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第二十六話「上官二人と休暇について」
保護者の会話
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一方その頃、女湯では、
「それでー、日比野ちゃんとはどこまで行ったのよー」
「……一緒に、同じ布団で、寝てる」
「わーお、大胆!」
「……志度も一緒だけど」
「わーお、台無し」
そんな会話をしている女性陣二人は、ジェットバスに並んで入っていた。暖かい湯と、湧き出す泡が全身を刺激し、心地よさを覚える。二人は思い切りリラックスして、湯船に身を沈めていた。心視の解いた長い長い髪が湯に浸かり、ゆらゆらとクラゲのように漂っている。
その折、心視はちらりと、横の浴槽に入っている宇佐美の方を見た。泡の隙間から見え隠れする宇佐美の肢体。無駄な贅肉も筋肉も無く引き締まり、その上で豊かなバストやヒップ。
自衛隊などやめて、グラビアアイドルでもやれば、すぐにトップになれるのではないかと、同性の心視ですら思える、そのパーフェクトな身体を見てから、心視は自身の貧相な身体を見下ろした。
貧相、と言っても、程よく薄っすらと肉はついており、こちらも無駄な贅肉や筋肉などついていない。すらっとした身体をしていた。ただ、宇佐美と違うのは、胸にも尻にも大して肉が付いていない。その点は、心視個人として大問題なのだ。
しかし、高価な西洋人形のように、美しく整った身体と、端正な顔立ちの組み合わせは、そういう趣向の人にとっては堪らない物がある。それを無自覚な心視は、悲しみの混ざった深いため息を吐いた。
自分も、宇佐美くらいの年齢になれば、あんな身体になれるのだろうか。身長は少しずつだが伸びているので、成長期的な希望はまだ捨てきれていないのだが……心視が悶々とそんな悩みを抱えているなど露知らず、隣で宇佐美は「あぁー……」とおっさん臭い声を上げている。
人の気も知らずに、呑気な物である。
「心視もあれよ、もっと積極的にアタックした方がいいわよー。日比野ちゃん、ああ見えてかなーり鈍チンだしぃ」
「それは、知ってる……けど、気持ちを率直に伝えるのも、怖い」
「怖い? 拒否されたらどうしようとか、そういう感じ?」
「……そういう、感じ」
「うーん、あの日比野ちゃんが心視を拒否するなんて、ないと思うけどねぇ」
宇佐美はそう言うが、心視としては、比乃に自分の思いを打ち明けるには、まだまだ勇気が足りない。もし「幼馴染としか思えない」だとか「妹みたいな存在」だとか言われた日には、自死することすらあり得る。そのくらい、心視は比乃のことがラヴなのである。
「最近、比乃を狙ってるライバル、増えてるし……」
未だに文通を続けているアメリカの女とか、夜に長電話をするようになったイギリスの女だとか、学校にも、潜在的に存在しているかもしれない女子。比乃を狙っているのは、テロリストだけではないのだ。むしろ、心視としてはテロリストと同じくらい、彼女たちを危険な存在として認知している。
「あら、もしかして日比野ちゃん東京じゃモテモテ? そういえば、後輩に告白されてどう断ったらなんて話もしたわね……日比野ちゃん、隅に置けないわね」
「当然、比乃だもの」
「好きな人がモテるのって、嬉しい反面冷や冷やしない?」
「……する」
言って、お湯にぶくぶくと眉を顰めて顔を沈めた心視を見て、宇佐美は苦笑しながら「恋ってままならないわねぇ」と言ってから、また「どっこいしょっと」と親父臭く言って湯船から立ち上がった。
「私はそろそろあがるけど、心視はどうする?」
「私も……出る」
「それじゃあコーヒー牛乳飲みましょ、銭湯の定番よ!」
「……そうなの?」
「むしろ牛乳の類を飲むまでが入浴と言えるわね……!」
「おお……」
熱弁する宇佐美に関心するように頷いた心視が続いて立ち上がり、湯船を後にした。
