅡに向けて突進する。突進を受けた方は、まさか包囲された側から突っ込んでくるとは思いもしなかったのか、明らかに狼狽えていた。
練度不足、経験不足を感じる動き。これが本当に、今まで快進撃を続けてきたクーデター軍の兵士なのだろうか? そんな疑問符が、脳裏の片隅に浮かぶ。だが、今は目の前の敵機を殲滅しなければならない。
戸惑って反撃が遅れた敵機に、牽制射撃を入れる。走りながらなので、照準は上手く定まらないが、それでも数発撃った一発が、相手の左肩を捉えた。大型の徹甲弾が、その肩を凶悪な破壊力を持って抉り飛ばし、コンカラーⅡがバランスを崩してたたらを踏んだ。そこへ、
『一番槍ぃ!』
叫びながらジャックが飛び込む。手にしたニ振りの高振動ブレード“カーテナ”を敵機に叩きつけた。耳障りな音を立てて、コンカラーⅡの大柄なボディが寸断され、胴体に二筋の斬撃痕を残した敵機は地面に崩れ落ちた。
『まずは一機、続けていくぞ!』
言いながら、こちらの位置を特定したのか、射撃を加えてきたコンカラーⅡの集団へと突撃を敢行するジャック。一見すると無茶な動きに見えるが、金色のカーテナは、弾筋が見えているかのような動きをして、敵の射撃を避けながら接近して行く。
「なんちゅう動きしてるんだ……」
金色の機体の曲芸染みた動きに、呆れ半分、感嘆半分で比乃が呟く。それとほぼ同時に、別方向に居たもう一機のコンカラーⅡが、木々を縫うようにして現れた。
その巨体はずしんと重い足音をあげながら、AMW用の大型ランスに備えられた機関砲をこちらへ指向して、比乃へ目掛けて突進してくる。
回避するのは容易い。そこで、比乃はここで一つ、自身が持ってきた装備の性能を確かめてみることにした。手元のコンソールを操作。システムをオンラインに、粒子コンデンサとの接続をチェック、口頭でAIに指示を出す。
「フォトンシールド展開、反応はオートに」
《了解 PS起動 自動防御モード》
AIが復唱を終え、Tkー7改ニが小手に固定されている小型のシールドを構える。敵機は、そんな物が障害になるとは一切思っていない様子で、構わず、ランスに内蔵された機関砲を発砲した。
迫る四十ミリの弾丸、それが薄いシールドを粉砕し、胴体まで弾丸が貫通すると思われたその時、異変は起こった。シールドの表面が円形に輝きだしたかと思うと、その光に接触した弾丸が、硬い何かに弾かれるように進行方向を変えたのだ。
《負荷による影響 確認できず 力場は正常に作動中》
「流石は技本の新兵器、効果は抜群だな」
未知の現象を前に驚愕し、思わず足と銃撃を止めたコンカラーⅡに、比乃は無情に短筒を向けて、発砲。撃ち放たれた徹甲弾は、敵機の分厚い胴体を容易く打ち砕き、制御を失った機体はどうっと地面に倒れた。
「なるほど、こんな物を敵が使ってきたら、そりゃあたまらないわけだ」
自身が今使ったのと同じ原理の防御手段を持つ敵機、つまりはOFMとの戦闘を思い返して、比乃が呟く。この防御装置は、名称を安直に“フォトンシールド”と呼ばれている。これは、フォトン粒子の持つ特性の一つを防御に応用した兵器だった。光の力場を盾の表面に発生させ、それにより、一般的なAMWの持つ火器、四十ミリクラスであれば容易く弾く、強力な防具。
その着想はOFMとの戦闘データから得られ、それから数ヶ月という短い期間で実用化まで漕ぎ着けた、技本の技術者たちの汗と涙の結晶とも言える代物であった。
『それが秘密兵器か、とんでもないな』
残りの敵機、三機のコンカラーⅡを容易く斬り伏せたジャックが、率直な感想を述べた。
「あんまり頼り過ぎるとコンデンサがすぐ空になっちゃうけどね、それでも強力な防具だよ」
実際、比乃の言う通り、今の一撃を防ぐだけでもフォトンバッテリーの残量が目減りしてしまう。
これが尽きてしまえば、フォトンシールドはただの薄っぺらい防楯と化してしまうばかりか、腰に備えたフォトンスラスターも使用不能になってしまう。その為、あまり多用出来ない。これがこの装備の欠点でもあった。
『なるほどな、しかし日本の技術も中々の物だな、これが変態の技術という物か』
「光学迷彩なんてふざけた装備を付けてる国に言われたくないね……こちらchild1、梅雨払い終わったよ」
『teacher1了解、これより降下する』
『日比野ちゃんお手柄よー、後でいいこいいこしてあげる!』
『二人だけで暴れててずりーぞ! 俺にも出番寄越せ!』
安久は生真面目に、宇佐美はふざけながら、そして志度は心底羨ましそうに喚きながら、最後のTkー7改が三機、Cー17から投下された。
その間に、Tkー7改ニは腰の武装ラックから、件の光学迷彩技術を駆使して作られたマントを取り出して、機体に羽織らせた。その姿を木々の中へと隠しながら、同じく光学迷彩で姿を隠したカーテナと合わせて、前進を続ける。
情報にあった敵機の数は最低十機。まだその半分しか撃破できていないのだ。警戒を解く理由はなかった。
(それにしても、敵の本陣だと言うのに、抵抗が弱いな)
先程、対空砲火が無かった事と言い、どうにも、敵に誘い込まれているような気分が抜けない。少なくとも、何らかの罠が仕掛けられていることは、間違い無いだろう。だが、何が待ち構えていようと、正面から打ち破るしか無いのが、殲滅戦である。
まだ、例の化け物もまだ姿を現していない。もしかしたら、奥に控えていて、陣地の奥まで入り込んだ自分たちを一網打尽にしようと待ち構えているのかもしれない。
(来るなら来てみろってか……上等じゃないか)
こちらには新型の防具に、志度と心視には盾だけでなく、矛も用意させてある。安久と宇佐美も光分子カッターを装備しているし、ジャックも並大抵の技量ではない。アイヴィーだって、訓練は積んでいるのだ。保険にはなるだろう。
相手がOFM並みの化け物だろうが、今の自分たちには負ける気はしない。
そんなことを思案している間に、安久、宇佐美、志度の乗った三機が森林地帯に降り立ち、比乃らと合流した。
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