***
二人が更衣室から出てくると、通路に設置されているマッサージチェアで、男性陣が揺れていた。志度が未知の感覚に「おおおおあああああ」と悶えた声を上げ、安久は無言で、比乃は「あああああ」と小さく声を漏らしていた。
「あらあら、すっかり満喫してるわね」
「あー宇佐美さん、これすっごいですよ。全身の凝りが解れてく感じで」
「後で使わせて貰うわ。それよりコーヒー牛乳飲みに行くけど、来る人?」
「今なら私が奢ったげる」と宇佐美が言うと、比乃が「飲みます」と立ち上がって、志度も「俺も俺も」と若干、名残惜しそうにマッサージチェアに視線を送ってから席を立った。
「剛は?」
「うむ、俺は後で良い。存分に飲んで来るといい」
「了解了解、それじゃあ行くわよー」
先導する宇佐美に三人は「おー」と続いて、売り場へと歩いて行く。
一人になった安久は、マッサージチェアに身を委ねながら、先程比乃に断られた話しについて思い返していた。
先ほどの話は冗談でも何でもなく、本気の話であった。比乃を東京に居させたい、出来ることならば、一般的な学生として世間に順応させたいという部隊長の考えには賛同する。だが、それをするには、比乃に対するテロリストからのヘイトが高すぎる。
これまで大丈夫だったから、次も大丈夫などという保証は、どこにもないのだ。特に、命のやり取りをする場に置いては、
考えて「やはり無理をしてでも比乃を沖縄に戻すべきでは……」そう呟いた時、安久の頰に冷たい物体が押し付けられた。安久は驚きもせずにそちらを向く。
そこには「美味しい牛乳」とラベルが貼られた瓶を持った宇佐美が立っていた。彼女はにやにやと、安久を見下ろしていた。
「まーた小難しいこと考えてたでしょ」
「別に小難しいことなどではない。三人はどうした」
「向こうでどの味の牛乳が美味しいかで議論してるわよ。志度がフルーツ、心視がコーヒー、日比野ちゃんがプレーンで言い争ってるわ」
「……くだらない」
「あら、私は嫌いじゃないわよ、ああいうの」
くすくす笑いながら、手に持って居た牛乳を安久に渡すと、自分も隣のマッサージチェアに腰掛ける。スイッチを入れて、小刻みに揺れ始めた同僚を尻目に、安久は瓶の蓋を回して開けて、その中身を一気に煽って飲み干した。
「あら、いい飲みっぷり。貴方の悩みも、それくらい簡単に無くせればいいのにね」
「……宇佐美、お前は今の比乃の環境についてどう考える。特に安全面に関して」
「安全面、ねぇ……いざって時の守りの要が、第八師団じゃちょっと不安かなーってくらいかしらね」
「俺は、比乃を第三師団の駐屯地に戻すべきだと思っている」
「それで、駐屯地に閉じ込めておくの? いつまで? テロ組織が壊滅されるまで? かなり掛かると思うけど、そんなに長い間、籠の鳥みたいにあの子を大事に大事に守ってあげるの?」
宇佐美の言葉に、安久は俯いて自分が今飲み干した瓶に視線を移す。
「それは……しかし、その方が安全ではあるだろう」
「安全ではあるけど、自由もないわよね。徹底して守るって言うなら、外出すら出来なくなるし、もうTkー7に乗せることもできなくなるわね……それ、本当に日比野ちゃんの為になると思う?」
宇佐美は、生真面目な同僚の横顔をじっと見つめて聞いた。問われた安久は、そちらを見ることが出来ず、相変わらず視線を落としたまま、
「……では、どうすれば良いのだ。どうやって、あいつを守ってやればいい」
「そもそも、守ってあげる必要なんてないんじゃないの? 過保護過ぎるのよ、剛は」
呆れたように言う宇佐美に、安久は「しかし」と反論しようとして、その口が宇佐美の指で塞がれ、物理的に遮られた。
「日比野ちゃんが自分から助けてくれ、守ってほしいって言って来たなら、私だって全力でそれを叶えてあげるわよ。でも、あの子がそう言ったわけじゃないんでしょう? だったら、出来る限りは見守ってあげるのが保護者ってもんじゃないの。本当に困った時に助けてあげれば良いのよ、じゃないと、あの子いつまで経っても自立出来なくなっちゃうわよ? それでいいの? いいえ、よくないわ」
にやりと笑みを浮かべ「何か反論ある?」と言った同僚に、安久は「……わかった、俺の負けだ」と苦笑した。
「それでー、日比野ちゃんとはどこまで行ったのよー」
「……一緒に、同じ布団で、寝てる」
「わーお、大胆!」
「……志度も一緒だけど」
「わーお、台無し」
そんな会話をしている女性陣二人は、ジェットバスに並んで入っていた。暖かい湯と、湧き出す泡が全身を刺激し、心地よさを覚える。二人は思い切りリラックスして、湯船に身を沈めていた。心視の解いた長い長い髪が湯に浸かり、ゆらゆらとクラゲのように漂っている。
その折、心視はちらりと、横の浴槽に入っている宇佐美の方を見た。泡の隙間から見え隠れする宇佐美の肢体。無駄な贅肉も筋肉も無く引き締まり、その上で豊かなバストやヒップ。
自衛隊などやめて、グラビアアイドルでもやれば、すぐにトップになれるのではないかと、同性の心視ですら思える、そのパーフェクトな身体を見てから、心視は自身の貧相な身体を見下ろした。
貧相、と言っても、程よく薄っすらと肉はついており、こちらも無駄な贅肉や筋肉などついていない。すらっとした身体をしていた。ただ、宇佐美と違うのは、胸にも尻にも大して肉が付いていない。その点は、心視個人として大問題なのだ。
しかし、高価な西洋人形のように、美しく整った身体と、端正な顔立ちの組み合わせは、そういう趣向の人にとっては堪らない物がある。それを無自覚な心視は、悲しみの混ざった深いため息を吐いた。
自分も、宇佐美くらいの年齢になれば、あんな身体になれるのだろうか。身長は少しずつだが伸びているので、成長期的な希望はまだ捨てきれていないのだが……心視が悶々とそんな悩みを抱えているなど露知らず、隣で宇佐美は「あぁー……」とおっさん臭い声を上げている。
人の気も知らずに、呑気な物である。
「心視もあれよ、もっと積極的にアタックした方がいいわよー。日比野ちゃん、ああ見えてかなーり鈍チンだしぃ」
「それは、知ってる……けど、気持ちを率直に伝えるのも、怖い」
「怖い? 拒否されたらどうしようとか、そういう感じ?」
「……そういう、感じ」
「うーん、あの日比野ちゃんが心視を拒否するなんて、ないと思うけどねぇ」
宇佐美はそう言うが、心視としては、比乃に自分の思いを打ち明けるには、まだまだ勇気が足りない。もし「幼馴染としか思えない」だとか「妹みたいな存在」だとか言われた日には、自死することすらあり得る。そのくらい、心視は比乃のことがラヴなのである。
「最近、比乃を狙ってるライバル、増えてるし……」
未だに文通を続けているアメリカの女とか、夜に長電話をするようになったイギリスの女だとか、学校にも、潜在的に存在しているかもしれない女子。比乃を狙っているのは、テロリストだけではないのだ。むしろ、心視としてはテロリストと同じくらい、彼女たちを危険な存在として認知している。
「あら、もしかして日比野ちゃん東京じゃモテモテ? そういえば、後輩に告白されてどう断ったらなんて話もしたわね……日比野ちゃん、隅に置けないわね」
「当然、比乃だもの」
「好きな人がモテるのって、嬉しい反面冷や冷やしない?」
「……する」
言って、お湯にぶくぶくと眉を顰めて顔を沈めた心視を見て、宇佐美は苦笑しながら「恋ってままならないわねぇ」と言ってから、また「どっこいしょっと」と親父臭く言って湯船から立ち上がった。
「私はそろそろあがるけど、心視はどうする?」
「私も……出る」
「それじゃあコーヒー牛乳飲みましょ、銭湯の定番よ!」
「……そうなの?」
「むしろ牛乳の類を飲むまでが入浴と言えるわね……!」
「おお……」
熱弁する宇佐美に関心するように頷いた心視が続いて立ち上がり、湯船を後にした。
***
二人が更衣室から出てくると、通路に設置されているマッサージチェアで、男性陣が揺れていた。志度が未知の感覚に「おおおおあああああ」と悶えた声を上げ、安久は無言で、比乃は「あああああ」と小さく声を漏らしていた。
「あらあら、すっかり満喫してるわね」
「あー宇佐美さん、これすっごいですよ。全身の凝りが解れてく感じで」
「後で使わせて貰うわ。それよりコーヒー牛乳飲みに行くけど、来る人?」
「今なら私が奢ったげる」と宇佐美が言うと、比乃が「飲みます」と立ち上がって、志度も「俺も俺も」と若干、名残惜しそうにマッサージチェアに視線を送ってから席を立った。
「剛は?」
「うむ、俺は後で良い。存分に飲んで来るといい」
「了解了解、それじゃあ行くわよー」
先導する宇佐美に三人は「おー」と続いて、売り場へと歩いて行く。
一人になった安久は、マッサージチェアに身を委ねながら、先程比乃に断られた話しについて思い返していた。
先ほどの話は冗談でも何でもなく、本気の話であった。比乃を東京に居させたい、出来ることならば、一般的な学生として世間に順応させたいという部隊長の考えには賛同する。だが、それをするには、比乃に対するテロリストからのヘイトが高すぎる。
これまで大丈夫だったから、次も大丈夫などという保証は、どこにもないのだ。特に、命のやり取りをする場に置いては、
考えて「やはり無理をしてでも比乃を沖縄に戻すべきでは……」そう呟いた時、安久の頰に冷たい物体が押し付けられた。安久は驚きもせずにそちらを向く。
そこには「美味しい牛乳」とラベルが貼られた瓶を持った宇佐美が立っていた。彼女はにやにやと、安久を見下ろしていた。
「まーた小難しいこと考えてたでしょ」
「別に小難しいことなどではない。三人はどうした」
「向こうでどの味の牛乳が美味しいかで議論してるわよ。志度がフルーツ、心視がコーヒー、日比野ちゃんがプレーンで言い争ってるわ」
「……くだらない」
「あら、私は嫌いじゃないわよ、ああいうの」
くすくす笑いながら、手に持って居た牛乳を安久に渡すと、自分も隣のマッサージチェアに腰掛ける。スイッチを入れて、小刻みに揺れ始めた同僚を尻目に、安久は瓶の蓋を回して開けて、その中身を一気に煽って飲み干した。
「あら、いい飲みっぷり。貴方の悩みも、それくらい簡単に無くせればいいのにね」
「……宇佐美、お前は今の比乃の環境についてどう考える。特に安全面に関して」
「安全面、ねぇ……いざって時の守りの要が、第八師団じゃちょっと不安かなーってくらいかしらね」
「俺は、比乃を第三師団の駐屯地に戻すべきだと思っている」
「それで、駐屯地に閉じ込めておくの? いつまで? テロ組織が壊滅されるまで? かなり掛かると思うけど、そんなに長い間、籠の鳥みたいにあの子を大事に大事に守ってあげるの?」
宇佐美の言葉に、安久は俯いて自分が今飲み干した瓶に視線を移す。
「それは……しかし、その方が安全ではあるだろう」
「安全ではあるけど、自由もないわよね。徹底して守るって言うなら、外出すら出来なくなるし、もうTkー7に乗せることもできなくなるわね……それ、本当に日比野ちゃんの為になると思う?」
宇佐美は、生真面目な同僚の横顔をじっと見つめて聞いた。問われた安久は、そちらを見ることが出来ず、相変わらず視線を落としたまま、
「……では、どうすれば良いのだ。どうやって、あいつを守ってやればいい」
「そもそも、守ってあげる必要なんてないんじゃないの? 過保護過ぎるのよ、剛は」
呆れたように言う宇佐美に、安久は「しかし」と反論しようとして、その口が宇佐美の指で塞がれ、物理的に遮られた。
「日比野ちゃんが自分から助けてくれ、守ってほしいって言って来たなら、私だって全力でそれを叶えてあげるわよ。でも、あの子がそう言ったわけじゃないんでしょう? だったら、出来る限りは見守ってあげるのが保護者ってもんじゃないの。本当に困った時に助けてあげれば良いのよ、じゃないと、あの子いつまで経っても自立出来なくなっちゃうわよ? それでいいの? いいえ、よくないわ」
にやりと笑みを浮かべ「何か反論ある?」と言った同僚に、安久は「……わかった、俺の負けだ」と苦笑した。
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